
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
公式からの予告通り、3月16日(日)21時に4月1日実装の新リミットレギュレーションが発表されました!
直近のACSや非公認CSではアニマジカ、夢中、HEROを筆頭に様々なデッキが結果を出しており、どこに規制をかけるべきかは予想が難しかったです。
ただ、アニマジカや夢中は発売されてからそんなに日数が経っていないため、流石に今回は規制されないだろうとも思っていました。
公式としては現環境をどのように評価しているのか、非常に興味深かったですが、蓋を開けてみると今回は緩和のみの改訂でした!
いつもならリミットレギュレーションの改訂が今後の大会にどのような影響を与えるか考察するのですが、正直ほとんど変わらないと思いますので、今回は各カードの考察と新制限対応デッキのご紹介に変更いたします!
是非とも最後までお付き合いください!
目次
尚、今回は新しく緩和されたカードに絞って解説していきます!それでは、早速観ていきましょう!
1.新リミットレギュレーション考察
何度もお伝えしてきている通り、ラッシュデュエルにおける「禁止」は相当ハードルが高いです。
最近はバウンス耐性も登場したりと、対抗手段が無い状況が生まれないように調整されていますね。
今後、この枠が使われる事は無いのではないかとすら思います。
各プレイヤーが規制をかけて欲しいカードはそれぞれあると思いますが、その願望は叶いませんでした...
その年の12月にリミットレギュレーションの実装が発表されましたが、真っ先に規制されたカードがまさかの緩和で時代の流れを感じますね...
冒頭の部分でも少し触れましたが、バウンス耐性を付与するカードが登場したため、必ずしもサンメロループコンボが成立しなくなりました。
また、当時と変わってカードプールは広くなっていますし、レジェンドカードの採用枚数も増えていたりと変更点も多いです。
かつての戦術が今も有効とは限らず、それだけ他テーマも強くなっているため、デッキパワーのインフレを感じますね!
下手したら次の改訂で3枚に緩和されるかもしれません。
サンメロを握るプレイヤーがどれだけ増えるか楽しみですね!
テキスト改訂により、デッキの枚数を極限まで減らしてドローするループができなくなりました。
規制後はただでさえ誰も使っていなかったカードですが、エラッタによって更に使われにくくなるのは悲しいです...
誰か救ってやってください...
一足早く緩和された秘密捜査官ミステイクと合わせて完全復活しました!
ただ、当時は<コスモス姫のお戯れ>が3積みできていた時代なので、爬虫類パーツだけフルパワーになっても以前ほどの強さはありません。
最近のカードの中なら、アニマジカと組み合わせる事で強くなりそうですね!
その場合は純アニマジカに無い強みが欲しいところではありますが...
爬虫類が環境に再度台頭してくるか要注目です!
2.デッキレシピ
3.デッキコンセプト
「最上級モンスターでゴリ押し!」です!<夢中のラーヴァ>と<カードディフェンダー>が環境に存在するため、サンメロのループコンボが必殺ではなくなりました。
<火雷神サンダーボールド>も3積みのフルパワーではないため、ループコンボ狙いではなく、最上級モンスターを並べてゴリ押すコンセプトにシフトしたかたちです!
下級は優秀な墓地肥やしモンスターを複数採用しているため、展開のスピードは上がっていると思います!
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
4.メインデッキ解説
守備力が高い順に採用してあります!
入れ過ぎは事故になると思い、3種類の採用にとどめました。
かつては<CAN-Melo:D>とのループコンボを防ぐ手段が少なく、通れば勝てたので環境トップでしたが、今は<夢中のラーヴァ>や<カードディフェンダー>といったバウンス耐性持ちのモンスターに加え、<シャイニーシェイディー>や<任務完了>といった強力で汎用性の高い召喚反応罠が増えているため、コンボが決まる確率も減りました。
そのため、コンボ狙いというよりは、場に最上級モンスターを並べて殴り勝つ方が多くなりますね。
準制限カードなので2枚の採用。
<火雷神サンダーボールド>の効果発動の条件を考慮しても、同名カードはなるべく採用しない方が良いですね。
後述する<アニマジカ・シューター>、<ジョインテック・プライムレックス>、<七宝神-米大>と相性が良い点はありがたいです!
何故か光属性であればリリース1体でアドバンス召喚できるため、レジェンドカードである<デーモンの召喚>よりも強力ですね!
このデッキには光属性下級モンスターが10枚採用されているため、リリース要員には事欠きません。
最上級モンスターを散らすために1枚のみの採用です。
相手モンスターのレベルを下げつつ、バックを1枚破壊できる効果が強力ですね!
<アニマジカ・シューター>と違ってこちらは光属性以外のモンスターでも大丈夫なため、より使い勝手が良いです!
このデッキに光属性モンスターは16枚採用されているため、墓地コストも用意しやすいですね!
こちらも1枚のみの採用!
リリース無しで2300打点をポンと出せるだけでも強いのに、相手の表側表示モンスターの攻守を700下げられるため、3000打点までのモンスターを戦闘破壊可能です!
相手が3000打点の場合は相打ちとなりますが、<レジェンド・プリースト>と合わせれば一方的な戦闘破壊も可能です!
やはりこちらも1枚のみの採用。
守備力1400あるため、下級モンスターとの戦闘であれば、生き残る可能性がある点が偉いですね!
回収先は1枚のみの採用ですが、<アニマジカ・シューター>をサルベージできたら強いですね!
仮に回収できなくとも、早期に墓地を肥やしたいので強気の3枚採用です!
<アニマジカ・ガードナー>と違って手札コストが不要ですが、召喚・特殊召喚したターンのみ有効な効果ですね!
墓地にレジェンドカードがある場合、攻守を600下げる効果も強いです!
優秀な墓地肥やし要員として3枚必須!
こちらも強気の3枚フル投入!
デッキの核となるカードを嵩増しできるようなものなので3枚採用しました!
墓地コストはやや重たいものの、墓地肥やし要員の多いこのデッキであれば採用圏内と判断しました!
光属性シナジーは無いですが、相手のバックを消せば罠による反撃を食らわずに済むため、展開が通し放題です!
そのため、3枚確定!
3枚墓地を肥やしつつ1ドローなので、入れない理由が無いですね!
レジェンドカードのモンスター枠はこれ一択だと思います!
昔ほどのパワーは感じなくなったものの、手札1枚で3200打点+罠破壊耐性のモンスターを出せるのは未だ強力ですね!
<任務完了>とのシナジーもあるため3枚確定!
墓地に最上級モンスターを貯めつつデッキを回せるのでかなり噛み合ってます!
当然3積み必須!
墓地コストの用意も、このデッキなら比較的簡単ですね!
下級モンスターを使い回せる点も含めて3枚採用しました。
手札を増やすギミックは大して多くないですが、それでも採用する価値があるカードだと思います!
手札コストは必要ですが、墓地のモンスターを何でも1枚回収できるのは便利ですね!
一度きりの<強欲な壺>より何度も使える可能性があり墓地に送られても意味のあるこちらを採用しました。
相手の召喚したモンスターを破壊しながら手札が5枚になるようにドローできるため、<昂光の呪縛>を打たれない点も優秀です!
ただ、<アニマジカ・ナイト>や<栄華夢中のシルビクス>など、破壊耐性を付与するカードが環境に存在するため、常に破壊できるとは限りません。
また、特殊召喚には対応していない点も注意しましょう。
ただ、<現夢中のシルビクス>や<キメラテック・オーバー・ドラゴン>など、着地時に処理しないと大きな損失を被るカードが増えているため、攻撃宣言時まで待つのは遅い気がしています。
また、こちらであれば自分モンスターの召喚・特殊召喚時にも発動できるため、能動的な除去としても使いやすいですね!
そのため、今回はこちらを採用しました。
5.各デッキとの相性
サンダーボールドはビートダウンデッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
序盤からモンスターの殴り合い、盤面の返し合いとなった場合、相手側に先手を取られる可能性が高いです。
こちらが最上級モンスターを展開できたとしても、3000打点を越える大型モンスターを用意できないため、割と簡単に突破されてしまいそうです。
そのため、相性は不利と判断しました。
また、サンメロのループコンボが使えなくもないですね!
返しの最上級モンスターの平均打点もこちらの方が上だと思います。
そのため、相性は有利と判断しました!
また、<栄華夢中のシルビクス>や<カリス魔杖デス・ワンド>を装備した<セレブローズ・ラグジュアリ・マジシャンズ>といった大型モンスターを出されると突破が困難です。
特に夢中に対しては<夢中のラーヴァ>の存在からサンメロのループコンボが決まりにくかったり、<夢中の抱擁>で最上級モンスターを吸われたりしてしまいます。
そのため、相性は不利と判断しました。
6.最後に
今回は「緩和のみ」という珍しい制限改訂でした。環境デッキに新弾のカードが多かったのも要因として考えられますが、何より今が群雄割拠の良環境という風に運営が判断したのかもしれません。
良環境の定義が人それぞれ違うため、一概に「これが良環境だ!」とは言えませんが、1つのデッキが飛び抜けて強い状態よりも、複数のデッキパワーが拮抗している方が多様性があって良いと思います。
かつて一世を風靡して規制をくらった環境デッキ達も、時を経て緩和され、また環境に返り咲く可能性があるのも面白いですね!
また、エラッタが出るケースも<寿司天使ドラゴンロール>で前例ができました。
このバランスの取り方であれば、規制がかかるカードの枚数も減らせるかもしれませんね!
今回の改訂は地味ながらも、様々な可能性を見せてくれた意味のある改訂だったと思います。
今後も新リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
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