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ウィクロスカップの環境を振り返る

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    by デッキレシピ

    ウィクロスカップ.jpg
    ウィクロスカップの環境を振り返る
    こんにちは、からばこです。乾いた気候が続きますが、皆様お元気ですか?
    今回はウィクロスカップの環境考察記事、第2弾になります。前回に続き、福岡と宮城の環境を振り返りつつ、全体の総括をしようかと思います。
    アンリミテッドセレクターの発売目前だけあって、気持ちはオールスターな方も多いとは思いますが、ぜひ読んでいただければ幸いです。
    前半環境のおさらい
    福岡・仙台の分析の前に、東京・愛知・大阪大会についておさらいしましょう。
    ざっくり振り返ると以下のようになります。
    • 東京:発売直後なだけあって、群雄割拠
    • 愛知:<セレクト・ハッピー5>のリリースで夢限が増加
    • 大阪:夢限メタのタマが台頭。グズ子増加の気配
    といった具合でした。大阪大会で優勝・準優勝したデッキが、全て「<ハッピー5>」を採用しているなどの特徴もありましたね。
    私は記事中で「福岡・仙台ではタマに対して強く出られるデッキが出てくるのでは?」と予想しましたが、果たして?

    福岡大会
    福岡大会で優勝したルリグは「グズ子・夢限・リル」、準優勝したルリグは「リル・翠子・タマ」でした。使用率の上位5ルリグは「タマ、ユヅキ、グズ子、優羽莉、ユキ」でした。
    福岡大会の入賞デッキレシピ・使用率はこちらになります。
    リルの強みの1つに、後手からのリカバリーのしやすさがあります。<サンガンソウ><カンショウ・バクヤ>を要しているため、後手を取った場合でもダメージレースで渡り合えます。対戦回数が増える大規模大会において、先手、後手のどちらでも安定した戦いができるのは、ひとつの強みと言えます。
    また、ライズ勢のパワーが13000あるため、タマの連続攻撃を防いでいるのも、地味ながら大きいです。ダブルクラッシュの付与もあって火力も高く、先に相手のライフを0にし、アーツなどの防御要求に持ち込めます。この辺りは夢限やタマにない、リルだからこその強みですね。
    「偶数グズ子」は大阪大会に引き続く入賞です。
    ウリスキー>が夢限に対して強烈に刺さり、<モリアーティ>で後半の制圧もバッチリ。「アタックできない」はダウンやバニッシュなどの防御手段に比べて、タマの<プリキャス>やユヅキの<コノハケロ><マレガビ>公開に対して強く、そこが環境にマッチしたのでしょう。「奇数グズ子」に比べて防御寄りなのがポイントです。
    10008.jpg
    ユヅキは使用率に対して、入賞がゼロとなりました。
    リリースから日が経ち、<コノハケロ><マレガビ>による突然のリーサルが広く認知され、不意打ちが決まりにくくなったことが影響しているのでしょうか。水獣に割くスロットも多く、メタ枠が積みにくいこともあり、環境の変化に追いつきにくい、というのもあります。
    その辺りは翌週の宮城大会に如実に表れています。見てみましょう。

    宮城大会
    宮城大会で優勝したルリグは「夢限×2、タマ」、準優勝したルリグは「タマ×2、翠子」となりました。
    さまざまな環境の変遷を経て、多くのルリグが優勝・準優勝に輝きましたが、やはりタマが強かった、と結論づけてもいいのかな、という印象でした。
    ルリグの使用率は上から「グズ子、タマ、ユヅキ、夢限、優羽莉」です。上位入賞はなりませんでしたが、使用率トップはグズ子でした。
    宮城大会の入賞デッキレシピ・使用率はこちらになります。
    福岡大会の項目でも言及しましたが、<モリアーティ><ウリスキー>が存在するため、上位のタマや夢限に有利であることや、「大阪・福岡で入賞したから、グズ子で戦えるのでは?」と期待し、持ち込んだプレイヤーが多くいたからなのでは、と推測されます。直近の大規模大会で、自分が好き・得意なルリグが入賞していると、励みになりますよね。そういった影響もあるのでしょう。
    ただ、これらの防御手段があったとしても、タマは<プリキャス>が通ってしまえば致命傷またはゲームエンドにつながりますし、夢限は<ハッピー5>を軸とした多様な防御を擁しているため、勝ち切れなかったのでは、という印象です。もちろん地力が高いデッキなので、今後も入賞の可能性はあるでしょう。

    また、宮城大会の結果で注目したい点が2つあります。
    1つは翠子の入賞です。福岡大会に引き続き、仙台でも上位入賞となりました。
    タマキー>(福岡では<ゼノ・カインド>)で<モモイヌ><モモザル>らを連れてきてランサーを付与し、序盤からガンガン攻めていき、後半は<イバラヒメ>で面を開けてフィニッシュ、というオーソドックスな型です。使い回すための緑アーツは<暴風警報>と<先制結界>ですね。
    翠子を含め、少しずつではありますが、<タマキー>を採用するデッキが増えて来ました。ハンデスに特化したピルルクや、<ユリ>を引っ張って来るためのユキなどがいます。ルリグデッキの枠を1枚割いてでも、相手より先にダメージレースを制したい、ということなのでしょう。
    もう1つは、優勝した2種類の夢限デッキに、これまであまり見かけなかったシグニが採用されている点です。
    1つは<ホワイトパールホープ><サイクロンインターセプター>コンビの採用です。2種類が揃えば、それぞれがシグニ耐性とアーツ耐性を得るため、序盤での攻めや終盤での詰めなど、ゲーム全体で幅広く役立ちます。<ゆきめキー>でのサーチはもちろん、<イオナキー><ハッピー5>あたりで拾えるため、見た目以上にコンビを揃えやすいのかもしれません。
    もう1つは<ドライアド>の採用です。自分のルリグトラッシュにアーツがあれば、パワーが7000になる、レベル1の緑怪異シグニです。<タクティカル・バニッシュ>が採用されており、早々に条件を達成できます。キーセレクションにおけるパンプの強さは、今更説明するまでもありませんね。
    このように、環境終盤でも新しいデッキタイプが生まれ、結果を残しています。
    メタゲームの移り変わりで、過去に流行したデッキが再興したり、思いもよらないデッキが登場したりすることもあります。

    ウィクロスカップから見る「環境」
    ウィクロスカップは「レトリック」のリリース直後に始まりました。
    5大会を振り返りながら、カードゲームにおける「環境」について考えてみます。

    東京大会ではワイルズ勢の人気が高かったです。ユキの19%に始まり、ユヅキ13%、エルドラ・優羽莉の9%と、合計50%がワイルズ出身でした。先日発売の雑誌「カードゲーマーvol44」内の環境考察記事の言葉を借りれば、「ワイルズ勢に与えられたSR・LRカードが、多くのプレイヤーにとって魅力的で、使用率を跳ね上げた」ということになります。SR・LRに限らず、ユキの<サイサ>や、ユヅキの<ティロス>なども魅力的でしたね。
    ただ、東京大会で入賞したルリグの中で、ワイルズ組は少なかったです。「あれ?」と思った方も少なくないでしょう。ウィクロスに限らず、カードゲームにおける「新弾」というものの中には、「魅力的には見えるけれど、勝てることとはイコールではない」カードが多々あります。今回のワイルズ組も一部がそうだった、ということですね。
    レトリック環境では遅れて、<ハッピー5>という強化がありました。こちらは明らかな強カードで、特に夢限の飛躍を予想する方も多かったでしょう。現に愛知大会では、<ハッピー5>を採用した夢限が準優勝しています。ただそれ以上に、夢限を強く叩けるタマが台頭しました。夢限が他のデッキに勝ち、その夢限にタマが勝った、という構図だと予想されます。
    スイスドローの後にトーナメント、という大会形式もあり、「多くの夢限とそれなりの数のタマ」がトーナメントに勝ち残り、結果タマが勝ち上がったのかもしれません。決勝トーナメントに勝ち残ったルリグの分布を知らないので、これはあくまで予想ですが。
    なんにせよ、「流行するであろうデッキ(=夢限)に有利なデッキ(=タマ)が流行する」という現象は、結構な確率で起こります。これが愛知、大阪くらいまでです。
    であれば、必然的にタマに有利になれるデッキが増えます。グズ子がそれに該当しますね。夢限にも戦える予感がしますし、グズ子が増えるのは当然といえます。
    ただ、結果だけ見ると、そのグズ子がタマを止められませんでした。『イノセンス』がグズ子の防御システムにも刺さることや、多少の防御での延命は<プリキャス>がひっくり返すことが原因です。
    ただ、翠子やリルの入賞、夢限デッキの変異などを見ると、まだまだ環境が動くことが予想されます。ウィクロスカップのシーズンは終わりましたが、環境の変遷は店舗でのセレモニーに持ち越されます。
    キーセレクションは全てのルリグのデッキパワーが近く、どのルリグにも得意・不得意がある「群雄割拠」なレギュレーションです。環境や使用率などを見極め、持ち込むデッキを選択していきましょう。

    総括と遠征小話
    いかがだったでしょうか。堅苦しいことばかり書きましたが、要するに「環境はぐるぐる動くんだよ」ということが、少しでも伝われば幸いです。
    4月にはウリス、ウムル、エマが参戦します。タマを中心に回るメタが、3人の参戦でどう変わっていくか、これからも注視していきます。

    東京在住の私ですが、今回はウィクロスカップ出場のため、愛知と宮城に遠征しました。
    現地の友人と会ったり、ご当地のおいしいものを食べて飲んでと、充実したウィクロスカップシーズンを過ごすことができました。
    普段は食事に無頓着なのですが、こういう時はおいしいものをしっかりいただきます。前日に気合いを入れるのも、勝利の美酒に酔うのも、敗北を噛み締めるのも、どれもおいしいものです。敗北は嫌だけど......。
    一番の思い出は宮城・松島のカキ焼きですね。愛知・名古屋のひつまぶしと肝焼きも素晴らしかったです。日本酒と合います。お酒は二十歳になってから。
    とまあせっかくなので、こういう大きなイベントがある時期は、ぜひ周囲のウィクロス仲間と遠征してみてはいかがでしょうか。
    カードゲームだけではない楽しみに出会えるかもしれません。おいしいものはもちろん、街で食べ歩きしつつカードショップ巡りとか、大会前後のセレモニーに乗り込むとか。結局カードになってますね。
    おいしい画像たちは個人ブログにたっぷり載せましたので、よければこちらもお楽しみください。

    次回の遠征予定はウィクロス大感謝祭(大阪)です。
    どこかしらでレポートをお届けするつもりなので、どうぞお楽しみに。

    それでは、また次回の更新で!

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