イデアドライブ環境始まりましたね!
どこで捲る効果を使用するか、何枚採用するか、悩むのが楽しいです。
そこで今回は、イデアドライブを搭載したフィーユデッキを紹介していきたいと思います!
デッキレシピ
メインデッキ(IG)
計20枚
メインデッキ(非IG)
計28枚
ZXEX
計16枚
簡単なゲームプラン
今回紹介するデッキタイプは中速・攻守バランス型になります!フィーユはほとんどの対戦で守るターンという概念が存在し、上手くカウンターをしないといけませんが、それが必ずしも刺さるとは限りません。
そこで、似た役割のカードを2枚ずつに散らすことでより微細な動きができるように構築しています。
ゲームプランについては基本的に4ターン目IGOB、5ターン目シフトからのフィニッシュ想定ですが、リソブが絡むと早いゲームに持ち込めるのが特徴ですねー
(1)多彩なリソブ手段で自分のリソースを9にするか相手のリソースを6にして速攻IGOB
(2)相馬IGOBでデッキを掘り次のターンのためのカードを探す
(3)イデアフィーユを出し、効果で相馬リンクを埋め直して合計2枚展開する
(4)相馬リンクから喝采を展開、VBと併用してパンチする
(5)前のターンにかき集めたカードで相手ターンを凌ぐ
(6)シフトに乗ってフィニッシュ!
イデアドライブの使い方
<喝采フィーユ>は自身の能力で面を空けられる連パン手段で、入れ替わった<VBフィーユ>がゼクスを前に出せるため3cで1パン増えると考えていいでしょう。
スクエアが埋まっている場合は、<フィーユリンク>をリソースに戻すコストにすることで、リンク効果を発動して除去することもあります。
今までは<喝采>からの変化先として<VB>をリソースに置くことが多かったですが、このカードの登場で手札に抱えて前に出すことも増えました。
また、絆リンクが揃わないとパンチ数が伸びないリソースの量より質といったデッキでしたが、量を重視する意味ができました。
強いてはリソースをリブートする<仲良しショッピング>や<真実を求めて>を取る理由にもなり、1度目のIGOBからライフを取りきれる可能性が出てきたと感じています。
新アルカナシフトの使い方
時には相手のスタートカードをリソースに埋め、デッキの動きを鈍くしたりにも使えます。
鍵を取る効果のおかげでキー4の<イデアフィーユ>を2ターン連続で出せたりと、どこを読んでも強いことが書いてあってすごいです。
マリガン基準
※上にいくほど優先度高め特定の組み合わせ(初手リソブ)
1枚でOK
<アイヴィー>
2種類でOK(+先攻ならアイコンを1枚はキープ)
<誓い>、絆リンク、<水浴びフィーユ>、<水遊びジャガー>、<令嬢フィーユ>
この中でも<アイヴィー>はアドバンテージ能力が高く、後手でも初手<イルカ>を決められるので重視しています。
初手に3cがあるとチャージにいった次のターンに<相馬リンク>手撃ち→<アイヴィー>手出しで<ナンナル>作成、またはIG<アイヴィー>ヒット→手出し<水浴びフィーユ>のトラッシュ回収効果でリソ6にして<ナンナル>作成といった動きができます。
そのためチャージを貰いにいく動きをすることが多いですね。
2ターン目にリソブをする狙いとしては、ドミネーション型と違って5リソから9リソまで伸ばして誓いのプランが難しいから。
そこで3ターン目開始6リソ以上だと、3cをプレイする猶予があるので一気に成功確率が上がります。
後手では<ナンナル>作成した返しに相手がIGOBで5リソ&キー4の動きができてリスキーなため伸ばしても5リソで留めています。
3ターン目に<ニンフルサグ>や<フィーユリンク>の成立で相手を6リソにして誓いを狙っていきます。
採用カードの紹介
フィーユはどこの動きを重視するかで採用カードが変わるデッキです。そこでゲームの段階ごとに採用カードを紹介したいと思います。
(1)多彩なリソブ手段で自分のリソースを9にするか相手のリソースを6にして速攻IGOB
水浴びフィーユ・水遊びジャガー
決めて2ターン目にディンギルかウェイカーを狙いたいところですが、マリガン基準を満たしているなら無理に狙うことはないと思います。
アイヴィー
どこで捲れても強く、特に5リソ時に捲れると9リソ達成IGOBの可能性が大きく上がりますね。
<水浴びフィーユ>との相性も良く、回収予定のカードを効果で拾って擬似リソブしたり、5リソ発動のトラッシュ回収効果を早期に使えたりできます。
(2)相馬IGOBでデッキを掘り次のターンのためのカードを探す
相馬IGOB
この場合コストで切るカードよりも誓いで寝かすカードで悩むことが多いですね。
切る1枚はダブついたカードでいいとして、残りのカードはトップから入ってくるカードを予想して組み立てなければいけません。
例えば、<相馬リンク>が入ってきたら<喝采>を出したいので<喝采>を寝かしておきます。そして<喝采>から入れ替わる先の<VBフィーユ>も寝かします。そして<VBフィーユ>から展開先の...あれ?となります。
連鎖しすぎて残りの寝かす2枚には納まらないんですねー
あるあるとしては、<喝采>寝かしたらトップから<喝采>入ってきた。展開先をトップから探そうとしたら何もおらず、結果リブートのゼクスを出した。ということが結構起こります。
セットで出てくる<イデアフィーユ>を使う際は効果で出す<令嬢>や埋め直す<相馬リンク>、拾いたい<デーヴァ&フィーユ>をあらかじめ寝かしておきたいのです。やることが...やることが多い...!
(3)イデアフィーユを展開し、効果で相馬リンクを埋め直して合計2枚展開する
令嬢フィーユ
<フィーユリンク>を埋めて除去、<ジャガー>を埋めてリソブ、<相馬リンク>を回収して再発動を狙ったりと多くの役割が内包されています。
4投推奨カードですが、<ドクターフィーユ>を鑑みて1枚減らして運用しています。
ドクターフィーユ
その2枚安定論を強固にするのがこのカードです。採用されないレシピも多いですが、自分はかなり好きですねー
大前提として、このデッキは誓いが引けないとほとんど動けないのです。
そのため3ターン目にこのカードでデッキを3枚掘り、さらに<ナンナル>で3枚掘って誓いを探せるとゲーム全体が安定しやすいです。
IGOB後なら<イデアフィーユ>や<VBフィーユ>から展開して<大喝>など迎撃イベントを拾いに行けたりと、やりたいことを安定させるのが主な役割ですね。
自分の性格が出ている枠だと思います。
(4)相馬リンクから喝采を展開、VBと併用してパンチする
喝采フィーユ
採用枚数を3にしているのは性質上1枚を何度も使いまわせることと、デッキの枠の価値が高いからですねー
自分はなるべく多くのカードを積みたい思考なので1枚減らしています。
ごく稀にデッキの底に溜まっているときは<カンナ>がいい仕事をしますね。
LR令和/花梨
どちらもリソースを1枚多く使えるようにするカードですが、似ているようで運用は大きく変わります。
令和
- キーを取れる
- トラッシュを増やせる
- デッキを掘れる
- 後攻でも運用しやすい
花梨
- <フィーユリンク>を選んで起こせる
- スクエアのどこでも仕事をするため狙うことを強制できる
- ライフから出ると相手ターンに使えるリソースが増える
汎用性の一点に限るなら<令和>に軍配が上がりますが、<花梨>もピンポイントで強い場面が目立ちます。
特に<相馬リンク>で<フィーユリンク>を寝かすこのデッキでは名アシストになれる可能性を秘めているので、多すぎず少なすぎずの2枚ずつ採用になっていますね。
(5)前のターンにかき集めたカードで相手ターンを凌ぐ
採用カード
大喝
12500絶界という純粋な硬さに加え、IGOBと並んで出てくる<イデアフィーユ>も12500になるので二重に硬い盤面が作れるのでこれ1枚で2〜3パンは抑えられていると感じます。
存在自体が強いという厄介なカードで、例え握っておらずとも12500をケアできるように動いてくれるので何もしなくてもパンチ数を減らしてくれます。
デーヴァ&フィーユ
最近はイデアライズで大きく点数を取れるデッキや、効果展開をしない対面も増えてきました。(主な展開をIGでするサイクロトロンなど)
高い性能とアクセスのしやすさの2点を兼ね揃えていますが、以前ほど使う機会がないので2枚にしています。
危ない実験開始
最後に<令嬢>の効果で<デーヴァ>を回収すれば次の構えも可能に!
リソース消費が大きいですが、基本4ターン目に動く想定だからこそできる構えですね。
<水遊びジャガー>を置けるカードとしてや、安いコストで<令嬢>から誓いを拾ったり複数の役割を持たせられるので好きなカードですねー
(6)シフトに乗ってフィニッシュ!
採用カード
ソーマ
20500という他の追随を許さぬ打点かつ絶界で安定して決められます...!
手札を全てリソースに置く性質上リソースをだだ余らせることがありましたが、イデアドライブで有効活用できるようになりました。
このカードで3パン、他2面に<相馬リンク>で<喝采>を投げて、1回イデアドライブ発動して8パンほど叩き込めます。
『このターンに決められないなら負け!』と言わんばかりのリブートコストなので使うのならば確実に決めましょー
ベルフェゴール
シフト時にトラッシュから<相馬リンク>2枚を置き、自身を捻る効果で計3回まで<喝采>を出せますねー
<ソーマ>とはパンチ数が多い方を取りたいですが、シチュエーションによって優劣は変わります。
こちらは手札を温存できるので、ライフを触っている白など倒しきれるかわからない相手に出すこともありますね。
<ソーマ>が唯一苦手な<正義の黄昏>対面でPSから砲台として使う使い方もあります。
黒歴史カンナ
使いたい場面で大体コスト1になっているので2面除去しながら10500を出せるコスパがとんでもないカードです!
効果でデッキから<相馬リンク>を探して<喝采>が出せればさらに展開につながります。
最近のカードには珍しく自分のゼクスも除去できるので、使い方次第で無限に化けるカードだと思います。
採用しなかった相性の良いカード
サンタヨグソティス
- 相手の起きているリソースを落としてカウンターを防ぐ
- 自分のリソースを落とし、また拾ってリソースリンク効果を発動させる
リソースを入れ替えるためキー獲得の条件を満たしている点も優秀ですねー
シャリーノ
- デッキの上を固定できる
- <VB>を前に出せる
また、デッキトップを固定する能力も面白く、<イルカ>を併用して絆リンクを好きなタイミングで使えるようになります。
<喝采>で出した<VBフィーユ>から展開する場合、効果で後ろに出た<VBフィーユ>を前に持っていくことが可能。つまり、イデアドライブでまた<喝采>に入れ替えて攻撃に転じられます...!
ケットシーの市場
- 相手のリソースを大きく寝かす
- 相手ターンの抑止力になる
どうしてもリソースを多く渡してしまうので、<ヨグ>では潰しきれない枚数をケアするのに向いていますねー
このカードを警戒して先に展開するプレイングも、<デーヴァ&フィーユ>の条件を満たしやすいのでテンポを取りやすくなります。
ロリポップジャガー
- 単体でリソブを持つ5cであるため3ターン目が安定しやすい
- ライフからのリソブが魅力的
全体のコストとパワーを上げる効果のおかげで<正義の黄昏>をケアできる点も見逃せません。
恵愛イシュタル
- 出せれば9リソになれる
- 角IGOBの処理をしつつ誓いも拾えるのが強い
そしてもし1枠貰えたとしたらイデアドライブをもう1枚積みたいというのが現状ですねー
真実を求めて
- 1度目のIGOBで取りきれる可能性が生まれる
- <フィーユリンク>をリブートできる
うまくいけば1度目のIGOBから取りきれるようになるので、リソースを起こす系のイベントは今後要研究です。
ドミネーション
- ゲームスピードが1段階アップ!
- カウンターにも使える
効果で<水遊びジャガー>を置くと7リソになり、さらに<シロイルカ>や<ニンフルサグ>など絡めば9リソに飛び3ターン目IGOBの成功率が上がります。
一見細い線に見えますが、<ジャガー>から<ジャガー>が入ったり、<フィーユリンク>が入ったり、<アイヴィー>が捲れたりで割と成功します。
引きすぎた場合は<フィーユリンク>を相手ターンに置くことでカウンター札にもなり、リブートで置くため他カードとの併用も可能に!
自分はウェイカーorディンギルした次のターンに誓いのゲームプランに慣れていて、スピードゲームの感覚がつかめていないため非採用にしましたがかなり強いデッキタイプだと思います。
フィーユにありがちな"かもしれない集"
- IGで<水浴びフィーユ>が降ってくるかもしれない(から手札に<水遊びジャガー>は持っておこう)
- <ジャガー>が連鎖してリソ6になるかもしれない(からディンギル組めるようにリブートで残しておこう)
- 相手ターンに<シロイルカ>で上から<フィーユリンク>が降って除去できるかもしれない(からPSにリブートのゼクスを残しておこう)
- <相馬><IGOB>の効果で<相馬リンク>がトップから降ってくるかもしれない(から<喝采>は寝かしておこう)
- ライフから<水浴びフィーユ>が捲れて手札をリソースに置けるかもしれない(から除去効果を持つ<フィーユリンク>を回収しておこう)
- ライフから<水浴びフィーユ>が捲れてリソースから拾えるかもしれない(からリソースに<デーヴァ&フィーユ>を置いておこう)
- ライフから<花梨>が捲れるかもしれない(からリソース立ってないけど迎撃札は持っておこう)
終わりに
つまり、使用者の手に馴染むように改造できます。
スピードを考えるならドミネーション型、見えないイベントを構えたいならスピブラ型、カウンターをケアしたいなら市場型。
色の垣根を超えた多様性があり、いずれも優劣を付けられません。
また枠の価値が高い構築が可能で、数枚入れ替えるだけで全く違う動きを見せることから、この記事がアップされる頃には自分の構築も新しい形になっていると思います。
最近は黒剣でイリューダ対面が増え、構えるゲームが難しくなってきたと感じているところなので、スピードを上げるかPSで固い起動効果持ちを取ろうか考えているところです。
アップデートを繰り返せば一生握れることがフィーユの最大の魅力だと思うので、『こんな組み方もあるよ!』というのをお互いに共有していけたらなと思います。
ではまた!