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シンフォギア 響&マリアデッキ

    posted

    by K


    今回はここまでシンフォギアについて試行錯誤してきたまとめを行いたいと思います。実に様々な形を試してきたのですが、どれもこれといった形にならなかったので、それをここに記録しておきます。

    まずはレシピから

    WS_デッキ画像Kさん_シンフォギア.jpg

     
    ~デッキレシピ~

    ■レベル0 18枚

    2 <RR全力の拳 響
    4 <RRみなぎる力 響
    4 <R響の理解者 未来
    4 <Cときめく 花園たえ
    1 <RR翼の相棒 奏
    1 <R自分の役目 クリス
    1 <C歌姫の共演 マリア
    1 <R海辺の特訓 響&エルフナイン

    ■レベル1 9枚

    1 <U覚醒の鼓動 響
    4 <R守るための戦い 響
    1 <Uお昼寝の準備 響&未来
    1 <R“QUEENS of MUSIC”マリア
    2 <R海辺の特訓 クリス

    ■レベル2 8枚

    2 <C白昼の襲撃 未来
    2 <R失うことの怖さ クリス
    4 <Uイグナイトモジュール

    ■レベル3 10枚

    4 <RR“魔法の言葉”響
    2 <RRたどり着いた答 調
    1 <RR“後輩との絆”クリス
    1 <RR“自分らしく輝く”マリア

    ■CX 8枚

    4 <CCGlorious Break
    4 <CC大きな心配事



    これは札幌のネオスタンで使った形です。決勝トーナメント1戦目でDCに負けてしまいました。

    前回紹介した響クリスのクリスがマリアになっている形ですね。
    2001が控えストブになってる分、ゲームスピードが早くなりました。連動の任意バウンスも要所要所で活躍するのでとても強かったです。
     
    白昼の襲撃.jpg大きな心配事.jpg


    クリス連動を使わないのならば、こちらの方が丸いと思います。

    ソウル3は使い続けたかったので、クリスはマリアに変更。
     
    自分らしく輝く.jpg


    発売当初はあまり評価していなかったのですが、使ってみるとマリアはなかなか強いと感じました。
    マリアについて
    自分らしく輝く.jpg


    イグナイトモジュールの関係であまり高くないバーン効果。加えてトップチェックも得意なプールではないので、総じて使いにくい。
    考えなしに出してもよく失敗するので当初は敬遠していましたが、試しに使ってみるとなかなかの使い勝手で、悪くないなといったところでした。

    マリアの強いところはまずソウル3の11000であるところ。各種榛名互換にはない強み。
    またトップ公開によりトリガーがわかるところが非常に大きかった。ソウル3という高めのソウルを上手く使うのに役立つ。ドラがないならマリアから、ドラならマリア以外から。

    使って1番印象が変わったのが、もう一つのパンプテキスト。最初はイマイチ使い方がわからなかったのですが、今ではあーなるほどな、といったところ。別にかみ合いがいいわけじゃないのですが、予想よりも使う回数が多くてびっくり。
    第1の使い方が山のシャッフル。特にトップ公開でクライマックスがめくれた時に、それをシャッフル出来るのは悪くないなと思いました。別に特別強い行動でもないですけどね...

    次が山を増やすこと。これは主に3-6の時にしか使わないテクニックなのですが、ストック2枚浮いたのでなるほどと感じました。山が残り少ない場合、3-6だと3パンできないといった状況もすくなくありません。

    しかしマリアで山を増やせば3パン出来るようになることがあります。そもそも3-6のような状況でヒールするのはあまり好ましくありません。出来ればストック全てを詰めに使いたいと思います。他のデッキだとヒールしなければならない状況でも、マリアならバーンを期待しつつ3パンする事が出来ます。これが意外と大きく、最後に山枚数を気にせずクロックを置けたり、ヒールでなくマリアを拾っても次のターンに3パン出来るであろうと楽観することが出来ます。あまりない状況ですが、覚えておいて損はないでしょう。

    また、最後の打点調整として使えるのはラブライブの穂乃果と同じ。穂乃果以上の強さは帰ってきやすいことくらいしかないので割愛。

    おまけだと思ってた1000パンプも、効果としては悪くないといった感触。単体12000は大きく、行きも返しも少なくない恩恵がありました。ただコストが重いので、1000パンプのためにテキストを使うかどうかはまた別のお話ですが...


    マリアはこれ強い!ってカードではないものの、今ではなかなか好きなカードになってます。イグナイトモジュールはイベントとはいえ思い出に行くので、思ったほど悪くないです。是非1度試して欲しいカードではあります。
    控えストブ連動について。
    白昼の襲撃.jpg大きな心配事.jpg


    クリスを抜いて控えストブにした際に一緒に採用してみた未来。使ってみたらとても強かったので紹介します。

    連動なしで9000あるのが、環境的に強いと思います。これに美夏があるので、なかなか割られないのは生徒会の立夏と同じ。行きの数字に不安があるものが、それを補うのが連動のバウンス。神楽坂小咲をバウンスして、とりあえず面が残るようにします。このように美夏を警戒せざるを得ない状況を作りやすいところがなかなか強いと感じました。流行りの神楽坂だとそもそも上から踏めませんしね。他にはとらぶるのアンコ付与を戻すのも効果的です。各種やソウル減など、戻したいキャラはいくらでもいます。
    総じて、小回りの効く役割の多い1枚だと思います。
    デッキとしての評価
    3の調と響を併用したくてはじめたシンフォギアですが、結論としては今1歩といったところです。
    シンフォギアは3はとても強いのですが、他のレベル帯は並以下なので、巻き返すことが出来ないゲームを全部落としてしまうのが痛いと感じました。風を採用していることもあり、強い面を作ってくるだけのデッキにはそれなりに対抗出来るのですが、青フレや禁書と言った、山を強くしてくるデッキに対しての有効策がプール内になく、それらには山を作られるだけで負ける事が多かったです。反面、シャーロットやニセコイ、やみかんなどの面を重視するデッキに対してはとても強いと感じたので、総じて弱いデッキではないという結論です。

    得意なデッキタイプ、苦手なデッキタイプがはっきりしたので、ひとまず響調軸のシンフォギアはここで一区切りとしました。シンフォギアは色々なデッキタイプが考えられるので、今度は少し違ったタイプに挑戦してみようと思います。

新弾レビュー『ラブライブ! The School Idol Movie』 その2 【 K 編 】

    posted

    by K

    こんばんは!遊々亭@ヴァイス担当です! (๑'ω'๑ 三๑'ω'๑)

    今回は遊々亭ブロガーのK さんにラブライブ! The School Idol Movieについて発売直後のインスピレーションで質問に答えて頂き、記事にさせて頂きましたので紹介させて頂きます!!

    ↓ ラブライブ!The School Idol Movie レビューリンク ↓

    ~新弾レビュー『ラブライブ!The School Idol Movie』 【 K 編】

    0115WS用画像.jpg

    ◇この弾の各レアリティで一枚ずつ「オススメカード」または「おもしろいと思ったカード」を教えてください!

    RR "僕たちはひとつの光"西木野 真姫

    10081RRひとつの光、真姫.jpg


    パンプされる効果と連動で4枚めくり+パンプの効果。
    似たカードとして新田美波が挙げられる。

    効果だけ見るとどちらが上位ということはなく相互互換ですが、個人的には真姫の方が優れると思います。

    一番の要因は、美波のようなリバース時4枚めくりテキストはラスパンで使用したいという事。
    山と相談しながら見る枚数を決められるテキストはなるべく最後に使用したいのだが、
    美波の場合は2000パンプの効果なくなってしまう。

    その点真姫はパンプテキストを活かす事が出来る点で優れます。
    連動すれば返しにバニラサイズになれるのも美波にない利点。
    また連動しなかった際も真姫は単体で6500まで伸びるので美波よりも機能しやすいと言えます。

    またプールで見ると、レストパンプテキストにより集中の起動パンプが誘発出来たり、
    園田海未の数字を上げられたり、連動のクライマックスを選べる点などで相性がいいと言えます。


    10079kira-kira 凛.jpg 10061U園田海末.jpg


    もちろん多面連動する際に、1面圏外を作っておけば連鎖的に複数面割るのは美波のメリットなのですが、 数字が決まっており対策されやすい美波よりも汎用性に優れる真姫の方が好きですね。

    R "?←HEARTBEAT"綾瀬 絵里

    10009R HEART BEAT絢瀬絵里.jpg


    レベルパンプとパワーパンプに加えてレストパンプまで持ってる優秀な後列。
    という色がイマイチ生かしづらいのだが、集中との相性が良いので上手く軸に出来れば強い。
    今後の追加に期待。

    C "SUNNY DAY SONG"星空 凛

    10091SUNNY DAY SONG星空凛.jpg


    登場時に相手に2ドロー2ディスさせてしまうデメリット付きの4000。
    現状のこのカードの評価は低いです。
    理由としては、相手に手札調整させるデメリットが現状だと重いと考えているからです。
    不安定な序盤に相手の手札を整えさせてしまうのは、4000というパワーの代償としては重いと言うのが現状です。
    しかし裏を返せば、相手の序盤の安定感が著しく高いのであれば、
    相対的にデメリットは軽くなり、強いカードになるとも考えています。


    例えば艦娘との対戦を想定する場合、このカードは強いと思います。ドジっ娘といった安定感を向上させるキャラが多く採用されている艦娘に2ドロー2ディスをさせてしまうのはそこまで大きいデメリットとは言えず、むしろそれらに触られない4000という数字が気軽にならべられるメリットの方が大きいと思います。
    現状のネオスタンダードでの採用は難しいですが、環境やレギュレーション次第では採用の可能性を感じる1枚です。

    ◇新弾発売により過去弾のカードで評価が上がったカードはありますか?

    U 園田海未

    10061U園田海末.jpg


    初弾の時からデッキの軸の一つになっていたこのカードは、
    最大単体10000という数字で面を制圧しやすい優秀な1枚です。

    しかし各種早だしに対する有効策が少なかったため、先にも並べられたレベル3を割れないと、
    返しにサイズが下がってしまったりサイドアタックせざるを得なくなったりと難しいカードでした。

    今回L3に対して単体13000でアタック出来るカードや、アタック時に1体に返しまで2500パンプするカードが収録されました。
    色が園田 海未と違うのがネックではありますが、もう一度考えるべきカードではないでしょうか。

    ◇最後に過去弾を含む『ラブライブ!』で好きなカードを1枚教えてください!

    U レッスン着の絵里

    10041レッスン 絵里.jpg



    これがなかったら未だにラブライブ組んでないですね。


    【担当】
    以上で今回のレビューはおしまいです!
    Kさんありがとうございました!!

2015年のWSについて

    posted

    by K

    あけましておめでとうございますにはまだ少し早いので、暮れましてさようなら。Kです。

    今年最後の記事として、今年のまとめを書いてみました。
    去年との差に注目しながら振り返りつつ、来年以降の展望を述べていこうかと思います。
    軽い読み物として読んでいただければと思います。

    2015年はヴァイスシュヴァルツにおいて、特別な1年だったと思います。

    ネオスタンダードの環境
    2014年

    まずは2014年について簡単に。
    2014年を代表する2大タイトルは、なんといっても『艦これ』と『ニセコイ』でしょう。

    前期の艦これは新規タイトルながらカードプールが広く、特に初風隼鷹の3種は極めて強力な効果を持っています。

    KCS25-006.jpg KCS25-056.jpg KCS25-028.jpg


    初風は自身のパワーを高く保ったまま、強力な回収メタとして機能します。
    艦隊発売以前の、異常なまでの扉の採用率の高さがかなり是正されたと思います。
    響はリスクが多く、あまり人気のなかった思い出型の回復メタをもっと広く使ってもらうために、セットで採用するメリットとして非常にコストパフォーマンスの良いパワー6000の早出しを搭載したカードとしてデザインされています。

    それまでリスキーだった思い出型の回復メタを積極的に採用するメリットが大きくなった事で、平均ヒール枚数がかなり下がりました。
    隼鷹は......どういった意図で刷られたんですかね?全然わかりません...一目見れば大半のプレイヤーがゲームバランスブレイカーだと容易に感じる様な1枚だと思います...

    また後期のニセコイはイベントの併用を条件に、既存のタイトルの大半の市民権を奪うようなカードパワーがありました。
    イベントカードが打てず条件が満たせないリスク込みでもほぼニセコイ一強だったことを考えると、ニセコイのカードパワーはそれまでの1つ上だったのだと思います。

    そして年末の艦隊の追加です。
    冬のひととき 暁は、それまでのヴァイスシュヴァルツを一新するようなとてつもないカードでした。

    KCS31-040.jpg


    これが4枚入ってない艦隊は見た事がないくらい圧倒的なシステムカードです。
    このカードを中心に、2015年は始まります。


    2014年暮れにはニセコイが大幅に規制され、弱体化しました。

    NKW30-052.jpg NKW30-081.jpg NKW30-084.jpg NKW30-022.jpg


    ここから2015年頭の初風赤城3種選抜適用以前の環境は、これら3種を併用した艦隊の一強環境だったと思います。
    毎週これしか勝ってないくらいに安定感と爆発力の面で一強だったので、艦隊の3種選抜は極めて妥当な制限だったと思います。

    他のタイトルでワンチャンス作るのがとても難しく、この時期は確殺系のデッキしか考えていなかったくらいです。
    公式にレシピこそ載っていませんが、とてもつまらなく感じてました。

    2015年前期

    さて、2015年前期の環境ですが、前述した2014年の2大タイトルが大幅に弱体化するところから始まりました。
    ニセコイはもちろん弱体化したはしたのですが、艦隊も初風赤城が併用できなくなり、再びニセコイが復権しつつあったと思います。

    また、この少し前に、色を縛ることで一段階上のカードパワーを持った『GF』が発売されていました。
    特に黄フレは、過去に例を見ない圧倒的なカードパワーを自分のペースで押し付けることが出来ました。

    GFW33-002.jpg GFW33-003.jpg GFW33-005.jpg


    2015年前期はこの3タイトルから始まったと思います。

    ここで注目したいのは、これらが全て新しいタイトルである事です。
    艦隊、ニセコイという前年度を代表するタイトルに加えて新弾のGF、それ以外のタイトルは軒並み環境落ちしていたと思います。
    以後、既存のタイトルが環境入りすることはほぼなかったと思います。

    以前のWSは環境によって既存のデッキが台頭する事も少なくなかったのですが、今年はそれがほとんどなかったと思います。
    それほどまでに、2015年は環境のカードパワーが極めて高くなった年だと思います。

    前期はほとんど艦隊とニセコイが環境を牛耳っていたと思います。
    暁による過去にない序盤の安定感を武器にスピードゲームを仕掛ける艦隊と、多くの既存タイトルの人権を奪う万里花を切り札に歴代最強クラスの早出しキャラである青小咲を軸に戦うニセコイ。

    これらを全く苦にせず、暴力を押し付けられる黄フレが辛うじて入り込めるといった環境だったと記憶しています。
    『ミルキィ』や『まどか』の追加もありましたが、これらを超えるものにはなりませんでした。

    採用されるクライマックスの変化

    『艦これ』『ニセコイ』『GF』これら3つの何が強かったのでしょうか?
    理由は色々ありますが、僕はここでクライマックスに注目しました。
    2014年までの環境とは違い、これまでとても採用率の高かった扉はニセコイに4枚採用されるだけ。

    他の2タイトルは8枚扉に出来るにも関わらず、ほとんど採用されることはありません。

    これはなぜでしょうか。

    僕は、これがカードパワーインフレの一つの結果だと考えています。
    小咲静寂安定してキャラにアクセス出来る札がとても多くなったおかげで、手札のキャラの価値が減少したのだと。

    では扉の代わりに採用されるようになったクライマックスは何でしょうか。
    門や宝、風や控えストブなどです。
    門や宝や風は、扉に比べてトリガー自体のパフォーマンスが非常に良いです。
    捲った時にソウルが上がらず、キャラを1枚回収するという他のカードでも出来そうな事をするのではなく、クライマックスを再利用したり相手の面を崩したりと、特殊トリガーだからこその動きを期待するようになったという事です。
    では控えストブはどうなのでしょうか?

    これは特殊トリガーとは違った理由で採用率が高くなっています。
    それは、手札の価値の減少と共にストックの価値が増加しているからです。
    青小咲を筆頭として、サーチ集中などストックをハンドに供給する手段は格段に増えているので、ストックの価値は増加傾向にあるといえるでしょう。

    ところが、増えやすくなった手札とは対照的にストックはあまり増えやすくなっていません。
    1ターンに増やすことが出来るストックは、多くの場合3枚が上限となります。

    これを4枚に増やせる控えストブの価値が、次第に上昇してると考えています。
    上記の特殊トリガーと違って扉よりも強いとは言えませんが、環境的に扉よりも優先される事も多くなったクライマックスではあるでしょう。

    これらの傾向は2015年全般に渡って見られたと思います。


    ターニングポイント

    前期は新規タイトルとして『テラフォーマーズ』、追加タイトルとして『ミルキィホームズ』や『まどかマギカ』などが発売されました。
    どれもなかなか遊べる良い弾だったと思いますが、艦隊・ニセコイには及ばない程度だったという印象です。
    特にまどかは元々優秀なタイトルで追加の内容も悪くなかったと思うのですが、これでも艦隊・ニセコイに見劣りしたことを考えると、いかに強かったのかを再認識させられました。

    転機は『シャイニングレゾナンス』と『GF』の追加。
    この2つの追加からWSは一段階進んだと感じました。

    最大の要因は、わかりやすいカードパワーの増加です。
    レゾナンスはfateの時点では使いにくかった共鳴効果を、条件となるカードを統一することで使いやすさを向上させました。

    GFに至っては明らかにテキストの量が他の弾よりも多く、1000査定クライマックスシナジーや1種のクライマックスに対する複数種類の対応キャラなど、目に見えて強い札が多数収録されています。
    また2種の強力なカムバックも、同時期に公開されました。

    IDW13-124.jpg IDW13-123.jpg GCS16-124.jpg GCS16-127.jpg


    一気に環境入りするほどのスペックで、これもカードパワーの高さを感じさせました。
    これ以降の弾はどれも強かったと思います。

    『とらぶる』や『Charlotte』、『シンフォギア』から『艦隊』まで、発売される度に環境に1枚噛んでくるような強さでした。
    新弾がここまで毎回強いというのは、このゲームにおいてこれまでなかったことです。
    その点において、今年は特別な1年だったと思います。

    2015年後期の環境について

    後期はGF追加以降だと考えています。
    前期の艦隊ニセコイ環境に入ってきたGF。
    とくに神楽坂の台頭はとても大きく、それまで猛威を奮っていた初風選抜や赤城選抜がめっきり減ることになります。

    GFW33-116.jpg


    艦隊の衰退に呼応するように相対的に台頭して来たのがニセコイ、後期はここからはじまります。

    まず大きかったのがカムバック組。
    ギルティクラウンは抽選とはいえ、岡山地区で最速全国を決めたタイトルとなりました。
    また、禁書はその圧倒的な山の強さと回復力で人気が出ました。

    『進撃』という新規タイトルも、決勝トーナメントで時々見受けられる程度のタイトルでした。
    そしてとらぶるが発売されました。

    とくにやみかんは同ネームCX対応というGFと同じタイプの強さを誇ります。
    風と宝ないし控えストブという、先ほど話した典型的な今年を代表するデッキです。
    ダークネス計画も大きく、ニセコイやGFなど、環境に有利を取りやすいデッキでした。

    TLW37-027.jpg


    反面、禁書はとても苦手だったと思います。
    『デレマス』が発売されたのもこのすぐあとでした。
    広いプールと優秀な互換が多く、いろいろなデッキタイプが見受けられました。

    販売ペースは緩むことなく、まもなくやみかんの天敵となる『Charlotte』が発売されます。
    面に置かなくて良い焼きメタに加えて、面さえ取れれば永遠にゲームが終わらない双子チェンジ、お化けスペックのチェンジ反応パンプなど、なかなかに強いタイトルでした。

    CHAW40-001.jpg CHAW40-052.jpg CHAW40-057.jpg


    入賞こそありませんでしたが、これも環境に食いこんだタイトルの1つだと思います。
    さらにはシンフォギアも追加されました。

    特に入賞ということであれば、≪錬金術≫が記憶に新しいでしょう。
    条件は少し厳しいものの、かつて無い登場コストの軽減で青小咲に通じるような強さがありました。

    SGW39-032.jpg


    東京地区前日に発売されたのは艦隊。
    ≪深海棲艦≫という新しいくくりなので実質新規タイトルのようなものですが、収録されているカードは50種ながらどれも優秀な効果を持っています。
    特にデメリット2つ持ちの4000やデメリットを持ったガウル互換などは、これまでにほとんど刷られていないので、来年度のカードパワーの基準なのかな?と勝手に予想していたりします。

    KCSE28-04.jpg KCSE28-27.jpg


    東京地区でもトリオ/ネオス共に、上位に散見されました。
    このように今期は新弾発売の度に環境が変化していく、非常に面白い環境でした。

    終始、環境の中心は青フレだったと思います。
    控えストブ+心実サーチは山をとても強くする行動で、これを許してしまうタイトルはこのあとしっかり捲れないとなかなか勝ち辛いという印象です。

    GFW38-071.jpg GFW38-097.jpg


    そういった点で、シンフォギアは勝ちづらかったのだと思ってます。
    島風互換を軸にしつつも、その後には神楽坂が待っているのも青フレの強さ。

    ほぼすべてのタイトルが越えるのが困難な数字を押し付けるのが強かったです。
    そのほかかぼちゃや身代わりになる応援も含め、環境トップに恥じない強さだったと思います。

    GFW38-040.jpg GFW33-125.jpg


    やみかんは、風と宝という面で苦手がとても少ないデッキでした。
    アンコール付与で島風をアンコールしつつ、宝を打ち続けるというのがとても強く、闇は3面対応すると3キャンされても5点入るという強力なフィニッシャーでした。

    TLW37-040.jpg TLW37-011.jpg TLW37-001.jpg


    アンタッチャブルも合わせて、対策がとても難しいデッキだったと思います。
    やみかんに相性が良いデッキとして挙げられるのが禁書。
    山の強さと回復魔術で、闇多面に対する生存率がとても高く、非常に勝ちやすいデッキと言えます。

    IDW10-097.jpg


    これはどのデッキに対しても禁書が誇る強みであり、このあとデレマス・Charlotteという天敵が現れるまでは強かったと思います。
    また、ギルティクラウンは7500多面+シャミセンという高いレベル1のパワーラインで、各種島風互換に圧力をかけていました。

    GCS16-123.jpg GCS16-127.jpg GCS16-079.jpg GCS16-124.jpg


    かつて無い強さの集中や武蔵など、非常にカードパワーの高いカムバックのおかげで、ネオストリオ共に流行しました。
    特に苦手とするデッキも少なく、わかりやすく強いので、現在でもビギナーにおすすめのデッキだとと持ってます。

    構築難易度がすこし高いのが気になりますが笑

    シンデレラガールズは、強いカードの互換が多数収録されている広いプールで、これといった強いカードはないものの、安定した動きが期待できます。
    特にTDの各種レベル3使用した耐久型は、風を採用していない禁書に対して圧倒的な強さを誇ります。

    IMCW41-T16.jpg IMCW41-T35.jpg IMCW41-T54.jpg


    仙台で入賞したことも相まって、この頃から風採用型の禁書が増えた気がします。
    他にはみくを軸にした構築が流行ってると感じます。
    ストックの効率がよく、他のデッキよりもストックが貯まりやすいので人気のようで、金沢ネオスで優勝したのが印象的でした。

    IMCW41-044.jpg


    これら以外だと、3レベ蘭子フィニッシャーに据えた軸もよく見ますね。
    パワーパンプも相まって、多面対応はなかなかの強さがあります。

    IMCW41-080.jpg


    Charlotteの発売は、環境を大きく変えたと思います。
    面を圧迫しない焼きメタと、踏まれない限り終わらないレベル3。
    有利不利があるものの、とくに自動ダメージ主体のデッキは影響が大きかったと思います。

    ただしレベル3で面が取れない相手や青フレのふみお、風全般など、苦手も少なくありません。
    そもそも安定感に不安が残るデッキなので、そういう意味であまりネオスで入賞出来なかったのかと思います。

    シンフォギアの追加では、とくに≪錬金術≫の活躍が記憶に新しいところです。
    東京地区ではついに地区抜けを果たしました。

    余談ですが、結局≪錬金術≫が決勝戦を勝つことはなかったってことですね笑
    東京前日に発売された≪深海棲艦≫は入賞こそしませんでしたが、ネオス/トリオ共に活躍していたと思います。

    KCSE28-02.jpg


    とくに後列焼きがこれまであまり居なかったためか、後列を焼かれるだけでボロボロになってしまうデッキも少なくありませんでした。
    先に述べたようにカードパワーは高いデッキなので、これからに期待したいと思います。


    ネオスタンダードの環境についてはこのあたりで。
    現在の時点で十分に練られているとはとても思えないので、大きな大会は予定されていないものの、これからの発展に大きな期待をしたいと思います。


    最後に

    去年または今年から始めた方は実感が薄いと思いますが、今年2015年はとても非公認大会の開催が多くなった年でもあります。
    首都圏に限らず、ここまで非公認大会が全国各地で開催されているのは、一昔前を知っている方なら驚くべきことだと思います。
    理由については都合で省略しますが、とても良い事だと思うので、来年以降も続けばいいなと思います。
    来年度以降も、ヴァイスシュヴァルツを中心にプレイしたいと思っています。

    やればやるほど深みにハマっていく面白さの虜とでもいいましょうか笑

    ここまで様々な要素が複雑に絡み合うTCGもあまりないと思うので、ぜひ新規ユーザーも増えて欲しいと思いますし、既存ユーザーにもやめて欲しくないとも思います。
    ブシロードはもちろんですが、僕らプレイヤーもそれを手伝うことは出来ると思うので、一緒に盛り上げていければいいなと思います。


    それでは良いお年を。

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