前回はゴブリンスレイヤーというデッキの紹介と、レベル0の採用カードを紹介しました。
今回は残りの採用カードを見ていきます。
目次
各採用カードについて
![]() |
緻密な戦略 ゴブリンスレイヤー 4枚
コンセプト。先に書いた以上に語ることはあまりありませんが、とんでもない1枚だと思います。これ1枚刷られただけで、大部分のレベル1連動を使ったデッキを使う気が無くなってしまったくらいです。 |
![]() |
まっすぐな瞳 女神官 2枚
使いやすい20拳。<牛飼娘>とパンプ値が同じという点が気になる場合は、<25拳>に変えるのもありだと思います。<リザレクション>の対象ネームを優先してこちらを採用しています。 |
![]() |
4ルック松明 3枚
カード単体で見ても<こそばゆい日常>の上位互換。専用サポートに加えて<牛飼娘>まであるこのプールでは、まさにシナジーの塊です。4枚積みたい所ですが、<もう1種の松明>も負けず劣らず強すぎるので、泣く泣く3枚です。 |
![]() |
移動松明 1枚
<4ルック松明>を減らしても入れたい1枚。強制移動のテキストですが、入れると入れないでは取れるゲームプランが段違いなので、入れない選択肢を取る事が非常に難しいという1枚です。 面取りに寄せて空いた相手の面に、さらなる供給手段となる後列を引っ張り出すのが主な使い方です。このカードがあるからここまで面に寄せられると言っても過言ではないと思います。 2種の松明をどれだけ有効に使えるか。これがこのゴブリンスレイヤーというデッキで1番重要な事だと思います。 |
![]() |
二人の居場所 牛飼娘 3枚
このデッキの根幹となる1枚。直接リソースが増える訳ではありませんが、正にエンジンと言えるスペックだと思います。 イベント使用時のパンプはこれまでもありましたし、パンプ値2000というのも、特別高い数字ではありません。全体1000との相性は良いですが、特別強いカードとは言い難いスペックかなと思います。 この何気ない1枚を、デッキの根幹と言えるレベルにしたのが、<4ルック松明>、<電源>、そして<イベントサーチゴブリンスレイヤー>です。 |
そしてそれを助長するのが電源の存在。電源は基本的に上位後列との相性が良いのですが、このカードも例に漏れず相性が良いと言えます。オパスペである扉連動ゴブリンスレイヤーを、4ルック松明で守る。これが1に上がった返しから出来るのは、電源にしか出来ないことです。
最後に、レベル3ゴブリンスレイヤー。長くなってきたので、これはゴブリンスレイヤーの項で書くことにします。
採用枚数は多めの3枚。普通の感覚だと2枚かなとも思いますが、とても強いカードでエンジンなので、厚く積んでいます。4枚は冗談かなと思っていましたが、本当に強いので割と現実的かなとも思っています。
![]() |
不変のスタンス ゴブリンスレイヤー 1枚
電源と言えば2/2という風潮がありますが、全く異なる使い方をする1枚。電源と言えば2/2という考えで組んだデッキは発売当初に組みましたが非常に弱かったのを覚えておきます笑 そもそも電源で優先して出すのは<牛飼娘>なので、レベル1で電源で出てくることはありません。かといってレベル2ではもっと出てきません。2コスト払うなら<イベントサーチ>の方が優れますし、電源で出すならレベル3の方が大きいですし。 |
このカードの役割は、手札アンコールです。1ブースタータイトルであることもあり、手札アンコールがとても少ないプールなんですよね、ゴブリンスレイヤー。その中で1番面が取れる手札アンコールとして運用します。
面取りだけなら他のキャラの方が数字が出ますし、もともと拳で返しやすいデッキなので手札アンコールの機会も実はそんなにありません。では1番手札アンコールしたいのはいつか。それはレベル3の自ターンという訳です。面取りに特化しているとはいえ、3面圏外を作ることはなかなか苦労する場面があります。牛飼娘もパンプ値自体は1箇所に2000なので、フラットなラインには弱いところもあるわけです。そこで1面は手札アンコールでアタックするわけです。返されても仕方がない数字でアタックし、行きアンコールをします。こうすることで安全に<ゲートのスクロール>を打てるわけですね。
山を強くしてスクロールを打たずとも止める山を作るのも、選択肢としては良いと思います。状況次第ではそのルートしか取れないこともありますし。ただ、スクロールがあるからこそ、山の状態についてある程度甘えられる恩恵は大きいので、手札アンコールは必須なわけです。
こういった使い方のため、1枚で十分だと思います。手札アンコールするつもりでも、電源を噛んで不要になることも多いですしね。あとは数としては少ないものの、面放棄の展開でもソウル2維持として重宝する瞬間があります。
![]() |
大物狩り 槍使い 1枚
単にキャラを踏むためのカード。面取り意識のデッキでガッツンダーを採用しないのも違うかなと思います。明確な仮想敵はありませんが、バニラガッツンダーは数字が非常に高いので、様々なデッキの様々なカードに対応できるかなと思います。ガッツンダーでも踏めないカードは、どの道何を採用しても踏めません笑 |
![]() |
雑嚢 1枚
デッキの枚数に数えられない系のカード。この話を書くのは初めてかなと思いますが、潤滑油以上の役割が無く、実質何もしないカードなので、デッキのアクティブなカードが49枚になってしまう系のカード。これを、枚数に数えられない系のカードと呼んでいます。相手が50枚で勝負してきているのに49枚で戦わないと行けなくなるのは冗談でも誇張でもなんでもなく、デメリットだと思います。 |
拾う対象は3種類。そのうちカウンターの2種<1><2>については、潤滑油としての運用になります。ストックやレベル置き場など、非アクティブな領域に本体が埋まってしまっても、雑嚢が代わりになるので余裕が生まれます。打ったイベントを拾えるのは雑嚢だけなので、これはこれで潤滑油にしか出来ない動きです。
特筆すべきは<移動松明>を拾えること。ここだけただの潤滑油ではない動きが期待できます。その動きとはもちろん、1ターン中に2回移動松明を打てること。実質1枚制限の移動松明を連続で打てるのは雑嚢ならではの強みです。
移動松明連打でできること。後ろ2枚の釣り出しは、もちろん強力です。どちらかは帰ってくる想定をしているでしょうから、枯らす動きを加速させられます。ただ僕が環境的に注目しているのは、後ろ2面釣り出しではなく、前後のキャラ交換の動きです。
後列を前に吊り出した後に前列を後ろに追いやる事が出来ます。特に前列を後ろに追いやれるのは、連打ならではの動きです。
そして後ろに追いやりたい環境屈指の強力なキャラ...それは、<宝連動ライダー>です。正面フロント不可という強力な防御テキストを、コスト先払いで得るライダーは、是非とも松明連打で処理したいキャラです。
他にも<共鳴翼>や<小鳥>などのソウル減、<楓>や<新弾穂乃果>など、連打で解決する場面は少なくありません。普通に移動松明だけを使っていると気付きにくいので、1度体験してみると良いかもしれません。
当初の目的を書き忘れてましたが、もちろん<牛飼娘>のパンプトリガーかさ増しも狙いです笑
![]() |
背負いし宿業 ゴブリンスレイヤー 3枚
行き115の<夏祭り>型早だし。イベントサーチとはいえ手札は増えないので、サーチしてきたイベントにどれだけの価値を見いだせるのがが重要になってきます。 このデッキでは、<牛飼娘>のパンプテキストを誘発する目的でイベントカードを持ってくる役割があります。イベントカードを打つだけで2000パンプなので、これだけでもイベントサーチに価値を見いだせていると言えるでしょう。死にテキストになりやすい牛飼娘のパンプテキストを活かす事が出来るわけです。 また、行き115のアタッカーとしての役割はもちろん、レベル3でも強力なイベントカードを持ってくる役割があります。主に<ゲートのスクロール>と<処女同衾の奇跡>を持ってくる役割です。そもそもレベル3のイベントカードというのは、手札を通過する確率や使えるタイミングなどから、打てれば強いアッパー気味のデザインがされがちです。この2種は正にアッパーデザインと言うべきカードで、どちらもダメージレースに直接関係する強力なイベントカードだと思います。 |
手札が直接増えるカードではありませんが、役割が非常に多く、腐りづらいので多めの3枚。電源との相性は悪いので、手札コストは電源を切る場合が多いです。
余談ですが、<かばんちゃん>と同じ査定でこれって酷くないですか...?イベント要らなくてもかばんちゃんは圧縮になりますからね。恐らく<起動メタ>以外はかばんちゃんのほうが全面的に優れていると思います笑
![]() |
慈悲深き心 女神官 4枚
<電子の歌姫>。2013年のカードですがバリバリ強いです。面取りヒールに忠実なテキストで、最近はTDの常連ですね。 このデッキでは面取りヒールはもちろんのこと、<処女同衾の奇跡>の対象ネームである事が大事な場合が多いです。また、電源で出した時の返しの数字が1番高いため、なるべく4枚入れたいカードです。他に入れたいカードがある場合、まずはここを減らすことになりますが、逆にこのカードが4枚になったからこそ、デッキが完成したかなと思っています。 |
![]() |
情熱的な恋慕 剣の乙女 1枚
ヒール枠その2。最近ちょくちょく刷られる全体1500付きのヒールですが、使い方が難しい印象です。ヒールなので電源で出したい訳ではありませんが、とはいえ面でも2つテキストがあるので悪くは無いです。理想としては、電子とこれを1枚ずつ握り、2点ヒールか処女同衾を選べる展開を目指したいところです。 <牛飼娘>が強すぎて、実は面に枠が無いので1枚。2枚ははっきり多いと思います。 |
![]() |
《ゲート》のスクロール 2枚
クセが非常に強い防御札。打てれば最高級ですが、条件が厳しいタイプ。走り切る系のデッキには強いですが、こちらが走り切るゲームでは死に札になる仕様です。 とはいえここまで面に寄せてるこの構築では、かなり強力なカードと言えるでしょう。スクロールを打たせないためにメインバウンスを入れることを多くのデッキに強いることが出来ているので、環境を動かしている防御札だと考えています。 優勢を勝ちに変える役割が大きいので必ず触れるように2枚。詰めがない分、必ず握っておきたい防御札です。1枚埋まっても<雑嚢>のおかげで2回打つルートが取りやすいのも強力です。 |
![]() |
処女同衾の奇跡《蘇生》 1枚
リザレクション。とても凄いイベント。いや本当に凄い。この一言。 3/4手札2枚で5点ヒール。青ブタ使ってるとコストとヒール数逆じゃね?ってよく思います。<処刑>よりも1枚少ないとは言え、ほぼレベル1つ分だと考えて良いでしょう。 手札2枚は指定ネーム1種ずつ。決して緩い指定ではありませんが、プール的にはまずまず打ちやすい現実的なところに収まっています。こういうヒールイベントは打つために枚数積まないといけないのが微妙なのですが、イベントサーチの<ゴブリンスレイヤー>がぴったり。とにかくプールとのシナジーが良い1枚です。 |
ゲーム中打つ回数は1回なので1枚。2枚の構築に地区で当たった事がありますが、個人的な結論は、他のカードは面取りに専念するべき、です。
![]() |
命懸けの死闘 4枚
SAOとは違い、打ちたい寄りの扉。連動が強力なので、電源よりも優先して打ちたい、扉電源としては珍しいタイプの扉です。 余談ですが、こんなに強い扉他に思いつかないんですよね。公開の時から文句付けるとこなくて困ってます() |
![]() |
Brand New Morning 4枚
<赤集中>無しなので純粋な電源。電源で軽減したストックを強力なイベントに還元するところまでデッキコンセントです。バニラ電源という意味ではSAOと同じタイプの電源。ただ優先して出すのは<2/1>で、レベル2になっても2/1出してます。 |
次回は各レベル帯の動きについて見ていきます。