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ネイ調整記1

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by K

ネイ調整記1
今回から<ネイ>の話をしていきます。
レシピは東京地区仕様





先に書いておきますが、今回はこれがいちばん強いというお話ではありません。ネイにはまだまだ無限の可能性があります。そのごくごく一部しか僕は知りません。
僕がネイと向き合った半年間の話と、プレイヤーとして出来る最大限のことをやった記録です。


ネイをどう使うか
デッキコンセプトは<ネイ>をフィニッシャーにすること。フルでなくとも4バーン3戻しが強力すぎるので、普通にゲームを出来ればこのデッキがいちばん強いと思って研究し始めました。(5月くらいに<アリス>という完成されたデッキを回す傍ら考えていました。)
この時点でだいぶ他のネイとは方向が違うと思います。恐らくネイに重きを置いたデッキやプレイの方が多いと思います。そしてそれを否定できる材料を僕は持っていません。つまりここからはもう僕だけの世界です。相談する相手も一人もいない孤独な調整が始まりました。


一般的な初期テンプレを使ってみる
まず一般的な門4チョイス4のリストを回しました。このデッキは僕が使うと本当に弱かったです。下が全然安定せず山も作れずファイナルターン。発砲して通れば勝ち、耐えられると負け。おおよそ強いデッキのそれではありませんでした。ちなみに発砲すると高確率で勝つのでデッキとしてはやはり強かった気もします。
古代のカードである<天マト>の効果を持つ<アマテラス>で<1連動>を持ってくるという動き自体が弱いなと感じたので、いきなりこのデッキはここで終わることになります。
その後はこういった形以外を研究している知り合いを見つけてそれに興味を持ちました。観察して感触良さそうだったので、レシピや考え方を共有してもらいました。


クライマックス
8



このデッキタイプは山札ケアの為に<緑イベント>が入ってるタイプで、<ミナカ連動>を2回使いやすいのがメリットということでした。<ネイ>というデッキの弱さのひとつが手札が増える行動がミナカ連動しかないという話で、確かにそれは下弱いわって考えていたので、2回目のミナカ連動の再現性の話はなるほどといったところでした。それから<ファガン><ルシファー>の並びをとても大切にしており、そもそも普通のヴァイスをしても強い点も新鮮でした。
この時点では強いデッキではあるものの、ネオスタンダードで選べる強さかと言われると、もう一歩でした。自分のデッキではないこともあり、ゲームプランが確立せず、プレイで迷う所が多いまま、まとまりませんでした。ネイとルシファーのどちらにどれだけリソースを裂くべきか、ミナカ2回目を狙う手作りで本当にプランとして正しいのかなどが難しかったですね。


7門ネイとの出会い
このあとはD4DJが好感触だったこともあり、パズドラ以外のタイトルを中心に回していました。D4DJは特にプレシーズンに持ち込める完成度まで到達できたので、この時間の使い方は正しかったかなと思います。一方で常に<ネイ>のアンテナは張ったままでした。そして箱争奪で<ダークレディ>採用型に当たってダークレディという存在を知り、ショップ大会優勝の7門のリストを確認したところからスイッチが入りました。


レベル2
1
1枚



まず下が弱い印象が変わりました。7門は<ダークレディ>で手札が増えるのが大きく、それが2回目の<ミナカ連動>に繋がるので、手札枚数の面では懸念が消えました。また<ファガン>というレベル2の枠が空いたので、その分下に回すことが出来、安定感にも目が向けられるようになりました。そもそも<ルシファー>+<ファガン>はヴァイスシュヴァルツ的には強いものの、<ネイ>とは正反対の動きである点が構築として納得いってなかったので、ここら辺を解決している7門は、基盤としてとても好みでした。
7門を回しての気付きとしては、ミナカのストブの優先度は重要視しなくて良いという点がありました。下に寄せて安定感を上げたいのと2以上を捲ってストブしたいモチベーションは相反するものなので、構築上ミナカのストブを重視するのは微妙に思いました。また構築で増やしても不確定である点も気になります。さらに成功してもストブでクライマックスを持って行ってしまうリスクがあり、その場合ストックが汚くなって山が弱くなるかストックが減ってしまうので、あまり嬉しいメリットとも思えませんでした。
また、門を打ちたくないデッキであることも感じました。最初は手札を増やすために門を打つデッキという印象でしたが、2面連動でも増えるのは1枚で、それのせいで相手のキャンセル数が増えると単純に勝率が下がるので、あまり打つ必要がないなと感じていました。それよりもそもそもデッキ内にドラが多いのがデッキの強みのひとつなので、それを活かすなら門は打たない方が良いだろうということを感じました。
逆に、ネイというデッキの印象が変わりました。変わったというより、自分の中でネイの印象が確定しました。ネイの印象は、「いかにドラが多い構築で普通のゲームをするか」になりました。


初期段階の調整過程
これらを経て、まず大量に入ってたレベル3を最低限まで落としてレベル0~1に回しました。しっかりとした足腰が無いとデッキとして強くない、ドラの総数はその安定した先という考えの元、普通のデッキと同じようなレベル配分で組んでみました。
レベル0についてはTDの<PIG1クロック4ルック>を軸に作ったのですが、これは普通のデッキが<オカケン>で1連動を持ってくるところを再現しようとしたもの。これがとても盛大に失敗して、トリオで0-5したのが良い思い出です。非ドラを面に並べてる場合じゃないなという印象でした。1コストも1クロックも重かったです。
レベル1については、とにかくドラの枚数をキープしつつ普通のゲームをしたいということで、<前田慶次>はすぐに4になりました。さらに<ミナカ>の3体条件を満たすことや、手札から門を切る役割もあり、<早出しメタ>も採用しました。これらは本当にドラがついているのが大きく、カードが悪くないのもそうですが、ドラ総数を減らさないノーコスアタッカーとしてとても重要でした。
レベル2以降は本当に、手札の質に影響しない程度の枚数に抑えているつもりです。レベル3が10枚で手札入れ替えも豊富ということもあり、流石に安定感も増しました。その分ミナカのストブは全然成功しないですし、ミナカで<ネイ>を拾うことも難しくなっていますが、そもそもそういうルートは最初から取らないプレイにしているのであまり気になりませんでした。
その分最後にネイを集めることができるように、<収録中アテナ>はとてもピッタリのカードでした。走るターンは大体強い山で打点が抜けているので上からクライマックスを引く率が高く、<集中>または収録中で確実にネイが拾える安定感がありました。ここが7門ネイの特性のひとつだと思います。手札の作り方が独特で、ネイは最後のターンに集めるイメージです。
レベル3は必要なカードを必要な枚数。ネイは4枚として他に欲しいカードが<光景>、<ルシファー>、<エスカマリ>くらい。それぞれ使用頻度で採用枚数を決めていったら4321という配分になりました。
とりあえずこの程度の考えで試行錯誤を続けていきました。ネイがそもそも強すぎることもあり成績は上々でしたが納得いかない日々が続くことになります。


調整方法について
ということで8月に入ったくらいから7門<ネイ>を調整してきました。まず同じデッキタイプを研究している知り合いがいなかったですし、この人と一緒にこのデッキを研究したいと思う人も居なかったので、独自に行うことにしました。ここら辺はいつも状況に応じて誘ったりするのですが、今回は自分の考えに合うようなプレイヤーが見つからなかった点、独自でやる方がコミュニケーションコストが少なく済む点などからこういった判断になりました。厳密に言うと何人かは一緒に出来そうな人は居たのですが、その人はその人でネイの研究を進めており、私と異なる考えの元進めていたので、それを遮るよりも異なる考えてそれぞれ進めていって、どちらかが成功する方が面白いなと思っていました。遮ることにより新たなデッキの誕生を阻害してしまうのは、ビルダーとしては悲しい未来なんですよね。
調整方法としては既存の7門に手応えを感じていた為、まずはそのリストの特性を理解するところから。7門+<ダークレディ>の構成のおかげで<ミナカ連動>が連打しやすく長期戦に分があるように感じたので、ロングゲーム寄りにレベル0を増やし、2枚目の門を強く使えるように<前田慶次>もすぐに4枚になりました。ミナカで拾うのはネイではなくミナカになったのでレベル3をめくりたい意識も減り、代わりに最後のターンに<集中>や<収録中>でネイが集まるようにプレイするようになります。この頃はこれだけでかなり勝てたので、ネイ3面はほとんどやっていませんでした。2面で十分な破壊力がありました。
ただ下の調整にはとても苦労しました。半年間で100回はリストを見直しましたが、この下が決まらない期間は特に多かったです。そもそもどういうムーブが強いのかも確立していなかったので、手当り次第試していました。
その中で良くなかったのが<TD4ルック>である話は先に述べた通り。結局いちばん良かったのは<フカ次郎>を軸にした動き。ただこれも採用してすぐに良かったのではなく、プレイを確立してやっとこれだという構成になりました。
このリストになった時点で、ショップ大会を除いた(そもそもショップ大会では1度も使ってない)非公認大会や15周年記念大会の勝率は、85%あり、これはSAOと同じ水準だったので、地区に挑むには十分な数字でした。
ここまで書いて、最終的なデッキリストの話を先にしておいた方が良いと思ったので、次回はデッキレシピ解説編です。

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