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リミットレギュレーション(2026年1月)

    posted

    by メカヲタ

    リミットレギュレーション(2026年1月)
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は恒例の、リミットレギュレーション改訂所感記事になります。
    お付き合い下さい。


    禁止カード
    まずは禁止カードから。
    今回は指定が4枚とかなり多めになっています。

    指定は<閉ザサレシ天ノ月><No.41 泥睡魔獣バグースカ><M∀LICE〈Q〉RED RANSOM><スプラッシュ・メイジ>です。

    閉ザサレシ天ノ月
    いずれも環境でよく見かけるカードですが、<閉ザサレシ天ノ月>は効果ではなく、「光属性、悪魔族」というステータス一点のみにおいて禁止指定された稀有なモンスターです。
    「デモンスミス」ギミックをおおよそすべてのデッキで使用可能にするカードであり、これまで見逃されてはいましたが遂に抑制すべきと判断されたようです。

    ただ、本質のギミックには追加指定はされなかったこともあり、元々光悪魔であるテーマや<管魔人メロメロメロディ><励輝士 ヴェルズビュート>などを出せるデッキであればギミックを使用可能で、ただのモンスター2体からではなくデッキの強みを活かして戦って欲しいというKONAMIからのメッセージにも思えます。

    No.41 泥睡魔獣バグースカ
    No.41 泥睡魔獣バグースカ>はいささか遅きに失するところはありますが、特定のテーマに対して単体で詰みの状況を作れるカードになりかねないため、納得といえます。
    できれば【ライゼオル】全盛期に、<深淵に潜む者>と同時に規制してほしかったところですね。

    M∀LICE〈Q〉RED RANSOM / スプラッシュ・メイジ
    後者2枚は主に【M∀LICE】で使用されたカードですが、うち<スプラッシュ・メイジ>はほぼすべてのサイバーステーマの根幹を支えるインフラカードとも呼ぶべき存在なため、影響は計り知れません。
    モンスター2体を並べれば、リンク値2から3へ、さらに3から5~6へと爆発的に増えていくシステムは確かに高いパワーといえばそれまでですが、似たような「デモンスミス」とは違いかなり重い制約を抱えた状態でゲームする必要があるため、ここまで規制するのは過剰かなという印象が強いです。

    【M∀LICE】本体の規制である<M∀LICE〈Q〉RED RANSOM>はMDに続いての禁止ですが、それほど期間が経っているわけではないため既定路線だったのでしょうか。
    誘発受けとしての役割や安定性、柔軟性、ある程度のゴリ押し展開などまさにデッキの基礎を担うモンスターだったがためにこの規制はかなり痛く、大幅なパワーダウンを強いられることになります。
    「使えなくは無いが、強いデッキを求めた際に選択する理由がない」デッキになるため、今後は好きで使う人が細々と開拓していくことになりそうです。
    【@イグニスター】や【コード・トーカー】など既存のサイバースデッキがルートの見直しを求められますが、果たして何かしらの強化や補填は来るのでしょうか。


    制限カード
    続いて制限カード。
    こちらも新規指定が7枚、緩和が2枚と多めになっています。

    テーマの規制としては<アイス・ライゼオル><星辰竜ムルル><マシュマオ☆ヤミー><ヤミー★スナッチー>が制限化。
    儀式汎用ではあるものの<儀式の下準備>も【巳剣】のカードと見做せば同じ立ち位置といえます。
    いずれも環境で見ない日はないカード群で、規制は納得の面々。

    アイス・ライゼオル
    特に【ライゼオル】は既にテーマカードが複数制限化しているため、いよいよメインに入るテーマモンスターの数が少なくなってきています。
    幸い、「オノマト」を筆頭に相性のいい補完ギミックが数多くあるため、実質的には影響は少ないのかもしれません。

    マシュマオ☆ヤミー / ヤミー★スナッチー
    この中では【ヤミー】がいちばん規制としては重く、下級の枚数が減らされたことはもちろんですが<ヤミー★スナッチー>が1枚しかないのがかなりの痛手。
    先攻展開で基本的に使わなければならないためその後の展開や妨害に対してかなりシビアになる必要があり、これも大幅なパワーダウンとなります。

    儀式の下準備
    儀式の下準備>は【巳剣】におけるハイパワーな初動カードでありましたが、今後は1枚に対して引きたくない<巳剣之神鏡>を入れることになってしまうため、諸共抜けていくことになるのではないでしょうか。
    とばっちりで規制を受けた、これに頼らざるを得なかった古い儀式テーマが泣くことに目を瞑れば納得とは思います。

    増殖するG / 墓穴の指名者
    汎用カードの枠としては<増殖するG><墓穴の指名者>の2枚が指定されました。
    特殊なデッキでなければだいたい入る2種であり、特に前者に関しては「先攻展開+<増殖するG>」というあまりに一方的な盤面となることもあり、調整版ともいえる「マルチャミー」シリーズが出たことも相まっての減少かと思われます。
    いずれは完全に禁止してしまうつもりなんでしょうか?

    墓穴の指名者>は誘発を無視するカードとしてはもちろん、余れば妨害として機能するあまりに強いカードであり、かなり「引き得」寄りのカードであったため制限化は個人的には嬉しいですね。
    「マルチャミー」がありつつ<墓穴の指名者>を減らすことで、先攻有利をある程度緩和しようという意思は感じます。

    餅カエル / 突然変異
    規制緩和組は<餅カエル><突然変異>の2枚。
    餅カエル>は【スプライト】全盛期に多用され禁止となった制圧カードですが、同様の制圧系が多数おり、かつそれらも出しやすくなった以上、規制する意味はないのでしょう。
    ようやくの帰還となりました。

    突然変異>は2007年9月を最後に実に18年3ヶ月間も禁止となっており、禁止期間では<サイバーポッド><八汰烏>に続く記録となっています。
    三戦の号>などがあるとはいえサーチ手段は乏しく、リリースして融合モンスターを出す行為も現代テーマでは似たような消費で行っているため、問題ないと判断されたのでしょう。
    環境への影響度はあまり大きくはありませんが、【K9サイバー】のようなデッキで、<K9-04号 咒>に無効系を受けた際に、リリースして<キメラテック・ランページ・ドラゴン>を出して貫通する、のような動きが取れるのはおもしろいですね。


    準制限カード
    準制限カードは規制が3枚、緩和が1枚の計4枚。
    規制はいずれも汎用カードで、<灰流うらら><神の宣告><霊王の波動>が指定。

    灰流うらら
    灰流うらら>に関しては、<増殖するG><墓穴の指名者>と同時に減少しており、ドロー系を通させたいのか先攻展開をさせたいのかいまいち一貫性に欠ける規制となっています。
    先攻側も使えてしまう<増殖するG>を規制することで完全な先攻有利を抑えたいという意思はみられますが、使いづらい「マルチャミー」に枠を割かねばならず、結局は「マルチャミー」受けが良く、かつスロットを確保できる最新テーマ以外は苦しい状況になると思われます。
    ありとあらゆるデッキに対して使いどころがある「丸い誘発」として採用されていた<灰流うらら>の規制はなかなかに痛く、今後はある程度ピーキーな誘発を採用するか、捲り札に寄せた「マルチャミー」多投構築になりそうです。
    いっそのこと、色んな種類の誘発を1枚ずつ散らす運用もありかもしれません。

    神の宣告
    神の宣告>はサイド後からの捲り札を止める役割を持ち、なおかつそれがなければ召喚無効として使えるあまりにも「丸い」サイドカードでした。
    現代ではテーマ内に捲り札への解決を持っていることも多く、これも先攻有利を助長するカードであったため納得の規制です。

    霊王の波動
    霊王の波動>は「ドミナス」シリーズの属性汎用誘発ですが、効果としては<神の警告>とほぼ同等で、これを後攻0ターンから打てるのはかなりハイパワーでした。
    規制はやむを得ないものかなと思います。

    スプライト・スターター
    緩和は<スプライト・スターター>。
    少しずつ【スプライト】のカードが緩和されており、<餅カエル>の帰還もあるため使用者は今後増えそうな予感。


    制限解除
    最後に制限解除は、<アストログラフ・マジシャン><エクリプス・ワイバーン><深淵の獣バルドレイク><EMERGENCY!><強欲で貪欲な壺><ピュアリィ・スリーピィメモリー><六世壊=パライゾス>の7枚。
    順当な面々ですが、これで【ピュアリィ】はフルパワーとなります。
    環境のインフレから若干型落ち感は否めませんが、基盤は強く押し付けのパワー自体はあるデッキなので、最新の汎用カードを搭載しながら環境に顔を出すかもしれません。
    個人的に使いたいデッキのひとつですね。
    六世壊=パライゾス>は3枚使えるものの、肝心の【クシャトリラ】では1枚初動になりません。
    このデッキが救済される時は果たしてくるのでしょうか...


    総括
    改訂の総括ですが、全体的に先攻有利を抑えつつ、汎用カードではなくテーマのカードをぶつけ合って欲しいという思いが感じられる改訂でした。
    テーマカードが古く汎用カードを盛って抗っていた中堅未満のデッキに対しては厳しい環境になりますが、ある程度は仕方ないことではありますね。

    デッキの評価としては【烙印ドラゴンテイル】や【閃刀姫】、【絢嵐】といったデッキが高評価。
    他のテーマに比べると規制は緩め、もしくは無規制であり、基礎パワーも高いため序盤はこれらが環境を牽引していくと思われます。

    その他評価が高めなデッキとしては【烙印】【オノマトライゼオル】【月光】【白き森】【メメント】などがあり、トップ層には微妙な<ドロール&ロックバード>が果たしてどれほど採用されるのか、といったところも含めた環境読みが必要になりますね。
    1月の新弾「BLAZING DOMINION」では既にかなりの数の優秀なカードの実装が確定しているため、発売後は一気に環境が変化しそうです。

    長らく環境を支配した【M∀LICE】が落ちることで、合わせて<アーティファクト-ロンギヌス>もサイドから落ちることが予想され、今まで燻っていた中堅デッキも台頭してくるかもしれませんね。
    個人としては<スプラッシュ・メイジ>の禁止から新たなサイバース強化が来ることを期待したいです。


    今回の記事はこれで終わりとなります。

    ありがとうございました!

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