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【第241話】21弾初頭環境まとめ | WIXOSS|ウィクロス

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【第241話】21弾初頭環境まとめ

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by ねへほもん

どうも、ねへほもんです。
雑談となりますが、公式にふと気になった裁定を聞いたところ、面白い回答が返ってきました。

Q.《羅星姫 リゲルル》が場にある時、乗機のクラスを持ちますか?
A.ルール上は<R古代乗機 ギュウシャ>を持つシグニが存在しないため、《羅星姫 リゲルル》は<R古代乗機 ギュウシャ>というシグニのクラスを持ちません。

なん、だと・・・
乗機持ちのシグニがちゃんと出るのかという意図を持って質問したのですが、登場するのか不安になってきますね。


さて、前回の予告通り、今回は「21弾発売当初の環境」についてまとめたいと思います。
あまり環境関連の記事を書くことは無いのですが、20弾から大きく変わり面白くなっていること、世界本戦を控えて環境を踏まえたデッキ選択が求められていることを踏まえ、筆者自身の勉強の意味を込めてまとめてみます。

2週間分の環境変遷について、下記の通り時系列順に記載します。
1.イエサブ秋葉原WPS(世界制限チーム戦)
→11月25,26日の環境について、筆者が参加したイエサブ秋葉原のチーム戦を中心にまとめた項目
2.世界大会東京予選Final
→12月2日に東京・大阪で開かれた世界予選について、筆者が視察した東京予選を中心にまとめた項目

1.イエサブ秋葉原WPS(世界制限チーム戦、11月25日開催)
(1)全体観
セレクター・ロストレージ枠はバラけている一方、アザー枠はリワトが多かったです。
バラけている中での傾向をお伝えすると、セレクターはアロスピルルク、タマが根強い人気を誇るほか、新規の<雪月華遊月>も一定数見かけました。
ロストレージはカーニバルがちらほらと見られるも、ナナシ・ドーナがそれを上回っていました。
の存在感が大きく、無視できないデッキであると感じました。
一方セレクターやロストレージはこの時点では主流デッキが固まっていませんでした。
他所での雪月華遊月の人気ぶりを考えると、遊月の人気が高まると予想していましたが、東京予選でどうだったかは後程。

(2)上位デッキ
上位4チームのデッキ分布は以下の通りです。
  • 優勝 アロスピルルク、ママ、リワト
  • 準優勝 雪月花代、カーニバル、リワト
  • 3位 2止め遊月、ナナシ、リワト
  • 4位 タマ、リル、2止めアイヤイ
全体のシェアのみならず、トップ3もリワトが独占しており、更なる流行を予感しています。
それ以外は綺麗に分かれていますね。
2止め遊月の入賞が目を引きますが、個人成績を聞いたところ4勝3敗とのことでした。
他にも使っている方は居ましたが、さほど勝ってはいないようです。
明確に苦手なデッキは少ないですが、<アンダーワン>搭載型のリワト、序盤のダメージを<マイプラ>で防ぎ、Lv5グロウ後はユニークスペルによるエナチャージを妨害してくるナナシ、<ブルパニ>・<流転>が投入されやすいアロスピルルクには勝ちづらいです。
一定数存在することが分かったため、今後は対策カードの投入が増えてきそうです。

ちなみに決勝のマッチングを筆者が見ていた範囲でお伝えすると、
先鋒 ママ(masterさん) 〇 VS 雪月花代 ×
VS
前回ご紹介した<トオン>を埋め続けるタイプのmasterさんのママです。
雪月側が先攻で、ママがLv5へグロウするのは困難かと思われましたが、巧みに<トオン>を埋めてLv5までの時間を稼いでいました。

早めに<トオン>を見つけることができれば、<創造>のデッキ4枚掘りを中心に掘り進めて<トオン>まで到達することができます。
ノウドの2ドローで雑に掘り進めることができない分シビアになりますが、デッキの中身を把握して適切なプレイングで凌いでいたmasterさんは流石だなと感じました。

中堅 リワト(ウルシハさん) 〇 VS カーニバル ×
VS
真っ先に勝負を決めていた卓で、明らかな相性差を感じました。
トラッシュに置いた<ホルス>・<メイジ>や<ジョーカー>要員をデッキに戻せる<フレイン>の存在が大きいようです。

実戦ではリワト側が後攻でしたが、カーニバル側があまりサーバントを引けなかったことを含めてダメージが蓄積していき、リワト側がLv4にグロウしたターンに<フレイン>連打からLv4×3体の盤面を作り、相手の<チャクラム>をケアしつつそのまま攻め切りました。
今までロストレージで1強レベルのシェアを誇っていたカーニバルですが、他のロストレージルリグの強化、リワトの台頭により大きな変化が起こると確信した1戦でした。

大将 アロスピルルク(アトリさん) 〇 VS リワト ×
VS
長期戦になりましたが、じわじわとアロス側が有利を広げていくのが感じられました。
アロス起動の無限防御とハンデス要素の存在により、長期戦になるほどアロス側が有利になりがちです。

実戦ではアロス側が先攻で、ある程度ライフを残した状態でLv4の安定状況を作れ、リワト側にアーツ使用を強要しつつジワジワと追い詰めていました。
アロスピルルクの耐久力を再認識すると共に、リワト側は序盤からライフをしっかり削り、Lv4にグロウしたターンに<フレイン>を連打した上で詰め要求をしてリソースを縛る等の工夫が必要だと感じました。

2卓のリワトの戦い方を見ていて、リワトの強さと弱さの両側面を見た気がしました。
一度フレイン連打で相手のリソースを縛ってしまえば、そのまま3面要求を連発して相手を追い込むことができる一方、攻めが甘く相手にアロスの安定期突入やロストレ勢のLv5グロウを許してしまうと攻め切るのは困難です。
この点を踏まえて対リワトの対策を立てる必要があるのかなと思います。

(3)その他の大会結果
その他、筆者が確認できた範囲で各地の大会の結果報告をまとめると・・・

東京
矢向チーム戦(ルリグ任意)
優勝 雪月華遊月、アロスピルルク、カーニバル
準優勝 雪月華遊月、植物緑子、腹筋アロス

大阪
25日(土) 優勝 2止め遊月、準優勝 雪月華遊月
26日(日) 優勝 雪月華遊月、準優勝 リワト

名古屋
25日(土) 優勝 ミルルン、準優勝 紡ぐ遊月
26日(日) 優勝 5タウィル、準優勝 リワト

広島
26日(日) 優勝 散華ウリス、準優勝 5タマ

福岡
23日(木) 優勝 ドーナ、準優勝 4アン

熊本
26日(日) 優勝 散華ウリス、準優勝 5タマ

でした。

色々とバラけていますが、21弾新規の<雪月華遊月>とタウィル(<5タウィル>・<リワト>)の入賞が見られますね。
しみずきさんも名古屋のWPSで使って上位に入賞する等、個人戦では特に雪月華遊月が人気です。

他には<羅原姫 Zr>、<NOISY>、<コードアート †H・P・L†>といった新規カードを搭載し、決勝でりくさんの紡ぐ遊月を破ったミルルンの優勝が印象的です。

2.世界大会東京予選Final
続いては世界大会東京予選Finalの模様をお届けします。筆者は権利持ちのため当然不参加ですが、本戦と同じ環境で開かれる予選ということで、環境視察や主流デッキの勉強のために会場で観戦していました。

実際の分布がこちら。(※WIXOSS公式ツイートから)

東京.jpg
(1)全体観
相変わらずアザー枠はリワトが多く、至る所でミラーマッチが行われていました。
先週からの流行を見て、「リワト自体を使う」と「リワトに強いアザー枠を使う」の2つの選択肢がありましたが、前者を選択する人が多かったようです。
リワトのデッキパワーが相当高いのと、リワトの<ヘラ>・<ニョルズ>・<ヴァナディス>を戦闘で除去できるLv1のパワー2000シグニを用意しやすいのが、結局同名シグニを使えるリワトであるため、「リワトにはリワト」という選択になったのかなと考えています。

セレクター・ロストレージはアザー枠ほどの偏りはありませんでした。
雪月華遊月がトップシェア、続いてアロスピルルク・ウリスといった持久戦寄りのルリグが続き、2止めアン2止め遊月といった攻めに全振りしたデッキもチラホラと見られました。

ロストレージはドーナとナナシの2トップでした。
東京・大阪を見比べた時に、大阪はナナシがトップシェアで、ドーナが減った分だけリルやカーニバルが増えているのが一番の違いだと感じました。

(2)決勝トーナメント
ベスト16から3回勝ち抜いた2チームが予選を抜けるという仕組みでしたが、一通り見渡したところ16チーム中15チームのアザー枠がリワトという驚異的な占率でした。
1チームのみ3止めアイヤイを使用していましたが、ドーナと当たって堅い守りの前に屈していました。
その後ベスト8のアザー枠は全てリワトになり、ここまでシェアが偏るのかと驚きを隠せませんでした。

そしてベスト4が出揃い、勝ったチームが本戦進出を決めるという全予選のクライマックスを迎えました。
マッチングは・・・
A卓
  • リワト VS リワト
  • 2止め遊月 VS ドーナ
  • ドーナ VS アロスピルルク
B卓
  • 2止めアン VS リワト
  • ドーナ VS カーニバル
  • リワト VS アロスピルルク
でした。

4チームともアザー枠がリワトであることは上述の通りですが、セレクターは2止めアン・2止め遊月の速攻とアロスピルルクに真っ二つに分かれ、ロストレージは4チーム中3チームがドーナと一定の傾向があることが読み取れます。
ピース・サイン>が高騰するだけのことはありますね。

ちなみにドーナがイラスト中で指を立てていますが、あれはピースサインではなく、2本指を立てて2万円アーツだということを示しています。(※嘘です)
・・・と思ってイラストを見返したら親指も立てていることに気付きました。
3万円まで上げる気なのだろうか・・・(どうでもいい)

自分の目は2つしか付いていないので、全卓を見ていた訳ではありませんが、筆者が見ていた範囲で最終決戦の模様をお伝えします。

A卓 リワト 〇 VS リワト ×
VS
先攻を取った方が先にLv4へグロウし、<フレイン>連打から一方的にペースを握りました。
筆者の立ち位置から遠い卓で対戦しており、詳細は見ていませんが、エナ差がはっきりと開いていたのを覚えています。

ミラーマッチは先攻フレイン連打で一方的なゲーム展開になる傾向があるため、後攻での立ち回り方を考えておく必要がありますね。
どう対策するかは難しいところですが・・・

A卓 2止め遊月 〇 VS ドーナ ×
VS
こちらも相性差がはっきりしているマッチングでした。
ドーナには通常、<轢断>や<銃声>を防ぐ手段が入っていません・・・
最善の対応として、<ピース・サイン>等の軽いアーツで占められていることを活かしてドーナ側が必死にライフを維持しつつ2止め遊月側に必死に攻め込んでいました。

しかし、2止め遊月側への詰め要求ラインまで達する前にライフ5削られてしまったため、後は2止め遊月側がぶん回してそのまま詰め切って勝利しました。

2止め遊月・リワトと2本先取し、片方のチームが世界本戦出場を決めていました。
なお、残りのドーナVSアロスピルルク戦もドーナが勝利し、3-0で決着しました。

B卓 2止めアン 〇 VS リワト ×
VS
正直相性差があると感じていたため、あまり注意深くは見ていませんでしたが、予想通り2止めアン側が6戦中最速で勝利を決めていました。
美巧3面攻撃を防ぐ手段が少なく、<ダーク・コグネイト>か<リワトのエクシード>効果で盤面を埋める程度しかありません。
リワトはエクシード2で盤面を埋められて便利ですが、それまでにリワト側のライフは致死圏まで減っているはずなので、盤面埋めをアサシン付与でケアされると対処が厳しいです。

あまりに2止めアンが増えるようであれば、ハシュマルを投入して盤面埋めの際に呼び出して被ダメージを抑えるような対策が必要になります。
白天使はエナでの使い勝手が悪いため、極力枚数を抑えたいのが本音でしょうが・・・

B卓 リワト × VS アロスピルルク 〇
VS
もう一方は2止めアンが一本先取している状況でしたが、続いてアロスピルルクが勝利を収め、1-1のタイに戻しました。
アロス側が先攻を取り、イエサブ秋葉原の決勝戦のアトリさんのように、アロス側が手札を十分抱えた安定状態を築いて戦いを優位に進めていました。
アロス側が一旦安定状態に入ると、アーツを使わずに守れる上に、リワト側が徐々にハンデスされて満足な盤面を作りづらくなるため、ジリジリと形勢差が開くのを感じました。

B卓 ドーナ × VS カーニバル 〇
VS
そして迎えた本当の最終決戦。
1-1のタイに戻った時点でお互いライフは1点まで減っていましたが、まだまだ長引きそうだと感じました。

カーニバルが<ダイホウイカ>3面で攻め込めば、ドーナ側がコイン技を使って<タマモゼン>&<ユキンコ>を出してがっちりガード。(シャドウで<ダイホウイカ>によるパワーダウンを封じつつ、<ユキンコ>で<サーバント ZERO>の正面をアタック止め)
一方ドーナが攻め込もうにも、ルリグ効果のアサシン付与は<MAIS>の<サーバント ZERO>化で無効、盤面を空けたところで<ホルス>が盤面を埋めるとお互いにアーツ外防御で凌ぎ合いました。

時間無制限の大熱戦の末、会場の閉館時間を迎えてしまったため、盤面を保存した上でイエサブ秋葉原店に移動して続きを行うという異例の事態に。
盤面・エナ・手札・トラッシュを正確に再現することは勿論、デッキの並びも維持した上で店舗へ移動する必要があったため、移動と再現に相当な手間が掛かっていました。
結局は、毎ターン3面要求、<テンドウ>による1点回復、<サーバント ZERO>化によるアサシン封じと有利な条件が揃っていたカーニバルが後攻ながら勝利を収めました。

早々に1本取られた後に、諦めずに1本取り返し、更に会場を移動してまで続いた熱戦を制した大逆転劇を目の当たりにし、最終予選に相応しい幕切れだったのではないかと感じました。

結果、予選突破したルリグの組み合わせは、
  • アロスピルルク
  • カーニバル
  • リワト
  • 2止め遊月
  • ドーナ
  • リワト
の2チームでした。

(2)大阪予選
筆者は分身能力を持たず、同日開催の大阪予選を観ることはできなかったため、結果のみの報告となりますが、以下の2チームが予選を突破しました。
  • アロスピルルク
  • ナナシ
  • 5タウィル
  • 5エルドラ
  • スノロップカーニバル
  • リワト
おめでとうございます!と言うのは勿論ですが、同じく本戦に出る身としては世界王者のライバルが増えるな・・・と感じているのが本音です。
ちなみに分布は以下の通りでした。(※WIXOSS公式ツイートから)

大阪.jpg

リワト一色の東京とは異なり、5タウィルがアザー枠で勝ち上がっていますが、11月26日の名古屋WPSで優勝された方と同じで、「nishiさん」という方です。
Lv5にさえグロウできれば<ガブリエルト>&<5タウィル>効果で相当防御は固いため、Other内でリワトに対抗できる数少ないルリグと言えます。
当然相手はリワトだけではないため、あらゆるルリグの対峙しつつ勝ち続けたのは流石の一言に尽きます。
nishiさんは以前はウルトゥムも使いこなしておられ、「名古屋のOtherの名手」として名高いですが、筆者にとっては「天使の3Pプレマを使う同志」という印象が強いですw

関東ではリワト一色感の強かった2週間ですが、5タウィルも含め、本戦ではアザー枠の他の選択肢が見られるかもしれません。
先日のブロガーアンケートではサシェや<リゲルル>を推す声が見られましたが、何をしてくるか筆者は全く知らないため密かに恐れています・・・

いかがでしょうか?

環境初頭の群雄割拠した状況ではありますが、20弾から大きく変わり、面白くなった印象です。
本戦はどうなるんですかね・・・?
自信満々のりくさんが羨ましいですが、できる限りの準備をして臨みたいと思いますので、結果をお待ちいただければと思います。

それではまた(^-^)/

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