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【第237話】赤28枚リメンバ | WIXOSS|ウィクロス

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【第237話】赤28枚リメンバ

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by ねへほもん

11月に入り、21弾環境が近づいてきますが、いかがお過ごしでしょうか?
ねへほもんです。
先月末に撮影した動画が徐々に公開されていますね。
20弾環境で使ったデッキ、流行ったデッキをセレクトしてみました。

動画第1弾は流行りに乗って「盾タマ伍改」、第2弾の「縛魔炎」、そして第3弾のとして使用したのが、今回記事でご紹介する「2止めリメンバ」です。
動画とセットでお読みいただくとより理解が深まるかと思います。
【遊々亭WIXOSSデッキ紹介動画】2止めリメンバ


構築の背景
あまり注目されてませんが、20弾では赤速攻使いに嬉しい1枚が登場しています。

暴食の暴君 トウタク
赤デッキにとっては容易な条件でダブクラ持ちになれる1枚で、テキスト判明時点からどう使おうかと考えていました。
9月中旬に、赤シグニ中心で組まれた<爾改>のレシピを見かけて、なるほどこんな感じで組むのかとイメージが湧き、自分でも組んでみることにしました。

「ある程度削ってから、ダブクラシグニを並べてロングショット」というデッキコンセプトははっきりしているため、後はどのルリグと組み合わせるかです。
限定持ちのカードはあまり必要なさそうなので、とにかく「詰めが得意なルリグ」ということで考えました。
すると浮かんだのが・・・
龍滅+謳金+ロック・ユー
です。

後は赤シグニ中心で組めばいいかな~?と思って組んだのがこちらです。
2止めピルルク(試作品).jpg
このレシピを公開したのは9月下旬、ですがこの時点では、実戦投入に移されることはありませんでした。
理由としては、 青が4枚しか入っていないピルルクなら、ネタデッキとしての話題性くらいはあるやろ~と思って公開したところ、そこそこのRTがあり、実際に使う人まで出てきました。
どうも火力不足で、実戦級の実力は無いと感じていた筆者ですが、ある2枚のカードの登場を境にこのデッキへの評価が激変しました。

まず1枚目。
羅星 リンゼ
筆者を含めた速攻使いを大きく苦しめている1枚。
「<龍滅>+<謳金>+<ロック・ユー>」のショットを仕掛けるこのデッキにとっても天敵になるし、どうせ10月に入ったら使い物にならないと思っていました。
・・・が、10月直前に衝撃の1枚が公開されました。
その名も、
火電一閃
2止めルリグが容易に<リンゼ>を焼く手段を手に入れました。
しかも、アンコールコストとしてエクシードを消費できるため、<アヤボン>の補助にもなります。
まさに2止めピルルクのために登場したとしか思えない1枚により、筆者自身がこのデッキを実戦投入することになりました。

デッキレシピ
実際の完成品レシピで、動画撮影に使用したレシピはこちらです。
2止めリメンバ.jpg
なお、よく見ていただくと分かりますが、このデッキは限定持ちのカードが<アダマスフィア>しか入っていません。
ロック・ユー>でアーツ使用を妨害するためだけに「ルリグタイプ:ピルルク」を使用しているに過ぎず、それ以外はどのルリグでも同じことができますw

回し方は動画を観ていただくとして、いくつかカードをご紹介しておきます。

星占の巫女 リメンバ・ヌーン
Lv2ルリグとしてリメンバを使用しました。
正直ピルルクと大差ないのですが、青ルリグに有効なアーツ、具体的には<ポジティブ・ディフェンス>対策にリメンバを採用しました。

最近流行りのタマでそこそこの割合で採用されており、筆者が先日紹介した動画でも投入していました。
このデッキでは、詰めの前段階としてのライフ削りの局面で使われると2点分を防がれてしまうのでなかなか厄介なアーツです。
序盤のライフ削りの局面で白4コストを用意することは困難だと思われるため、対タマを考えるならリメンバの方が良いかと思いました。

なお、このデッキのためだけにLv2リメンバを購入したのですが、結局<ポジティブ>入りのタマと当たることはありませんでした・・・
まぁ、事前に最善の備えをしておくのが重要だということで。

共存共栄
1枚目で<アダマスフィア>をエナに置き、2枚目のコストとして<アダマスフィア>をトラッシュに落とすのが基本的な使用法です。
その他、<龍滅>のコストとして必要となる緑エナ(つまり<シクラメン>)や、<ロック・ユー>&Lv2へのグロウコストとして必要となる青エナ(つまり<羅原 N>)もエナに置く役目があります。

また、このデッキの重要ポイントであるエナ計算についてもご説明しておきます。
このデッキで重要となるのが、「ノーパンされても後攻3ターン目に<龍滅>+<謳金>+<ロック・ユー>まで到達するか?」ということです。
無策で安定して実戦で到達するのは困難ですので、当然ながら構築段階から準備しておくことが必要となります。
具体的な計算過程ですが、

必要エナ
龍滅>(5エナ)+<謳金>(チェインで軽減して3エナ)+<ロック・ユー>(1エナ)=9エナ
Lv2へのグロウコスト(1エナ)
エクシード消費用の火電(1エナ)
→計11エナ

貯まるエナ
3ターンのエナフェイズ(3エナ)
共存共栄>×2(2×2=4エナ)
→計7エナで、残り4エナをメインデッキから捻出する必要あり

アヤボン>を使わないのであれば<火電>は不要ですが、実戦的には使用する機会が多いです。
メインデッキで4エナ捻出を難しいと捉えるか簡単と捉えるかは微妙なところですが、多少引きが悪くても到達できるようにアドバンテージ稼ぎのカードは可能な限り採用しています。

後重要なポイントが、「相手にエナを削る手段が入っているか?」ということです。
理想としては、後攻1ターン目に即<共存共栄>を2枚使用し、エナに置きたいパーツを一気にエナに置き、必要パーツが引きやすくなるようにデッキを圧縮できるのが理想ですが、散々エナを貯めた挙句、<龍滅>や<割裂>でエナを飛ばされては元も子もありません。
そこで、相手にエナ削りの手段が入っているかに応じて、<共存共栄>を初手で何枚使うかを使い分ける必要があります。

ウリスのように高確率でエナ削りの手段が無い相手にはフルチャージでOK、アロスピルルクの<割裂>、カーニバルの<龍滅>のようにエナを削られるおそれのある相手に対しては、<共存共栄>を1回使用し、置いた<アダマス>を<火電>でトラッシュに落とすついでにエクシードを消費しておきます。
こうすればエナに残るカードを最小限にとどめることができ、詰めの直前に<共存共栄>やエナチャージの手段を連打することで「<龍滅>+<謳金>+<ロック・ユー>」のラインまで持ち込むことができます。

謳金時代
アーツ使用不能ショットパーツの一角を占める1枚ですが、相手に応じて使用する効果が異なります。

ⅰ0コストアーツが投入されていそうな相手(例:ウリス)
エナを2枚削る効果(と場合によっては3ドロー1ディスカード)を使用します。

ⅱ0コストアーツが採用されていなさそうで、かつLBが厄介な相手(例:タマ)
エナ2枚削り+ライフ1枚クラッシュ効果を使用します。
相手のエナが差し引き3枚となり、0コストアーツを使われるリスクを負いますが、それよりも相手の盾を削った方が有効な場合には盾割りを優先します。
謳金>で割ったLBで盤面のシグニが除去やダウンを受ける可能性があるため、相手ライフを割るのは最終盤面を固める前に行います。

実戦では、引き次第で相手の盾を削り切れないケースが生じ得ますが、その場合は0コストアーツのリスクを負って<謳金>で盾を割ることになります。
2つのプランを選べるのがこのデッキの強みと言えますが、盾を割る行為には<クラチャン>等が飛んでくるリスクを負うことを覚悟する必要があります。

羅植 シクラメン / 肥後の虎将 カトキヨ / 選択する物語
この中から4エナ増やせれば、ノーパンの上から「<龍滅>+<謳金>+<ロック・ユー>」のラインまで持ち込むことができます。
シクラメン>起動で+1エナ、その後殴られれば更に+1エナと増やせるため、<シクラメン>か<選択する物語>を計2枚揃えられれば+4エナまで到達しますが、<シクラメン>効果を外す可能性を考えて保険に<カトキヨ>を採用しています。

カトキヨ>を敷いた<トウタク>から次の<カトキヨ>を呼び出せる可能性もあるため、案外馬鹿に出来ないと思います。
リメンバのリミットが5しかなく、最終盤面でもLv1シグニが1体必要になる点から考えても、<カトキヨ>は実戦で使えばその優秀さに気付くことでしょう。

羅星 ≡アンタレス≡
このデッキを実際に使用して経験した出来事が、「精羅シグニを初手に引けずに<共存共栄>を使えない」というものでした。
さすがに<シクラメン>4枚だけでは安定性に欠けます・・・

とにかく赤エナが必要なデッキであるため、赤シグニが欲しいと思い、相手次第でアドバンテージを稼げる<アンタレス>を採用しました。
本来なら原子のLv1を採用したいところでしたが、あろうことか限定無し・LB持ちの原子シグニが存在しないという困った事実があります・・・

羅原 N
羅原 N
非LB枠がカツカツなので、LB持ちの原子シグニとして採用しました。
物語>無しのレシピで、LBが強い<羅原姫 Be>が採用されているのを見掛けたことがありますが、ここは好みが分かれるところかと思います。

筆者は<物語>が無いとエナ供給が安定しないと考え、更に<物語>でバニッシュするシグニが無いと手札が切れるおそれがあると考えたため<N>にしています。
毎ターンにエナフェイズは盤面のシグニをエナに送ることが多く、場に出せない<Be>は手札に滞留しがちなのが難点です・・・

一方ショットで相手を仕留め損ねた後に、相手が殴り始めたタイミングで捲れればサーバントを捨てさせられ、そのまま逆転勝利につながる可能性があるのは<Be>の利点です。
とはいえ、<共存共栄>で先にエナに置いた時点で、盾埋まりの可能性を相手は警戒するでしょうし、LBという運要素に頼るほどのメリットはないかなと考えました。

実戦秘話
実戦風景は動画でどうぞというところで締めようかと思いましたが、最後にこのデッキの戦歴をご紹介しておきます。
度々話題に挙がる矢向のチーム戦で使用し、個人3-1、チーム4-0という好成績で予選を突破した決勝Tの1回戦、相手は有名な絵師ことアカバネ先生で、「天使の3P!」ミラーとなりました。 こちらが対戦前の1枚です。
天使の3Pミラー.jpg
非常にどうでもいいですが、こちらはプレマ、メインデッキ、ルリグデッキ、コインの裏スリ全てのスリーブを紅葉谷希美さんで統一するという本気ぶりです。
「コインなんて使わないのでは?」と言われるかもしれませんが、相手にコインを使うルリグを使用する可能性があると思わせ、デッキの選択肢を絞らせないことは重要です。
決して、対戦が始まった瞬間にスリーブの面を表にし、眺めて目の保養にする目的ではないということはお断りしておきます。

相手はアカバネ先生お得意のウリスということで、後攻1ターン目に即<共存共栄>を使用しました・・・が、ここで想定外の事態が起こります。
「<羅原 N>がデッキに1枚もない!!!」

1枚は手札に持っていたので、次のターンにグロウコストとしてチャージすれば済む話です。
しかし、<ロック・ユー>のコストとして更に青1枚が必要となります。
何が起こったか?そう、

デッキに4枚しかない青シグニがライフに3枚埋まった

何という不運でしょう・・・
と言いつつ、既に1回経験済なのですがw

1度これを経験した後に、起こる確率を概算したことがありますが、40枚の並び順の中から、初めの7枚に4枚採用のカードが3枚固まる確率に等しいため、7C3*33C1/40C4≒1.3%となります。(Cは高校数学におけるコンビネーションの記号です)
80戦して1回起こるかなというレベルで、かつ相手がアタックしてきて、ライフから青エナが捲れる可能性も考慮すると、更に低いです。
筆者はこのデッキをWPSで計12戦使用していますが、その中で発生率1.3%のこの出来事が2回も起こっています。

以前の20面ダイスを2回振って合計1しか出なかった事件もそうですが、最近運が無いなと思うことが多いです・・・
その一方で、圧倒的な噛み合いで高田馬場の世界予選を突破できているのですから、運が無いのではなく、運が偏っているのだと前向きに捉えることにします。
結局この対戦を落とし、残りのチームメイトの方が1勝1敗で合計1勝2敗となったため、チームとしてもここで敗退しました。

終わりに
いかがでしょうか?
ライフを削る段階で守られる、ショットの段階でLBを踏むといったリスクの大きいショットデッキではありますが、<リンゼ>に比較的強い点は評価できるかと思います。
何より、赤28枚、青が4枚しか入らないピルルクというだけでインパクトが大きいため、興味があれば組んでみてください。
それではまた(^^)/

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