
ハイグレードコレクション 新弾カードレビュー【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
2023年12月16日(土)に「ハイグレードコレクション」が発売されました!
人気テーマのデッキパワーとレアリティをグレードアップできるというコンセプトの新パックですね!
青眼やブラック・マジシャンなどの人気テーマに加え、セレブローズやロイヤルデモンズの新規カードが多数登場しています!
やはりインフレが進んでおり、罠は破壊耐性持ちにも通用するバウンス効果が増えていますね!
<強制脱出装置>の登場や<聖なるバリア -ミラーフォース->、<魔法の筒>の再録など、汎用カードもしっかり収録されているため、年末に相応しい豪華なラインナップとなっていますね!
今回もカマクラルがピックアップした注目カードをご紹介いたしますので、是非とも最後までお付き合いください!
それでは早速どうぞ!
新弾カード考察
1.ロイヤルデモンズ・プログレッシブ
効果モンスター
レベル8 / 光属性 / 悪魔族 / ATK 2500/ DEF 0 【条件】モンスター(レベル5以上)をリリースしてこのカードを召喚したターンに発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。その後、相手フィールドの裏側表示のカード1枚を選んで破壊できる。このターン、自分はモンスター(悪魔族以外)で攻撃できない。
ロイヤルデモンズに新エースが登場しました!
元祖エースモンスターである<ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル>と同じくレベル5以上のリリースを要求するものの、悪魔族待望の魔法・罠破壊効果とセットカード破壊という強力な盤面解決能力を有します!
メインギミックで魔法・罠対策が出来るようになったのは強く、<ロイヤルデモンズ・パンク>からの動きの選択肢が増えましたね!
打点も2500ラインですし、悪魔族デッキでの活躍に期待できる一枚です!
2.ハーピィ・レディ・PM
効果モンスター レベル4 / 風属性 / 鳥獣族 / ATK 1300/ DEF 1400
墓地にいるこのカードのカード名は「ハーピィ・レディ」になる。
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】このカードのカード名は次の相手ターン終了時まで、「ハーピィ・レディ」になる。その後、自分フィールドの表側表示の「ハーピィ・レディ」「ハーピィ三姉妹」が合計3体の場合、相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
またもやハーピィの新規カードが登場しました!
ガムの時も<ハーピィ・チェーロ>が出たりと、何かと優遇されているテーマですね。
<ハーピィ・レディ>の嵩増しに加え、強力な除去効果を持っています!
一見すると重めな条件に思えますが、デッキ内の<ハーピィ・レディ>や<ハーピィ三姉妹>になれるカードも多いですし、<万華鏡-華麗なる分身->を使えば即座に条件を満たせます!
破壊するモンスターはレベルも裏表も制限が無いため、破壊耐性持ちでない限りはどんなモンスターでも破壊できますね!
下級モンスターが持って良いスペックではないですが、ここまで破壊のハードルが下がったことにカードパワーのインフレを感じます。
テーマ専用カードではあるものの、ハーピィが環境に戻ってくる可能性が大なので是非とも3枚集めておきましょう!
3.ブラック・ドラゴンズ・デーモン
効果モンスター / フュージョン「デーモンの召喚」+「真紅眼の黒竜」
レベル9 / 闇属性 / 悪魔族 / ATK 3200/ DEF 2500
【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
【効果】自分フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。その後、相手フィールドの表側表示モンスター(攻撃力3100以下)を全て破壊できる。
レジェンドカード同士の夢のフュージョンモンスターです!
ただし、<デーモンの召喚>は同弾に収録された<決戦のスカル・デーモン>の効果で賄えますし、墓地の<真紅眼の黒竜>を特殊召喚できるので、即座にフュージョンすることができます!
また、<真紅眼の黒竜>は<真紅眼の月竜>で代用できるため、どちらかのレジェンドカードを採用するだけでもフュージョンの成立は可能です!
構築によっては代用カードのみ採用されるケースすらあり得ます。
このカードの登場によって、前弾に収録された<メテオフレア・フュージョン>の<デーモンの召喚>と記載された部分の伏線を回収できましたね!
打点も効果もかなり強力ですので、多少無理してでも出す価値は十分にあると思います!
今後も強化される可能性があるため、今のうちに集めておくのも手ですね!
4.エンジン・オブ・デストラクション
通常魔法【条件】自分フィールドに表側表示の青眼の白龍がいる場合に発動できる。
【効果】自分の墓地のモンスター(レベル8/光属性/ドラゴン族)1体を選んで手札に加える。この効果で青眼の煌龍を選んだ場合、さらに自分の墓地の究極の青眼伝説1枚を選んで手札に加える事ができる。
前環境の3番手という印象だった青眼が強化されました!
自分フィールドの<ブルーアイズ・ビジョン・ドラゴン>の効果で自身を<青眼の白龍>名称に変えてこのカードを発動すれば、手札に回収した<青眼の煌龍>、<究極の青眼伝説>で即座に<青眼の究極竜>をフュージョン召喚できます!
ただし、これは墓地に<青眼の煌龍>と<究極の青眼伝説>がある前提でのコンボです。
<ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの絶対者->のようにコンボパーツをデッキから擬似サーチする初動ではないため、採用枚数はよく考えた方がいいでしょう。
とりあえず1枚は確保しておきたいカードです。
5.セレブ・リベレイション
通常罠【条件】自分フィールドに表側表示モンスター(光属性/魔法使い族)がいる場合、相手モンスターの攻撃宣言時、自分フィールドの表側表示の装備魔法カード1枚または自分の墓地のモンスター(光属性/魔法使い族)4体を持ち主のデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの攻撃表示モンスターを3体まで選んで持ち主の手札に戻す。
セレブローズ専用の<ダーク・リベレイション>のようなカードです!
破壊耐性持ちにも有効なバウンス効果となっており、相手が最上級モンスターを展開してくるタイプであれば、最上級モンスター3枚を手札に戻して次のターンの手札事故すらも誘発できます!
ラッシュデュエル史上最高レベルの強さを誇る罠と言っても過言ではないでしょう。
ただし、それはあくまで決まればの話です。
セレブローズ対面であれば、当然このカードは警戒されますし、そうそう決まるケースは少ないはずです。
しかし、このカードの存在が抑止力となって相手の攻め手が緩む可能性があるため、どちらかと言うとそちらの恩恵の方が大きそうですね。
存在自体が偉いカードです!
セレブローズを組むなら3枚確保しましょう!
6.強制脱出装置
通常罠(LEGEND)【条件】自分または相手がモンスターを召喚・特殊召喚した時、または相手が魔法カードを発動した後に発動できる。
【効果】自分または相手フィールドのモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
遊戯王OCGのフリーチェーンを代表するカードがラッシュデュエルに登場しました!
同じくフリーチェーンだった<ゴッドバードアタック>と同じ条件になっていますね。
ラッシュデュエルの罠カードには必ず条件が記載されるため、フリーチェーンの概念がありません。
そのため、擬似フリーチェーンとなるように広い範囲で発動可能な条件に設定されたのだと思います。
このカードにはコストもなく、罠破壊耐性持ちも難なく除去できる点がかなり強力です!
一方で、攻撃に反応して発動することはできないため、対マキシマムにおいては使いづらいカードです。
手札に戻したマキシマムモンスターを再度マキシマム召喚されるだけですからね。
逆にフュージョンモンスターには滅法強いです!
苦労してフュージョンしたモンスターが手軽にエクストラデッキに戻されるのは発狂ものでしょう。
普通にアドバンス召喚された最上級モンスターに当てるだけでも、次のターンのドローを減らしながらの除去になるためかなり強いです!
是非とも1枚は確保しておきたいカードですね。
最後に
今回が2023年最後のパックとなりました。2020年4月4日に遊我とルークのスターターが発売されてから、早くも3年が経ちましたね。
途中でアニメのタイトルが変わったり、リミットレギュレーションが実装されたりと色々ありました。
ただ、デュエルリンクスにラッシュデュエルが実装されたり、ラッシュデュエルのインストラクターが募集されたりと、今後はラッシュデュエルに力を入れていくというKONAMIさんの意思を感じます!
これからも新カードを使ったテーマデッキをたくさんご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar