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【第242話】天使の3ヤイ!FinalーPart1ー

    posted

    by ねへほもん

    お久しぶりです!
    ねへほもんです。

    ご存知の方が多いと思うので手短に済ませますが、先日の世界本戦で・・・

    S__6758403.jpg

    優勝しました!!!

    「周りは皆強いし、予選スイスを抜けてベスト8に入れたら十分かな。。。」位に考えていたら、予選1位通過からのチーム全勝優勝という出来過ぎの結果で締めることができました。
    折角優勝できた訳ですし、本戦の模様や使用デッキについてたっぷりご紹介していこうと思います。
    今回は本戦の模様をお届けします。

    ・・・とその前に、まずは使用デッキを。
    レシピや回し方の解説は次回以降で、今回はレシピのみをお見せします。

    S__6758404.jpg

    使用デッキ「天使の3ヤイ!Final」

    21弾当初は筆者もリワトを使っていたのですが、先日より書いている通り、東京予選等であまりにもアザー枠でのリワトのシェアが高すぎて対策されそうだと考えました。
    勿論、メタの対象から外れる意図で使うデッキのパワーを落とすと元も子もないですが、<シャテキ>で強化されたアイヤイのデッキパワーも相当なものでした。
    「<シャテキ>の威力はどんなものかな・・・?」と気軽な気持ちで、前弾のレシピを軽くいじって仮組みしたのが使ったきっかけでしたが、エナが面白い位に伸びる動きにそのまま病みつきになりました。

    アザーNo.2の位置づけで、相手が動きを全く知らないということは無いでしょうが、本戦用に練った本気の動きをぶつければ、相手の意表を突けるのではないかと使ったところ、期待以上の結果に繋がりました。
    今回は優勝までの軌跡を振り返っていこうと思います。

    まずはデッキ分布から。

    S__6758406.jpg

    やはりアザー枠はリワトがトップシェアでした。
    サシェ辺りの見慣れないデッキを秘策として投入されるのを警戒していましたが、東京予選と同様の案外普通の分布で安心しました。
    前日のチーム調整会で、「<ニュームーン>喰らったら無理だぞ・・・」と話していたので、当たる心配がなかったのは有難い限り。

    それでは本戦の戦いを振り返っていきましょう。
    まずは1回戦のマッチングから。

    S__6758405.jpg

    さて、筆者のチームはどれでしょう・・・?


    見るからにバレバレですねw

    「オサキの3P!」

    でした。
    以下、予選の戦いの模様を解説します。
    予選
    1回戦 VSドーナ(後攻) △(チーム 2-0-1)

    いざ始まった本戦でしたが、筆者は緊張で震えあがっていました。
    受付の時点から組み合わせが決まっており、福岡予選を突破したという対戦相手の方ともお喋りしていたのですが、単に緊張を紛らせていただけで、完全には解れなかったです。
    試合開始が近づき、プレマとデッキを取り出すと、

    ねへ「プレマもデッキもドーナ。決まりですねぇ~(震え声)」
    相手の方「スリーブ詐欺ってあるじゃないですか。そのまま使う訳ないですよ~」
    ねへ「ですよね~(震え声)」

    まぁいい、例えドーナ相手でも先攻を取れれば十分に勝機はある(フラグ)

    (結果)後攻

    立てたフラグをきちんと回収。
    まぁいい、相手がスリーブ詐欺をして別デッキなら(以下略)

    (結果)ドーナ

    予選1回戦にしてこの世の終わりを感じてしまいました・・・
    詳細は回し方の回でご説明しますが、アイヤイにとって対ドーナは鬼門です。
    厳しい要素を挙げていくと、
    • クライシス・チャンスの高い採用率
    • ユキンコと組み合わせると1コストで2面止められるピース・サイン
    • Lv4のエスケープ
    • Lv5のコイン技による防御
    • 10枚程度投入される防御LB
    うん、勝てない(笑)

    ・・・と言っても、当然筆者も無策だった訳ではなく、一応策は用意していました。
    「後攻3T<応報>で<クラチャン>+αの防御を要求し、相手のエナを削った状態でターンを渡す。すると相手がLv4にグロウできないため、以降<シャフリ>連打で削りつつショット要求し続ける」
    というもの。

    この作戦には色々と穴があり、何より「防御LBは踏まないことを祈る」という神頼みの作戦ですが、まぁこれしかありません。

    さぁ、気を取り直して実戦だ!
    と言いたいところでしたが、初手が期待を裏切るものでした。

    「Lv1がサーバント1枚と<快演>か・・・Lv2グロウ時に<カルタ>等を出したいけど、<快演>を使ったら盤面が空だから殴れないよなぁ・・・」

    極力枠を作るように心掛け、<カルタ>3枚、<ウンテイ>1枚を投入していましたが、それでも引かないことはあります。
    大量に積んでもあまり意味がない上、先攻ならLv1+<快演>のセットでエナに置くこともできるため、<カルタ>系は4枚で大丈夫と思っていましたが、2ドローのある後攻で全力マリガンしても引かない日はあります。
    不利対面にこの引き。
    さて、どうしたものか・・・

    ここでふと相手のエナを見ると、エナが0枚でした。
    確かにエナチャージをしていましたが、<イシナゲンジョ>で<ケセパサ>をサーチするためにエナを使っていました。
    ここで1つの案が浮かびます。

    「後攻2ターン目までノーパンし、相手のLv3グロウを飛ばす」

    手札が悪い以上、これしかないという作戦でした。
    一見相手の意表を突く奇策に思えますが、この作戦には大きな穴があり、「相手がユニークスペルでエナを増やすとグロウを飛ばせない」という欠点を抱えています。

    後攻1ターン目にして、早くも勝負所を迎えました。
    サーバントを飛ばして<カルタ>を置く作戦で一番最悪なのが、<イシナゲンジョ>サーチでLBが強いと知った相手が抱えていたユニークスペルでLv3グロウを確定させ、かつがら空きの盤面にチャンスとばかりに攻め込んでくる展開です。
    先攻2ターン目にルリグアタック込みで4点受けてしまうと、そこから耐久できるターン数は多くありません。
    一方こちらからは、攻めようにも<クラチャン>・<ピースサイン>・<エスケープ>・<Lv5コイン技>・ライフ7枚残した状況で踏む必要がある強LBと何重にもわたる防御を打ち砕く必要があります。

    こういう最悪の事態を想定しつつも、かといって普通に殴って先にLv3グロウを許してしまって勝てる手札状況ではありませんでした。
    やはりエナに<カルタ>を置きたかったです。

    後攻1ターン目から長考の末、意を決して放たれた<快演>。
    相手がユニークを持たないという展開に賭けた勝負手でしたが、緊張のあまり<カルタ>を間違えて手札に持ってきかけるというミスを犯しかけました・・・

    結果、先攻2ターン目はユニークを撃てず、<クラチャン>を使わなければ先攻3ターン目はグロウスキップという展開に持ち込むことに成功しました。
    しかも、堂々と盤面を空けてターンを渡したことに警戒したのか相手もノーパンで、ライフをバッチリ残すことができました。
    別にノーパンされたとしても、Lv3グロウ後に<シャテキ>でエナを伸ばせば問題ありません。

    まずは先攻3ターン目。ノーパンされた直後ということで、さほどエナは無かったため、無理なく<シャフリ>2面空け→<スイング>+<スクトゥム>+もう1体(6点要求)という盤面で攻めました。
    LBの強いドーナのことだし、ここでショット要求しても通らないと思い、リソース維持を意識して2面止めで止めました。
    こちらのノーパンで1エナしかない相手がアーツを使うはずはなく、6連パンは無事通りました。

    問題のLBですが、盾の5枚目で<タマモゼン>を踏んで<スイングライド>が退場してしまいまうも、相手ライフを2点まで削れました。
    ここまで行くと次ターン以降<応報>等で連続してプレッシャーを掛けられればかなり勝てる見込みががあります。

    後攻4ターン目も順調にぶん回し、ノーパンされながらも無事<応報>まで到達しました。
    更に秘密兵器<BAD SIDE>を使用し、相手の手札の<ユキンコ>を捨てさせることで、<クラチャン>だけでは2点を守れない状況を作ってアタックに入りました。

    ここで相手は<クラチャン>を使用。手札にサーバントしかLv3以下シグニが居ない相手は盤面埋めを諦めました。
    その後<サトリーナ>で<スイングライド>の効果を消した上でこちらに手を渡してきました。

    一瞬相手のライフを見返しました。
    うん、2枚しかない。
    つまり・・・

    「たった2枚の盾の中に防御LBが埋まっている」

    ということです。
    相手がサーバントを抱えていることは<BAD SIDE>で確認済なので、防御LBで1面止まると守りきれるのは明らかです。
    そこでそのターンは殴らずにターンを渡しましたが、返しに計算外の事態が起こります。

    「<ゴーストパーティー>使います」

    gp

    トップドローでユニークを引かれました。
    それまで手札はサーバント+Lv4以上の怪異しかなかったはずなので、トップで下級の怪異シグニも引いたということです。
    ここで<ザシワラ>サーチ→<ザシワラ>で<ユキンコ>サーチと進んだため、相手は3エナ+<ユキンコ>ハンドという状況に。
    返しに3面空けして攻めたところで、<ピースサイン>+<ユキンコ>出しで守れるため、相手のLv4グロウは確定的になりました。

    結局、相手がLv4にグロウし、<エスケープ>も踏み越えて攻めるしかないという状況になったところでタイムアップしました。
    毎ターン一定時間をかけて回すアイヤイで、しかも後攻1ターン目に腹を括ってノーパンするまでに時間を要し、その他緊張でプレイが固くなっていた自分にとって、45分はあっと言う間でした。

    そして試合後に衝撃の事実を告げられました。

    「実はライフ2枚の局面で、防御LBは埋まってなかったんですよ」

    なーーーにーーー!??
    やっちまったな!!!

    さすがにあの状況では殴れないですw
    返しにユニークを引かれなければ相手にアーツ要求を続けて押し切れていたはずなので、ここは相手の度胸とトップドローを称えるしかないでしょう。

    隣2人は無事勝ってくれていたので一安心。

    2回戦 VSドーナ(後攻) 〇(チーム3-0-0)

    2回戦は群馬の方との対戦でした。
    タマーMAXさんと2度予選を組み、群馬の方とも関わりのあった筆者にとっては馴染みの方々との対戦で、対戦前に話が弾んでいました。

    ここでふと気付いたことが。

    「相手の人、東京予選でドーナを使っていたんじゃ・・・?」

    直近の東京予選で本戦入りを決めたチームで、筆者もばっちり観戦していました。
    何かの見間違いかもしれないし、ルリグが一緒とも限らないよな・・・うん。
    それに先攻を取れば(以下略)

    (結果)後攻

    またフラグを回収してしまったw
    まぁ相手がドーナでなけれ(以下略)

    (結果)ドーナ

    またですか・・・
    デッキ選択を間違えたかと悔やむのみでした。

    今回はそこそこの引きだったので、後攻1ターン目から殴って攻めていきました。
    相手の方がサーバントが無いようで、<スイングライド>は絡まないながらも順調にライフを削れていきます。
    ・・・が、後攻3ターン目の回りが悪く、<応報>まで届かない状況でアタックに入ったため、<ピースサイン>で止められた上でLv4へのグロウを許しました。

    とはいえ相手の方の引きが悪かったようで、先攻4ターン目の動きが鈍かったため、再び3面空けしてアタックに入ると今度は<クラチャン>を消費させられました。
    更に追加の防御手段込みで0エナになりました。

    「これはワンチャンあるのでは・・・?」

    これも筆者が想定していた展開の1つです。
    0エナになった次のターンはユニークでエナが伸ばされましたが、その返しのターンに<応報>を放ち、まずは<エスケープ>を使わせます。

    そのままノーパンしてターンを渡すと、相手は0エナなのでLv5へグロウできません。
    次のターンに<シャフリ>連打からアタックを仕掛けると、相手は防御しきれず、そのまま攻撃が通って勝利しました。

    3ターン目から毎ターン回し続け、ようやく後攻6ターン目の勝利ということで、またまた制限時間一杯使っての決着でした。

    3回戦 アロスピルルク(後攻) ×(チーム2-1-0)

    今度も直近の東京予選で抜けたチームとの対戦。

    対面の方は・・・アロスを使っていたかな?
    あれ、チームの中に本戦1週間前にこっそり出たWPSで思いっきりデッキのネタばらしをした人が居るな・・・

    まぁいい、先攻を(以下略)

    (結果)後攻

    アロスはドーナほどの強固な防御力はありませんが、なにせハンデスが厄介です。
    こちらのLv3グロウ前に<クリシ>が2回飛んできて、更にLv3のターンに使った<ゲット・インセクト>が<ブルパニ>で打ち消されてリソースがズタズタになりました。
    それでも相手の方がサーバントを引けていない隙に付け込み、何とかライフ0まで削ります。

    こちらも徐々に攻められ、もう耐えられないと判断したタイミングで最終決戦を挑みました。
    自分のターンの開幕に<フォーカラー>を使用し、盤面と手札を整えました。
    しかし、戦力十分とはいかず、何とか<BAD SIDE>→<応報>まで到達しましたが、<シルシュ>を絡めることはできず、マルチエナが1枚残りました。

    BAD SIDE>で見た相手の手札は・・・

    サーバント、<オタガメ>、<オタガメ>、<ユノハナ>、<バオバブーン>、<バオバブーン


    ナニコレズルジャーン・・・

    オタガメ>を捨てましたが、追加で2エナ増やせるという状況に。
    相手のアーツが<チャクラム>(残り1回)+何かで3面空けた状態でアタックに入りましたが、<ドント・エスケープ>+<チャクラム>で簡単に3面を守りきられました・・・
    満足いく戦いが出来ない予選が続き、なかなか気分が上がりませんでした。

    4回戦 ナナシ(後攻) 〇(チーム2-1-0)

    (結果)後攻

    もう焦らす気すら失せましたが、4連続後攻でした・・・
    リワトでもアイヤイでも、後攻で苦しいのは同じこと。
    何を使えば良かったのやら・・・?

    ナナシはドーナほどではありませんが、やはり後攻だと苦しい相手です。
    苦しい要素を列挙すると、 3つ目はナナシ特有ですが、アイヤイにはこのパワー1000ダウンがぶっ刺さります。
    ワラニン>、<ハッカ1号>、<カルタ>、<ウンテイ>・・・いずれも出現時能力を使う間もなくバニッシュされます。
    エキノコ>は最近採用率が低いですが、Lv4ルリグはLRが採用されることも多いため、何とかLv4グロウ前に決着を付けたいところ。

    相手にノーパンされた迎えた後攻3ターン目。ここが勝負とばかりにぶん回します。
    開幕の<ゲット・インセクト>。
    ここで<シャフリ>&<シャテキ>を回収対象に選びます。
    シャフリ>を回収したのはトラッシュに他の黒シグニが居ないという単純な理由からですが、ここでいきなり相手が動きます。

    gp

    シャテキ>&<シャフリ>が除外されます。
    インセクト>1発分が不発になると共に、2枚のカードが使用不可になりました。
    ・・・と言っても、ここまでは想定の範囲内で、エイクの除外も考慮してのハッカ1号・シャテキの複数採用です。
    手札状況も悪くなく、<インセクト>が不発になっても後続が撃てる状況でした。

    その後黙々と回していると、残念な現実に直面します。

    「<インセクト>は引けている。だが・・・ユニークが足りない!!!」

    ユニークが無いなら<シャフリ>で<スイングライド>をどかせば良いのですが、あろうことか2枚目の<シャフリ>はライフに埋まっており、その手段も使えませんでした。
    シャフリ>が居ないことで、<応報>無しで盤面を空ける手段も無くなってしまい、結果1面空け→<スイング>+<スクトゥム>×2という一応6点要求盤面でアタックに入りましたが、簡単に<チャクラム>で守られた上で、Lv4へのグロウを許しました。

    まだLv4ルリグがLRでなければいけるが、果たして・・・

    gp

    はい、何度目のフラグ回収でしょうか。
    これで盤面が全面1000ダウンになり、身動きが取れなくなりました。
    割裂>対策に<サジェスト>を撃てるエナにしていましたが、飛んでくることはなくそのままターンが回ってきました。

    後攻3ターン目はユニーク切れで<応報>のエナまでは届きませんでしたが、それでも8エナ程度までは貯まっていました。
    そのため、動けないと言っても手札で余っていたパワー1000のシグニを出しては即時バニッシュでエナに送るという流れを繰り返すことで何とか12エナまで到達しました。

    その後<シルシュ>→<応報>で相手のエナを0枚にし、決死のアタックフェイズ。
    BAD SIDE>を使う余裕は当然ありませんでした。

    ペズト>・・・来るんじゃねぇぞ・・・?

    来ない!!!
    そのままアタックが通って勝ち。
    結果チームは4連勝で予選を突破しましたが、4連続後攻の辛い展開に、素直に喜べずにいました。

    本戦の模様、構築、プレイングの3本立てでご紹介する予定でしたが、本戦の模様を書き始めると長くなったため、一旦ここで区切らせていただきます。


    次はいよいよ決勝T。
    特に決勝は、最後を飾るに相応しい1戦となったため、激闘の模様をご確認いただければと思います。

    それでは次回作もご期待ください(^-^)/

【第241話】21弾初頭環境まとめ

    posted

    by ねへほもん

    どうも、ねへほもんです。
    雑談となりますが、公式にふと気になった裁定を聞いたところ、面白い回答が返ってきました。

    Q.《羅星姫 リゲルル》が場にある時、乗機のクラスを持ちますか?
    A.ルール上は<R古代乗機 ギュウシャ>を持つシグニが存在しないため、《羅星姫 リゲルル》は<R古代乗機 ギュウシャ>というシグニのクラスを持ちません。

    なん、だと・・・
    乗機持ちのシグニがちゃんと出るのかという意図を持って質問したのですが、登場するのか不安になってきますね。


    さて、前回の予告通り、今回は「21弾発売当初の環境」についてまとめたいと思います。
    あまり環境関連の記事を書くことは無いのですが、20弾から大きく変わり面白くなっていること、世界本戦を控えて環境を踏まえたデッキ選択が求められていることを踏まえ、筆者自身の勉強の意味を込めてまとめてみます。

    2週間分の環境変遷について、下記の通り時系列順に記載します。
    1.イエサブ秋葉原WPS(世界制限チーム戦)
    →11月25,26日の環境について、筆者が参加したイエサブ秋葉原のチーム戦を中心にまとめた項目
    2.世界大会東京予選Final
    →12月2日に東京・大阪で開かれた世界予選について、筆者が視察した東京予選を中心にまとめた項目

    1.イエサブ秋葉原WPS(世界制限チーム戦、11月25日開催)
    (1)全体観
    セレクター・ロストレージ枠はバラけている一方、アザー枠はリワトが多かったです。
    バラけている中での傾向をお伝えすると、セレクターはアロスピルルク、タマが根強い人気を誇るほか、新規の<雪月華遊月>も一定数見かけました。
    ロストレージはカーニバルがちらほらと見られるも、ナナシ・ドーナがそれを上回っていました。
    の存在感が大きく、無視できないデッキであると感じました。
    一方セレクターやロストレージはこの時点では主流デッキが固まっていませんでした。
    他所での雪月華遊月の人気ぶりを考えると、遊月の人気が高まると予想していましたが、東京予選でどうだったかは後程。

    (2)上位デッキ
    上位4チームのデッキ分布は以下の通りです。
    • 優勝 アロスピルルク、ママ、リワト
    • 準優勝 雪月花代、カーニバル、リワト
    • 3位 2止め遊月、ナナシ、リワト
    • 4位 タマ、リル、2止めアイヤイ
    全体のシェアのみならず、トップ3もリワトが独占しており、更なる流行を予感しています。
    それ以外は綺麗に分かれていますね。
    2止め遊月の入賞が目を引きますが、個人成績を聞いたところ4勝3敗とのことでした。
    他にも使っている方は居ましたが、さほど勝ってはいないようです。
    明確に苦手なデッキは少ないですが、<アンダーワン>搭載型のリワト、序盤のダメージを<マイプラ>で防ぎ、Lv5グロウ後はユニークスペルによるエナチャージを妨害してくるナナシ、<ブルパニ>・<流転>が投入されやすいアロスピルルクには勝ちづらいです。
    一定数存在することが分かったため、今後は対策カードの投入が増えてきそうです。

    ちなみに決勝のマッチングを筆者が見ていた範囲でお伝えすると、
    先鋒 ママ(masterさん) 〇 VS 雪月花代 ×
    VS
    前回ご紹介した<トオン>を埋め続けるタイプのmasterさんのママです。
    雪月側が先攻で、ママがLv5へグロウするのは困難かと思われましたが、巧みに<トオン>を埋めてLv5までの時間を稼いでいました。

    早めに<トオン>を見つけることができれば、<創造>のデッキ4枚掘りを中心に掘り進めて<トオン>まで到達することができます。
    ノウドの2ドローで雑に掘り進めることができない分シビアになりますが、デッキの中身を把握して適切なプレイングで凌いでいたmasterさんは流石だなと感じました。

    中堅 リワト(ウルシハさん) 〇 VS カーニバル ×
    VS
    真っ先に勝負を決めていた卓で、明らかな相性差を感じました。
    トラッシュに置いた<ホルス>・<メイジ>や<ジョーカー>要員をデッキに戻せる<フレイン>の存在が大きいようです。

    実戦ではリワト側が後攻でしたが、カーニバル側があまりサーバントを引けなかったことを含めてダメージが蓄積していき、リワト側がLv4にグロウしたターンに<フレイン>連打からLv4×3体の盤面を作り、相手の<チャクラム>をケアしつつそのまま攻め切りました。
    今までロストレージで1強レベルのシェアを誇っていたカーニバルですが、他のロストレージルリグの強化、リワトの台頭により大きな変化が起こると確信した1戦でした。

    大将 アロスピルルク(アトリさん) 〇 VS リワト ×
    VS
    長期戦になりましたが、じわじわとアロス側が有利を広げていくのが感じられました。
    アロス起動の無限防御とハンデス要素の存在により、長期戦になるほどアロス側が有利になりがちです。

    実戦ではアロス側が先攻で、ある程度ライフを残した状態でLv4の安定状況を作れ、リワト側にアーツ使用を強要しつつジワジワと追い詰めていました。
    アロスピルルクの耐久力を再認識すると共に、リワト側は序盤からライフをしっかり削り、Lv4にグロウしたターンに<フレイン>を連打した上で詰め要求をしてリソースを縛る等の工夫が必要だと感じました。

    2卓のリワトの戦い方を見ていて、リワトの強さと弱さの両側面を見た気がしました。
    一度フレイン連打で相手のリソースを縛ってしまえば、そのまま3面要求を連発して相手を追い込むことができる一方、攻めが甘く相手にアロスの安定期突入やロストレ勢のLv5グロウを許してしまうと攻め切るのは困難です。
    この点を踏まえて対リワトの対策を立てる必要があるのかなと思います。

    (3)その他の大会結果
    その他、筆者が確認できた範囲で各地の大会の結果報告をまとめると・・・

    東京
    矢向チーム戦(ルリグ任意)
    優勝 雪月華遊月、アロスピルルク、カーニバル
    準優勝 雪月華遊月、植物緑子、腹筋アロス

    大阪
    25日(土) 優勝 2止め遊月、準優勝 雪月華遊月
    26日(日) 優勝 雪月華遊月、準優勝 リワト

    名古屋
    25日(土) 優勝 ミルルン、準優勝 紡ぐ遊月
    26日(日) 優勝 5タウィル、準優勝 リワト

    広島
    26日(日) 優勝 散華ウリス、準優勝 5タマ

    福岡
    23日(木) 優勝 ドーナ、準優勝 4アン

    熊本
    26日(日) 優勝 散華ウリス、準優勝 5タマ

    でした。

    色々とバラけていますが、21弾新規の<雪月華遊月>とタウィル(<5タウィル>・<リワト>)の入賞が見られますね。
    しみずきさんも名古屋のWPSで使って上位に入賞する等、個人戦では特に雪月華遊月が人気です。

    他には<羅原姫 Zr>、<NOISY>、<コードアート †H・P・L†>といった新規カードを搭載し、決勝でりくさんの紡ぐ遊月を破ったミルルンの優勝が印象的です。

    2.世界大会東京予選Final
    続いては世界大会東京予選Finalの模様をお届けします。筆者は権利持ちのため当然不参加ですが、本戦と同じ環境で開かれる予選ということで、環境視察や主流デッキの勉強のために会場で観戦していました。

    実際の分布がこちら。(※WIXOSS公式ツイートから)

    東京.jpg
    (1)全体観
    相変わらずアザー枠はリワトが多く、至る所でミラーマッチが行われていました。
    先週からの流行を見て、「リワト自体を使う」と「リワトに強いアザー枠を使う」の2つの選択肢がありましたが、前者を選択する人が多かったようです。
    リワトのデッキパワーが相当高いのと、リワトの<ヘラ>・<ニョルズ>・<ヴァナディス>を戦闘で除去できるLv1のパワー2000シグニを用意しやすいのが、結局同名シグニを使えるリワトであるため、「リワトにはリワト」という選択になったのかなと考えています。

    セレクター・ロストレージはアザー枠ほどの偏りはありませんでした。
    雪月華遊月がトップシェア、続いてアロスピルルク・ウリスといった持久戦寄りのルリグが続き、2止めアン2止め遊月といった攻めに全振りしたデッキもチラホラと見られました。

    ロストレージはドーナとナナシの2トップでした。
    東京・大阪を見比べた時に、大阪はナナシがトップシェアで、ドーナが減った分だけリルやカーニバルが増えているのが一番の違いだと感じました。

    (2)決勝トーナメント
    ベスト16から3回勝ち抜いた2チームが予選を抜けるという仕組みでしたが、一通り見渡したところ16チーム中15チームのアザー枠がリワトという驚異的な占率でした。
    1チームのみ3止めアイヤイを使用していましたが、ドーナと当たって堅い守りの前に屈していました。
    その後ベスト8のアザー枠は全てリワトになり、ここまでシェアが偏るのかと驚きを隠せませんでした。

    そしてベスト4が出揃い、勝ったチームが本戦進出を決めるという全予選のクライマックスを迎えました。
    マッチングは・・・
    A卓
    • リワト VS リワト
    • 2止め遊月 VS ドーナ
    • ドーナ VS アロスピルルク
    B卓
    • 2止めアン VS リワト
    • ドーナ VS カーニバル
    • リワト VS アロスピルルク
    でした。

    4チームともアザー枠がリワトであることは上述の通りですが、セレクターは2止めアン・2止め遊月の速攻とアロスピルルクに真っ二つに分かれ、ロストレージは4チーム中3チームがドーナと一定の傾向があることが読み取れます。
    ピース・サイン>が高騰するだけのことはありますね。

    ちなみにドーナがイラスト中で指を立てていますが、あれはピースサインではなく、2本指を立てて2万円アーツだということを示しています。(※嘘です)
    ・・・と思ってイラストを見返したら親指も立てていることに気付きました。
    3万円まで上げる気なのだろうか・・・(どうでもいい)

    自分の目は2つしか付いていないので、全卓を見ていた訳ではありませんが、筆者が見ていた範囲で最終決戦の模様をお伝えします。

    A卓 リワト 〇 VS リワト ×
    VS
    先攻を取った方が先にLv4へグロウし、<フレイン>連打から一方的にペースを握りました。
    筆者の立ち位置から遠い卓で対戦しており、詳細は見ていませんが、エナ差がはっきりと開いていたのを覚えています。

    ミラーマッチは先攻フレイン連打で一方的なゲーム展開になる傾向があるため、後攻での立ち回り方を考えておく必要がありますね。
    どう対策するかは難しいところですが・・・

    A卓 2止め遊月 〇 VS ドーナ ×
    VS
    こちらも相性差がはっきりしているマッチングでした。
    ドーナには通常、<轢断>や<銃声>を防ぐ手段が入っていません・・・
    最善の対応として、<ピース・サイン>等の軽いアーツで占められていることを活かしてドーナ側が必死にライフを維持しつつ2止め遊月側に必死に攻め込んでいました。

    しかし、2止め遊月側への詰め要求ラインまで達する前にライフ5削られてしまったため、後は2止め遊月側がぶん回してそのまま詰め切って勝利しました。

    2止め遊月・リワトと2本先取し、片方のチームが世界本戦出場を決めていました。
    なお、残りのドーナVSアロスピルルク戦もドーナが勝利し、3-0で決着しました。

    B卓 2止めアン 〇 VS リワト ×
    VS
    正直相性差があると感じていたため、あまり注意深くは見ていませんでしたが、予想通り2止めアン側が6戦中最速で勝利を決めていました。
    美巧3面攻撃を防ぐ手段が少なく、<ダーク・コグネイト>か<リワトのエクシード>効果で盤面を埋める程度しかありません。
    リワトはエクシード2で盤面を埋められて便利ですが、それまでにリワト側のライフは致死圏まで減っているはずなので、盤面埋めをアサシン付与でケアされると対処が厳しいです。

    あまりに2止めアンが増えるようであれば、ハシュマルを投入して盤面埋めの際に呼び出して被ダメージを抑えるような対策が必要になります。
    白天使はエナでの使い勝手が悪いため、極力枚数を抑えたいのが本音でしょうが・・・

    B卓 リワト × VS アロスピルルク 〇
    VS
    もう一方は2止めアンが一本先取している状況でしたが、続いてアロスピルルクが勝利を収め、1-1のタイに戻しました。
    アロス側が先攻を取り、イエサブ秋葉原の決勝戦のアトリさんのように、アロス側が手札を十分抱えた安定状態を築いて戦いを優位に進めていました。
    アロス側が一旦安定状態に入ると、アーツを使わずに守れる上に、リワト側が徐々にハンデスされて満足な盤面を作りづらくなるため、ジリジリと形勢差が開くのを感じました。

    B卓 ドーナ × VS カーニバル 〇
    VS
    そして迎えた本当の最終決戦。
    1-1のタイに戻った時点でお互いライフは1点まで減っていましたが、まだまだ長引きそうだと感じました。

    カーニバルが<ダイホウイカ>3面で攻め込めば、ドーナ側がコイン技を使って<タマモゼン>&<ユキンコ>を出してがっちりガード。(シャドウで<ダイホウイカ>によるパワーダウンを封じつつ、<ユキンコ>で<サーバント ZERO>の正面をアタック止め)
    一方ドーナが攻め込もうにも、ルリグ効果のアサシン付与は<MAIS>の<サーバント ZERO>化で無効、盤面を空けたところで<ホルス>が盤面を埋めるとお互いにアーツ外防御で凌ぎ合いました。

    時間無制限の大熱戦の末、会場の閉館時間を迎えてしまったため、盤面を保存した上でイエサブ秋葉原店に移動して続きを行うという異例の事態に。
    盤面・エナ・手札・トラッシュを正確に再現することは勿論、デッキの並びも維持した上で店舗へ移動する必要があったため、移動と再現に相当な手間が掛かっていました。
    結局は、毎ターン3面要求、<テンドウ>による1点回復、<サーバント ZERO>化によるアサシン封じと有利な条件が揃っていたカーニバルが後攻ながら勝利を収めました。

    早々に1本取られた後に、諦めずに1本取り返し、更に会場を移動してまで続いた熱戦を制した大逆転劇を目の当たりにし、最終予選に相応しい幕切れだったのではないかと感じました。

    結果、予選突破したルリグの組み合わせは、
    • アロスピルルク
    • カーニバル
    • リワト
    • 2止め遊月
    • ドーナ
    • リワト
    の2チームでした。

    (2)大阪予選
    筆者は分身能力を持たず、同日開催の大阪予選を観ることはできなかったため、結果のみの報告となりますが、以下の2チームが予選を突破しました。
    • アロスピルルク
    • ナナシ
    • 5タウィル
    • 5エルドラ
    • スノロップカーニバル
    • リワト
    おめでとうございます!と言うのは勿論ですが、同じく本戦に出る身としては世界王者のライバルが増えるな・・・と感じているのが本音です。
    ちなみに分布は以下の通りでした。(※WIXOSS公式ツイートから)

    大阪.jpg

    リワト一色の東京とは異なり、5タウィルがアザー枠で勝ち上がっていますが、11月26日の名古屋WPSで優勝された方と同じで、「nishiさん」という方です。
    Lv5にさえグロウできれば<ガブリエルト>&<5タウィル>効果で相当防御は固いため、Other内でリワトに対抗できる数少ないルリグと言えます。
    当然相手はリワトだけではないため、あらゆるルリグの対峙しつつ勝ち続けたのは流石の一言に尽きます。
    nishiさんは以前はウルトゥムも使いこなしておられ、「名古屋のOtherの名手」として名高いですが、筆者にとっては「天使の3Pプレマを使う同志」という印象が強いですw

    関東ではリワト一色感の強かった2週間ですが、5タウィルも含め、本戦ではアザー枠の他の選択肢が見られるかもしれません。
    先日のブロガーアンケートではサシェや<リゲルル>を推す声が見られましたが、何をしてくるか筆者は全く知らないため密かに恐れています・・・

    いかがでしょうか?

    環境初頭の群雄割拠した状況ではありますが、20弾から大きく変わり、面白くなった印象です。
    本戦はどうなるんですかね・・・?
    自信満々のりくさんが羨ましいですが、できる限りの準備をして臨みたいと思いますので、結果をお待ちいただければと思います。

    それではまた(^-^)/

ビトレイドセレクター発売アンケート【ねへほもんさん編】

    posted

    by ねへほもん

    ビトレイドセレクター発売アンケート
    ◇LR,BE含め多くのルリグが強化、収録されました。その中で一番注目しているルリグは何ですか?
    Lostorageの4ルリグはどれも優秀で決めがたいため、Other勢唯一の新規ルリグを迎えたリワトを推しておきます。
    以前の記事でも書きましたが、Lv1の天使を放置すると一気にアドバンテージを得られるため、世界制限ではパワー2000ラインを意識する必要があるかと思います。
    公式サイトで紹介されていたように、<龍滅>+<サーガ>→<フレイン>連打から一気に攻める型、アーツ5枚とエクシード2回で計7回守れることを活かして守備に寄せる型、<ガブリエルト>の耐性を活かして5へグロウする型のいずれも考えられ、どれが主流の構築になるかは注目したいですね。

    ◇そのルリグを使うなら持っておきたいカードを教えて下さい!
    シャボン・ウェーブ
    アタック時バニッシュから天使シグニを守ることができます。
    フレイン>連打用にリソースを集めたい場合には、序盤に<ニョルズ>か<ヴァナディス>を立てた状態で使うことで3面天使盤面を維持し、エンドフェイズに6枚ドローor6枚エナチャージという爆アドを稼ぐことができます。
    先攻なら爆アドを取って<フレイン>連打で相手を圧倒する、後攻ならアタック時バニッシュを防ぐ防御アーツとして使用するという使い分けができ、個人的にオススメの1枚です。
    環境的にアタック時除去がどの程度居るかによって強さが変わりますが、21弾で再録されており簡単に手に入るため、1枚は持っておいても損はしないでしょう。

    未来の噴陰 †アークホールド†
    天使の色が増えれば、サーチ先が増える<黒アクホ>の価値もアップします。
    「赤天使+<トビエル>で1面バウンス→<黒アクホ>で赤天使をトラッシュにおいて<コスモウス>をサーチ→<コスモウス>でハンデス」の流れが決まると非常に美しいです。

    後はTwitter上で見かけて面白いと感じたのですが、5色置けることを活かして<スノロップ>を採用するという手もあります。
    「<フレイン>でエナを増やす→<アークホールド>でトラッシュに送って<スノロップ>サーチ」という流れが一例です。

    ◇今弾で気になっているカード、オススメカードを教えて下さい!
    例によって光り物以外の一押しをご紹介していきます。
    今回はLCアーツをまとめて以前の記事で紹介済であり、選択肢が少ないと思いきや・・・案外あったのでご安心を。

    朝戸 未世
    出現時能力でウェポンを回収できるというねへ好みの能力を持ちます。
    回収対象がLv2以上のみなのがよく分かりませんが、Lv1が回収できるとどうなるんでしょうかねぇ・・・?

    投入先としては列車タマが第一候補です。
    Lv1は<朝戸>と<オハン>でひたすらアドバンテージを稼ぐのが良いかと思います。
    上級のウェポンと言えば久々に<アヴェンジャー>も使ってみたいです。
    腹筋ピルルクで<アヴェンジャー>連打→<龍滅>+<謳金>+<ロックユー>は一度決めてみたいですね。

    幻怪 ヒトダマ
    シグニのクラスを怪異に変えるというシンプルなテキストながら、色々と活用できそうです。
    防御面では、<アノマリス>のクラスを変えてパワーダウンを防ぐという使い道があります。

    とはいえ、メインはやはり攻撃面で、好きなシグニを怪異に変換してレイヤーで耐性を付与することでしょう。
    フゥライ>を絡めれば多重の耐性を与えられますので、スーパー耐性持ちの<コスモウス>で連パンすることも可能です。
    ワニュウドウ>が出てなおドーナの耐性に磨きがかかったと言えます。
    オロラソ>の登場もそうですが、ダウンアーツへの対抗策が増えており、アーツ構成が悩ましいですね・・・
    耐性を持たせるアタッカー、強い耐性を持つレイヤー能力のどちらが増えても価値の上がる1枚ですし、今後更に強くなることが予想されます。

    コードアート †H・P・L†
    条件こそあれ、アタック時1ドロー&8000ダウンは強力と言えます。
    8000ダウンできれば殆どのLv3以下のシグニを除去でき、ゲーム終盤まで腐らない点は評価できます。
    コストの異なるスペル3枚をデッキに戻すという特異な条件から、序盤から使うのは難しいですが、<リンゼ>で手札を交換する過程でトラッシュに送れれば早い段階からの使用も可能です。

    採用するスペルとしては、コスト0のユニークは基本として、後は<THREE OUT>を入れると腐りやすい高コストスペルを捨てやすくてオススメです。
    ユニーク、<THREE OUT>ともう1枚採用する例としては、
    辺りが考えられます。
    ※コスト0のユニーク例:ミルルン→<MAGIC HAND>、あーや→<PRANK>、ピルルク→<CRYSTAL SEAL>、ナナシ→<ラブリー・バイオ>等。
    ◇今弾が出たことで評価が挙がった過去弾のカードはありますか?
    偉智の遊 ハッカドール1号
    過去弾というほど昔のカードではありませんが、<惨之遊 †シャテキ†>との相性が抜群で、更に価値を高めています。
    使用例としては、

    (1)<ワラニン>→<チャッキー>→<シャテキ>という順で蘇生し、<シャテキ>で<1号>or<ワラニン>を回収
    (2)<スイングライド>登場→<ゲットインセクト>で<シャテキ>&<シャフリ>を回収し、<シャフリ>で盤面を一掃
    (3)<1号>を手札から出すか、<ワラニン>で<1号>を蘇生し、手札の<シャテキ>を出して1ドローしつつ2エナチャージ

    という流れが考えられます。
    「トラッシュから釣れば遊具を回収できる」「黒シグニなので<インセクト>で回収可能」「手札から出せば2エナチャージ」という<シャテキ>の特性をフルに活かせる動きだと言えます。
    当初はタウィル&リワト1強かと思っていたアザー枠ですが、<シャテキ>の登場によりアイヤイもまだまだ戦えそうですね。

    クローズ・ゾーン
    黒3という重いコストから、黒ルリグ、もっと言えば「<グソク><アカズキン>無限ループミュウ」専用のカードとなっていた<クローズゾーン>ですが、強力なサポートカードが登場しました。
    こちらはTwitter上で話題になっており、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、<NOISY>です。
    青1コストで任意の3コスト以下のスペルを使え、青ルリグが多彩な色のスペルを使えるようになります。

    その中でも<クローズゾーン>は、アーム&ウェポンを並べる前提のタマ、天使3体を並べる前提のリワトといったデッキの盤面形成を妨害でき、相手の攻撃ペースを崩せる非常に強力な1枚です。
    腹筋ピルルクで使われそうですね・・・

    ゲット・グリモア
    数多い遊々亭ブロガーの中でも、このカードを挙げるのは自分だけのはず・・・と意気込んでトリに持ってきた秘蔵の1枚です。
    「何それ???」と思う方が多いかと思いますが、同名のアームシグニを回収できるタマ限定のスペルです。
    長らく日の目を見なかった1枚ですが、遂に相性の良いカードが登場しました。
    その名も・・・

    究極 ニパ子
    です。
    同名を捨てることで相手シグニをトラッシュに置けるというLv2とは思えない強力な能力を持ちます。
    「二パ子タマ」というデッキが成立するのでは?と密かに思っています。

    ◇今弾でお気に入りのカード(イラスト)を教えて下さい!
    惨之遊 †シャテキ†
    ◇最後に一言お願いします!
    今期は銃撃より<シャテキ>だ!!!

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