
久しぶりの地区大会ということもあり、久しぶりに会う人や会場の雰囲気も懐かしかったです。
大きな大会が開催されることもなかったため、非公認大会の結果からしか環境を予測できませんでしたが、今回博多地区での結果が出たため感想と今後の予測をしていけたらと思います。
公式のホームページに入賞者の詳しいレシピが載っているので、良かったらチェックしてみて下さい。
予選結果
環境タイトル
構築は<門><ストブ>が多かった中、今回優勝した<枝><電源>は新しい構築でミラーを勝ち越し、チームを優勝へ導いていました。どのデッキにも採用されている三種類の3レべのかみ合いが非常によく、全タイトル中最強の詰め性能といった立ち位置だと考えています。
今回の環境はどのタイトルも環境の中で極めて強い一点があることが必要条件だと考えています。ヴァイスというゲームが28点入れるゲームである以上詰めが強いデッキはそれだけ魅力的だと考えています。使用者のデッキ構築において必要不可欠なカードが集中していることから、3月8日の規制発表のタイミングではもしかしたら何かしらの制限が発表されてしまうかもしれません。
しかし優秀なカードがほかにもたくさんあるので、今回の枝電源のような新しい構築もできると思います。
このタイトルの一番の魅力は構築の幅があり、選ぶクライマックスによって全く違う強みがある点です。今回一敗ラインに残っていたクライマックス配分だけでも3種類の構築があり、それぞれ異なる強みを持っています。
8枝<1><2>はストックをどのタイトルよりも確保することができる構築になっていますし、<門><本>は早出しのコストパフォーマンスと打点作成能力が環境一強いと考えています。
<本><扉>は道中の選択肢の広さと最終ターンの詰め性能は運要素を含みますが、スーパースターの次に強いと考えています。
このタイトルはどのデッキにも必ず入っているカードが少なく、制限をかけるのが難しいのも魅力です。今後も環境タイトルとして居続ける可能性が高いと思います。
デッキに採用されている2種類の電源連動が強く扱いやすいことやタイトル人気も相まって地区会場でも多く見かけました。上記の二つのタイトルにはない強みとして<防御札>の存在もありますので、そういった効果のカードを採用したい人も多かったのではないかと考えています。
個人的には盤面のパワーが勝利の秘訣と考えているので、前列1500パンプの<3レべ二乃>は必ず採用したいと考えています。公式にも掲載されているレシピですが、準優勝した花嫁のデッキにも採用されていました。
このタイトルは何といっても盤面のラインが高く、<防御札>を実装しているのが強みだと考えています。同じクライマックス配分の花嫁は返しのパワーが<電源連動>の兼ね合いで低くなりがちなのでその点で無職転生は優秀だと思います。
また防御札を打たせない<ギレーヌ>と<ジャックブラザーズ>の相性が素晴らしく、今後の環境でもまだまだ活躍するタイトルだと思います。
構築によって同じクライマックス配分でも採用するカードが異なると強みもガラッと変わるので環境に合わせた調整が必要な少し難しい印象を持っています。
その分使いこなせると地区でも活躍できるので、今回入賞している二人のレシピは必見です。
クライマックス配分の関係で非常に難しいプレイを要求される点と構築段階で有利不利がはっきりしてしまう点がありますが、テンポも取りやすくリソースも作りやすいいいデッキだと思います。今後もタイトル人気と相まって使用者は増えるのではと考えています。
主にこの5タイトルに自分が使いこなしているタイトルを持ちこむチームが多かったと思います。環境の感想として思ったことは詰め能力が高いもしくは優秀な防御札を持っているデッキを選択しやすいこと。リソースが多く相手の行動についていきやすいデッキが多い印象を受けました。現状耐久タイトルは確殺や山崩しに対抗できずに少し苦戦している印象です。今後新しいタイトルや規制が入り環境が変わってくると思いますが、また環境の記事も書いていこうと思います。
最後に
やはり地区での経験値は非常に大切だと感じました。負け方や環境考察、周りのタイトル考察やトリオチームでの話し合いなど改善できる点は多かったと思います。今回は勝ちきれませんでしたが、しっかり反省点を洗い出して次の地区に向けて切り替えて調整していこうと思います。