
最近は新弾レビューばかりであまり記事を更新できていなかった事もあり、BCF2025も半分が終了したこのタイミングで今回北海道の推しの子タイトルカップで結果を残せたので筆を取ってみました。
最初に筆者の正直な感想を書くと、推しの子タイトルカップはどんなに優勢でも相手の連動時に自分の山札の上下X枚の配置状態次第で2レベルの前半からでも一瞬で負けてしまう事があるなど、計算しきれない要素が他のタイトルと比較して多くあると感じている部分があり、筆者が勝てた事も運による面が多分に含まれていたかと感じています。
ただ決して何も考えずに挑んだわけではないため、今回の記事ではどういった事を考えてプレイングしていたかや、採用カードの理由等が少しでも伝わればと思っています。
推しの子のタイトルカップ環境考察
最初に推しの子に限定した環境の考察ですが、推しの子は緑色が無く赤は記憶や思い出による圧縮、黄は経験等の特色があり、前弾のタイトルカップの経験からも考えられる「カムバック/ゲート軸の思い出圧縮」、「スタンバイ軸による盤面制圧」、「8チョイス」を中心に、今回追加されたCX連動で「有馬かなや黒川あかねのカムバック/ゲート軸」を採用した形も考えられる状態と筆者は捉えていて、フィニッシャーは旧弾から続いて<"B小町"有馬かな>や<輝くステージへ ルビー>、<吸い寄せられる天性の瞳 アイ>といったところに、追加弾で登場した<星降る夜に 黒川あかね>等が多くなると考えていました。※実際に対戦した5回戦(不戦勝1回含む)中では「輝くステージへ ルビー」を採用した思い出圧縮を重視した形はいませんでしたが、それ以外の想定していたキャラとは対戦することになりました。(かなとあかねのカムバック/ゲート軸2戦、ミラー8チョイス1戦、スタンバイ/ゲート1戦)
各フィニッシャーへの基本的な対策法として「"B小町"有馬かな」や「星降る夜に 黒川あかね」を相手にする場合はレベル置場やストックに可能な限りレベル0のカードを置いて山札からレベル0のカードを減らしておく事、「輝くステージへ ルビー」や「吸い寄せられる天性の瞳 アイ」は基本通りに山札内のCXを残してキャンセル率を上げる事を意識する等でしょうか。
しかし「"B小町"有馬かな」や「星降る夜に 黒川あかね」はどこまできれいに山札のレベル0を減らせたとしても、CXも対象に効果が誘発されるため運による要素が大きい点は捨てきれないので、相手の強い動きを妨害するために難しい動きをするよりも、自分がより強く動く事を意識して立ち回ることが重要だと感じています。
デッキ紹介/構成について
推しの子はVol1の時から環境考察で書いたようないくつかの型でデッキを自作して回していたのですが、一番手に馴染んだのが8チョイスの形だったため今回はそれを改良して参加しました。
Vol1弾で使用していた8チョイスの構築では、レベル1連動を<恋に落ちた瞬間 有馬かな>にしていて、フィニッシャーの<"B小町"有馬かな>の対応CX<その視線の先に>を最後に山札から手札に加えるためにイベントの<ファーストステージ>やそれを拾うための<JIFへの道 MEMちょ>等を採用していました。
個別のカード紹介は後述致しますが、Vol1で8チョイスを回していた個人的な体感として、経験が必要になる構築であるためマリガン後でもレベルの高いカードが序盤に手札に来やすかったり、その状態になると山札の高レベルカードが減るため「恋に落ちた瞬間 有馬かな」の連動効果で2レベル以上のカードが落ちづらくなり、手札の入れ替えが間に合わないという状態になったこともあったため、Vol2の追加で強力に感じたレベル0帯のカード追加と共にレベル1帯のCX連動を<どれにしようかな?MEMちょ>に変え、手札の入れ替えと手札の枚数を増やす事が同時に狙える方向にシフトしたのが大きな変更点で、CX連動の変更に合わせて連動効果で回収できないイベントは抜いて、最後に山札からCXを持ってくる役目を<これからのこと 黒川あかね>に変更し、序盤からストックを使わずに手札消費のみで山札から好きなキャラをサーチできる<Summer Sweet Memory 有馬かな>を採用する形を取っています。
また、環境考察でも少し触れていますが推しの子のデッキを相手にする場合、基本的にはレベル0を極力山札に残さない事が最後の相手の詰め手段に対する対策にもなるため、レベル0は多くても18枚と決めていて、レベル置場に置いて経験3に変わってくれる<年齢詐称 MEMちょ>を1枚は含めるような形でまとめています。
理論上だけで考えると、推しの子のタイトルの性質上、思い出に行った相手のカードに触れる事ができないため、思い出圧縮する形が各フィニッシャーの連動の脅威を最小化する回答になると考えていますが、道中のストックと手札の管理が筆者のプレイングレベルには難しく、練度を高める時間が取れないと感じたため、環境考察でも触れたように相手の強い動きを妨害するために難しい動きをするよりも自分が回しやすい形を詰めてきた形になります。
基本的に狙う展開
経験が必要になるデッキですが、このデッキはレベル1のタイミングでは経験2で良いので16枚(<年齢詐称 MEMちょ>含む)がレベル1までにクロックに発生すればよく、<あと、もう少しだけ... 有馬かな>のコストでクロックに置くキャラを控え室から選択できるので、レベル2以上のカードでも最初の5枚に残す必要はありません。
また、序盤にCXをトリガーした場合は基本的にストックを増やすことを選択して「あと、もう少しだけ... 有馬かな」や集中等で山札を減らして手札を増やすような効果に変換していく事を考えています。
合わせて<"B小町"MEMちょ>を早出しして回復や手札を整える事を考えていきます。後述もしますが「"B小町"MEMちょ」は山札を3枚見て1枚手札に加える方の効果は残ったカードを山札上に戻すため、CXを手札に加えてくる事を狙ったり、トリガーカードを確認する意味もあって今回採用枚数を4枚にしています。
採用カード紹介
リバース時効果を避けること自体は推しの子のタイトルではあまり関係ないかもしれませんが、私的な経験で黄色は1レベル帯カードが相手ターンでのパワーが低いため、相手のレベル0にCXを合わせられてパワーが500負けるという事象も多くあったので、これを返り討ちにしつつ舞台のリバースしているキャラでも回収できるという点が魅力的に思えたので採用しています。この辺りが調整したい部分でもありますが、現状では2枚入れています。
連動で回収するカードは基本的に3レベル系のカードで、ストックに貯めるカードはレベル0のキャラを選択していくことで相手の連動の脅威を下げつつ後半戦に備える事を考えています。
以前はメイン中に手札を増やす手段が<"B小町"ルビー>の集中がメインだったため、CXが見えたら山札の上に戻して集中をする使い方が多かったですが、<あと、もう少しだけ... 有馬かな>が追加されたため、3ルックしてCXを加えて、戻した2枚に欲しいキャラが見えていたら「あと、もう少しだけ... 有馬かな」で1ダメ貰ってでも手札に加えて手札の枚数とCXを揃える選択肢が増えたため、展開によって出来る事が増えた印象があります。
ただまぁこのカードに頼らずにテンポよくダメージを与えて優勢のまま試合を終わらせる事が一番かと思ってます。
ミラー戦などで私達目線の今ガチが採用されていないデッキであれば基本的には使用しないので、レベル置場に置いて良いと考えています。
いかがでしたでしょうか。
今回はまだ細かい部分で調整し切れていないと感じる部分も残っていますが、自分の中での回しやすさを重視した構築になっていて結果的にはそれがよくハマッてくれたという印象です。
デッキレシピのコメントにも書きましたが、今回筆者は対戦していた相手の方のデッキに学ばせて頂いた事も多く、推しの子も回し慣れている8チョイス以外の構築も詰めて練度を上げて行きたいと感じています。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
それではまた。