第73回「シャイングレイモン」
今回はデジカの環境デッキのひとつシャイングレイモンについて執筆していこうと思います。
特にデジタマを黄色にしたタイプ(黄シャイン)、デジタマを赤にしたタイプ(赤シャイン)についてそれぞれのメリット、デメリットについて解説していきます。
デッキレシピ
デジタマの性能の違い
まず、デジタマの効果から見て行きましょう。シャイングレイモンのデッキの除去方法は、DPマイナスを付与することによってのルール消滅、もしくはDPを3000以下までマイナスして<アグモン(BT13)>と<ジオグレイモン(BT13)>によっての効果消滅が主な除去方法です。
どちらにしろDPマイナスの数値が大きく絡んでくるので、その除去範囲を広くしてくれるコロモン(BT12)は優秀ですよね。
(結構LV5ACEの8000の除去しやすさが違います。)
(DP1000の差で大きく状況が変わるわけです。)
また、<コロモン(BT5)>や<コロモン(BT14)>を採用されている方も多いです。
こちらはドローに繋がるのでデッキの安定性、リソースの確保に繋がるのでこちらも強いですね。
ここまではデジタマ自体の性能について見てきましたが、次はデジタマの採用によって発生する副次的メリットについて見ていきましょう。
副次的メリット
デジタマの色により発生する要素は主に- LV3の選択
- メモリーブースト、トレーニングなどの事故緩和オプションの選択
まず、1.について見ていきますが、
シャイングレイモンのデッキは基本的にLV4は<ジオグレイモン(BT12)>と<ジオグレイモン(BT13)>が採用されるのがほとんどです。
(シャイングレイモンのデッキは、テイマーである大門大を複数枚展開することが重要)
この2つのジオグレイモンは、通常赤か黄のLV3から3進化ですが、名称に「アグモン」を含み特徴に「恐竜型」を持つLv.3からは2コスト進化できます。
2コストと3コストでは1返しされた際に大きな差があるのでデッキの中のLV3を名称に「アグモン」を含み特徴に「恐竜型」を持つLv.3でできるだけ固めた方がデッキの回転率は良くなります。
ところが『名称に「アグモン」を含み特徴に「恐竜型」の条件に当てはまるカードで登場時にサーチを行えるカードが<アグモン(BT12)>と<アグモンX抗体(BT9)>の2種類しかありません。
スライド進化もできるのでデジタマが黄色でも採用するのは悪くありませんが、デッキの回転率では大きな差が出ます。
(赤シャインの方がこの要素だけで考えれば安定性は高いというわけです。)
続いて2.の要素について見ていきましょう。
基本的にメモリーブーストと、トレーニングは事故緩和カードなのでデジタマの色に合わせて採用するのがセオリーです。(絶対ではありませんが、突き詰めていくとそうなることが多いです。)
黄色シャインの場合は、<フィジカル・トレーニング>と<イエローメモリーブースト>を採用することになります。
その副次的影響ですが、これらのカードにもアクセスしやすくなります。
特に赤シャインと決定的な差をつけているのが<シャイングレイモン(BT2)>です。
こういう時LV3→LV4→LV5のように相手の場に触らず自分のデジモンを育てていくことになりますがもし返しのターンでリーサルが取られる場合だともうこれで詰みの状態ですよね。
ところがこの黄シャインには必殺技があります。
登場時効果でリカバリー+セキュリティの枚数×-1000を相手のデジモンに付与します。
進化時効果で自分の期のテイマーをすべてレストして、レストした数だけ相手のデジモンにDP-4000を振り分けます。
その後、<大門大(BT13)>がレストしたのでDP-3000とメモリ+1があります。
つまり、ここで<シャイングレイモン:ルインモード(EX4)>にタダ進化して相手のデジモンすべてにさらにDP-5000を付与するのも良し、<シャイングレイモン:バーストモード(BT13)>にタダ進化して次のターンラッシュをかけるのも良しです。
このシャイングレイモン(BT2)で大門大(BT12)レストしてのタダ進化の動きが非常に強力です。
まとめ
赤シャインはリーサルに特化したタイプ、黄シャインはコントロール性が強力で様々なデッキと戦えるタイプのシャインです。どちらもメリット、デメリットがある構築なので興味がある方はぜひ遊んでみてください。
以上です。ありがとうございました。