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めざせ最強進化! 第12回「4弾環境まとめ」 | デジモンカードゲーム

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めざせ最強進化! 第12回「4弾環境まとめ」

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by 八坂

デジモン デッキ紹介.jpg
めざせ最強進化! 第12回「4弾環境まとめ」
こんばんは。 八坂です。
3弾の時は忙しくてできなかったのですが、今弾の環境まとめを2弾の時ぶりにやりたいと思います。

4弾環境の背景
環境を振り返る前に4弾環境を取り巻く背景の話をしましょう。
4弾環境を取り巻く全体的な背景として、政府から発令された緊急事態宣言により、 1月から2月のテイマーバトル及びテイマー交流会が中止となったことが前提として挙げられます。
これにより全体的にユーザーのモチベーションは低下気味で、その影響は環境の解明速度に現れました。
12月の半ばに4弾が発売され、年が明けるまでの間盛んに様々なデッキが試され、どうも緑と黄色が頭一つ抜けて強そうだという認識が広まり環境が2色に染まりつつあった時点での緊急事態宣言。これにより自慢のデッキを持ち込む大会の数が激減。ユーザー主体で開かれるオンライン大会を除けばほぼ無くなりました。
またオンライン大会は時間さえ都合がつけば誰でも出られる事から、一部のよく勝つユーザーが出続けると他のユーザーの活躍機会を奪ってしまい、結果を残すデッキが更に少なくなる特長もありました。
つまり、トップに位置する2色以外のデッキが非常に台頭し難い環境だったと言う事です。
2弾の青オメガ全盛の頃ですら少しアンテナを伸ばせば紫や緑、シャインなど結構なデッキが優勝報告をしていたものですが、この環境は本当に緑と黄色ばかりだったと言っても過言ではないでしょう。

さて、そんな環境の中で戦ってきたデッキを紹介していきましょう。

緑カオス
環境の中心。以前の記事でも言いましたが今環境は<ニーズヘッグモン>の存在が環境を定義していると言っても過言ではありません。
緑を見ればニーズヘッグモンを警戒して育成エリアに籠り、進化しても迂闊に殴れず、採用するカードも6000のラインを意識する等、このカードの影響は他に類を見ないものだったと認識しています。

基本的な動きとしては育成である程度準備したらバトルエリアに登場させた別のデジモンで殴るなりしてプレッシャーをかけて何らかの対処を迫り、対応のために出てきた育成を処理してマウントを取っていくといった感じでしょうか。 詳しいことは前回の記事を見てもらうとある程度わかると思います。
対応力に優れる一方で殴りに行くタイミングには多少コツがいるため、環境後期には黄色に負ける姿も増えてきたように思います。

黄色カオス
緑の対抗。このデッキの主役であるウォーグレイモンは殴りながら除去を飛ばして起き上がる事が出来るためダメージレース、除去、<ニーズヘッグ>ケアと全部一人で出来る素晴らしいパワーカードです。セキュリティを踏みぬく勇気さえあれば多くの勝ちをもぎ取ってくれるでしょう。
緑と比較すると緑はどこからでも対応できる巻き返し性能の高さが強みでしたが、黄色は逐一除去しながら展開していき、一方的な盤面差をつけるのに秀でていると言えます。
メガログラウモン>で4000以下を除去、<スラッシュエンジェモン>で完全体クラスを除去できるのは実は青でも似たようなことはできますが、DPマイナスの性質上重ね掛けで更に大きな効果を得られる事と、レスト状態ならアタックすることでも大物を刈れることが優秀です。
このブログ内でも何度か緑は1コストからでもニーズヘッグモンに繋げられると書きましたが、しかし実際問題1コストでは進化する以外何もできません。倒したい強いデジモンがレストしていないなら進化だけできてもしょうがないのです。なので黄色側が毎ターン相手の盤面を更地にし続ければ緑相手も遅るるに足らずです。多分。
まあそこまで行くとある程度冗談ですが、そういう動きができ得るデッキと言う事でそこまで徹底できなくとも十分に優れた除去性能を有し、高いデッキパワーがあると言えます。
もちろん除去だけでなくリカバリーや成長期展開などに寄せても良いでしょう。カスタム性の高さは3弾以前から据え置きです。


ここまでが所謂Tier1です。
ここからは環境的にはかなり下火ですが確かに存在していたデッキ達です。

赤Wオメガ
3弾環境から続投のデッキ。
4弾で新しく入った戦力は<フーガモン>、<ビクトリーグレイモン>、<ヴォルクドラモン>辺りでしょうか。
>を入れて<アグニモン>や<ライズグレイモン>とシナジーを持たせる方向性もありますが、主流ではない印象。と言うより主流と言えるほど数が無いのでどちらも好みの範疇だと思います。
進化の速度が従来の順当進化と同じなので動きの比較対象としては黄色が妥当かと思いますが、比べると進化のついでにバンバン除去を飛ばして相手の盤面をズタズタにできる黄色に対し、赤側は<ビクトリー>やオメガまでいかないと相手の盤面に触れない他、複数の効果を合わせて大きな敵の除去にも当てられないのでやはり一歩劣る印象。
派生として完全体を<ライズグレイモン>と<シルフィーモン>にして究極体以上を黄色にスイッチした赤黄も存在しており、赤特有のDP+とセキュリティアタック+を積んだBT4ウォーグレイモンで殴れるのは他にない強みです。

青オメガ
4弾になって注目度は低いものの実は大きく強化されたのが3弾環境でなりを潜めていた青オメガです。
主な強化は<マッハガオガモン>と<ズィードガルルモン>の加入。除去がゲームシステム的に強いとは前の黄色でも言ったとおりですが、青も完全体と究極体において一つ下のレベルを一方的に除去できるようになっており、先にマウントを取る性能はかなり向上したと言えます。
とは言えやっていることは黄色と大差ないため、バウンスとDPマイナスの性能の違いをもろに受けてこれなら黄色でよくね?となってしまいがちなのが痛いところ。
この環境で赤や青を使うならデッキパワーの不足を踏まえて<トライデントリボルバー>や<シャイニングVフォース>など何かしら相手の予想を超えるカードを入れて上振れを狙う方が勝てるのではないかと個人的には思います。

D-ブリガード
元々妙に多いなと思ってたコマンドラモンが一気に強化されて生まれたデザイナーズデッキ。
とは言え<タンクドラモン>以外は皆単体で優秀なのでコマンドラモンセットと<シールズドラモン>と<ダークドラモン>を積んだ普通の黒のデッキの総称になりつつあるイメージ。
強みはやはり3コストで究極体が出てくる破格のコストパフォーマンスとそこから繋がる様々なコンボです。
D-ブリガードの基本的な動きは以前軽く記事にしたのでそちらも参考にしてもらうと良いかもしれません。

紫プルート
進化時効果で6コストものオプションを踏み倒す効果が強力な<プルートモン>を中心にしたデッキ。
プルートモンで踏み倒して強い<ネクロフォビア>が入り、ネクロフォビアで釣って強い<ファントモン>や<人狼モード>が入り、人狼モードを使うなら<ケルベロモン>が入り、ケルベロモンはネクロフォビアもあるのでガンガン殴って消滅していく...などなど、順当進化ではあるもののオプションや各レベルの採用枚数バランスやプレイングがかなり独特なデッキです。紫はいつもそう。
プルートモンの相方に据える究極体はオプションシナジーのある<リリスモン>やプロモの<メタルガルルモン>、また墓地利用と相性のいい<アヌビモン>等が採用されやすいです。

その他
ここまで各色の代表的なデッキの紹介でしたが、基本的な順当進化の枠を外れたデッキとしては<ケルベロモン>を主軸に据えた青アグロや、ほぼ殴らずにオプションとテイマーでコントロールしきってデッキ切れを狙うオプションコントロールなど意欲的なデッキも少ないながら存在していました。
いずれも強力な動きがあるので知る機会があれば知っておきたいデッキです。

全体的に簡単ですが大体こんなものでしょう。
並べると多くのデッキがあるように見えますが、数で見れば黄色と緑が圧倒的でした。そんな環境でしたが水面下ではこんなデッキがあったんだと言う事を多少なりとも紹介できていれば幸いです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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