タパサキの「サキ」って何だろう〜ウィクロス転生小話〜 | WIXOSS|ウィクロス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

タパサキの「サキ」って何だろう〜ウィク.. | WIXOSS|ウィクロス

WIXOSS|ウィクロス 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、WIXOSS|ウィクロスに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@WIXOSS|ウィクロス担当アカウント@yuyuWixoss 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews
 

タパサキの「サキ」って何だろう〜ウィクロス転生小話〜

posted

by からばこ

tapタイトル.jpg
タパサキの「サキ」って何だろう〜ウィクロス転生小話〜
お久しぶりです、からばこです。冬ごもりしていました。すっかり春ですね。
新型コロナウイルスの影響で世の中が大変なことになってしまい、ステイホームな日々が続いています。ウィクロスができなくて寂しい今は、楽しかった日々を思い出して乗り切ろうではありませんか。
というわけで今回は、リンカーネイションの「転生前」のカードにまつわる色々をご紹介します。リンカーネイションに収録されるカードはどれも、ウィクロスの歴史で輝いたカードが姿を変えたものばかり。そんな転生前のカードたちについて、採用されたデッキや関連した小話にも触れつつ、つらつらと書いていこうかと思います。
どちらかと言えば、キーセレクションを主にプレーしている方向けのコラムになります。よければ読んでいってください。

コードイート タパサキ
転生前のシグニは<TAP>です。出現時に相手の手札を覗き見ることができるレベル1シグニで、限定条件を持たないことから、青ルリグ以外で主に活躍。特に「花代」デッキに採用され、<縛魔炎>で宣言する数字を決めたり、<爾改>の起動能力を使うタイミングを図ったりなど、ルリグアタックをサポートしていました。キーセレ華代の<メイ>のような使われ方をしていた、と言えばわかりやすいでしょうか。
シグニのモデルとなったのは「タッパー」です。このシグニの原案は、アニメシリーズで蒼井晶役を演じた赤崎千夏さん。タッパーの理由は、赤崎さんがツイッターに投稿した写真をご覧いただければわかるかと思います。
この投稿は一大ムーブメントを引き起こし、アニメブルーレイの店舗特典で公認タッパーが登場したり、映像特典でネタになったりと、「ウィクロスのデッキケースといえばタッパー(?)」が根付いた一因となっています。赤崎さんの投稿は2014年4月と、もう6年も前の出来事。このエピソードを知るセレクターの皆様は、今やどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

カードとしてのTAPもバトルシーンで活躍。上記のように花代などに採用されたほか、現在はライフバースト目当てでエルドラに採用されていることが多くあります。
なお、<TAP>の読み方は「タッパー」ではなく「タパサキ」です。「赤崎」と「タパサキ」、とかけているんですね。<TAP>が収録されたフォーチュンセレクターには、同アニメで植村一衣役を演じた茅野愛衣さんが原案の<カヤッパ>が収録されていたり、それ以前にも紅林遊月役の佐倉綾音さんが原案を提供した<アヤボン>などが登場しています。<カーノ>や<キュア>などもそうですが、アニメとカードの連携の深さを感じますね。

堕落の砲女メツマ
キーセレクションからウィクロスを始めた方にとって、「デッキ破壊」や「リフレッシュ戦術」はあまり馴染みの無い戦術かもしれません。ですが、この「メツマ」の登場によって、キーセレクションでもデッキ破壊が多くのルリグに広がりそうな予感がします。そんなメツマに絡めながら、デッキ破壊の歴史をご紹介。

デッキ破壊のメリットとしては、「リフレッシュさせてライフクロスを1枚削る」「白ルリグなどのサーチを妨害できる」などが挙げられます。特に意図的にリフレッシュを狙う動きはオールスターで非常に重視されており、<Zr>や<メイジ>といったトラッシュで発動するカードを、リフレッシュでデッキに戻して封じるという動きは、オールスターにおける「お作法」の一つといえるほどです。

そんなデッキ破壊の元祖ともいえるシグニ<メツム>は、ウィクロス最初の構築デッキのひとつ「ブラックデザイア」に収録されました。ウリス限定ではありますが、落とす枚数は7枚と驚異的。自分のデッキも削ってしまいますが、トラッシュの枚数を参照することの多いウリスにとってはそれすらもメリットになることも。最新の<邪眼ウリス>を見てわかるように、デッキ破壊に関する戦術は、現在のウリスにも受け継がれています。
ですが、デッキ破壊の戦術が多くのルリグに広がったのは、12弾で<メツミ>が登場したことが大きいでしょう。いわゆる「妹シグニ」の1枚で、出現時にお互いのデッキを5枚落とす効果を持ちます。限定条件を持たないため、さまざまなデッキに出張。相手のデッキをリフレッシュさせ、トラッシュで発動するカードを封じるという目的で採用されていました。
当時は「<フォーカラー・マイアズマ>の7枚落としと合わせて12枚削る」「<ALCA>などで拾って<メツミ>を連打する」などの動きが各所で見られましたし、現在も、前述の<ジルコニウム>を封じたり、<カーニバルキー>を採用したデッキの対策として、多くの黒デッキに1枚だけ<メツミ>が採用されています。

キーセレクションでのリフレッシュでも、<APEXキー>を張った相手をリフレッシュさせ、<APEXキー>で唱えるスペルをデッキに戻したり、<グレイブ・アウェイク>などの蘇生アーツを封じたりすることが可能です。同様の動きは<ネクスト・レディ>でもできますが、メツマは<ネクレ>に比べて、ルリグの下敷きを使わないという点でお手軽です。
バトルでのライフクロスのクラッシュを重視するキーセレクションに、デッキ破壊に絡んだ汎用カードが配られるのを見ると、カードパワーの高まりを感じますね。どれくらい採用されるのか楽しみです。

幻竜バハムート
「常:【ランサー】」って、シンプルなテキストですね。本家バハムートも【アサシン】【ダブルクラッシュ】と書かれただけの、超絶シンプル超絶火力なシグニでしたが、こういうところも転生するのか......。
転生前のバハムートについてあれこれ書いても、「【アサシン】と【ダブルクラッシュ】を持っている」と書く以上のことが伝わりません。強いて書くのであれば、他のカードの効果を複数組み合わせてやっと得られる【アサシン】や【ダブルクラッシュ】を、何もせずに持っている、というシンプルさでしょうか。加えて、序盤で発動すればほぼ確実に勝敗が決まるライフクロス。ユヅキのみならず、<ブラジャック>登場前の紡ぐ者デッキのアタッカーとして、<ノーザンセブン>と揃い踏みする姿が思い出されます。

転生後の幻竜バハムートも、本家バハムート同様、シンプルな効果を持っています。レベル3で5000という低めなパワーからか、SNS上での評価はやや低めですが、個人的には本家バハムートと遜色ないスペックかなと思っています(というか本家バハムートがバケモン)
こちらが先攻でレベル3にグロウした場合、相手のルリグのレベルは原則2。となると、盤面に並んでいるのはレベル2以下のシグニになります。レベル2以下のシグニのパワーラインは、バニラやパワーアップなどを除けば、ほとんどの場合最高でも5000。バハムートを立ててアタックに入れば、ランサーでライフクロスが1枚割れます。「立てるだけでライフが割れる」本家バハムートが、いい感じに転生しているように見えませんか?
後手を取った時にレベル3シグニを超えるのは難しかったり、<ベルゼブブ>など他のレベル3シグニでも要求はできますが、エナや手札コストなしで、「ぽんっと1点要求」ができるのはバハムートだからこそ、だと思っています。

羅星説テンドウ
「ライフクロスの回復」に関連して、<テンドウ>をご紹介。転生前のテンドウはカーニバル限定のシグニで、ライフクロスが0枚の時に、出現時効果で1点回復するという効果を持っています。残る2つの効果を使うことで、「自分でライフクロスをクラッシュ→相手のシグニをバニッシュ」という動きができるため、<カーニバルQ>の「ジョーカー」などを使って場のシグニを<テンドウ>に書き換え、クラッシュと除去を同時に行っていました。
現在、この<テンドウ>は禁止カードになっています。「<ミミック>や<ヤリホー>などでデッキトップに<トオン>を置いて<テンドウ>で埋め続ける」カーニバルデッキが登場したことで、「回復」という効果が危険視されたようです。上記の<メツミ>などでリフレッシュし、ライフクロスの1番上に埋めた<トオン>などをトラッシュに送れば対処はできますが、カーニバル側が<レイラキー>を採用し、実質的な対処手段がなくなったことが決定的でした。極端に言えば、制限時間が切れるまで延々と<トオン>を埋め続けることできるようになったわけです。
これにより、各所で引き分けによるバーストチャンスが発生していた、とかどうとか。(一応<アヴェンジャー>や<謳金時代>などで対策できますが、採用できるデッキは少なかったです)
この状況を受けてかどうかはわかりませんが、その後<テンドウ>は禁止カードとなりました。「羅星説テンドウ」のイラストをよく見ると、囚人服のような白黒ボーダーの服を着て、足におもりのようなものをつけていますね。繭の部屋って牢獄なのかしら......。

というわけで、リンカーネイションから4枚ほどピックアップしてご紹介しました。自宅待機でなかなかウィクロスができず、カンが鈍りに鈍っているので、適切な評価ができたかは自信はありませんが、「こんなことがあったんだなあ」程度に思っていただければ嬉しいです。

現在弊サイト「WIXOSSBOX」では、オールスターのルリグを1日1人紹介していく連載企画「まいにちオールスター」を行っています。5月はセレモニーがなく、大会結果を更新できないのですが、解説記事などでなんとか乗り切っています。キーセレのルリグ解説もございますので、気になる方はぜひ遊びに来てください。



色々と大変な時期ではありますが、皆様お体にはお気をつけてお過ごしください。
ではまた、次回の更新でお会いしましょう。紙してえなあ・・・。

ウィクロスパーティーに出よう!

by からばこ

READ MORE

ざっくり分かるデッキの組み方講座〜ディーセレ編

by からばこ

READ MORE

「理解すればディーセレが確実に強くなる!!」ダメージレース基礎講座(前編)

by しみずき

READ MORE

人気のあのカードについて教えて!シリーズまとめ

by -遊々亭- ウィクロス担当

READ MORE

【ディーヴァ】ゲームが上手くなるために!プレイング、立ち回り記事まとめ

by -遊々亭- ウィクロス担当

READ MORE