
デッキ紹介「ヌメロン」
ヌメロンは情報が公開されてから自分なりにプランや構築を考えていました。この経験を通してヌメロンの構築論、現フォーマットに与える影響を主に紹介していきます。最後までお付き合いして頂けたら幸いです。
構築
デッキレシピ
ヌメロン
プレイヤー:がんも
魔法
計14枚
罠
計20枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
デッキの動き
構築論に入る前にヌメロンの主な動きを紹介します。このデッキの要である<ヌメロン・ネットワーク>でヌメロンXモンスターを展開し、<ホープ・ゼアル>をX召喚します。これによって疑似的に相手ターンをスキップすることが可能となります。 この動きを成立させた後のゲームメイクをしやすくする為にエルドリッチギミックを取り入れました。ホープ・ゼアルを守りつつ、<エルドリッチ>でダメージレースを優位に進める意図があります。また、エルドリッチのテーマ自体がEXデッキを殆ど使用しないなどのシナジーがあります。ヌメロン・ネットワークにアクセスするカードを引けていない状況でもエルドリッチギミック+永続罠で勝ち切るプランも取れるので個人的にはエルドリッチギミックを構築に組み込むのがベストだと感じました。 次に構築の細部について触れていきたいと思います。
各カード解説
ヌメロン・ウォール
ヌメロン・ダイレクト
禁じられた一滴
そこで、対コンボデッキ相手の最終盤面に刺さる禁じられた一滴を採用しました。このカードはエルドリッチギミックとシナジーがあり、墓地に送ってもそのまま妨害or黄金卿にアクセスするカードになってくれます。これにより、相手のシステムモンスターを躱して<ヌメロン・ネットワーク>を通す動きが可能となります。ヌメロンXモンスターには戦闘を行う事により攻撃力を倍にする効果があるのでそのままライフを取りきるのが理想ですね。
また、コンボデッキ相手以外にもミラーマッチで相手の<ホープ・ゼアル>を止める事が可能なのも大きな利点です。上記の理由から3枚採用する形になりました。
サイドデッキ、メインデッキのサブスロットは今後の分布次第で変える必要があると考えています。
現環境に及ぼす影響
上記で解説させて頂きましたように高い制圧力を持ちつつ、後攻からは<エルドリッチ>の墓地へ送る効果を用いて盤面を荒らし<ヌメロン・ネットワーク>を通すなど、後攻からも充分に戦える高いポテンシャルを秘めています。競技シーンでも目にする機会が増えると自分は考えています。そして多くのプレイヤーのメイン、サイドデッキに<ホープ・ゼアル>に対する回答となるカードが投入されるでしょう。例を挙げると<禁じられた一滴>、<無限泡影>、ヌメロン・ネットワークに干渉できる<幽鬼うさぎ>などです。これらのカード採用が流行るならば、メタが被ってしまうテーマは活躍するのが難しいかもしれません。
終わりに
最後までご覧頂きありがとうございました。とても強力なテーマだと感じ、情報が公開されてから構想していたのでこの様な形で文章に纏めることができて良かったです。新制限も発表され、少しずつランキングデュエルや非公認大会も再開されましたね。今回登場するヌメロンなどの影響で今後のOCGがとても楽しみです。