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【1ページ目】デッキレシピ:2023年4月 | 遊戯王ラッシュデュエル

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デッキレシピ:2023年4月 アーカイブ

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ギャラクシーカップ2023予選優勝デッキ【カマクラル】後編

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    by デッキレシピ

    ギャラクシーカップ2023予選優勝デッキ【カマクラル】後編
    前編の続きとなります。
    【罠】9枚
    酢酸のたまった落とし穴...3枚
    今回のデッキで一番尖らせた部分です!
    ミラー戦の<シードラゴン・ナイト>や<スプリッター・スライム>、<ディープシー・ハンター>に当てて破壊するのが主な役割ですね!
    ドラゴンであればフェニックス・ドラゴン、マキシマムデッキにも優秀なレベル3以下の効果モンスターは多数採用されているため、腐る場面はほとんどありませんでした。
    特にミラー戦においては、このカードでリリース要員を消せるため、相手の手札が場に出せない上級モンスターだらけになるという手札事故も誘発できます!
    酢酸のたまった落とし穴>をメインから3積みした構築はなかなか無いため、初見殺しですね。
    相手がこのカードを警戒して、レベル3以下の下級モンスターをセットしてくれたら効果を封じられますし、マッチ戦ではその考えを逆手にとって全抜きするプレイもできます!
    多少リスキーなカードではありますが、今回はうまくハマって良かったです!

    エクスキューティー・エマージェンシー!...2枚
    エクスキューティー専用の壊れカードです!
    発動条件はあるものの、ノーコストで墓地の上級モンスターを蘇生かつモンスター破壊なので、決まればかなり強いです!
    タイミングが限定的なので最初は敬遠していたのですが、デッキの約半分をエクスキューティーモンスターで固めたことで打ちやすくなったため、強気の2枚採用としました!
    相手の<ブラック・ホール>からのワンキルを防いだり、戦闘で盤面を返された相手ターンにやり返せたりと今回は活躍してくれました!
    今は<ファントム・ロアー>よりこちらを優先して良かったと思います。
    こちらのエクスキューティーモンスターが裏側守備表示の場合、戦闘であればダメージ計算で表側になるのでこのカードを発動できますが、<ブラック・ホール>は裏側のまま破壊することになるため、このカードを発動できません。
    間違えないように注意しましょう!

    エクスキューティー・ブレイク!...2枚
    パッと見は<酢酸のたまった落とし穴>が目立ちますが、実はこのカードの採用にもこだわりがあります。
    天の選別>を採用しなかったのは、このカードの存在も大きいです!
    調整段階において、<天の選別>は使い所が難しいと感じていました。
    傲慢な壺>を発動したターンに打てないのはもちろん、場に伏せたことで<シードラゴン・ナイト>から割られてしまうケースも多々ありました。
    また、<天の選別>を発動するとこちらのバックが薄くなり、相手は安心して攻撃してきます。
    エクスキューティー・リリウス>という攻撃表示の壁が使えた頃は、決着までの時間も短くでき、こちらが積極的に攻めるのも強かったです。
    しかし、パワーが下がった今は相手の伏せカードを消してもそもそも盤面を越えられなかったり、ライフを取りきれなかったりということがありました。
    それならば相手の攻撃を防ぎつつ、バックを剥がして次のターンの反撃態勢を整えた方が強いと感じました。
    ミラーの対フラーメで強いことはもちろん、他でもETEDで使えたり、マグナムデッキの一撃を止めたりと活躍してくれました!
    こちらも普通は多投されるようなカードではないため、意識の外から一撃を与えることができましたね!
    シードラゴン・ナイト>は<酢酸のたまった落とし穴>で消せるため、強気の2枚採用としました。

    亜竜地獄...1枚
    ミラー対面はもちろん、ドラゴン、アンデット、サンメロに対しても強力な召喚反応罠です!
    今期かなり強いカードではありますが、こちらの盤面も巻き込んでしまうことから、打ちどころが難しいカードでもあります。
    基本はこちらの盤面にエクスキューティー・モンスターが残るような立ち回りを目指していたため、メインは1枚の採用にとどめました。

    魔法の筒...1枚
    最近は攻撃反応罠がケアされがちなので、<激流葬>のメイン採用も検討していました。
    しかし、調整段階であまりにもマグナムデッキに対しての勝率が悪く、対抗札を増やす目的でこちらを採用しました!
    ただし、ギャラクシーカップ予選当日の様子を見る限り、マグナムデッキの人は居なかった印象なので、ここは環境をヨミ違えたかもしれません。
    とは言え、決まれば普通に強いカードですし、対面問わずに活躍の機会は多いです。
    決勝戦のEDではこのカードのおかげで勝てたようなものですね!
    罠のレジェンドカード枠は環境に合わせて変えた方が強いため、ここはまだまだ改良の余地ありです。

    【エクストラデッキ】15枚
    対戦前にフュージョンデッキをにおわせるためのブラフですので、なくても問題ありません。
    対戦内容に影響がないため、今回は割愛させていただきます。



    目次
    5.サイドデッキ解説
    今回のサイドデッキはマキシマム、ドラゴンなどスピードの早い展開デッキ、<監獄島アネ・ゴ・ロック>といったメタデッキ対策を多分に盛り込み、苦手克服を重視しました!

    どのカードとどのカードをサイドチェンジするかは大方決めていましたが、固定観念にとらわれず、その場その場で決めていました。
    と言うのも、例えば相手がドラゴンだったとして、<監獄島アネ・ゴ・ロック>を入れてくるケースと入れてこないケースがあります。
    これによってサイドチェンジのパターンが変わってくるため、ここを予め決めておくとなると何十パターンも暗記しなくてはいけなくなります。

    そうなるとサイドチェンジを思い出すことで脳の容量を使ってしまうため、非効率だと判断しました。

    そのため、今回は具体的なサイドチェンジというよりは、どういったケースを想定していたかという採用理由について書きたいと思います。

    成銀ゴブリン...3枚
    当初は<虚無魔人>、<エクスキューティー・ルーシー>と散らして1枚ずつの採用でした。
    しかし、<虚無魔人>は<エクスキューティー・リリウス>、<エクスキューティー・ルーシー>、<スプリッター・スライム>、<シエスタトレーロ>などで割と簡単に対策されてしまいました。
    相手が使うと強いのに、自分が使うと弱いこの感じは一体何なのでしょうか?
    盤面を固めて詰ませるというよりは、幅広い対面の盤面を返せる<アビス・ソルジャー>の方が優秀という結論に至り、レジェンドモンスターの採用を見送りました。
    このカードの最大の役割は<監獄島アネ・ゴ・ロック>のすり抜けです!
    盤面のエクスキューティーモンスターの数が減るとこちらのプランが崩壊してしまうため、何がなんでも手札のエクスキューティー達を展開する必要がありました。
    そのため、強気で3枚採用しました!
    後攻時にこちらの打点を上げて盤面を返す動きも普通に強いです。
    交換先としては<業火の結界像>や<シエスタトレーロ>ですね。
    ただし今回はほとんど使わなかったため、3枚はやり過ぎでしたね。

    ゴースト・サイクロン...3枚
    成銀ゴブリン>同様、<監獄島アネ・ゴ・ロック>を対策するカードです!
    メインにフィールド魔法を破壊できるカードが<エクスキューティー・ラム>1枚のみなので、このカードで嵩増しします!
    天の選別>はこちらの盤面にモンスターが揃っている前提なので、先攻1ターン目に貼られた<監獄島アネ・ゴ・ロック>を処理できません。
    このカードであれば後攻1ターン目でも手軽に破壊できますし、追加の1ドローも魅力的です!
    ミラーの後攻時に<酢酸のたまった落とし穴>を全抜きして入れ替えてました!
    決勝戦のEDでは後攻1ターン目でこのカードを引き当て、相手のバックを破壊しながら1ドローできたため、決まればかなり強いカードですね!
    ちなみにその1ドローで<魔法の筒>を引き当てたため、神がかっていました。
    後攻時は初手に引きたいカードですので、3積み推奨です!

    手札活殺...3枚
    最も苦手な対面だったマグナムデッキのメタカードです!
    昔から<手札活殺>+<昂光の裁き>という最強バウンスコンボがありましたが、マグナムデッキはマキシマム後は手札が溜まりがちなので、<手札活殺>のパンプ効果だけで十分に返せることに気付きました!
    昂光の裁き>ですと次のターンに再度マキシマム召喚されてしまいますが、<手札活殺>なら<エクスキューティー・フラーメ>の効果に頼らずともマキシマムモンスターを返せますし、複数体のモンスターで攻撃してライフを取りに行けます!
    サイドデッキの枠も圧迫しないため、<手札活殺>単品オススメです!

    バックビート...2枚
    ドラゴン、マグナム、アンデット、魔法使いに対して効果的なメタカードです!
    暴風輪>の方がミラーやサンメロも見れるから良いか?とも思いましたが、追加効果発動のハードルが高いことに加え、相手の盤面にレベル8以下のモンスターが居ない状況では心理的に打ち辛くなってしまいます。
    それなら追加効果のハードルが低く、1ドローでアド損しないこちらの方が強いと判断しました!
    ただし、今大会では1回も発動できずに終わったため何とも言えません。

    亜竜地獄...2枚
    ドラゴン、機械、サンメロ、アンデットに対してかなり刺さるカードです!
    思惑通り、1回戦のドラゴン、2回戦の機械、3回戦のサンメロ相手に活躍してくれました!
    ミラー以外であれば相手の最上級モンスターだけが破壊されるため、かなり強いカードですね!
    ここは本当に採用して良かったカードです!

    エクスキューティー・ブレイク!...1枚
    マグナムデッキやETEDでサイドインします!
    決勝のEDではこのカードを割られましたが、もう1枚伏せてあった<魔法の筒>の反射ダメージで勝ちました!
    仮に<魔法の筒>が破られていたとしても、このカードで相手の<エクスキューティー・フラーメ>の攻撃を止められていたため、2枚とも破られない限りは勝ち確定でした!
    このように相手の攻撃を止められるカードは重宝するため、こちらも入れて良かったカードだと思います!

    激流葬...1枚
    こちらの盤面にモンスター達が残り、使い勝手が良いのは攻撃反応型の<聖なるバリア -ミラーフォース->だと思います。
    しかし、最近はケアされることが増えた印象です。
    特に<閃光のバリア -シャイニング・フォース->実装後は、あえて3体で殴らないプレイングが増えましたね。
    その点、召喚反応型のこちらは相手の展開の途中で打てるため、腐るシーンは少ない印象です。
    ただし、発動タイミングを見極めなければ思惑通りにいかないことも多いため、使い所が難しいです。
    今回は後攻時のミラー対面で<魔法の筒>と入れ替えてました。
    海竜マキシマムの着地時に有効な点も覚えておきましょう!


    6.不採用カード
    メインデッキの採用を検討し、見送ったカード達をご紹介いたします。
    ただしキリがないため、メイン・サイドデッキの解説で触れたカードは一部割愛し、一般的なエクスキューティーデッキにおいて採用率の高いカードに絞ります。


    【上級モンスター】
    デュアルコアトルス
    1枚で2体のモンスターを倒せるミニ版のドラギアスです!
    盤面に残っても攻撃力1700あるため、<エクスキューティー・フラーメ>(効果を使わなかった場合)や<エクスキューティー・フローア>、<エクスキューティー・ラム>で突破されないです!
    さらにレベル5なので<亜竜地獄>で破壊されにくいです!
    盤面を返すにあたり、かなりハイスペックな性能を誇りますが、今回はエクスキューティー専用罠を強く打てることを優先したため、採用を見送りました。
    罠型ではなく、バック破壊カードを積んで攻撃型にしたり、専用罠ではなく汎用罠型にすれば採用も全然アリだと思います!

    【下級モンスター】
    ディープシー・ハンター
    ノーコストで2体を裏側守備表示に変更できる効果はかなり強いです!
    ただし、使い所がやや限定的であり、エクスキューティー相手の調整時、盤面にモンスターが2体居なくて効果を使えなかった場面が多々ありました。
    それなら<虚無魔人>相手でも効果を使えて、<アビス・ソルジャー>のコストにもなれる<シエスタトレーロ>を採用しようという結論に至りました。

    【魔法】
    天の選別
    種族縛りがなく、<ハンマークラッシュ>のような手札コストも不要なのでかなり強いカードではあります!
    ただし、このカードの発動には盤面に2、3体のモンスターが必要であり、劣勢時に強いというよりは優勢時に優勢を維持するためのカードという印象です。
    魔法カードであるため、<傲慢な壺>を使ったターンには発動できず、場に伏せておく必要があります。
    しかし、複数枚積んでいると<シードラゴン・ナイト>の効果で破壊されてしまうため、使いにくさを感じました。
    また、当然ですが発動後は墓地に送られるため、盤面のバックの枚数を増やすことができません。
    エクスキューティーは強力な罠を多数採用できる点が強みであり、場に魔法・罠カードを伏せておくだけで相手にとってはプレッシャーです。
    その機会をみすみす逃してしまうのはもったいないと思い、このカードの枠を罠に割くことにしました。

    魔法カードでは単なるブラフにしかなりませんが、罠カードならしっかり発動ができるため、相手が召喚や攻撃をする度に何かしらの罠を使っていました。
    それにより、こちらの伏せカードに対する警戒を強めてくれる傾向があったため、攻め手が緩んだことは大きな収穫でした。

    【罠】
    聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
    閃光のバリア -シャイニング・フォース->の登場によって、3体攻撃が減り、2体攻撃が増えた印象です。
    そのため、良くて1:2交換しか出来なくなりました。
    また、罠破壊耐性持ちのマキシマムモンスターに対しても無力なため、使いにくくなった印象です。
    今回は発動タイミングの広い<魔法の筒>をメイン採用し、ミラーや海竜マキシマム対策としてサイドに<激流葬>を採用したため、このカードは使いませんでした。

    エクスキューティー・キャッチ!
    調整時、<シードラゴン・ナイト>や<ディープシー・ハンター>に打たされる場面が多かったため、そこを<酢酸のたまった落とし穴>に変えました。
    このカードの方が裏側守備表示にできる範囲が広いですが、盤面にカードが残ってしまうため、そのモンスターをリリース要員に使われてしまいます。
    テンポアドは取れるものの、0:1交換となってしまうため、今回は採用を見送りました。

    ファントム・ロアー...1枚
    相手が<エクスキューティー・エマージェンシー!>のケアをしてきた際に発動できる罠カードです!
    強力な破壊効果ですが、墓地コストが必要な点と効果破壊時に打てない点がネックです。
    そのため、今回は<エクスキューティー・エマージェンシー!>の方を優先し、こちらの採用を見送りました。

    閃光のバリア -シャイニング・フォース-...1枚
    プレイングのうまいプレイヤーは、このカードをしっかりケアしながら戦うため、発動できないまま貴重な魔法・罠ゾーンを1枚埋めてしまうことになる...というのが僕の持論でした。
    トーナメントを勝ち進めば勝ち進むほど、このカードは通らなくなるため、採用している人は居ないと考えていたのですが、決勝のミラー戦で打たれて盤面を一掃されました...笑
    打ち所が限定的なため、採用を見送っていましたが、1枚くらいなら採用しても良いかもしれません。

    バッファード・スライム
    高い確率で次のターンまで延命できるものの、盤面のカードを残すことはできず、マキシマムモンスターに対しても無力であり、0:1交換となるカードなので採用を見送りました。
    個人的には評価の低いカードです。


    7.各デッキとの相性
    エクスキューティーは罠型デッキに分類されます。
    それぞれの相性を見ていきましょう!

    展開デッキ(アンデット、サンメロなど) 相性:○有利
    多投した罠で相手の展開を妨害できるため、相性が良いです!
    当然相手もバック破壊カードを採用していると思いますが、それも3~6枚程度ではないでしょうか。
    それの1.5~3倍の罠の量ですので、相手は防ぎきれませんね。
    今回は2回戦で機械と当たり、<人造人間-サイコ・ショッカー>を使われましたが、相手も罠カードを使えないことを逆手にとり、<エクスキューティー・フラーメ>でライフを取り切りました!
    ちょっとやそっとじゃこちらの動きは止められないため、自信を持って有利と言えます!

    罠型デッキ(エクスキューティー、竜魔など) 相性:○有利
    メインはミラー戦に寄せた構築にしている分、有利と言えます!
    特に先攻時においては入れ替えるカードがなく、後攻時も<業火の結界像>を<成銀ゴブリン>と、<酢酸のたまった落とし穴>を<ゴースト・サイクロン>と入れ替える程度です。
    今回は勝てたので良かったですが、できれば<エクスキューティー・ラム>は2枚にした方がもっと楽に勝てたかもしれません。

    コンボデッキ(蒼救、マグナムなど) 相性:○有利
    一応、メインからも対抗できるように<アビス・ソルジャー>と<魔法の筒>を採用しています!
    2戦目以降はサイドからガッツリ対策札を積むことによって、調整時のマッチ戦での勝率はかなり高かったです!
    これも自由枠の多いエクスキューティーならではだと思います!
    成銀ゴブリン>と<ゴースト・サイクロン>をフル投入すれば<監獄島アネ・ゴ・ロック>も脅威ではなくなる点も非常に強かったです! シングル戦ではやや厳しいですが、マッチ戦ならこちらが有利と言えるでしょう!


    8.最後に
    長文を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

    昨年のギャラクシーカップ予選は一回戦敗退、TSUTAYA関東No.1決定戦は予選を2位通過で突破できたものの、決勝トーナメントは2回戦敗退と結果が出ませんでした。

    それでも諦めずに考え続け、今回は優勝という結果を出せて本当に嬉しく思います。

    何度も大会に出て複数のデッキを試したり、色々なプレイヤーの方と意見交換できたことも大きかったです。
    実戦に勝る調整は無いとつくづく思い知りました。

    また、応援してくださった方々も本当にありがとうございました!
    Twitterの反響も今までにないくらい大きなものでした。

    決勝戦でも良い結果が出せるよう、日々精進して参ります!

    これからも色々なデッキのご紹介や、考察記事を執筆していきますので、是非とも参考にしてください!

    それでは、またお会いしましょう!
    カマクラルでした。



ギャラクシーカップ2023予選優勝デッキ【カマクラル】前編

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    by デッキレシピ

    ギャラクシーカップ2023予選優勝デッキ【カマクラル】前編
    どーも、こんにちは!
    戦うデュエリーマンのカマクラルです。


    前回はトリプルマグナムの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?

    トリプルマグナム【カマクラル】

    超魔輝獣マグナム・オーバーロード>による5000打点&貫通ダメージや、<超魔機神マグナム・オーバーロード>による逆転ワンキルが魅力のマキシマムデッキです!

    新カードの登場によって圧倒的にパーツを揃えやすくなり、後続確保も容易になりました!

    毎ターンマキシマムモンスターを処理するだけでも大変ですが、相手のライフを減らすことで打点が上がるマキシマムモンスターも居るため非常に厄介です!

    特にエクスキューティーなどの罠型デッキはパワーが低く、スピードも遅めなのでかなり厳しい展開を強いられるでしょう。

    ラッシュデュエルならではのマキシマム召喚で勝ちたい方は是非ともお試しください!


    さて先日、公式の最大規模大会の第二回ギャラクシーカップ予選に参加してきました!

    ラッシュデュエル日本一を決める大型大会なので張り切って参加しましたが、なんと優勝して決勝大会への参加券を勝ち取りました!

    大会前から当日に至るまで、どういう思考でデッキを組んだのか、包み隠さず全て出したいと思います!

    それでは、早速参りましょう!


    目次
    1.環境ヨミ
    僕は4/15(土)に開催された千葉県サテライトショップ千葉中央の予選大会に参加してきました!

    全国で開催される予選大会の中で最も早い日程なので、前例がありません。

    もっと遅い日程であれば、他エリアの予選大会の結果を見てから構築を考えられるのですが、初日なので純粋に環境を読む力と構築力が試されます。

    TSUTAYA関東No.1決定戦やエリアナンバー1決定戦といった公式の大型大会との違いは大きく2つ。

    新リミットレギュレーションの実装とVSパック マキシマム・フォースの発売です。

    これらの影響は具体的に言うと3つ。
    • 1.結局エクスキューティー
    • 2.マキシマムの脅威
    • 3.中・低速環境
    順番に解説していきます。


    1.結局エクスキューティー
    新リミット・レギュレーション実装後に何回か公認大会に参加したのですが、参加者の大半はエクスキューティーデッキでした。
    規制によってパワーとスピードが下がったものの、それでも環境屈指の安定感と対応力があると感じた方が多かったのだと思います。

    エクスキューティー・リリウス>が抜けた穴に<エクスキューティー・レイア>、<エクスキューティー・スクランブル!>が抜けた穴に<傲慢な壺>を採用することで、デッキが成立しますからね。

    僕は新環境当初、新リミットレギュレーションの影響を受けなかったアンデットやコイントスを握っていたのですが、最上級モンスターを主軸にするデッキの宿命として、最上級モンスターを重ねて引く手札事故がありました。
    最上級モンスター1体はアドバンス召喚で場に出せますが、もう1体を手札に保持したまま相手にターンを返してしまうことが何回もあり、手札を使い切れない度にもったいないなと感じていました。
    やはりラッシュデュエルは手札を使い切って盤面にカードを多く残せた方が強いです。

    しかし、最上級モンスターを主軸とするデッキは構造的に毎ターン手札を使い切ることが難しいと判断し、使用を断念しました。

    また、マッチ戦でサイドチェンジすることを考慮すれば、なるべく自由枠が多いに越したことはありません。

    そうなると固定枠の多いアンデットなどは使いにくいため、自由枠の多いエクスキューティーにしました!

    2.マキシマムの脅威
    大量の新規サポートカードの登場で、マキシマム召喚の成功率が飛躍的に高まりました!

    環境で猛威をふるうエクスキューティーデッキに対して、マキシマムデッキが圧倒的なパワーとスピードで蹂躙していく姿を思い描いていましたが、対エクスキューティーの構築を練り切るまでには少々時間が足りなかった印象です。

    結局、<深淵竜神アビス・ポセイドラ>は<エクスキューティー・フラーメ>の4100打点で突破されてしまうことに加え、ライフを削り切るまでに2~3ターンの猶予を与えることもあり、イマイチ勝ちきれない感じでした。

    その点、マグナムタイプは<エクスキューティー・フラーメ>で突破できない5000打点と貫通効果があるためにメインではかなり高い勝率を誇りました!

    しかし、サイドチェンジで対策されてしまうと、途端に脆さを見せました。

    デッキの大半が固定枠になってしまい、<シードラゴン・ナイト>や<天の選別>といったバックを割るカードの採用が厳しいです。

    そのため、サイドインした対策カード達の効果を全て受けてしまうため、マッチ戦で勝ち切ることは厳しいと判断しました。

    エクスキューティー側からすると、サイドのマキシマム対策は必須ですね。

    3.中・低速環境
    環境デッキのトップシェアであるエクスキューティーは、<エクスキューティー・リリウス>と<エクスキューティー・スクランブル!>の規制によってパワーが下がり、決着がつくまでの時間が伸びました。
    これだけでも環境のスピードが低速となる感じですが、さらに拍車をかけたのが<閃光のバリア -シャイニング・フォース->の登場です!
    その効果は、3体のモンスターが攻撃した場合のみ発動できる<聖なるバリア -ミラーフォース->です!
    使い勝手は悪いものの、ノーコストで相手の攻撃モンスターを全破壊できる効果は明らかに強いです!
    攻撃する側の心理としては、相手の魔法・罠ゾーンに伏せカードがあるだけで、このカードを警戒しなければならなくなりました。
    もちろん、そう都合よく打たれる可能性は低く、そもそも採用されているかどうかも分からないのですが、万が一くらってしまうと致命傷になりかねません。
    そのため、3体攻撃できる場面でも、あえて2体までの攻撃でとどめてケアするケースも増えることでしょう。

    これらの三要素を総括すると、ミラーを意識したエクスキューティーデッキを握り、サイドにマキシマム対策を積むというのが正解になると思います。

    その予想は実際当たっていて、参加者の大半はエクスキューティーを使っていました。

    また、Twitterにアップされた上位入賞レシピを見ても、ほとんどがエクスキューティーでした。

    勝ち上がってくるプレイヤーは、僕と同じ考えに行き着くでしょうから、この結果は妥当と言えますね。

    それでは、デッキレシピをご紹介いたします。


    2.デッキレシピ
    エクスキューティー
    プレイヤー:カマクラル


    3.デッキコンセプト
    「罠の威圧」です!

    新リミットレギュレーションによって弱体化したものの、安定感や対応力といったデッキ全体の総合力の高さは健在です!

    かつての遊戯王OCGにおいて、十二獣が環境を席巻したことでキーカードが規制されたものの、それでも十二獣環境が変わらなかったことを思い出しました。笑

    今回のポイントは、罠9枚の採用です!
    罠を多投することで、相手ターンで相手の場に干渉できるようにしました!

    展開デッキにおいては、相手のバックを破壊し、攻撃を通すという動きが基本になります。

    高打点モンスターがそのまま攻撃表示の壁となり、それだけで盤面を返す要求値を高めることができるからです。
    アンデット、ドラゴン、戦士、サンダーボールドなどがこれに該当します。

    しかし、1700打点前後のエクスキューティーでは、盤面に残ったところで大した脅威になりません。
    以前は<エクスキューティー・リリウス>が3積みできたため、<天の選別>が必須級カードでしたが、<天の選別>で相手のバックを1:1交換できたとしても、こちらにバックがなければ相手は安心して攻撃してきます。

    また、<傲慢な壺>を発動したターンには魔法カードを使えません。
    ドローによって<天の選別>を引いたとしても、次の自分のターン以降にしか使えず、場に伏せてもブラフにしかなりません。
    そこの噛み合いの悪さもあり、それならいっそ、罠を多めに積んで相手ターンでも動いてやろうと思いました。

    エクスキューティー専用罠は強力なカードが多く、戦闘で盤面を返すより、罠を上手く発動して盤面を返した方が強いと感じました。

    ただ、同名罠を複数積むと<シードラゴン・ナイト>に弱くなってしまうため、<酢酸のたまった落とし穴>を3積みして対策しました。

    エクスキューティー・ラム>は止められませんが、リリース要員、ラム自身、ラムコストという3枚のカードを使って場に残るのが1600打点なので、アドバンテージ的に優位でない限り、相手にとっては部が悪い1:1交換という認識です。

    メインはミラー意識、サイドはマキシマム、アンデットやドラゴンのような種族単体で強いデッキ、メタカードである<監獄島アネ・ゴ・ロック>を突破するカードを採用し、幅広い相手と渡り合えるようにしました!

    それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!


    4.メインデッキ解説
    【上級モンスター】18枚
    エクスキューティー・リュミエル...3枚
    展開の初動となるモンスターです!
    業火の結界像>が制限カードになったため、以前に比べると出せる頻度は上がりました。
    エクスキューティーのメタカード筆頭の<監獄島アネ・ゴ・ロック>をすり抜けられるカードとしても優秀です!
    エクスキューティー・リリウス>が制限カードとなった今、1800打点がこのデッキにおける高打点の基準となりました。
    ミラーにおいて、1700以下の打点を一方的に戦闘破壊できるのも大きいですね!

    レベル7、8のモンスターで攻めてくるドラゴンや戦士相手には、デッキバウンス効果もよく刺さります!
    効果を発動するためのコストはレベル6モンスターとしか指定が無いため、自身ではなく、効果を使い終わった<エクスキューティー・プラウティ>や<エクスキューティー・フローア>を利用することも可能です!

    相手の<亜竜地獄>や<激流葬>で盤面を一掃されても、手札のこのカードから再び盤面を作り直すことも可能です!

    万能カードとして3枚採用しました!
    エクスキューティー・レイア...3枚
    エクスキューティー・リリウス>が制限カードとなった今、ノーコストで横に並べられる展開要員として3枚採用しました!
    ミラーにおいて有利な1800打点であり、レベル7以上のモンスターの攻守を300下げる効果も地味に強力です!
    直前まで<エクスキューティー・ラム>と2枚ずつの採用にしていましたが、やはりラムはコストが重く、打点も低いところがどうしても気になったため、こちらを3枚にしてラムを1枚にしました。
    今振り返っても、この判断が正しかったかどうかは微妙なところです。
    やはり2:2のバランスが良かったかもしれません。
    この点は<エクスキューティー・ラム>の項目でもう少し深掘りします。

    エクスキューティー・フラーメ...3枚
    相手の高打点を超えるためのカードです!
    このカードの登場によって、マキシマムデッキ相手にも引けを取らなくなりました!
    また、ミラー戦においてはこのカードの使い方が非常に重要です!
    相手の盤面を返しながら、ライフを取り切るという動きをするため、出すタイミングを計る必要があります!
    できればレベル6以上のモンスターが4体以上居る時に使って4100打点は確保したいですね!
    3体で攻撃すると<閃光のバリア -シャイニング・フォース->の餌食となるため、このカードの効果を使って、高打点でライフを取っていく動きが強いです!

    自身を特殊召喚できる効果を持っているため、<監獄島アネ・ゴ・ロック>をすり抜けられます! また、炎属性ですので<業火の結界像>の影響も受けません!

    文句なしの3枚採用!

    エクスキューティー・フローア...3枚
    状況に応じて必要な墓地のエクスキューティーモンスターを手札に回収できます!

    エクスキューティー・プラウティ>や<エクスキューティー・ルーシー>の効果を複数回使う際にも役立ちますね!

    水属性である点も優秀で、<アビス・ソルジャー>のコストに活用することもできます!

    エクスキューティー・スクランブル!>が制限カードとなった今、デッキの対応力を高めるために必須のカードとなりました!
    そのため、3枚の採用です!

    エクスキューティー・プラウティ...3枚
    展開の初動に使える貴重なモンスターです!

    それだけでも十分強いのですが、墓地を肥やしながら500ライフを回復する効果も地味に強力です!

    特にミラーのマッチ戦は3本目に投入することが多く、ETEDに入ることも多々あります。

    そんな時に戦闘を介さずライフ差を作れるカードは非常に強力です!

    表側表示で場に存在することで、<エクスキューティー・エマージェンシー!>、<エクスキューティー・ブレイク!>、<亜竜地獄>の発動条件を満たせます!
    また、守備表示でありながら、<エクスキューティー・フラーメ>の打点を上げることにも貢献できます!
    このデッキの約半分がエクスキューティーモンスターなので、発動コストに困ることはほとんど無いでしょう。
    当然3枚フル投入です!

    エクスキューティー・リリウス...1枚
    制限カードに指定されたエクスキューティーデッキの攻めの要です!
    特殊召喚効果持ちのノーコストデーモンの召喚なので強すぎます!
    メインデッキにはレベル7以上のモンスターを採用していないため、デメリット効果も関係ありません!
    ライフカットに攻撃の壁にと多くの役割をこなしてくれる1枚。
    絶対に採用必須です!

    エクスキューティー・ルーシー...1枚
    数あるエクスキューティーモンスターの中では軽視されがちですが、相手の盤面を返したり、ライフを取りに行けたりと便利です!
    特に対<エクスキューティー・リリウス>、対<邪影ダーク・ルーカー>を1枚でこなせるのはこのカードしかありません。
    欲しいと感じる頻度は低めですが、他のカードでは代用できないため、1枚のみ採用しました。

    エクスキューティー・ラム...1枚
    最後まで1枚か2枚で悩んだカードです。
    デッキコンセプトの部分でも少し触れましたが、手札3枚を使ってバック破壊+1600打点です。
    次ターンの反撃を考慮した際、1600打点が心許ないと感じたため、最終的に<エクスキューティー・レイア>を優先してこちらを1枚にしました。
    今回の予選では決勝以外ミラー対面がなかったため、それほど気になりませんでしたが、決勝のミラー戦においてはこのカードが2枚欲しいなと感じました。
    やはりミラー戦は罠を意識しなければならず、ライフカット優先で強気に攻めたら、<聖なるバリア -ミラーフォース->と<閃光のバリア -シャイニング・フォース->をくらって負けました。
    3枚はやり過ぎな感がありますが、1枚だと引けないため、2枚が丁度いいように思います。

    【下級モンスター】10枚
    シードラゴン・ナイト...3枚
    現環境で非常に高い採用率を誇るカードです!
    伏せカードをチェックして罠かブラフかを見極めることができるため、安全に攻撃を通すのに重宝します!
    逆に、相手がこのカードを使ってきた際に破壊効果を通してしまうと非常に不利になります。
    そのため、魔法・罠カードの種類を散らして1枚ずつの採用にすることで、構築段階でケアすることも当たり前になってきました。

    今回はそんな常識を逆手に取り、強力な罠を複数枚積み、<シードラゴン・ナイト>は<酢酸のたまった落とし穴>で処理することにしました!
    また、副次的な効果として、墓地のモンスターを再利用する手段を断つことができました!

    今の環境であれば、<傲慢な壺>や<天の選別>を複数枚採用が多いため、ノーコストで割れる点もかなり強いです!

    今大会においても、<傲慢な壺>を発動したターンに伏せられた<傲慢な壺>を割ることで、相手の計算を狂わせて勝つことができました!
    これだけ利点が多く使い勝手が良いため、当然3積み確定です!

    スプリッター・スライム...3枚
    幅広い相手に対して有効な<アビス・ソルジャー>を使い回せるカードです!
    効果発動のコストはやや重たいものの、エクスキューティー・デッキであればそこまで気になりません!
    水属性であることから<アビス・ソルジャー>の効果発動のコストに活用できる点もシナジーが強く優秀ですね!
    非常に汎用性の高いモンスターなので3枚採用しました!

    アビス・ソルジャー...1枚
    全対面で使い所があり、単体のステータスも高いため非常に重宝します!
    調整段階では<虚無魔人>や<漆黒の戦士 ワーウルフ>などレジェンドカードのモンスターをサイドデッキに入れていましたが、ほとんどの場合このカードで事足りることに気づいてからは全抜きしました。
    個人的にはこのカードへの信頼がかなり高いです!
    エクスキューティーに限らず、多くのデッキに出張で入るレベルの必須カードだと思います!

    シエスタトレーロ...1枚
    ノーコストかつ2体のモンスターを相手に効果を発動できる<ディープシー・ハンター>の方が強いのでは?とも思っていましたが、今回はこちらを採用しました。
    たしかに<ディープシー・ハンター>も強いのですが、相手フィールドに2体以上のモンスターが居るケースというのが案外限定的でした。
    また、<業火の結界像>に対しては効果を使えるものの、<虚無魔人>に対して無力な点も歯痒かったです。
    こちらは1体しか裏側守備表示にできないものの、レベル8以下であれば良いため、<虚無魔人>に対しても有効です!
    水属性であることから<アビス・ソルジャー>のコストとしても使えますし、<シードラゴン・ナイト>が<酢酸のたまった落とし穴>で破壊されても、このカードでデッキのリソースを回復できます!
    ただし、あくまで戦闘サポート要員のため、枠的に1枚の採用にとどめました。

    業火の結界像...1枚
    先攻の時に1ターン目で場に出すことでイージーウィンを狙えるカードです!
    特殊召喚で場に出ることが前提の<エクスキューティー・リュミエル>、<エクスキューティー・プラウティ>といった初動を潰せることはもちろん、横展開の<エクスキューティー・リリウス>や<エクスキューティー・レイア>を止めることもできます!
    ステータス的に次のターンで戦闘破壊されるでしょうが、1ターン相手の身動きを取り辛くするだけで十分過ぎる働きです!

    尚、後攻時はメリットが減ってしまうため、サイドチェンジで抜いてしまうこともあります。
    個人的には入れ得カードです!

    【魔法】5枚
    傲慢な壺...3枚
    言わずもがな、特に罠型デッキには必須のカードです!
    同一ターンに魔法カードが使えなくなってしまうものの、ノーコストで手札1枚増えるために実質強欲な壺です!
    まさにレジェンド級の強さを誇るカードですね!
    このカードの制約で魔法カードはやや使いにくくなるため、思い切って魔法カードは必要最低限の採用枚数にとどめました!
    エクスキューティーデッキにはよく<天の選別>が採用されていますが、今回不採用なのはこのためです。
    手札でダブつくリスクがあってでも初手で引きたいカードなので3積み必須です!

    エクスキューティー・スクランブル!...1枚
    汎用性が高過ぎるカードで、こちらもレジェンド級のパワーがあると感じていました!
    展開の初動、後続の確保などこなせる役割が複数あるサポートカードですね!
    入れない理由が無いカードなので、エクスキューティーデッキなら必須のカードです!

    ブラック・ホール...1枚
    最強のリセットカードです!
    強固な盤面を築き上げても、このカード1枚で全破壊されます。
    ガラ空きとなったフィールドにダイレクトアタックを叩き込まれることで、一気に勝負が決まるケースも多いです。
    一応、<エクスキューティー・エマージェンシー!>によってフィールドがガラ空きにならずに済むこともありますが、厳しいことには変わりないでしょう。
    エクスキューティー・リリウス>の制限化に伴い、全体的に打点が低くなったエクスキューティーデッキにおいて、ライフを取るためにこのカードは必須です!
    文句なしで採用決定です!


    後編へ続きます


トリプルマグナム【カマクラル】

    posted

    by デッキレシピ

    トリプルマグナム【カマクラル】
    どーも、こんにちは!
    戦うデュエリーマンのカマクラルです。

    前回はアビス・クラーケンの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
    アビス・クラーケン【カマクラル】

    下級モンスターと魔法カードによる多数のサポートがあり、早期ターンでのマキシマム召喚が実現可能です!

    4000打点、破壊耐性持ちという強固な盤面を作れる他、表示形式変更や貫通でダメージを取りにいけたり、打点を下げる効果で相手のマキシマムモンスターや<F・G・D>を突破できたりします!

    単体でかなり完成度が高いため、多くのデッキは苦戦を強いることでしょう。

    新時代のマキシマムデッキとして是非ともお試しください!

    さて、今回も最新型のマキシマムデッキのご紹介です!
    3種類のマキシマムモンスターを使い分けるトリプルマグナムデッキを作成いたしました!


    目次
    1. デッキレシピ
    2. デッキコンセプト
    3. メインデッキ解説
    4. 各デッキとの相性
    5. 最後に
    それでは、早速観ていきましょう!


    1.デッキレシピ
    トリプルマグナムデッキ
    プレイヤー:カマクラル
    魔法
    11
    1
    1枚


    2.デッキコンセプト
    「マキシマムを狩るマキシマム」です!

    このデッキは、3種類のマキシマムモンスターを駆使する機械族デッキです!

    強力な制圧効果と破壊耐性を持つ<深淵竜神アビス・ポセイドラ>と<深淵海竜アビス・クラーケン>ですが、相手のライフを削り切るには2、3ターン、相手モンスターの打点が高かったりすると4ターン以上かかる場合もあります。

    もちろん2、3ターンで決着がつくことはかなり強いのですが、ギリギリのライフの時に一発逆転できるのは、<超魔機神マグナム・オーバーロード>の特権です!

    ライフ差の分+相手モンスターのレベル×200分の攻撃力がアップするため、上手くいけば8000を超えるダメージを1ターンで与えることができます!

    ただし、罠破壊耐性だけでは魔法の筒を防げません。
    ワンキルするつもりが、逆ワンキルされかねませんので、そこだけは注意しましょう!

    それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!


    3.メインデッキ解説
    【マキシマムモンスター】21枚
    超魔輝獣マグナム・オーバーロード、[L]、[R]...各3枚
    このデッキのエースアタッカーです!
    基本的にはこのカードの高打点かつ破壊耐性で攻めていきます!
    墓地にモンスターが10体以上貯まることで貫通付与されるのも強いですね!
    相手フィールドのモンスター1体につき500打点上がるため、<エクスキューティー・フラーメ>で突破されない点も優秀です!
    このデッキにおいては3積み確定です!

    超魔機神マグナム・オーバーロード、[L]、[R]...各3枚
    元祖マキシマムモンスターです!
    劣勢であればあるほど力を発揮するモンスターであり、「逆転のデュエル」というラッシュデュエルのコンセントを体現する効果を持っています!
    状況によっては攻撃力10000overも夢ではないですね!
    他のマキシマムデッキはマキシマムモンスターの打点という制約から、相手に与えられる戦闘ダメージの上限があります。
    しかし、このカードに関しては攻撃力の上がり幅が大きいため、ワンキルも十分に狙えます!
    マキシマムは長期戦に向かないため、短期で決着をつけられるカードは重宝しますね!
    こちらも強気の3枚採用です!

    超魔軌道マグナム・オーバーロード、[L]、[R]枚...各1枚
    上記2種類のマキシマムモンスターと違い、役割を持つ主戦力というよりはサポート的な立場です。
    天の加護>や<天の招来>に対応するカードの嵩増し要員ですね!
    マキシマム召喚時には破壊耐性が無いため、激流葬が有効な点には注意しましょう。
    また、効果が通れば4100打点の効果破壊耐性持ちですが、相手ターンには3500打点に戻ってしまうため割と簡単に突破されます。
    墓地バウンスとドロー強化、バーンダメージも強いことは強いですが、他のマキシマムモンスターの方がもっと強いため、やはり使えたら良い程度で考えておいた方が良いでしょう。
    そのため、各1枚の採用に留めています。

    【上級モンスター】1枚
    偉大魔獣 ガーゼット...1枚
    マキシマムモンスターをリリースすることで7000打点になります!
    悪夢再び>で墓地から回収することも可能なため、打点が欲しい時に重宝するモンスターです!
    しかし、必須枠というよりは、他に採用したいカードが無かったので入れました。
    ここは自由枠なので、他のカードを採用しても良いと思います。

    【下級モンスター】6枚
    超魔犬ロペロ...3枚
    新規の壊れカードです!
    状況に応じて必要な札を墓地から回収できます!
    また、このカード自身が機械族なので、墓地から回収した<超電磁マキシマム>でこのカードを回収することも可能です!
    これにより、墓地回収札を常に手札に保持することができるため、マキシマムモンスターを返されても、すぐに次のマキシマムモンスターを用意することができます!
    このデッキにおいては絶対3積み必須です!

    天終の怪依...3枚
    このデッキの課題として、墓地が肥えるまでの初動がやや遅いと感じました。
    動き出してしまえばマキシマムモンスターが途切れないのですが、序盤にライフを取られ過ぎると、そのまま押し切られてしまうことも多々ありました。
    そのため、早いターンから必要札を墓地へ送れるよう、このカードを採用しました。
    守備力0の闇属性モンスターなので、悪夢再びに対応している点もシナジーが強いですね!
    汎用性が高いため3枚採用しました!

    【魔法】11枚
    天の加護...3枚
    強力なドローサポートです!
    超魔犬ロペロ>や<超電磁マキシマム>で回収したレベル10モンスターをコストにすれば2:2交換が可能です!
    そのため、採用している枚数以上に発動機会は多く、何かと重宝します!
    3積み必須です!

    天の招来...3枚
    天の加護>発動後、コストで墓地へ送ったレベル10モンスターを回収すれば無駄がありません!
    墓地を肥やせるだけでもかなり強いですが、できればアド損が無いタイミングで打ちたいカードですね!
    こちらも3積み必須です!

    超電磁マキシマム...3枚
    機械族専用の<悪夢再び>です!
    召喚・セットを制限する制約はあるものの、ノーレジェンドかつ<超魔犬ロペロ>で再利用が可能なため、マキシマム召喚の成功率をグンと高めてくれます!
    このデッキのキーカードなので3枚確定です!

    魔法石の採掘...1枚
    このデッキに採用している魔法は強力なカードばかりですので、どのカードを回収しようと弱くなることは無いと思います。
    手札を減らして次のターンのドロー枚数を増やせる点も優秀ですね!
    制限カードなので1枚のみの採用です!

    悪夢再び...1枚
    このデッキに必須のレジェンドカードです!
    ドローを加速する天使の施しや、手札の枚数を増やせる強欲な壺も候補ではありましたが、純粋に手札の質を高められるのはこちらだと判断しました!

    【罠カード】1枚
    魔法の筒...1枚
    このデッキは盤面制圧というよりは、ライフレースで勝つことを目指しています。
    そのため、マキシマムモンスターを打点で超えてくるモンスターに対してこのカードを打ち、一気に大ダメージを与える戦法です!
    他の罠でも悪くはないですが、罠破壊耐性持ちに対しても発動でき、大ダメージを与えられるこちらを採用しました!


    各デッキとの相性
    トリプルマグナムはコンボ型デッキに分類されます。
    それぞれの相性を見ていきましょう!

    展開デッキ(ドラゴン、戦士など) 相性:○やや有利
    深淵竜神アビス・ポセイドラ>と違って<ブラック・ホール>や<ドラゴニック・プレッシャー>で破壊される<超魔輝獣マグナム・オーバーロード>と<超魔機神マグナム・オーバーロード>ですが、それでも展開デッキに対しては2500打点で超えられないため、盤面維持率が高い方だと思います。
    アビスに比べて遅いと言えど、3〜4ターンあればマキシマム召喚でき、一度出してしまえば再召喚は用意です!
    こちらの準備が整う前に速攻でライフを削り取られて負けるおそれはありますが、準備さえ整えばほぼ勝ち確定でしょう。
    そのため、こちらがやや有利と判断しました。

    罠型デッキ(エクスキューティー、竜魔など) 相性:○有利
    超魔軌道マグナム・オーバーロード>以外は罠破壊耐性を持つため、相手の罠の影響を受けない点は強いです!
    深淵竜神アビス・ポセイドラ>はライフを取り切るまでに2〜3ターンかかるのに対し、このデッキは上手くいけばワンキルできます!
    罠型デッキは展開デッキに比べて速度は遅く、モンスターのパワーも低いため、このデッキのカモにすることができるでしょう!
    そのため、相性は有利と判断しました。

    コンボデッキ(ドラゴンF、アビスなど) 相性:〇やや有利
    対罠型デッキの時にも書きましたが、<超魔機神マグナム・オーバーロード>のおかげでライフ差がついたところから逆転ワンキルが可能です!
    これがこのデッキの最大の差別化ポイントであり、強みと言えるでしょう!
    基本はモンスターの戦闘による返し返されが続きますが、一気に勝負を決めてしまえる点はかなり強いです!
    ただし、<魔法の筒>によるカウンターには十分注意しましょう!
    パワー的には拮抗していると思いますが、ワンキル要素がある分こちらがやや有利と判断しました。


    5.最後に
    今回は最新弾で超絶強化されたマグナム・オーバーロードを主軸としたデッキをご紹介いたしました!

    ラッシュデュエルのテーマでもある「逆転のデュエル」を体現するデッキですね!

    もともと地力のあるデッキでしたが、新カードの登場で環境入りを狙えるパワーにまで引き上がりました!

    ラッシュデュエルならではのマキシマム召喚を決められるデッキは使っていて楽しいですね!

    これからも色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!

    それでは、またお会いしましょう!
    カマクラルでした。



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