
転生炎獣解説+PGS大会レポート 後編
5...対面デッキ毎のプレイや意識
●オルフェゴール
- 手札やデッキから<トロイメア>を切る魔法(<おろかな埋葬>、<オルフェゴール・プライム>)
- <ダーク・グレファー>
- <エンゲージ><ビット>等のサブギミックからの<トロイメア・フェニックス>でオルフェゴールを切る行為
転生炎獣側の構えられる妨害が「<ロアー>や<レイジ>等の直接的な妨害」or「<深淵に潜む者>での相手のオルフェゴールギミックに対しての妨害」の二つに誘発や素引きの罠を合わせることです。
深淵は相手のギミックでの踏み越えには有効ですが、相手のドラグーンにはリソースを残しながら盤面も返されます。また、ロアーやレイジは直接的な妨害として有効ですが相手のギミックでの踏み越えが複数枚絡むと1枚では効力が低いです。
基本的に盤面を作りきって完全に相手の動きに蓋をする事を意識せずに、相手側の次のターンのこちらの動きに対して用意する妨害数を落として長引いたゲームで勝つように自分の妨害を使うのが有効です。
オルフェゴールはこちらの盤面の捲りをディンギルスとドラグーン、そして戦闘破壊に依存している部分があるので、先攻で自分の<サンライトウルフ>を守る目的で<炎陣>を使って戦闘破壊を<ベイルリンクス>で守るのがかなり有効です。
●サンダードラゴン
ライフ管理としては
等を意識しています。
ニビルケアに関しては
- <ガゼル>を早いタイミングで出して4体目のタイミングで<サンライトウルフ>を特殊、5体目の特殊召喚でガゼルを拾うことで後続確保
- 相手の盤面が弱ければ、そもそも展開を5体以上行わないで妨害や後続確保を意識
- 展開札が潤沢なら、ガゼルや<フォクシー>等の攻め手段を残しながら<ミラージュスタリオ>や<デュガレス>、バグースカや魔法罠を拾うサンライトウルフ、<Jジャガー>効果などで相手のニビルを誘い出す
超雷龍の突破は解答になるカードを引けているかどうかのゲームになりがちですが、突破の際は誘発を重く踏むミラージュスタリオより、誘発を踏みづらい<ヴァレルロード>やバグースカでの解決を意識するとやりやすいタイミングが多いです。
●ドラグーン閃刀姫
理由としては
- ドラグーン以外の妨害やギミックが転生炎獣に有効でなく、ドラグーンに対しても<パラレルエクシード>等での突破が容易
- 後攻の捲りを<アナコンダ><ドラグーン>に頼ると<シャークキャノン>でのギミックの蓋ができなくなり、逆にドラグーン以外で突破しようとすると要求値が跳ね上がる
- リソースに触る手段がシャークキャノンしかないので、一度転生側が回ると<マルチロール>を狙われ続けてロングゲームで転生側のリソースが止められなくなる。
転生側はリソースと後続の確保を最優先に意識して盤面を広げ続ければワンキル以外で負ける場面が少なくなり、誘発や妨害を打つタイミングをワンキルとマルチロールの二点に絞ればこちら側のリソースは削られません。
また、シャークキャノンを踏む際は自分の本命の動き(<Jジャガー>や<フォクシー>)で重く踏まないように他の墓地効果や<フェニックス>、<ヒートライオ>等を先に通すことを意識します。
ゲームを長引かせて相手のマルチロールに触り続ける事を最重要に意識して、ETED前の時間管理をしっかり意識してれば負ける事はほとんどありません。
サイド後は<ヒータ>の自爆で<ドゴラン>をサーチして、そのドゴランや素引きした怪獣を<ミラージュスタリオ>で手札に戻し続けるゲームを意識すればかなり楽になります。
6...最後に
以上が今回使った構築と今期の転生炎獣の説明です。新弾の発売や、大会の開催が再開するのが結構先であろう事を考えるとメタゲームはまた変わりそうですが、この記事が転生炎獣の基礎として役に立てば幸いです。また次の記事でお会いしましょう。