【オリジナル構築】ロイヤルエイリアン
今回はデュエキングマックス2023の発売により登場した、エイリアンデッキについて紹介・解説していきたいと思います。
デッキレシピ
クリーチャー
計29枚
デッキコンセプト
エイリアンデッキの大きな特徴は、オリジナルレギュレーションでも超次元ゾーンを活用して戦うことができるところです。今まではパラレルマスターズで登場した<超次元の王家>ぐらいしかありませんでしたが、デュエキングマックス2023で<魅惑のロイヤル・エイリアン>、<ロイヤル・エイリアン -激演のマザー->、<ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー->、<パンドラの記憶>が追加されてさらに超次元ゾーンを使いやすくなりました。
キーカード解説
魅惑のロイヤル・エイリアン
エイリアンデッキの切り札です。攻撃時に手札のエイリアンを超次元ゾーンに送り、送った枚数だけ相手のシールドブレイクとドローをすることができます。
攻撃時にエイリアンを2枚送ると2ドローのワールドブレイカーになり、5枚送ると5ドローのワールドブレイク&ダイレクトアタックが可能になります。
進化元にエイリアンが2体と手札に大量のエイリアンが必要になりますが、エイリアンデッキの基盤は大量のドローが得意なので問題なく<魅惑のロイヤル・エイリアン>を活躍させることができます。
ロイヤル・エイリアン -激演のマザー-
出た時と超次元ゾーンに置かれた時に山札を3枚めくってエイリアンとハンターを全て回収することができます。似たカードとして<超次元の王家>がありますが、《超次元の王家》と違ってドローするのに種族指定があります。その分<ロイヤル・エイリアン -激演のマザー->は最大値が大きくなっており、エイリアンデッキにおいては率先してプレイしたいカードになります。
ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー-
<超次元の王家>や<ロイヤル・エイリアン -激演のマザー->と比べるとコストが少し重めになっていますが、《超次元の王家》や《ロイヤル・エイリアン -激演のマザー-》などを超次元ゾーンから場に出すことができます。《超次元の王家》と《ロイヤル・エイリアン -激演のマザー-》はどちらも出た時にドローができるので、相性の良い効果となっています。
また、場にいると他のエイリアンをスピードアタッカーにできるので<魅惑のロイヤル・エイリアン>に代わるサブプランとしても強力です。
パンドラの記憶
通常のデッキでは3ドロー1捨てとなるので、山札を多く掘れる<エナジー・ライト>といった感じですが、エイリアンデッキでは超次元ゾーンに送ることを有効活用することができます。<超次元の王家>や<ロイヤル・エイリアン -激演のマザー->を送って追加ドロー。<ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー->を送って超次元ゾーンからの踏み倒し。<魅惑のロイヤル・エイリアン>を送って場に出す準備をすることができます。
エイリアンデッキにとって<パンドラの記憶>は最強のドロー呪文と言えます。
デッキの回し方
序盤
ゲームの序盤は切り札である<魅惑のロイヤル・エイリアン>を探しつつ、《魅惑のロイヤル・エイリアン》の効果で手札から超次元ゾーンに送る用のエイリアンを大量に手札に集めることを目指します。そこで活躍するのが<超次元の王家>、<ロイヤル・エイリアン -激演のマザー->、<パンドラの記憶>です。
特にパンドラの記憶は超次元ゾーンに《超次元の王家》や《ロイヤル・エイリアン -激演のマザー-》を送ることで追加のドローができるので、率先してプレイしたいカードになります。
中盤
<魅惑のロイヤル・エイリアン>を超次元ゾーンに用意して、バトルゾーンにエイリアンを2体並べることを目指します。《魅惑のロイヤル・エイリアン》は一気にシールドを割ることができるので中途半端に場に出して殴るのではなく、ゆっくりと手札を抱えながら盤面にエイリアンを用意して、多少のシールドトリガーを貫通できるように下準備をしていきます。
終盤
理想的な詰め方としては、召喚酔いが解けたクリーチャーを横に添えながら<魅惑のロイヤル・エイリアン>でワンショットを狙うプランが一つ。もう一つは、《魅惑のロイヤル・エイリアン》の攻撃時効果で<ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー->を超次元ゾーンに置き、《ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー-》が超次元ゾーンに置かれた時の効果で<超次元の王家>を出すことで《魅惑のロイヤル・エイリアン》以外の打点を用意して相手のトリガー要求を上げることを狙います。各採用カード解説
トロン / 希望の親衛隊ラプソディ
数少ない低コストエイリアンです。1コストのエイリアンはこの他に<闇戦士ザビ・クロー>がありますが、このデッキの闇文明が弱いこと、序盤に出すと強制攻撃してしまうことから不採用にしています。
<魅惑のロイヤル・エイリアン>の進化元になりつつ、序盤の色基盤として<トロン>と<希望の親衛隊ラプソディ>をそれぞれ採用しました。
斬斬人形コダマンマGS
受け札兼手札の減らない進化元として採用しました。エイリアンで固める必要があるデッキなので、エイリアンでありつつガードストライクを持っている<斬斬人形コダマンマGS>はぜひ採用したい一枚です。
また、基本的に進化元を用意すると手札が減っていきますが《斬斬人形コダマンマGS」は手札を減らすことなく進化元になってくれることから<魅惑のロイヤル・エイリアン>と相性が良いため基本的に4枚採用が無難かなと思います。
「必然」の頂 リュウセイ|「オレの勝利だオフコース!」
エイリアンデッキはかなりメタカードに弱いデッキです。ですので何かしらメタカードに対する回答を用意する必要があるのですが、その中で最も相性の良いカードが<「必然」の頂 リュウセイ|「オレの勝利だオフコース!」>でした。
種族にハンターを持っているので<ロイヤル・エイリアン -激演のマザー->で回収ができたり、ガードストライクを持っているので心許なかった受けも補填してくれます。
光牙忍ハヤブサマル
少ない光文明でありつつ、<魅惑のロイヤル・エイリアン>の大量ドローで抱えこめる受け札になります。《魅惑のロイヤル・エイリアン》の攻撃を受け止められて相手からカウンターを仕掛けられた場合に、そのカウンターを受け止める用の受け札として採用しました。新世界王の創造
このデッキの足りない色と受けを同時に補填するためのカードです。赤・青・白というこのデッキのマナ色として必要な文明を全て持っており、かつ受け札にもなるのでデッキを安定させる目的で採用しました。
新世界王の権威
<VR新世界王の創造|新世界秩序(上)>との違いは、闇文明を持っているかどうかです。<ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー->は基本的にマナを払ってプレイすることはないのですが、ゲームが伸びていった時などに他のエイリアンをスピードアタッカーにしながら踏み倒すことができるのでサブアタッカーとして運用することがあります。このプランが取れるようにデッキに2枚闇単色を用意する目的で2枚採用しました。
終わりに
いかがでしたでしょうか。エイリアンはまだ登場したばかりということで今回は赤・青・白を基盤にした安定感のある回しやすい構築を目指しました。
今後は<ロイヤル・エイリアン -熱奏のファーザー->をもっと活かせるように闇をしっかりと採用した構築なども考えていきたいと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。