まずはレシピから。
デッキレシピ
ちなみにジェスカイって書いてみたものの、緑ないこのプールなら普通に3色Apocryphaで伝わりそうですね。
デッキコンセプト
デッキコンセプトは、Apocryphaのプールにおけるグッドスタッフ。単純にこのプールで1番勝ちやすい形を目指したのがこのレシピです。デッキの動き
動きの中心になっているのは、<ライダー>の<本連動>です。ライダー多面連動をなるべく多く成功させることでアドバンテージに差をつけ優位に立つのが基本的な動きになります。非常に効率の良い連動であることからレベル0でリソースを先行投資しやすくなっているので、レベル0はなるべく早く3パンする動きを目指しています。またフィニッシャーとしては、<ドラゴン>と<185>という2種のレベル3が優秀なので、これらと相性の良い<飛龍>早出しを採用しています。各採用カードについて
![]() |
忍者集中 4枚
単レスト集中、永続パンプ、アンタッチャブル、そして赤。非の打ち所のない優秀なシステムですね。サーチ集中ではなく回収集中ですが、逆に<ドラゴン>や<逆圧縮>を拾えるメリットになっている点が完璧。メインエンジンとして文句無しの4投です。 |
![]() |
2落下 4枚
<冴えカノ>や<グレンラガン>ではよくお世話になりました。世間的な評価はまだイマイチ定まっていないところがありますが、個人的にはかなり評価しているシリーズです。パンプテキストにパンプテキストを重ねるのは基本的にメリットのほうが大きいですよね。 あとはこのMAX5000という数字も大きいと思います。5000というのは1/0バニラより500小さい数字、つまり<バニラ島風>と同じ数字なんですよね。行きの数字はさておき、返しまで5500以上を保つ島風は本当に僅かで、それらに単体で届くこのカードの評価は今はかなり高いです。 また<絆>の存在も大きいですね。黄色であることや絆先ということもあり、4枚フルに採用しています。 |
![]() |
島風改 3枚
<超島風>6000、<飛龍>10000と数字が固定化しがちなので、2000パンプを振れる<島風改>の活躍の場は多いです。他のデッキと違うのは、2面並べて4000上昇する動きが意外と優秀である点ですね。<超島風>は1面でも踏めれば2枚分のアドバンテージを得られる可能性があるので、2面放棄する価値があるということですね。3枚でも全く多いとは感じないので、あまり減らしたい枠ではありませんね。 |
![]() |
PIG暁 2枚
PIGとは言え4ルック。テキスト自体は依然として強いですね。<絆元>と共に、序盤の動きを安定させる役割を担っています。 中盤以降も山枚数の調整に使いやすいため重宝しますが、CIP効果ではないので使い勝手が今一つなのも事実。即効性の高いアタッカーとしての運用は難しくシステムとしての運用になりがちなので、引いたり拾ったりで使えれば良いなということで2枚に抑えています。増やせばより安定感が増しますし、減らしてよりアタッカーを充実させるのも良いでしょう。チューニング枠ですね。 |
![]() |
黒子移動 1枚
移動です。2000しかないので3面埋められると帰ってこないことも多いです。移動としてレベル0で引いて弱いと感じるならば、他のカードに変えた方が良いでしょう。1枚なのは重なった時に弱いからですね。 |
![]() |
超島風 4枚
超島風ですね。連動以外にはテキストのない5000のキャラですが、流石に連動が強すぎます。簡単に手札が増える上に、セルフバウンスにより更なる連動も狙えるため、<本>を打てれば打てるほど強いという特性を持っています。<飛龍>の早出し条件であり<185>のコストにもなるので、全く無駄がありません。コンセプトと言うほどではありませんが、総力をあげて狙っていく連動です。ちなみに連動で手札に加えられないのは<逆圧縮>だけです。<ドラゴン>は取れることに注意しましょう。 |
![]() |
ボトム相殺 3枚
トップチェック付きノーコストボトム相殺。サブアタッカーとしての役割を果たしつつシステムとしても機能する1枚です。いつ引いてきても役割があるのが良いですね。4からスタートしましたが、1枚<7500>に変わって現状3枚です。 |
![]() |
集中 2枚
単レストサーチ集中。レベル0から使える<忍者集中>を優先して採用していますが、中盤捻りたいのはむしろサーチ集中ということでこちらも採用。集中は素引きしたいので合計6枚とかなり厚く取ってます。忍者集中と違い<逆圧縮>や<ドラゴン>は取れないことに注意しましょう。 |
![]() |
75榛名 1枚
最近ばら撒かれてる低レベル帯の<榛名テキスト>。これもインフレの1種と言えるでしょう。 パッと見判断し辛いスペックですが、とりあえず75手アンに近い感覚で良いかと思います。実際はだいぶ使い勝手が異なりますが、場持ちの良い新世代アンコールということで。連動出来ない試合の起点になったりもします。 |
多く引きたくないので1枚。使わないゲームではレベル置き場に置きましょう。
![]() |
比例応援 1枚
上位後列として。このデッキでは、10000の次が<185>なのが極端すぎるので、パンプ目的で上位後列を入れています。その中でも一際優秀なのがこの比例応援ですね。 まず比例応援のテキスト。レベル1から出せるのは良いですね。唯一<逆圧縮>にだけはパンプが入らないので注意しましょう。あとはネーム指定の永続パンプ効果。採用してないので死にテキストです。 |
とはいえ配置したい相手も限られるので1枚。後列なんて極論全部1で良いんですよ!
![]() |
ランサー 1枚
早出しメタとして。<185>でいずれ踏めるとは言え、早出しをぴったり対処できたらテンポの面で優位に立てます。必須ではありませんがあると強いので1。1000マイナスのテキストは活躍の機会があまり多くないですね... 余談ですが、ランサーの癖にランサーの風上にもおけないんですよねこいつ。実際はこいつはまともでイリヤがおかしいだけな気もしますが...
|
![]() |
9500 1枚
スーパー強い隠れたパワーカード。これがTDとは末恐ろしい... 手札の余剰札がアタッカーに変わったり、<飛龍>以外のアタッカーだったり。<島風改>と併用すれば踏める範囲も広がります。単なるアタッカーとは言えかなり優秀なので2枚目も考えられます。 なお同じ9500には<ソウル2のアタッカー>も存在し、どちらかは好みによると思います。僕はレベル3で使うストックを温存したかったので1コストの方を採用しています。 |
![]() |
逆圧縮 1枚
<サーチ集中>はおろか、<超島風>でも拾えない唯一のキャラ。<忍者集中>で拾うことを意識しましょう。 テキストは1枚残しの逆圧縮のみ。タイミングこそ選びますが、山を触れる点を評価しての採用です。本当に有効なタイミングは意外と限られてきますし、コストも軽くないですが、いざという時の切札として所在をしっかり把握しておきたいですね。 |
![]() |
ドラゴン 4枚
あの<真宵>の互換カードです。特徴指定がなくなった代わりにソウルが上がらなくなっており、劣化真宵とか呼ばれていたり。個人的にはソウル上がる代わりにホムンクルス指定だったりしたら最悪なので今のままで満足してます。 面から消えるとは言え、単体で2点分の仕事をするのは流石に強いですね。面から消えるのもメリットとして捉えることが出来るので4枚積んでいます。基本的に最後に連打すれば、打点レースで大きくリード出来ます。 |
![]() |
185 4枚
新しいタイプのレベル3。様々な違いもありますが、感覚としては<スターライトブレイカー なのは>の強化版だと思います。特に18500という数字が環境的に強いですね。 1点バーンとしてしては手札コストが必要な割にパフォーマンスがぱっとしないように見えますが、このデッキは手札が稼ぎやすいので割と軽かったりします。このタイトルでなかったら4枚も積めなかったかも知れませんが、毎試合安定して使えるので4枚積んでいます。<サーチ集中>で触れるので枚数を落とすのもありだと思います。 コストを払わなければ面から消えない点も注意。その時々に必要な役割を果たせるように使い分けましょう。また<出てくるテキスト>は弱い訳ではありませんが、デッキに入れる価値があるか微妙なので使ってません。 |
![]() |
飛龍 2枚
<面に残らないレベル3>や<ドラゴン>がソウルを上げない関係で、面取りはかなり重要になってきます。早出し条件が満たしやすいこともあり、このデッキでは<飛龍>を採用しています。正直環境的に処理される可能性の高い飛龍ですが、ダイレクト枠を作ることやレベル3に踏まれにくいことは評価できます。飛龍でチャンプ強要してドラゴンで押し込むのが基本ですね。処理されやすいので少なめの2。意識して握りましょう。 |
![]() |
アサシン 1枚
手札が溢れやすいのは先程述べた通り。加えてソウル不足気味なのでクライマックスも引きに行きたいわけです。余剰の手札を打点に還元しつつクライマックスを引きに行けるということで、アサシンを採用しています。 基本的には登場ターンにバーンして役割はおしまいですが、<飛龍>のパンプを振れると返しもバーンが打てるので強力です。助太刀封じのおかげで行きは踏みやすいので、見た目より強めのカードだと思います。 |
![]() |
本 4枚
<超島風>の連動。クライマックスとしてのカードパワーが低いのが欠点で、門や扉で刷られる更なるインフレが期待されます。 |
![]() |
扉3
相方は扉。8扉にしたいけど連動だから<本>って組み合わせは、青ガイアでも見られましたね。 |
各レベル帯で意識すること
一方本が引けてない時は、手札が尽きないよう、いつ本を引いてきたら理想の動きが出来るように動きます。相手や展開にもよりますが、超島風が出来ないと並以下のデッキになってしまうことは頭に入れておきましょう。
多くマリガンすることで手札のレベル0に不安が残るかもしれませんが、そこは<絆>や<PIG暁>のハンド交換性能に頼りましょう。
出来ない試合はいつ引いても連動出来るようにライダーを1枚抱えつつ戦うことになります。1面でも連動の恩恵は大きいですし、連動出来ない展開でもクロックにおいて<飛龍>早出しを狙うことができます。とにかく1枚は握っておくのが大切というわけです。
あとは集中で山を回すだけです。戦線に不安があるならば<75ジーク>を配置するのも良いでしょう。トップチェックは安定志向なら上、上ブレを狙うなら下ですかね。ストックを使うために<比例応援>が配置できると良いですね。
面の話だと、まぁ<飛龍>の是非を考えるくらいですね。飛龍で面制圧出来るほど楽な相手は少ないでしょうから、処理されるリスクと押しつけの天秤で考えることになります。他の飛龍と違い、Apocryphaの飛龍は最後まで面に残り続けるので、2-5だから遅いということはありません。有効な相手には積極的に配置していきましょう。
面に残るレベル3は僅か3枚なので、終盤は面が空きがちになります。リバース要求を避けられる意味では強いですが、ダイレクト枠を作りたくない場合は<飛龍>を意識したり185のテキストを破棄したりと工夫しましょう。飛龍は他のレベル3に触れるなら振った方が良いですね。
各不採用カードについて
![]() |
フィレス
<アイリスフィール>知ってますかー?ってくらい強力なんですけど、所詮は<フィレス>なんですよね...安定感は高まりますが昨今の水準で考えると微妙な1枚。このデッキでは<絆元>や<PIG暁>で充分だと思うので、今回は採用しませんでした。サーチの汎用性は高いので、入れても良いカードだと思います。 |
![]() |
おかけん
<おかけん>の風上にもおけないやつですね。<冴えカノ>から登場した召喚系のおかけんです。とはいえこのデッキで欲しいレベル1以下のキャラはCIP効果を持たないものも多いので、それほど気にならないかもしれません。 が、そもそもおかけんが要らないですね...集中は素引き出来るように6枚も入ってるので、変えるならこの枠でしょう。後半引いた時におかけんか集中かはかなり違うので、今回は不採用としました。0-6から連動の動きは強いので、数枚入れても良いかもしれません。 |
![]() |
リインフォース
応援+【2】レストサーチ。集中よりも【2】レストサーチが優先したいと感じたら入れてみたい1枚。<比例応援>でストックに飛ばせるので後列の張替えが綺麗に行くのもメリットですね。 現状は集中で雑に枚数を稼いで、レベル3で大量投下するという戦術を取ってる為、採用していません。序中盤にストックを使いやすくなるので、1枚とかでも採用する価値はあると思います。 |
![]() |
赤のセイバー
<扉連動>のバーンで、2点以上言えれば悪くないスペックです。裏返すギミックと一緒に使うと強力な詰め手段として運用出来るでしょう。これはプレイヤーの選択なので、不採用理由をあげるならば僕は選択しなかったから、といったところでしょうか。 選択する際のキーポイントは2つ。ひとつは自前で連動を探しに行けないレベル3の連動であること。予め用意しておく必要があるので、若干プレイングが歪みます。まぁこれはヒールの連動全般に言えることですが。 |
裏返すギミックを搭載しようとすると3色になるのはプール上仕方ないことで、上手くデザインされているなという印象を受けます。ということでこのギミックを搭載することを選択する場合は、かなり違ったデッキになるのではないかと思います。
総評
ネオスタンダードで見てもかなり強力な部類に入るデッキかと思います。最後の詰めが多彩で強力なので、相手を選ばず活躍できます。反面、道中は地道に山を作るデッキなので、連動出来なかった試合や山を崩される展開では強さを発揮しづらいと思います。泥仕合では連動を決めた数も重要になってくるので、結局のところ連動を最優先で狙い、どれだけ成功するのかがひとつのキーポイントと言えるでしょう。比較的安価で組めるレシピなので、是非とも組んでみてください。ありがとうございました。
![]() |
遊々亭WSブログでは全参戦タイトルのデッキレシピの掲載を目指してブロガー&担当にてデッキレシピを絶賛執筆中です!! 『WSタイトル別デッキ倉庫』はこちら! |