- 世界が認めたママ Part1
- 世界が認めたママ Part2
- 世界が認めたママ Part3
どうもです!
先日カードゲーマーが発売され、16弾の情報が明らかになってきました。
特にママは構築済みデッキのカードとセットで公開されており、構築可能なレベルになりました。
という訳で今回は「ママ」を取り上げます。
カードゲーマーではお二人の世界チャンピオン(masterさんとヨネカジさん)が16弾の環境を予想しており、そこでママは環境上位に来ると予想されています。
S,A,B,Cの4段階評価のうち、masterさんはAランク、ヨネカジさんはなんとSランクに位置付けており、ピルルク・遊月に並ぶ3トップの一角になりそうとのことです。
世界チャンピオンが強いと言うのですから、ママは強いのでしょうw
・・・という雑なコメントではなく、ちゃんとレシピを考えてみます。
新規ルリグのご紹介ということで、基本的な説明が中心になります。
量が多く数回に分けて解説する予定ですが、今回はママの特徴及びそれに関連するカードの紹介をします。
ママの特徴をざっくり説明すると、「正面以外のシグニゾーンへアタック」と「英知=X」の2つです。
前者は15弾で既出のシグニに多く、後者は構築済み&16弾のシグニに多い特徴です。
後は緑のルリグらしく、ライフ回復関連のカードも何枚かあります。
15弾では下記4種のシグニが登場しました。
Lv4 <SR彩英の秘宝 #ノーベル#>
Lv3 <C伝英の数式 #パスカル#>
Lv2 <C哲英の数式 #デキャルト#>
Lv1 <C論英の数式 #フェルマ#>
Lv1-3のシグニは英知のシグニが3体居るという条件付きで、アタックできるシグニゾーンは正面の1つ隣のみです。
(例えば、左に配置していればアタックできるのは左・真ん中のみで右のシグニゾーンへはアタックできない)
一方<ノーベル>は無条件でどのシグニゾーンへもアタックできます。
以前15弾のアンケートでも書きましたが、<カクヤ>にアサシンを付けて<カクヤ>ダブクラ→<ノーベル>で<カクヤ>正面をバニッシュ→<カクヤ>ダブクラとすると4点ダメージを与えることができます。
なお、実用性は皆無ですw
後、正面以外殴りサポートでこんなシグニも居ます。
<C真英の数式 #フィボナチ#>
また、正面のシグニをバニッシュすることでアドバンテージを稼ぐことのできるシグニも居ます。
Lv3 <R四英の掛算 #マルチプ#>
Lv2 <R四英の引算 #マイナ#>
Lv1 <R四英の足算 #プラス#>
今更ながら<マイナ>や<プラス>はペリー爾改に入れて<ペリー>で正面のシグニをバニッシュするという使い道もあるんですね。
枠があるかは怪しいですが。
正面以外のシグニゾーンに殴れるシグニは1点分のダメージを稼いでくれるため、下級帯の中心となりそうです。
条件を考慮すると、シグニは英知中心で固める必要がありますが、英知シグニは種類が豊富なのでそれほど問題にはならないでしょう。
英知のシグニを見ると、「英知=7」や「英知=10」と書かれているカードをちらほら見かけます。
例えば「英知=7」であれば、「場の英知シグニのレベル合計が7である時に適用される能力」であることを示します。
盤面を3,3,1や3,2,2と並べれば良いということですね。
当然ですが、あるシグニの「英知=7」の能力が適用されている時はレベル合計が7ということですから、「英知=8」等他の英知の数値を持つシグニの能力は適用されません。
何が言いたいかと言うと、同じ英知の数値を持つシグニで盤面を固めた方が複数シグニの能力を活かしやすいということです。
英知の数値は構築にも影響してきます。
例えば「英知=8」の能力を持つLv3シグニを投入する場合、Lv3のママはリミット8の方を投入した方が能力を使いやすいです。
後は「英知=10」なら4,3,3の盤面になるためLv3(特に英知=10持ち)を多めに入れる等、数値を意識すると構築の方針が見えやすくなるでしょう。
最後に細かなところですが、Lv3以下で「英知=7」の盤面を作るなら3,3,1と3,2,2の2通りがありますが、「英知=8」なら3,3,2の一択になるため「英知=7」の方が使いやすいです。
都度シグニのレベル合計を計算しないといけないと思うと難しそうですが、構築段階で英知の数値を極力揃えて頻出の盤面を覚えておけば実戦で迷うことは減ると思います。
ちなみに、遊々亭ブロガーの中にはおじいちゃんの愛称で呼ばれる方が居るらしいですが、足し算をすると頭の体操になるので是非組むことをお薦めしたいですね。
ST ママ4 |
カード種類:ルリグ カードタイプ:ママ 色:緑 レベル:4 グロウコスト:緑3 リミット:11 |
【出】コイン×3:あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。 |
構築済みデッキに入っているママの4ルリグです。
出現時にコインを3枚ベットすることで1点ライフを回復することができます。
また、自分のターン中にライフを回復する都度、緑1を支払うことで相手のシグニを1体バニッシュすることができます。
このママを使うならライフ回復のギミックを投入しまくりたいですね。
また、ライフ回復に特化するのであれば、ママを緑子に変え、<ラフレレ>や<アグネス>、<キク>を投入して<修復>を入れるという構築も考えられます。
<修復>の回復力は凄まじく、環境トップの一角として現役で活躍しているデッキであり、強さは保証できます。
このデッキ唯一の欠点は、もはやママのデッキではないことです。
SR 理英の謎箱 #シュレデ# |
カード種類:シグニ カードタイプ:精像:英知 色:緑 レベル:4 限定条件:ママ限定 パワー:12000 |
【自】:このシグニがアタックしたとき、あなたは緑を支払ってもよい。そうした場合、あなたのエナゾーンから[英知]のシグニ1枚を場に出す。 |
16弾で登場するSRシグニです。
2つの能力を持ち、1つ目はアタック時に緑1を支払うことでエナから英知のシグニを場に出せるというもの。
2つ目は「英知=11」でこのシグニが相手のライフクロスをクラッシュした時に緑2を支払うことで1点回復できるというものです。
「英知=11」とあるのでLv4のシグニを2体立てることになりますが、<ノーベル>とセットで立てることでダメージを通しやすくなります。
また、シュレデ2体を並べると、片方が除去されてももう一方のアタック時に場に出せ、アタックを通しやすくなります。
<パスカル>を<ノーベル>の代用に代用することができるため、「シュレデ×2+パスカル」が理想の盤面の1つです。
ST 生生流転 |
カード種類:アーツ コスト:緑2無2 色:緑 使用タイミング:メインフェイズ アタックフェイズ スペルカットイン |
ベット-コイン×2 |
昔懐かし<全身全霊>と同様、4コストで1点回復できるアーツです。
というと弱そうですが、コインを2枚ベットすることで消費エナ0で使用することができます。
また、スペルカットインを持つため、<割裂>に対してエナを無駄なく使って回復する、銃声に対してライフを回復して敗北を回避するといった使い方ができます。
限定のないアーツで、ベットさえすればエナの色指定も無いため、全てのコインを使うルリグで採用することができます。
こういった汎用のベットアーツが増えてくれば、環境はLostrageルリグ一色になるのでしょうか・・・?
C 復活 |
カード種類:スペル 色:緑 コスト:緑2無1 限定条件:ママ限定 |
あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。 |
3コストで1点回復することができます。
コストが緑2、無1と少し条件が緩くなっている代わり、2点回復できないため<修復>よりは弱体化していると言えます。
非常にどうでもいいですが、<AMS>をダウンさせることで2コストに軽減できます。
ST 創造 |
カード種類:スペル 色:緑 コスト:緑0 限定条件:ママ限定 |
以下の2つから1つを選ぶ。 |
ママのユニークスペルで、2つの効果を持ちます。
1つ目がメインの効果で英知のシグニをバニッシュし、デッキの上4枚を見て英知のシグニ1枚を加えるというもの。
2つ目はライフが0の時に使え、場の英知のシグニを3体トラッシュに送ることで1点回復できるというものです。
2つ目はコストが重く使いづらく見えますが、後述するキョスウと組み合わせることで少し軽減することができます。
ピンチの局面では使えるかもしれません。
ちなみに、1つ目の効果で加えなかったカードは好きな順番でデッキの一番下に置くことになりますが、そのままデッキをシャッフルすることなく掘り進めば戻したカードをどのタイミングで引くかが分かります。
何が言いたいかというと、特定のカードをデッキの一番下に戻し、デッキトップに来たタイミングで回復カードを使うと特定のカードをライフに仕込めるということです。
現状は有用性がなさそうですが、今後ママのライフ回復手段やデッキを掘る手段が増えてくると仕込みの有用性が上がるでしょう。
以前ウリューさんが<黒点タマ>で<トオン>を仕込む記事を書かれていたかと思いますが、《生生流転》の登場により、デッキトップ操作の手段さえできればLostrageルリグにとってライフ仕込みが有効なギミックとなることは覚えておくと良いでしょう。
ST 全知全能 |
カード種類:アーツ コスト:緑4無4 色:緑 使用タイミング:メインフェイズ アタックフェイズ |
ベット-コイン×2 |
緑4、無4の8コストで発動する大型アーツです。
相手のシグニ2体、エナ2枚、手札2枚をトラッシュ送りにしつつ1点回復することができます。
アタックフェイズに使えるため、守りつつ返しの盤面空け・エナ削り・ガード用の手札削りの3役をこなしてくれます。
捨てる手札は選べないため能動的にサーバントを捨てさせることはできませんが、削るエナを選べるため、相手のマルチエナ要求のアーツを封じることができます。
エナの消費が多くなりますが、全知全能でマルチエナを焼きつつ手札を削り、返しのターンにLv1や2にグロウダウンし、<燐廻転生>を使うという構築もあり得るかもしれません。
まぁ流石に冗談ですw
ちなみに全知全能は8コストと雑にコストを多めに設定したアーツに見えますが、実際には下記のようにリソース的なバランスが取れるように設計されています。
相手:盤面-2、エナ-2、手札-2(計-6)
自分:エナ-8、ライフ+1、後述するLRママの効果でエナ+1(計-6)
この関係性を見つけた時少し感動しました。
ママは緑ルリグとはいえエナを増やすカードは少ないため、ここぞというタイミングに残して使いたいですね。
ちなみにアーツ名は「ラブライブラブ」と読みます。
コメントは差し控えますが、相変わらず緑のアーツは読みづらい、というか読めないです。
今回はこんなところですね。
ママは隣へのアタック、英知、ライフ回復と多様な要素があって非常に面白いルリグだと思います。
次回もお楽しみにしてください!