Z/X初心者〜中級者のためのルール講座 | Z/X-Zillions of enemy X-|ゼクス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

Z/X初心者〜中級者のためのルール講座 | Z/X-Zillions of enemy X-|ゼクス

Z/X-Zillions of enemy X-|ゼクス 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、Z/X-Zillions of enemy X-|ゼクスに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@Z/X-Zillions of enemy X-|ゼクス担当アカウント@yuyutei_zx 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews
 

Z/X初心者〜中級者のためのルール講座

posted

by 缶烏

titlerule.jpg
Z/X初心者〜中級者のためのルール講座
どうも。

初心者の方は初めまして、缶烏(かんくろう)というものです。お久しぶりの方はお久しぶりです。
この記事は公式の遊び方からちょっと踏み込んだルール解説となっています。
なのでフリーカード等、実際にカードが手元に用意してあると嬉しいです。

Z/Xは遊戯王やMTGとは違う少し特殊な効果処理をします。始めたばかりだと戸惑う処理などもあると思いますので、そこらへんについての解説をしていこうと思います。
それと、ここから先は総合ルール公式のよくある質問に書いてあることの説明となりますが、それでもよろしければお付き合いください。 の三部作です。

テキストボックスについて
まずはテキストボックスの読み方からです。
テキストボックスの決まりについて
  • (1)テキストボックスにある【P】「〇〇」はプレイヤー指定です。
  • (2)同じく【有効】は効果が発動する領域です。
  • (3)同じく【誘発】はこの自動効果が何をした時に効果が発動するかを示しています。
  • (4)同じく【コスト】は起動効果を発動するのに必要なコストです。自分のカードでしか払うことができません。効果が解決できない状況下でも、P指定やLvを達成していればコストを払うことはできます。
    コストはカードの能力で選んでいるわけではないので、絶界や<死招く『冥滅』エレシュキガル>等によってカードの能力の対象にできないカードもコストに使うことができます。
  • (5)効果は特に注意書きが無ければ、書いてある順番に処理をします。
  • (6)「。」の後の文が「〇〇ならば、」等で繋がっている場合や「〇〇の場合、」「〇〇があれば、」等と書いてある場合は前提条件をクリアしないと効果は適用されません。
  • (7)逆に(6)のように繋がっていないなら、他の効果の条件がどうであろうと効果は解決されます。
    いわゆる対象不適正でも続きのテキストを解決できるんです。特にここが遊戯王やMTGと異なるので違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。
  • (8)「~する。」「~置く。」等は強制効果。「~してよい。」等は任意効果。
  • (9)「〇〇」はカード名や固有名称を指します。[〇〇]は種族名を指します。
※(1)はB20以前、(2)~(4)はB16以前のカードにはないので注意!

ではいくつか例となるテキストを読んで慣れてみましょう。


まずは(6)(7)で重要な例から
(6)「。」の後の文が「〇〇ならば、」等で繋がっている場合や「〇〇の場合、」「〇〇があれば、」等と書いてある場合は前提条件をクリアしないと効果は適用されません。
(7)逆に(6)のように繋がっていないなら、他の効果の条件がどうであろうと効果は解決されます。
C海を満喫するラハールちゃん

自【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。
【効果】あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたならば、あなたの手札にあるカードを2枚選び、トラッシュに置き、カードを2枚引き、あなたのトラッシュに[ラハール]が2枚以上ある場合、カードを1枚引く。
海を満喫するラハールちゃん>です。
スクエアにこのカードが登場した時に誘発する。
あなたのデュナミスにある種族ウェイカーを1枚選び表向きにできる。表向きにしたならば、手札を2枚捨ててから、捨てたかどうかに関係なく2枚ドロー。トラッシュに種族ラハールが2枚以上あれば更に1枚ドロー。

というような効果の解決をします。つまるところ捨てる手札が無くても3ドローができるんです。けど1枚以上あったら手札は捨てなきゃダメですよ。

お次は(8)で大事な例
(8)「~する。」「~置く。」等は強制効果。「~してよい。」等は任意効果。
PRHType.XI vs アトラス(ホロ)

自【有効】◎のスクエア【誘発】このカードが登場する。
【効果】あなたの手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置く。あなたのデッキの上から3枚見て、好きな順番でデッキの上に戻す。あなたはデッキをシャッフルしてよい。カードを1枚引く。
Type.XI vs アトラス>です。
このカードが相手のプレイヤースクエアに接さない5カ所のスクエアのどれかに登場した時に誘発する。
手札を1枚捨てて(強制)、デッキの上から3枚を見て好きな順番でデッキの上に戻す(強制)。そのあとシャッフルしてもよい(任意)。そして1枚ドローする(強制)。

といった感じです。要するにデッキの上から3枚をそのまま手札に加えるか、混ぜて新しいカードを探しに行くかみたいなことです。イグニッションフェイズに出たら宇宙ですけどね。できることは多いですけど、ほとんどが強制ってのが絶妙な調整ですよね。

続いて(9)で重要な例
(9)「〇〇」はカード名や固有名称を指します。[〇〇]は種族名を指します。
UCカンフーレディ アサギ

ウェイカーLv3(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が3枚以上あると有効。)
自【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。
【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚選び、手札に戻してよい。スクエアにあなたの[アサギ]が2枚以上あるならば、あなたの手札にあるコスト3以下の[アサギ]を1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
カンフーレディ アサギ>です。
あなたのデュナミスに種族ウェイカーが3枚以上表向きであるとき、以下のテキストを得る。
スクエアにこのカードが登場した時に発動する。
ノーマルスクエアにある相手の5c以下のゼクスを1枚手札に戻せる。その後戻したかどうかは関係なく、スクエアにあなたの種族アサギ(プレイヤーカードのアサギは含めない)が2枚以上あれば、手札にある3c以下の種族アサギを1枚リブートでノーマルスクエアに登場させられる。

という効果の解決をするわけです。[アサギ]であることが鍵ですね。「アサギ」だったらプレイヤーカードも含めますので自身がアサギ名称ということもあって、特殊な条件下以外だと確実に追加効果が発動することになってしまいますね。
あとゼクス公式のカードリストで検索するのに役立つ情報も置いておきます。

  • (1)()や「」は全角。[]は半角
  • (2)1桁の数字に関しては全角。2桁以上の数字に関しては半角(ウェイカーLv10やパワー5000等)
  • (3)英字は半角
  • (4)イグニッションアイコンマークの読み方はB13以前はイグニッションアイコンだがそれ以降はイグニッション(「イグニッション 得る」で検索すると探したいものが見つかるはずです)
  • (5)チェックボックスの&検索ができないため〇〇LvXの自動能力を調べたいときは「Lv 自」と検索するといいです(けどこの場合ウェイカーオープンアイコン等が出てきてしまうのが難点)
  • (6)リソースリンク、いわゆるリソリンを検索する時は「このカードがリソースに置かれ 「」で検索すると自動効果のリソリンは全部出てきます。その代わりB15の常在・起動系のリソリンやサマ・ドラの竜巫女リソリン、イェーガー、バッテリーは出てきません。さっさとリソリンのチェックボックス作ってもらいたいんですけどね。

続いては効果の優先順位というか処理順についてです。

効果の処理順について
Z/Xには常在効果、自動効果、起動効果の他にルール効果というものがあります。
ルール効果の中で特に効果処理に大きく関わってくるのはデッキが0枚になったときに山札を作り直す処理です。リフレッシュやリメイク、リロードと呼ばれることが多いでしょうか。
ここでは総合ルールブックに則ってリロードとさせていただきます。
これは効果の処理中でも強制的に行われます。
あとはチャージ超過時の処理ですね。こちらはリロードと違い、効果の処理中には行われません。

読んでる途中でややこしい!めんどくせぇ!って思ったら下の箇条書きみたいなところだけ読んでくれればいいから!そういうものだって覚えてくれればいいからね!!

効果処理の決まりについて
  • (1)リロードは効果処理中でも強制的に行われる。
  • (2)チャージ超過の処理はその効果処理中は行われないが、別の効果の処理に移る前に処理される。
  • (3)自動効果Aの処理中に別の自動効果Bが誘発しても自動効果Aの処理が終わるまで自動効果Bは処理できない。
  • (4)同じタイミングで自動効果と常在効果が誘発したなら、常在効果から処理しなければならない。
  • (5)同じタイミングで自動効果が複数誘発したなら、その効果処理順はターンプレイヤーが決められる。
  • (6)自動効果が複数誘発し解決待ちの状態で、追加の自動効果が誘発した場合でも同じ解決待ちテーブルに置かれる。
  • (7)エンドフェイズ時に誘発する効果で新たな自動効果が発動した場合は、フェイズの巻き戻しのようなものが起こり、違う解決待ちテーブルに置かれる。
  • (8)1度誘発した効果は、処理前に効果の発生源が有効領域から別の領域に移動しても解決される。
ではこちらについても例を見ていきましょう。
少しややこしいので別窓でカード画像を見たり、実際にカードを並べながら理解していくといいでしょう。

まず(1)と(2)と(3)についてです。
(1)リロードは効果処理中でも強制的に行われる。
(2)チャージ超過の処理はその効果処理中は行われないが、別の効果の処理に移る前に処理される。
(3)自動効果Aの処理中に別の自動効果Bが誘発しても自動効果Aの処理が終わるまで自動効果Bは処理できない。
デッキが1枚、チャージが4枚、ライフ4枚で<セイクリッド・エモーション瀬戸内美波>がスクエアにいるときに、<恋の応援モテッツ>で攻撃しました。

gp gp

この時の処理順は

モテッツ>の効果でデッキがライフに送られる。この時点で<瀬戸内美波>の効果が誘発するが<モテッツ>の効果解決中のため、解決はできない【(3)】
→デッキが0枚になったので効果処理中だがリロード【(1)】
→ライフ5枚から相手は1枚選びチャージへ置く。チャージは5枚だが超過の処理は行われない【(2)】
→<モテッツ>の効果処理が再開され、ライフの中を見て手札に加えるかチャージに置く
→ライフが1度増えたので<瀬戸内美波>の効果が誘発テーブルに乗っているが、その前にチャージ超過の処理が入りチャージが4枚になる【(2)】
→<瀬戸内美波>の効果処理

といった処理をします。
瀬戸内美波>の効果処理の前にチャージ超過の処理が入るため、勿論チャージ4枚から選ぶことになります。
あと<モテッツ>の効果でチャージに置いたなら、一瞬だけチャージ6の状態になります。何の意味もないですけど。

(4)に関しては適役が居ます。
(4)同じタイミングで自動効果と常在効果が誘発したなら、常在効果から処理しなければならない。
gp Rミラージュダガー ベラトリクス

常:ライフリカバリー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、1点回復する。)
自:このカードが登場した時、このカードをスリープしてよい。スリープしたならば、あなたのデッキの上から3枚見て、好きな順番でデッキの上に戻す。
もちろん<ミラージュダガー ベラトリクス>です。
このカードがライフから出るとき、常在効果と自動効果が同時に誘発します。この時常在→自動の順番で処理しないと、デッキの上から3枚のうち好きなカードをライフに入れることができてしまいます。

(5)と(6)も一緒に説明してしまいましょう。
(5)同じタイミングで自動効果が複数誘発したなら、その効果処理順はターンプレイヤーが決められる。
(6)自動効果が複数誘発し解決待ちの状態で、追加の自動効果が誘発した場合でも同じ解決待ちテーブルに置かれる。
スクエアに自分の<八宝美神フリージア>と<妄想爆発のカンナ>が居る状態で<桜街家執事長 黒薔薇のユーディA>を出しました。<ユーディA>の効果で<ユーディB>が出ました。


この時<ユーディ>と<妄想爆発のカンナ>の効果が同時に誘発します(タイミング1)。
(3)の通り、ターンプレイヤーが好きな順番に処理できますので、まず<ユーディA>の効果を処理して<ユーディB>を出しました。
ユーディB>が出たことで<ユーディB>と<カンナ>の効果がもう一回誘発します(タイミング2)。
この時タイミング1の<カンナ>を処理せずに、タイミング2の<ユーディB>を処理することが可能というのが(4)の決まりですね。

簡単に説明すると
ユーディA>→<カンナ1>→<ユーディB>→<カンナ2>や<ユーディA>→<ユーディB>→<カンナ1>→<カンナ2>、<カンナ1>→<ユーディA>→<カンナ2>→<ユーディB>という処理等も可能ということです。
なんというかテーブルの上に料理があるみたいな感じですね。その料理はどんな順番で食べてもいいし、食べてる最中に増えることもあるけど、必ず全部食べ切らなきゃならないみたいな???

(7)に関してはかなり限定的ですね。
(7)エンドフェイズ時に誘発する効果で新たな自動効果が発動した場合は、フェイズの巻き戻しのようなものが起こり、違う解決待ちテーブルに置かれる。
繚乱の芳魂フィーユ>が2枚スクエアにある時、エンドフェイズに2枚とも効果が誘発しますね。その時<繚乱の芳魂フィーユA>から<碧の狩人フィーユ>を出しました。



そうした場合<繚乱の芳魂フィーユB>の効果を解決せずに<碧の狩人フィーユ>の効果の解決はできないんです。上にも書いてありますけどエンドフェイズ時の自動効果と登場時の自動効果は別のテーブルを使うんです。
要するに『エンドフェイズ時の自動効果』テーブルを先に食べ終わらないと『登場時の自動効果』テーブルに移れないんですよ。
けど<繚乱フィーユ>の効果は強制効果じゃないんだから1回スルーして<狩人フィーユ>の効果解決してから、<繚乱フィーユB>の効果を使えばいいじゃんと思うかもしれませんが、同じカードのエンドフェイズ時自動効果は1ターンに1度しか誘発しないというルールがあるので、できないんです。
このルールに関して細かい説明はかなり長くなってしまうので、総合ルールの出典を書いておきます。読んで感じてください。
(出典:507.2~507.5 702.2)
※メインフェイズ開始時などの開始時に誘発する自動効果で、新たな自動効果が誘発した場合は巻き戻しは起こらないので注意!

(8)はかなりよく起こる処理ですね。
(8)1度誘発した効果は、処理前に効果の発生源が有効領域から別の領域に移動しても解決される。
これは少しややこしい事例で説明していきます。
晦冥からの強襲アングファング>が相手のプレイヤーを攻撃したところ、相手のライフからVBが捲れて<アングファング>の隣のスクエアに登場しました。


この場合VBが登場した時に、VBの常在効果と<アングファング>の自動効果が同時に誘発します。(3)の通り常在効果から先に処理するため、<アングファング>の効果の処理より先にVBで<アングファング>がトラッシュに送られ、有効領域のスクエアから離れてしまいますが問題なく効果は解決され相手のVBは破壊されます。

もう一例見てみましょう。
七大罪 驕傲の魔人スペルビア>がノーマルスクエアにいるときに<愛心の翼 巨蟹のムリエル>をノーマルスクエアにプレイしました。

gp gp

もちろん両方誘発します。しかしこの場合は、<ムリエル>の効果で<スペルビア>をデッキの下に送ると<スペルビア>の効果は不発になるのです。なぜなら誘発はしましたが、効果解決の前に<スペルビア>が除去されてしまうと、フォースが解決時になくなってしまい「このカードのフォースがコスト6以上ならば、」が満たされないので、以下の効果が解決されなくなってしまいます。
まあ<スペルビア>なんてもう1年以上見てないんでそうそうない例だとは思いますけどね。

いやー効果処理の説明長かったですねー。
もう9割説明終わったし、小難しい説明もほとんど無いんでもう少しお付き合いください~。
最後はデュナミスデッキ関係のあれこれそれです。

デュナミスデッキのカードについて
B16からZ/Xにはデュナミスデッキとゼクスエクストラというものが追加されました。
それによって生まれたLv能力に関してのあれやこれや、ゼクスエクストラそのものに対してのあれやこれの説明です。
こっちも読んでる途中でややこしい!めんどくせぇ!って思ったら下の箇条書きみたいなところだけ読んでくれればいいから!そういうものだって覚えくれればいいからね!
  • (1)Lvを満たしてない自動能力は解決待ちテーブルに乗らない。
  • (2)ゼクスエクストラやトークンは、スクエアから別の領域に移動するときは、一旦その領域に移動してからデュナミスデッキに表側に置かれる。効果処理中でも行われます。
あら少ない。
ではこちらも例を見ていきましょう。

まず(1)からです。
(1)Lvを満たしてない自動能力は解決待ちテーブルに乗らない。
公式サイトのよくある質問からそのまま取ってきました。

ディンギルLv0の時にスクエアにある自分の<輝ける『僥倖』イナンナ>がいるスクエアに<舞楽の女神アメノウズメ>をプレイしました。
舞楽の女神アメノウズメ>はLv能力でダメージを与えられますか?

登場した時点で登場時効果は誘発しており、<イナンナ>はスクエアからデュナミスデッキに移っているので、感覚的には<アメノウズメ>の効果が使えそうです。
しかし、問題点が2つあって<アメノウズメ>の効果は使えません。

まず<アメノウズメ>の効果を見てみましょう。
gp R舞楽の女神アメノウズメ

ディンギル Lv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)
【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。
【効果】スクエアにある相手のゼクスを1枚選び、4000ダメージを与えてよい。
1つめの問題は「ディンギル Lv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)」の部分です。つまりディンギルLvが0の時、このカードは何の効果も持たないのです。ということは誘発する自動効果自体が無いんです。極論バニラです。

いや、でも<イナンナ>もうデュナミスデッキにあるじゃんってなると思います。まあ実際プレイするとそうなります。ですが厳密にはありません。
既にゼクスのいるスクエアにゼクスをプレイするときの厳密な挙動はこうなっています。

プレイするカードと、どのスクエアに出すかを選ぶ
→登場する(この時点で登場時効果は誘発)
同じスクエアに2体以上のゼクスは存在できないので、古いゼクスがトラッシュに置かれる(このタイミングでゼクスエクストラはデュナミスデッキに表向きで置かれる)
→誘発した登場時効果の処理

というように登場時効果が誘発した段階ではまだデュナミスには移ってないんです。これが2つめの問題点ですね。
CSでもゼクスタでもフリーでも、そんなところを注意する人はいないので、普通にデュナミスデッキにどけてから出していいと思います。なによりめんどくさいですし。認識の違いで揉めないように、覚えてさえいればいいルールなんで。

※の挙動は効果処理中はされません。
上記を踏まえてもう一例
なのでウェイカーLv2の時に<審判の熾天使ウリエル>で<扇動するトイガー>、<トイガー>、<トイガー



と捲れたとして1枚目の<トイガー>を<ウリエル>の上にプレイしても<ウリエル>のIGが終わるまで、デュナミスデッキにはいかないので、以降の<トイガー>の効果は誘発しません。同じ原理でIGは続きますし、IGアイコンを得る効果も消滅しないので注意が必要です(まだスクエアにいるため)。
効果処理の(3)と(8)の応用みたいな感じですね。

それでは(2)です。
(2)ゼクスエクストラやトークンは、スクエアから別の領域に移動するときは、一旦その領域に移動してからデュナミスデッキに表側に置かれる。効果処理中でも行われます。
ウェイカーLv4の時に<八宝美神 悪戯女王ローリエ>で<開眼鳥人ウェアクロウ>をリソースに送って<血の渇望ブルールーム>を出そうとしました。

gp gp gp

ウェアクロウ>はゼクスエクストラなのでデュナミスデッキに送られてしまいますし、<ローリエ>も「ならば、」の効果なので発動しなさそうですが、発動しますし、<ブルールーム>の効果も発動します。
こちらの厳密な挙動はこんな感じ。

ローリエ>の効果で<ウェアクロウ>をリソースへ
→<ウェアクロウ>は一旦リソースに置かれる
→その後効果処理中でも即刻デュナミスデッキに送られる(ウェイカーLv5)
(エクストラエフェクトというもので、リロードエフェクトより優先して処理されるルール効果)
→中断していた<ローリエ>の効果処理が再開
→一度リソースには置かれたので「ならば、」条件もクリアして<ブルールーム>が登場
→<ブルールーム>も登場した時点でLv5が達成できているので効果が発動

と、このような挙動になります。
これはまあそういうものだと思ってもらえればいいです。
といった具合で、長くなりましたがおしまいです。
ここまで見てくださってありがとうございました。今回は久しぶりということで結構張り切っちゃいました。既存プレイヤーの方々でも知らなかったこともあったりするんじゃないでしょうか。これで少しでもルール関係でのトラブルがなくなれば嬉しいなぁ。
ここまで見てくれた初心者の方へ
ここから先はここまで見てくれた初心者に向けてです。
この長い記事をここまで見てくださって本当にありがとうございました。
これを見てZ/Xを本格的に始めようと思ってくれた方は、近くにサポートショップがあれば、行って「Z/Xマイスターの方っていますか?」や「〇〇の種族デッキを作りたいんだけど」や「こういう動きをするデッキを作りたいんだけど」って聞いてみましょう!きっと快く対応してることでしょう。
更にお店によってはオリジナルの構築済みデッキが売られてる所もあります。そういうお店では結構Z/Xに詳しい店員さんがいらっしゃるので、少し踏み込んだ相談にも乗ってくれるはずです。

私個人も自分のTwitter(@CanCrow_TCG)等にリプをもらえれば、できるかぎりの相談には乗りますのでお気軽にどうぞ!

今後遊々亭のデッキレシピの方も増やしていけたらなとは思ってますので、こちらも首を長くして待っていただけたらなと思います。
次回の記事は赤の世界のあれやこれやって感じのものになりそうです。
プレイヤーやパートナー、種族についても触れていこうかなと思っています。
もしかしたら予定を変えてB22を使った種族デッキのレシピとかになるかもしれませんけど、大目に見てください。

ではでは。

始めようゼクス!プレイヤーデッキのススメ!まとめ

by -遊々亭- Z/X担当

READ MORE

始めようゼクス!カテゴリデッキのススメ!まとめ

by -遊々亭- Z/X担当

READ MORE

Z/X初心者〜中級者のためのルール講座

by 缶烏

READ MORE