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2017年5月 アーカイブ

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ゼクスタ参加録vol.025 迦陵頻伽

ケット・シーガイド(2)

    posted

    by 缶烏

    前回の記事からの続きです。

    ケット・シーガイド(1)
    プレイング
    まずはマリガン基準.........の前に!このカードはスタートカードが2種類入っています。CS等では対戦前から相手のデッキが分かっている場合があると思います。この時相手が【ケット・シー】【リソブ系のコンボデッキ】【4コス6000が入らないデッキ】で、【アグロ系】【6リソまでに使えるチャージ除去があるデッキ】でない場合は<ソコケ>にしてもらって大丈夫です。まあ難しいこと考えずにバニラにしてれば外れはないです。
    (日本選手権2017ではスタートカードの変更ができないようなので注意ですね。)

    改めまして、マリガン基準は<メインクーン>と<ニャインクーン>です。これは先手でも後手でも変わりません。
    あと後手の場合は<白胎動>と<マンチカン>の点数が上がるので、<白胎動>or<マンチカン>+3コストでキープできるようになります。

    先手後手関係なく1ターン目は、スタートカードや相手の行動にもよりますが、できるだけ相手のスタートカードを破壊しましょう。主な破壊したくないスタートカードは<ボーンゲート>です。チャージにある時なんかする系のスタートカードは<アンシャル・キシャル>で除去できるんであんまり怖くないですね。


    このデッキの肝は3ターン目に最速<ニャインクーン>を出すかどうかです。
    PSが空いていればもちろん出しますが、問題はPSが埋まっていて相手が青や緑のカラーを取っているデッキの場合です。

    相手が青を取っている場合、<ウェイカールートヴィヒ>というネコの天敵が入っている場合があるので、NSに<ニャインクーン>は厳禁です。しかし<ソコケ>がチャージにあったり、手札に<ハナエル>があるなら、PSのゼクスを踏みつぶしてでも出したいです。

    相手が緑取っている時もできるだけPSに出した方がいいですね。しかし緑が最速<ニャインクーン>をチャージに送らずに除去する方法は、<ウェイカーウェアクロウ>でリソースに送るくらいしかありません。その場合、相手はリソースが伸びてないので次のターン<娑伽羅>出せませんし、こちらはリソースに白7枚の達成が1ターン早くなり、<リコイ>や<ケィツゥー>がアクティブになりますので、<ニャインクーン>がリソースに埋められたとしてもアドバンテージ的にはトントンか少し上回るくらいなので、対緑はそこまで気にしなくていいと思います。
    結論としては対緑の場合、手札に2枚目の<ニャインクーン>があるか、<ハナエル>があって相手のPSを囲めるとかならガンガン出していって大丈夫です。


    後はディンギルなどを駆使して、相手の盤面を常に返しつつ自分のゼクスで埋めるようにしましょう。この時に大事なのは相手のターンにどこまで返されて、次のターンにどれだけ展開できるかを予測することです。できるだけ毎ターン5面は埋められるように考えて手札を使いましょう。時にはフルパワー展開しないことも大切です。
    その話に繋がるところもありますが、手札には常に<タビーキャット>+5コスネコか<ケィツゥー>、<ニャインクーン>のどれかを絶対に揃えておきましょう。これらのカードは低消費で<ディンギルメインクーン>を出せるカードです。基本的に<神メインクーン>が出せれば大抵のカードは抜けますし、2ドローによっては後続も用意でき、相手のライフを取る動きまで繋げることも。


    他にはチャージに残す際の重要度ですね。
    ニャインクーン>→<ソコケ>→<タビーキャット>(→<ニャインクーン>が手札・スクエア・チャージにない時の<メインクーン>)→<バーマン>→<アルパイン>(良く刺さるデッキ相手は<バーマン>より重要)→<キルケニー>→<オーラアヌビス>→その他
    となります。上は基本的な指標であって、見えてる枚数やマッチアップなどで大きく変わりますのでそこら辺は柔軟に。例えば、対【カノープス】なら確定除去の<バーマン>と、ガンガン反応する<アルパイン>の重要度は1つ2つ上がります。
    メインクーン>以外は順当にカードの強さ順といったところです。<メインクーン>は<ケィツゥー>や<タビーキャット>+<ニャインクーン>以外などで<神メインクーン>を降臨した時でもボーナスを得るためですね。そのため<ニャインクーン>が見えている場合は一瞬で捨ててもらってかまいません。
    オーラアヌビス>がその他より上にいる理由としては、<白胎動>や<マルキダエル>など、少ないながらもチャージから登場させる方法があるからです。

    採用候補カードやデッキバリエーション
    白単以外にもネコには無限の可能性があり、他のどの色と合わせても強みを発揮できます。白のカードでもまだまだ採用候補カードがあるくらいです。
    それでは白のカードから順番に見ていきましょう。

    白のカード
    恋の応援モテッツ
    白のカードで一番強いので、ウェイカー枠に3枚以上割けるなら<ニャインクーン>のヒット率が下がったとしても採用してもいいカードです。
    ライフに埋まっている<ニャインクーン>や<ソコケ>をチャージに置いたり、<タビーキャット>の対象となる5コストのケット・シーを手札に加えたりと、最大限かつ柔軟に効果が使えます。それに加えネコデッキは基本的に点を取って取られてのデッキで、ディンギルを多用します。そのため次のターン盤面に生き物が残っていることが大事になってきます。なのでライフの強さを高めてくれるこのカードは相性がいいんです。序盤から中盤は手札が枯渇することが多いデッキという点でも採用価値が高まりますね。

    お花見を欠かさないミケ
    対<ラストゼオレム>において最高のカード。<ラストゼオレム>が居ても、このカードから<ニャインクーン>を出せば7ディンギルが可能です。
    選手権プールでは<オーラアヌビス>が使用できないので、こちらに世話になることもあるかも。

    清天竜騎ターキッシュ
    タビーキャット>からポンッと出すだけでスクエアのゼクス1体に-4000のパワー修正をしてくれる渋いやつ。自分のゼクスにもマイナスを振れるので、覚えておくと連パンに役に立つことがあるかも?
    現状はマナカーブとウェイカーLvの安定性が無いので採用できませんねー。白単以外の方が働くかも?

    赤のカード
    黄金騎士マリー・アントワネット
    ネコが赤を取る一番の理由と言っても過言ではないカード。
    デッキの性質上、盤面に生き物が大量に出るため残りやすく、展開するにも多くのコストがかからない。5リソ余らせて3面展開くらいどうってことないんです。
    そしてネコだとできない墓地メタをしつつ、<ミケ王>のためにいらないケット・シーをトラッシュに送りながら、2000バーンを入れることでIGで出たネコたちの戦闘補助をするついでに、苦手なPSのコントロールゼクスを破壊するという八面六臂の大活躍をしてくれます。
    自分のターンに3体スリープ、相手ターンにも3体スリープなんて芸当もネコデッキなら可能です!

    滅神騎王アーサー
    トラッシュにいる<ニャインクーン>や<キムリック>、<ケィツゥー>を覚醒条件に出すことで柔軟なムーブが可能になるこのカード。
    かなりの上振れムーブになりますが、5リソ時までに<海を満喫するラハールちゃん>やイグニッション等でトラッシュに<ニャインクーン>とその他5コスを落としておきます。そして5リソで<アーサー>効果で<ニャインクーン>を自PS横に登場<ニャインクーン>効果でネコ登場<ニャインクーン>と<ニーナ>スリープして<ハナエル>という風に動けると、5リソ段階で7500+7500+ネコで相手のPSを囲うことも。更に次のターンは、<アーサー>の効果で手札に帰ってきた<ニャインクーン>を出してディンギルすることができるため、攻め手が緩むことはありません。

    青のカード
    氷深哀歌セリーヌ
    盤面にカードが残りやすいという特徴を連パン能力に繋げるのがこのカード。<フロート>の方が連パン力は高いんですが、<オーラアヌビス>がないと盤面にカードが残りやすいという強みがかなり薄まってしまうので、通常枠に入れられるこっちの方が採用しやすいと思います。
    青ウェイカーがネコのアイコンをデッキ内に残しておきたい性質と相性が悪いのでエクストラ的な柔軟性はあんまりですね。


    勇者巨神ダームスタチウム
    ケット・シーの弱点の1つに、PSに出せる効果を持つカードが少ないため、降臨させたディンギルが殴りに行くとPSが7500以下の弱いカードになりやすいというところ。その弱点を解消できるのがこの<ダームスタチウム>というカードです。
    出し方は簡単で、<タビーキャット>と<タビーキャット>から出した<ニャインクーン>をそのまま回収だったり、前のターン除去されなかった<ハナエル>と適当なカードを手札に戻して登場など、強い動きをするタイミングは無数にあります。

    黒のカード
    プロプレイヤー キューダ&打ち返すレシーブ
    何と言っても黒を取る理由と言ったらこのカード。通称卓球リンクと呼ばれるこのリソースリンクはチャージで3コストになる<ニャインクーン>との相性が非常に良い上、トラッシュに落ちた<オーラアヌビス>や<タビーキャット>、<バーマン>を格安のコストで拾うことができます。イベントタイミングでの除去や展開を手札に使わずにできるというのはネコデッキにとって本当に素晴らしいことです。
    片方がケット・シーということで、<タビーキャット>の効果を邪魔しにくいという点も高評価です。

    嫉妬の使者アイファゾート
    やはり黒を取るとなるとこのカードも外せません。ZOもLvもP指定も無く、チャージに白があるだけで踏み倒しをさせてくれます。
    私の一番最初の記事にもあるチャージ3枚かつ<ニャインクーン>がチャージにいるときの<ルル>を絡めたムーブは、プールが増えた今でも十分な破壊力を持ちます。
    普通に<タビーキャット>や<バーマン>を踏み倒すだけでも十分以上の働きをしてくれます。

    緑のカード
    開眼鳥人ウェアクロウ
    緑を取る一番で唯一の理由。
    ウェイカーLvを安定して上げることで、<清天竜騎ターキッシュ>や<キルケニー>の条件を満たし、5リソから7リソに飛ぶことで<リコイ>や<ケィツゥー>の能力を1ターン早くアクティブに、更に<神メインクーン>の降臨も早めることで早い段階から手札の補充も。

    5リソから7リソに飛んで<リコイ>や<ケィツゥー>を使いたいので、緑の採用枚数と採用カードは考えよう!
    例えば<ジャーマンダー>は細かい動きの邪魔をせずに7500打点を叩き出してくれるし、<真実を求めて>はフルスペックで使えることは少ないかもしれないが、無理矢理動く時の助けになるでしょう。


    私がネコデッキを回してみた感触ですが、デュナミスデッキにウェイカーは積めて3枚までと感じました。そして<白胎動>を打ちたくなる場面が多いことを考えると、ウェイカーLvは高くても2までしか上げられないです。そのため<トイガー>は採用候補には上がりませんでした。ディンギルLvに関しては4まで全然採用できると思いますよ。

    終わりに
    というわけでここまでお読みいただいてありがとうございました。
    ケット・シーに関することをありったけ詰め込みました。そのため今までで一番長い記事になりましたが、新たにケット・シーを使ってみようと考える人の道しるべになれたら幸いです。


    ではでは。

ケット・シーガイド(1)

    posted

    by 缶烏

    どうも。

    今回はズィーガー杯で使った【白単ケット・シー】の解説をメインに、その他ケット・シーについての記事です。

    【ズィーガー杯X参戦記】

    周りにケット・シーユーザーが少なく、データ量が少ないので、かなり私見が混じっていますがよろしくお願いします。

    白単ケット・シーとは

    このデッキの特徴はキーカードである<ニャインライブズ メインクーン>(以下ニャインクーン)を様々な方法で踏み倒し、6リソ7リソ段階から急速的にスクエアを埋めていき、相手の動きを制限しながら、少ないリソースから様々なコスト帯のゼクスを出すことで、相手の除去をかいくぐりながらPSをこじ開け、残ったリソースで点をもぎ取るということを途切れることない手札から何ターンも続けるミッドレンジ系のビートデッキです。
    単色ということでデッキの安定性も高く、無理なくアイコン枠に3コス5000を入れられるという地味な強みもあるいいデッキだと思います。

    デッキレシピ紹介
    ケット・シー
    プレイヤー スタート
    2

    採用カード解説
    壺売りのシャム
    このデッキには4c6000を突破する方法が<マンチカン>と<白胎動>くらいしか無いため、スタカが<ソコケ>だと先1に3コス4500でスタカ破壊から、先2に4コス6000PS周りって言われるだけでかなりしんどいので、その事態を減らすために5000バニラを取っています。

    選手権使用不可。

    棒手売のソコケ
    種族スタカ最強と言っても過言ではないカード。

    チャージにあるこのカードは<ニャインクーン>に並ぶプレッシャーを持ちます。そのためスクエアにいても除外・リソース送り・デッキバウンスなどの除去の的になってくれるため多ければ多いほど良いので4枚採用です。

    娑伽羅>の採用枚数が減りつつあるっていうのも4枚採用しやすくなったポイントですね。

    聖域の守護聖獣オーラアヌビス
    猫にほぼ必須レベルのVB。なぜお前はケット・シーじゃないんだ...。

    ニャインクーン>から出す弾を増やす関係上、非IG枠にも<オーラアヌビス>の対象も増えており、こいつ自身<ニャインクーン>も釣れるため、中盤以降多く引きたいカード。序盤に引くとカードスペックも相まって相当足を引っ張る。
    あと隠れ巨乳。

    選手権使用不可。

    会計士アルパイン
    アルパイン
    全自動プレイミス誘発装置。

    ありとあらゆるデッキが何かしら引っかかるため、どんな相手でもはたらくメタカード。
    【リゲル】でいえば<メリータル・ヴァウス リゲル>、【カノープス】だと<カノープス>と<アルダナブ>、【リルバレドラゴン】だと<アーサー>と<アストヴェリア>、【黒単】だと<ドルフィン>に<グラ>に<アッハーズ>その他もろもろというようにホントによく刺さります。
    反面自分のターンにはほとんど何もしないという弱点が。そのため自分は攻めの時に猛烈な働きをする<クロアシネコ>と2:2で散らしています。

    持ち逃げするメインクーン
    環境に数少ない、確固たる理由を持って採用できるバニラ。その理由というのは<ディンギルメインクーン>と<ハナエル>の条件を達成できるからです。

    枝植の胎動><ウェアスクワール>なんていう理不尽は消滅したので、<目覚めたType.V>や<水着リゲル>、<フローラ>くらいにしか抜かれなくなりました。なので先1<メインクーン>先2<メインクーン>だけで相手のIGによってゲームエンドまで持っていけたりなんかも。

    古物商タビーキャット
    なんだこのぶっ壊れ!?B20でネコを超強化したカード達『B20三銃士』の一人(?)です。その効果は第二の<ニャインクーン>と言っても差し支え無いほど。

    5c限定ですが、起動効果で手札からコストなしで踏み倒せるのは凶悪の一言。IGでこいつが出て、こいつの効果で<ニャインクーン>を出せたら、それだけで10リソ以上の踏み倒しです。
    しかし元々5コスのカードが多いデッキでマナカーブ的に入れたいカード全部入れるのは難しいので、このデッキに採用されているのは<ニャインクーン>、<リコイ>、<キムリック>だけです。環境次第ですが<ワイヤー>や<ボブテイル>も候補には上がります。

    精神の胎動
    数少ないウェイカーLvアップ要素兼5枚目以降の<オーラアヌビス>。

    このカードは、イベントタイミングで使える<オーラアヌビス>ってだけで十二分の働きをします。相手が<アルパイン>や<ケット・シーの市場>を警戒し、リソースを使い切ってから攻撃してくる事が多くなるので、攻撃時にこのカードから<バーマン>を出すだけで1.2点守ることができます。しかしウェイカーLvを上げなければならないというのがくせ者で、デュナミスデッキの関係上2枚しか取れていません。4枚入れたいカードなんですけどね。

    ウェイカーLvを上げれますので、スクエアやチャージに<キルケニー>が居るとき突然ケット・シーのパワーを2000上げるなんて使い方もできます。<キルケニー>のこの2000パンプがあると、<ウェイカーXI>破壊するのが滅茶苦茶楽になるんですよ。あとパワー11000以上のゼクス(<ダムスタ>や手札6枚の<リベリゲ>)を<ディンギルメインクーン>でワンパンするのに使ったりもします。

    洋館探検隊バーマン
    洋館探検隊バーマン
    ゼクス公式のスタッフコラムでも少し触れられていた「にゃーにゃー言いながら町はずれのお屋敷に入っていったネコの一団」の一人ですねー。

    こちらもB20三銃士の一人。ネコが今まで待ち望んでいた『非IG枠に入れて強い優秀な3コス以下のケット・シー(除去効果を持っていると望ましい)』が、100点満点のスペックで収録されました。100点満点ですが、序盤に引くとどうしてもリソースに置かざるを得ない場面が多いので3枚のみの採用となりました。
    このデッキにも入っているギミックですが、<暗黒騎士ケィツゥー>から出し、後述の<ガムビエル>を降臨させるだけで攻撃込み4面除去です。

    ベテラン警部キムリック
    殉職したと思われていた<キムリック警部>が帰ってきた!いやープレイ時じゃなくって安心しました。

    対リゲル最終兵器。<タビーキャット>から<キムリック>を出せば、たった4リソで相手は何もできなくなります。他には息吹系のイベントを多く積んでいるようなデッキ相手にも重要ですね。

    ニャインライブズ メインクーン
    ネコデッキの肝心要のカード。このカードのためにこのデッキはある。

    5コストながら5500の頼りない打点ですが、デッキの上からケット・シーを引っ張ってこれるため額面以上の働きをします。それだけでなくチャージにいるときにコストが2下がり、3になる効果も白のチャージ利用と相性がよく、他のカードとの噛み合いでとんでもない量の踏み倒しをしてくれます。
    例えば<オーラアヌビス>の効果で<ニャインクーン>を出して、<ニャインクーン>の効果で<タビーキャット>が出て、<タビーキャット>の効果で<ニャインクーン>を出して、<ニャインクーン>から3コスが出たとしましょう。2リソを使って2+5+3+5+3=18リソ分の生き物を出しているので、差し引き16リソの踏み倒しです。これが6リソ段階でできるのが【白単ケット・シー】の一番の強みですね。

    このカードは上から5枚を相手に見せずに確認し、3コス以下のケット・シーを出します。ここで環境の似たようなカードと比べてみましょう。

    ユーディ>は同じように5枚を確認しますが、これは相手も見ます。そのため不発扱いにすることができず、対象が居たならば絶対に出さなければいけません。ネコデッキではデッキのネコの量を余り減らさないために、<ニャインクーン>をわざと不発にするのは大事なプレイングです。分かりやすい例だと、<タビーキャット>から<ニャインクーン>を出したが<ニャインクーン>で捲った中に<タビーキャット>しか居なかったときですね。この場合<タビーキャット>は出しても効果は使えませんし、<タビーキャット>は手札に引き込んでも<暗黒騎士ケィツゥー>から出しても十二分に強いカードですので、デッキにまだ眠っていてもらいたいですからわざと不発にするわけですね。他にも<ユーディ>相手も確認するため、シークレットテク(このデッキだったら<ケット・シーの市場>)やライフの中のVB、LRの有無などが知られてしまう可能性もあります。逆に見せて意識させるのも手ですけどね。

    乙女整備士カノープス>は7枚確認な上、相手にも見せませんが自身がスリープしてしまうという弱点があります。そのため攻め手が減るので不発扱いにはなかなかできず、ディンギルにも使えず、外した時のアドバンテージの損失は比較にならないくらい大きいです。しかもリソース条件がそこそこ厳しく、5リソでアクティブにできないことも。<ニャインクーン>は5リソでも絶対発動できますからね!(絶対当たるわけではない)

    メリータル・ヴァウス リゲル>はリソリンですから揃うかもわかりませんし、登場時効果ではないので面の制圧力で圧倒的に差が出ますから比べるまでもないですね。
    というように<ニャインクーン>にしかない利点は多く、それを上手く活かすようなデッキ作りやプレイングをするのがネコデッキを回すコツになります。

    暗黒騎士 慕情のケィツゥー
    第二の<ニャインクーン>。第二の<ニャインクーン>多いな。

    ニャインクーン>を<ウェイカー娑伽羅>でリソースに送られた次のターンに<娑伽羅>を破壊する大役を1枚でこなしてくれる最高のカード。まあB19のSR考察ではボロックソ言ってますけどね!!!
    しかし今のネコデッキにおいて<ウェイカー娑伽羅>なんて大した障害ではないんです。2種類の10500ディンギルや<タビーキャット>が加入したことにより、<ニャインクーン>を盤面やチャージに残さずとも盤面のプレッシャーをかけることができるようになったため、<タビーキャット>の効果で手札に戻ってきた<ニャインクーン>手出しからディンギル組んで殴りかかったり、<タビーキャット>+5コスケット・シーで抜いたりもできるようになりました。

    そのためメインのお仕事は確定除去を活かして相手の面を返すことに変わりました。今の環境には【リゲル】【カノープス】等の高コストを踏み倒しまくるデッキ群と【リルバレドラゴン】【黒単】【白単】等のトラッシュやチャージに相手の核となるゼクスを送りたくないデッキ群の2つがあります。それらに同時に対処できるのがこのカードです。更に同じくこの2デッキ群に効く除去である<バーマン>とも相性がよく、<バーマン>が無理なく結構な枚数入れられるネコデッキには必須と言ってもいいパーツになりました。
    しかし序盤は確実にリソースに置かれるため、<タビーキャット>の妨げとなることがありますし、最近は<ウェイカー娑伽羅>の採用枚数が減っていることもあり採用枚数は3枚に抑えられています。

    信心の拘引者ハナエル
    泣いているニーナが可愛いともっぱら噂のこのカード。
    それだけではなくこのデッキの縁の下の力持ち。

    最初の評価はめちゃくちゃ低かったですし、デッキに入れて数回回した後でも抜きたいと思ったこともありましたが、今ではネコデッキにはなくてはならないカードだと考えています。
    先手ならこのカードと<ニャインクーン>が5リソ時に手札に揃っていれば相手が青を取ってない限り、概ねウィンコンディションです。この2枚だけで相手のPSを囲んで処理やIGを強制させることができます。相手が青を取っているときは<ウェイカー ルートヴィヒ>で多大なディスアドを被るので注意。
    後手ならPSに<ニャインクーン>を出して相手のPS横に3コスのネコを登場。<ニャインクーン>をひねって<ハナエル>を出すことで相手のスタカを破壊しながら、自分のPS周りにいる5コストを処理することで攻めに転じることができます。下振れして<ニャインクーン>ガチャに失敗しても最低限PS周りの5コス7500が殺せるという点もホントに偉いです。
    しかしながらこのカードはネコではないので採用は3枚です。減らした理由にはマリガンしたら<ハナエル>が初手に3枚あって2枚をリソースに置いたせいで<タビーキャット>も使えなくて即負けたっていう苦い記憶のせいもあるんですけどね。

    他にはリソースを使わずにVBケアできるというのも強いところですね。ネコの最終盤面は概ね7.8面埋めながら殴りきるみたいな形になるんですが、そうなると暇を持て余してる<メインクーン>が1.2枚は作れるんですよ。今まではそのタイミングでライフからVBが出ると、なかなか残リソ的にケアが難しかったんですが、<ハナエル>は暇な<メインクーン>をひねって抜かれたスクエアに置くだけで簡単にケアできますからね。

    宣教するリコイ
    B20三銃士の最後の一人。このカードがネコでよかった...。

    このカード1枚ではタダの手札入れ替えですが、ネコデッキでは<タビーキャット>の存在により大きく価値を変えるカードです。手札に貯まった高コストを<オーラアヌビス>や<タビーキャット>等に変換し全体に-2000を入れ、そのまま<スド>を作ることでNSの4コス以下を一掃しつつ、面展開の用意をすることが可能です。
    そしてこのネコデッキでは、このムーブをしないとほぼ突破できないゼクスが居ます。それはディンギルメタ効果と実質5コス以下全破壊を持つ<ラストゼオレム>です。大半のデッキがウェイカーオープンで捲りきってしまうので、出してくるデッキは少ないですが、出せるデッキや入っているデッキは多いこの天敵を対策するために4枚取っています。ケット・シーなんで4枚取っても全然重くないのが良いところ。ホントにこのカードがネコでよかった...。

    気まぐれ王ミケ
    ネコのネコによるネコのためのカード。

    ネコデッキにおいてほぼ必須になるカード。効果込みだと<ウェイカーウェアクロウ>でも突破できない圧倒的タフネス。1ターンに何度でもケット・シーをサクって盤面を開けつつ1ドローするゼクスにおけるぶっ壊れ能力(しかも自身もサクれる)。更にトラッシュのケット・シーを7枚除外するだけで確定除去を飛ばせる上に、自身のゼクスに打って盤面を開けることもできる。このカード入れない理由ないな?

    前述した<オーラアヌビス>からの6リソ超絶上振れムーブ。アレはチャージに<ニャインクーン>があればIGで<オーラアヌビス>や<白胎動>が出るだけで可能です。その場合残6リソでスクエアには3体のケット・シー、手札には戻ってきた<ニャインクーン>がある状態に。このようにIGだけでも一瞬で面展開ができるのが今のネコデッキであり、そのようなタイミングで映えるのがこの<ミケ王>なのです。
    そして一度残ればゲームエンドまで残ることも少なくない効果の質。正直手札が良くてこのカードが生き残りそうなら<娑伽羅>出された返しに<娑伽羅>無視してPSに出してもいいくらいです。手札に<タビーキャット>、<ニャインクーン>、<オーラアヌビス>×2でもあれば次のターン余裕で4点くらい取れます。

    しかしながら、やはり6コストは重いこと。こちらも<ウェイカー娑伽羅>の採用枚数減少によって採用枚数は2枚に抑えられています。

    選手権使用不可。

    ケット・シーの市場
    上手く刺されば相手のターンを1ターン飛ばすことができるイベント。理由のないプレイやアタックをひたすら咎めていく。

    ネコの面を埋めていくゲーム展開や<アルパイン>の効果上、相手が展開や効果を使うために攻撃から入らざるを得ないことが多いんですが、そこに対してこのイベントを打つだけで、相手の選択肢をいくつか消すことができます。あと自然と1.2リソ余ることが多いので構えるのが悟られにくいっていうのも利点ですね。
    今の環境は単色デッキも多いですが、単色に一色タッチで入れているようなデッキも多く、イベントを使うデッキも多いので腐ることは殆どないです。あんまりケアされないイベントということもあり、本当に劇的に刺さりますのでお試しを~。

    選手権使用不可。

    デュナミスデッキ
    1枚目の<スド>は大体6リソ時に適当に出して速攻死んでもらいます。相手のスタカがチャージにあって、厄介な効果を持っている場合のみ<アンシャル・キシャル>でデッキボトムに送ります。6リソ時の<スド>の効果は使わなくても盤面を一掃できることが多いので<アンシャル・キシャル>2枚でもいいかもしれません。

    ディンギルメインクーン>と<ガムビエル>で7コス10500ディンギル5枚。ゲームレンジがそこそこ長いので、この7コストディンギル達は合わせて4.5枚は欲しい。4枚にするなら<ディンギルメインクーン>3と<ガムビエル>1になると思います。そしてその枠をウェイカーに割いて<白胎動>を1枚増やすのがオススメです。
    5枚にする場合は<ディンギルメインクーン>と<ガムビエル>を4:1にするか3:2にするかお好みで。
    とりあえずドラマCD2枚買おう!!!!!!

    ウェイカーは白の汎用1枚ずつ。1枚目の<白胎動>を打った時にどちらをオープンするかは、相手のデッキによります。相手のデッキが【リゲル】【白or青系イベントデッキ】【<ラストゼオレム>が出せるデッキ】【黒単】なら<マルキダエル>から、【カノープス】なら<ミケ>からオープンしましょう。


    次回はプレイングや採用候補カード、デッキバリエーションについて記述していきます。

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