目次
はじめに
こんにちは、こうちゃです。前編・中編と続いてきた8電源サンシャインデッキ紹介の最後の記事です。
今回の後編記事では採用カードを一枚ずつ紹介します。
デッキ紹介記事において、採用カード紹介の項目をどこに入れるか毎回悩むのですが、今回はこのデッキのやりたい事を先に、後ろにカード紹介を持ってきました。
デッキのやりたい事や実際の動きを理解した状態で各採用カードをみると、それぞれのカードの役割や使い方がより理解できると思うので、前編・中編記事もあわせてご覧ください。
各カード紹介
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"チカチーの底力"高海 千歌 4枚
3500正面移動。 Lv0の段階で電源によってLv1を生むことができるゲームは楽ですが、そうでない場合に重宝します。Lv0であればどのタイミングでも強みを発揮する安心感のあるカードです。 序盤であれば相手の多パン抑制に、終盤であれば相手のLv1リバース連動避けに、電源ミラーであれば先上がり前電源の抑制になります。 最序盤に引きたいこと+不要になる中盤以降は<Lv応援>で毎ターン手札を切ることができるため4枚。 |
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"恋になりたいAQUARIUM"渡辺 曜 1枚
0アタッカー兼トリガー処理要員。 主な使い道はリフレッシュ前のCXトリガー処理です。 重要なのは、控え室に落ちたときに2コスト払うことが可能な点です。トリガーした電源でこのカードのいる枠にキャラを生みつつ回収テキストを使うことで、電源がストックに埋まることを防げます。 |
リフレッシュ直前に使うことが多く、そのタイミングであれば<Lv応援りこ>で控え室から拾えるため1枚。
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"新年への差し入れ"黒澤 ダイヤ 1枚
0アタッカー兼トップチェック要員。 8電源サンシャインにおいて、このトップ2枚チェックテキスト(<星杏>テキストと呼ばれることが多い)は実質連パンです。 (実質)連パンの理由は2つ。一つ目は、<みきバーン>の補助としてバーン発生率向上に貢献できるため。二つ目が、1パン目電源を回避できるためです。 |
二つ目の電源1パン目回避の使い方では、電源で前列にキャラを生むパターンに限り連パンになります。
具体的には、電源ミラーのようなキャンセルよりも盤面の優位が欲しい場面で、<Lv応援りこ>トップCXが捲れた場合、このカードで電源を2枚目にしこんで前列に高パワーキャラを生みます。
この星杏というカードは電源デッキにおいて、"アタック数を減らしたくないが前列に高パワーキャラを生みたい"という欲張りな願いをかなえてくれる便利カードです。
序盤にアタッカーとして使う際は、Lv0の召喚or山上のLv1キャラの落下を狙います。
2ルックでLv1とCXが見えた場合はLv1を落下させCXをトリガーに回すことでそのまま召喚できます。
このように、ゲーム序盤から終盤まで使い道のある便利カードですが、複数枚引くと弱いこと(同ターンに星杏テキスト2回は意味がないことが多い)とパワー1000がネックになるタイミングが多いこと(パワーが低いと盤面が空き<2/2>のパワーが下がるorサイドアタックを強要される...等)+中盤以降は<Lv応援>でいつでも拾えるという理由で1枚採用です。
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"わくわくキャンプ"渡辺 曜 1枚
2コストで自身の山札を再構築するカード。 トップ操作で山のCXをキャンセルに使うプランは、山札にCXが少なくとも1枚は残っていないと狙えません。このカードは主に、山札にCXがなくなった際の緊急回避策として使います。 必要なタイミングで<Lv応援>から拾えば良いため1枚。 |
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"チョコが作る笑顔"国木田 花丸 1枚
上下操作フィレス。 手札損なしでメインフェイズ中にトップのCXをボトム送り、ボトム送りにしたCXのシャッフル、必要カードのサーチ、と役割が多く便利なカードです。上に挙げた使い方は全て中盤<Lv応援>から拾えば間に合うので1枚採用です。 |
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"捕獲体勢"松浦 果南 4枚
身代わり+トップ操作。 盤面・手札・控え室に複数枚存在することが重要、かつ前列に投げても強いので4枚。手札・盤面・控え室にそれぞれ1枚あることが理想です。レベル置き場に置くことはありません。 (詳細な使い方は前半記事にて) |
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"ホワイト×ブラック"津島 善子 3枚
4ルック応援。 メインフェイズに山札枚数を調整することのできるカード。電源トリガーとも相性が良く、メインフェイズに枚数損なく電源で登場するキャラの枠をあけたり、アタック時の電源トリガーで4ルック応援を登場させておき、次のターンにストックのCXを吐き出しやすくできる点が強力です。 4ルックテキストの事ばかり触れていますが、盤面勝負のデッキのため、500応援も重要なテキストです。 4枚でも良いですが、今回はひと枠<集中>に譲っています。 |
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"MY舞☆TONIGHT"渡辺 曜 1枚
控え集中。 リフレッシュ直前で山札5-7枚程度の中にCXが複数枚残っているタイミングで使います。 同様の状況下では集中の選択肢の他に、<Lv応援>トップ確認+<身代わり>or<フィレス>でのトップ操作、Lv応援から<相殺>を拾い前投げのプランも強力なので、ゲームの状況をよく見て適した選択をしましょう。 |
どちらの使い道も終盤Lv応援から拾えば良いため1枚。
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"ホット・スノウ"高海 千歌 4枚
75手札アンコール。 8電源サンシャインの安定した盤面製圧力を支えている1枚です。 サンシャインのキャラは単体でみると突出したパワーが出るわけではありません。そのため、この75アンコールや<2/2アンコール>等の場持ちの良いキャラを駆使して、常に3面高めのパワーを維持することが大事です。 |
サンシャインは8電源ということもありデッキ内のソウルトリガーが多いので、アタック時に無駄にソウルが伸びてしまい、盤面を取ったことで逆に相手のキャンセルを生んでしまうという状況になることがあります。
このような負け方を防ぐために、7500+応援で事足りるようなパワーラインの低いデッキ相手には、ソウル1の75アンコールで堅実に打点を入れる選択肢を取るほうが安定します。
複数面展開したいこと+初手切りから電源での召喚が非常に強力なため4枚。
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いつもの私たち 渡辺 曜 2枚
0コストメタ。 主な役割は、風レビューの<Lv1ララフィン>等の起動パンプににフロントアタックすることです。 |
<1/0相殺>+75アンコールであれば、一面を相殺・もう一面を15パンプを入れた75アンコールで突破、という動きができますが、控え室に落ちた1/0相殺を簡単に拾えない事が多いため、再度ララフィン多面への対応が難しくなります。
0コストメタの場合、5500というパワーがララフィンの素のパワーを超えており、助太刀を打たれても0コスト正面ではリバースしないため盤面に残り続けます。風トリガーを捲られた場合の再登場も簡単で、このカード1枚で風レビューとの盤面のやり取りが劇的に楽になります。
ここまでララフィン対策を並べましたが、これ以外にも、1/0キャラがメインアタッカーのデッキ相手に対して、盤面を維持しつつ低ソウルで殴る動きが強力です。
1/1アタッカーメインのデッキ相手の場合は使う機会が訪れず、そのようなマッチアップでこのカードを複数枚引き込むと処理が追い付かず負けに繋がるため2枚。
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"恋する人魚"黒澤 ルビィ 3枚
2/2/10000アンコール。 他タイトルに2/2/11000や2/2/10500アンコールがいることを考えると、単体の性能はそこまで強力ではありませんが、2/2/10000の横に75アンコールや3/2/11000を並べることが容易な8電源サンシャインに非常にマッチしたカードです。 |
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高海 千歌 1枚
Lv3メタアタッカー。 登場時に山札を捲り、Lv0であればストックに置くことのできる能力が非常に強力です。 実質0コストで登場できる可能性があるだけでなく、ストブが失敗した場合でも山上の高レベルカードやCXの確認ができるので、<Lv応援>での手札入れ替えや<身代わり>でのCX下送りにつなげることができます。 <2/2アンコール>や3/2/11000で届かない相手にピンポイントで投げる用途のため1枚。 |
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"MIRAI TICKET"桜内 梨子 2枚
トップ確認+手札入れ替え付のLv応援。 最強のLv応援です。メインフェイズに手札の不要カードを有用なLv0に変換しつつ、デッキトップを確認することで、そのターン中最適な選択を取りやすくなります。 電源デッキにおいてはトップがCXかそれ以外かを確認できるだけでも、アタック順や盤面に並べるキャラの枚数を決めることができ非常に強力です。 |
電源で控え室から出せること+3枚以上使うタイミングがないため2枚採用です。
主な役割は、盤面の強化+リフレッシュポイントでCXが落ちてきた際のリカバリーです。
ストックに余裕がある有利な試合は、<疑似リフ>から曜早出しの動きを常に意識しておくとより安全に勝つことができます。
4枚スタートでしたが、最大パワーに不安を感じ一枠<回復ルビィ>に譲りました。
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"私の恩返し"渡辺 曜 3枚
電源連動バーン。 山札を破壊せずにシャッフルできる点が強力です。 <身代わり>や<上下フィレス>で山下に送ったCXを3パン目連動でシャッフルするという使い方をすることが多いです。 |
多面連動を狙うことは少ないものの、余裕のある試合で1ターン早く勝つための多面連動択を残しておくために3枚。
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"MIRAI TICKET"黒澤 ルビィ 1枚
振り分けパンプ持ち回復キャラ。 パンプは自身に振ることもできるため、最低でも行き12000ヒールとして運用可能で非常に便利で強力なカードです。 サンシャインは後列のひと枠が<Lv応援>でほぼ固定、かつ余った後列の枠には<身代わり>や<4ルック応援>、2枚目のLv応援を状況に合わせて配置する必要があるため、二枠目の後列にも大型応援を常駐させるということができません。後列の枠はすでに満員なので後列に頼ったパワーパンプには限界があります。そのため、足りないパワーを前列で補うことが可能で、かつ登場時回復持ちと無駄がないLv3ルビィは極めて強力なカードです。 |
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"未熟DREAMER"桜内 梨子 1枚
パワーが無限に上がるアタッカー。 Lv3ルビィの項目でも取り上げましたが、後列には<Lv応援>や<身代わり>等の便利カードを置きたいので、前列のみでパワーの上がるカードが重要です。 登場時の体数パンプ+手札カット2500パンプが強力で、とくに電源ミラー等で盤面勝負を行う際に重宝します。 |
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電源8
Lv3対応4以外は自由です。 <5ルックりこ>も強いので、こちらの<対応>もありです。 Lv1連動が見えると、相手のLv0-1の動きが制限されるため、5ルックりこを採用しない場合は、この配分がオススメです。 |
おわりに
今回の記事では3部に分けて8電源サンシャインのデッキ紹介をしました。2019WGP環境で組んだデッキですが、2020新制限後もそのまま通用すると思います。とくに<身代わり果南>+電源はサンシャインにしかない強みです。
身代わり(+電源)は毎試合新しい発見があるほど使い道が多いカードで、かつ身代わりの使い方ひとつで勝敗がひっくり返る事も多いため、使っていて楽しいカードです。皆さんもぜひ試してみてください。
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