
今回、2020年7月の制限改定にある<リンクロス>について「なぜリンクロスは禁止にされてしまったのか」それを持論に基づいて解説、という内容を書かせて頂くこととなりました。
あらゆるリンクモンスターを「リンク1+トークン2体〜」に分裂させることができ、そのトークンをシンクロや各種コストにするなど・・・
というか<武力の軍奏>です。生まれたトークンはレベル1なので武力に変換し、チューナーを蘇生し、更なる展開に繋げられる訳です。
思いませんか?思いますよね。思うんです。だって今までや今後も「展開系のギミック+ハリファイバー」は切っても切れない関係、言わば泥沼です。
良くないんですよ、ハリファイバー。こうして1月に登場したばかりのリンクロスを早くも禁止に追い込む、その「繋がり」の緩さ。
仮にハリファイバーが居なかったとして、リンクロス本体に何が出来るでしょう。何もできな・・・え?結局ハリがいなくとも武力からチューナー蘇生の展開に使える?駄目じゃん。
結論:禁止になった要因はハリファイバーにあると思ったが、リンクロス自体のノーコストでトークンを生み出す汎用性がそもそも高すぎたから
途中からハリファイバーに対する凄まじい私怨を垂れ流してしまいました。反省しております。
さて、ここからは「リンクロスが禁止になったことによる影響」を書いていきます。
ダメージを受けたデッキをざっと挙げてみると
- アダマシア
- 3軸(レベル3)
- ハリファイバー+リンクロスを用いた展開系
- セフィラ
- 焔聖騎士
- オルターガイスト
ただ、上記のテーマの殆どはリンクロスを失っても普通に戦えると思っています。
ただ、武力を絡めて<虹光の宣告者>を先出しするなどの細かい動きが困難になっているため、他の展開系の爆発力には劣りそうです。
<ハリファイバー>からの展開に必要なレベル1を確保するため、<ケプラー><地獄門><ラミア>の「DDギミック」を取り入れて展開しているそうですね。オシャレだ......。
それによる相手ターンでの柔軟な対応かつ、爆発的なアドバンテージの獲得でゲームマウントを取っていくのが勝ちパターンの一つでもあっただけに、今までの「先攻1ターン目」の強みが活かしにくいのかなと。
それでも、前述したセフィラ等と同じく「元々<リンクロス>が居なくとも環境レベルの強さ」を誇っているので、より複雑化するトップシェア相手に今後はどう立ち回るのか楽しみです。
嘘です。オルターというテーマは好きor嫌いでいえば嫌いなので、楽しみでは無いです。
おわりに。
長々と書きましたが、大抵の方が感じた<リンクロス>禁止の衝撃は「早すぎる」に尽きると思います。この4〜5月は大会が(オンライン大会を除いて)行われていないのに、まるで冤罪のように禁止リストへとぶち込まれたリンクロス......。
その短い命を、展開系の威力をこれでもかと底上げした意味不明な強さを、ありがとう───