ST9,ST10が発売され、早速ジョグレスデッキも活躍していますね。
そんな訳で今回はスターターのカードを使用したジョグレスデッキの紹介をしていきたいと思います。
デッキレシピ
メインデッキ
計41枚
デッキの原型は以前紹介した従来型リリスズワルトです。ここからリリス要素を抜いてジョグレスに寄せた形となっています。
<リリスモン>や<ジャックレイド>を抜いたことでメモリーをガンガン稼いで好き放題動く事はできなくなりましたが、代わりに0コストでできる動きが増えています。ここは一長一短でしょう。
基本的な動き
ジョグレスデッキについて、引きの要求が高すぎると言う文句をよく聞きます。確かにジョグレスの進化元2体を盤面に揃えた上で進化先もちゃんと引いていないといけないのはなかなかシビアです。ですが、それで回らないと嘆くのは単にジョグレスに依存しすぎているだけです。ジョグレスの要求が厳しいのはデザイン上当然なのだから、まずジョグレス無しでも戦えるようにデッキを組んで、回していく中でジョグレスを狙っていくと言うのが無難だと思います。
と言うわけでこのデッキですが、基本はリリスズワルトと同じで一直線にレベル6ないし<ズワルト>まで進化することを目指します。進化する過程でドローが進みますので、ガンガン前に出して<レディーデビモン>の進化時を使ったり<ツノモン>のドローを有効活用したり育成を積極的に開けて手札のレベル3をドローに変換したりしましょう。
レベル6まで到達したら、そこまでの展開にもよりますが、最速で進化できればそのままペチペチ殴ってるだけで割と強いです。強いデジモンは強いので。サーチや2体目、3体目で進化できた時はそれなりにデッキを回せているはずですので<究極合体>ズワルトを決めに行きましょう。決められれば序盤の遅れを取り戻せます。
そして、ズワルトになれれば進化時効果でレベル5を容易に並べられるわけです。レディーデビモンと<テイルモン>を蘇生させ、テイルモンを1コストで<エンジェウーモン>に進化させれば準備完了。あとはジョグレスして好きなレベル5を蘇生させて相手の盤面をめちゃくちゃにしたり、<マスティモン>にジョグレスした時点で登場したターンアタックできない縛りが解けるので究極合体ズワルトと進化して次のジョグレス元を用意してズワルトアタックで回収したマスティモンにジョグレスして...と究極合体とズワルトの枚数だけ繰り返しても良いです。とにかくズワルトになれれば好き放題できるわけです。リリスズワルトと同じ。
リリスズワルトとの差
一応差別点と言うか利点しては<ジャックレイド>が無い分デジモンを多くとっているので多少事故率が低い点。特に<テイルモン>を初動として数えればレベル3、サーチカードと合わせて初動を20枚以上取れるのでそこそこ安心できます。
また<マスティモン>の効果で除去ができる点。ぶん回せば勝手に相手の盤面が削れていくので勝ちきれなくても安心かも知れません。
また、<エンジェウーモン>の効果で2枚チェックができるのでセキュリティで<ホーリーフレイム>が捲れても勝ちきれる可能性があるのはうれしいかもです。
あと単純にジョグレスするのが楽しいです。大事。
反対に欠点を挙げると回し方が割と難しい点です。リリスズワルトは少々間違えても<ヤミからの呼び声>の回収や呼び声を回収できる<リリスモン>のお陰で無理やり回すことができました。また手札にいないと使えないカードもズワルトと<究極合体>くらいで気にすることも多くありませんでした。
マスティズワルトは<ズワルト>からジョグレスまでに一度テイルモンからの進化を経由する必要があるためトラッシュに紫の完全体、手札にエンジェウーモンを持っておく必要があり、その一方でマスティモンで釣り上げたいならエンジェウーモンを1体はトラッシュに送っておく必要があります。トラッシュ管理に加えて手札も気を付ける事、また複数回同じ動きをするための枚数の把握もしないといけません。なれればできると思いますがリリスズワルトと比べるとまあまあ難しいなと言う印象です。
また、リリスズワルトと同様に速いデッキに弱いですが、リリスズワルトが<ニーズヘッグモン>をガン積みすることでコストとテンポで間に合わせていたのに対し、マスティモンだとニーズヘッグモンの枠を作れないため対応できない事も多いと思います。
あとサーチカードがメモリーブーストだけだったときはデッキの底に送られるカードはほぼ3枚で固定だったため重要なカードがデッキの下の何番目にあるか覚えておくのもそこそこ簡単でしたが、新しくテイルモンが入ったためデッキ下に送られる枚数が不規則になってしまい把握が難しくなったと言うのもあります。そもそもデッキ下に送ったカードを覚えてるのが難しい?うーんまあそうかも知れない...
ざっくり採用カード解説
一つ一つ書いてもぶっちゃけあんまり面白くないし意味も薄くなるのでざっくり書きたいところだけ。聞きたい事があったらDMください。レベル4
<キンカク>3 <ギンカク>3 <プロモート>3 ⇒ キンカク3 ギンカク3 プロモート2 <テイル>4
まずテイルモンを入れたいので同レベル帯で減らせる分は減らしたい。3種の中から何を減らすのが妥当かと考えると、キンカクモンは主に青ハイブリを始めとしたアグロ系のデッキやメモリーメタ、軽減メタ等のレベル3に対して非常に圧をかけられるカードなので、減らすとそれらのデッキに対する相性が変わってしまうので手を付けたくありません。
ギンカクもデッキの基盤になるカードなので特別な理由が無ければ手を付けたくないです。プロモートだけは<ズワルト>からループに入った時に強いカードであり、その役割はほぼテイルモンで間に合うので減らせる枠でした。ただ詰めの場面で使えないのは勿体ないので2枚は残します。テイルモンはしっかり枚数を取りたいので<ジャックレイド>を減らした枠から持ってきました。
レベル5
<エンジェウーモン>4
そんな訳で足りないから4枚。ただし紫から進化できる黄色は現状居ないのでそこで無理するよりほかの安定を取った方がいいと思い4枚で押さえました。
レベル6
<マスティモン>3枚なのはいいでしょう。<ユノモン>を2枚取っているのは回収効果も良いですが、一番はエンジェウーモンから進化できる点を買ってです。元々リリスズワルトでは<ニーズヘッグモン>を大量に取る事で低レベル帯でビートするデッキに対して対抗していたのですが、泣く泣く進化したエンジェウーモンから進化できないニーズヘッグモンがストレスすぎるので普通に繋がるユノモンにしました。なので青ハイブリや赤ハイブリに対してはガードが下がっています。
オプション
とりあえず回らないと話にならないのでプロトタイプとしては<メモブ>と<究極合体>以外は採用なし。デッキの塩梅がわかれば<ヤミからの呼び声>、<デモンズディザスター>、<ルーチェモン:フォールダウンモード>などの強いけど事故要因にもなり得るカードを採用できるでしょう。8弾への展望
この記事を書いている時点ではまだすべてのカードは見えていないですが、今見えているだけでも黄紫混色のカードはどれもなかなか良さそうです。ブラックテイルモンは進化コストが重いのが難点ですが、プロモートセットの枠を削減できる可能性がありますし、進化元効果がかなり強い可能性もあります。キュウキモンはズワルトからのジョグレスにテイルモンからの進化と言う一手間を省くことができますし、そもそも黄色とも紫とも扱うレベル5がいる事がジョグレスのしやすさを別次元に押し上げます。 オファニモンフォールダウンモードは進化4コストですがほぼレベル4除去とリカバリーを達成できると思いますのでニーズヘッグモンに代わって順当進化するだけでテンポを取ってくれることでしょう。余裕があれば新しいヒカリも入れてみたいですね。
さて、今回はこんなところです。
何は無くともマスティモンをジョグレスさせる事をテーマにしたのでやや物足りないかも知れませんが、ジョグレスデッキの本番は8弾に入ってからだと思いますのでまずはこんな構築で基本をしっかり叩き込んで8弾の準備をすると言う感じでもよいのではないでしょうか。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。