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【GP】デッキ解説

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    【GP】デッキ解説
    皆様こんにちは。Hearth(ハース)です。

    今回は、2023年9月23日に発売された『WORLD PREMIERE PACK 2023』で来日した「GP」の解説と、それらを採用したデッキレシピの紹介記事を担当させていただきます。

    先日公開しました「ゴーティス」に引き続き、その魅力を解説していきます。


    カード解説
    まず、共通効果として、「GP」のモンスターは自分が相手よりLPが少ない場合に特殊召喚できるテーマとなっています。
    この事を事前に頭にいれてから、それぞれのモンスターを見ていきましょう。

    GP-キャプテン・キャリー
    「GP」の展開札の1枚目。
    1. 共通の特殊召喚効果
    2. 召喚・特殊召喚成功時に「GP」罠カード1枚を手札に加える効果
    3. 墓地へ送られた場合に、EXデッキから特殊召喚された「GP」モンスター1体を対象として、自分の墓地から「GP」カードを3枚まで除外し、対象の攻撃力を除外した数×500アップする効果
    の合計3つを効果を持っています。
    「GP」を支えるレベル3モンスターの1体で、サーチ先はこの後紹介する<GP-スタート・エンジン>がマストでしょう。
    墓地へ送られたときの効果は、自身が素材などで墓地へ送られたときでも発動するため、条件を満たし易いものの、墓地のカードが必要なこともあり、考えなしに使うとリソースが枯渇してしまうため注意です。

    GP-リオン
    「GP」の展開札の2枚目。また、貴重なテーマ内のチューナーとなります。
    1. 共通の特殊召喚効果
    2. 召喚・特殊召喚成功時、ターン終了時まで自分は「GP」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない制約が発生する代わりに、戦士族以外の自分の墓地の「GP」モンスター1体を対象として発動でき、守備表示で特殊召喚する効果
    3. 自分・相手メインフェイズに発動でき、自分フィールドの「GP」モンスターのみを素材としてS召喚を行う効果
    の合計3つの効果を持っています。
    「GP」はそれぞれ種族が違うモンスターで構成されているため、事実上の同名以外を蘇生する効果となります。守備表であるためリンクモンスターは蘇生ができませんが、効果が使える状態で場に展開されるため、「GP」の展開を大きく広げます。

    相手ターンシンクロは後述のレベル6シンクロ、<GP-スター・リオン>を筆頭に、レベル6、8、11を出すのがメインですが、自身の効果で制約がかかるため、それを回避する点でも優秀です。

    GP-RB
    レベル5の「GP」モンスター
    1. 共通の特殊召喚効果
    2. 自分・相手のメインフェイズに、手札・フィールドのモンスターを融合素材とし「GP」融合モンスター1体を融合召喚する効果
    の合計2つの効果を持っています。
    融合先の<GP-PB>が相手ターンに出ることで、強力な妨害を発揮するため、それを実質的なフリーチェーン化できるという点で、かなり強力なカードとなります。先攻で盤面に出しておきたいカードですね。

    GP-Nヘッド
    レベル8の「GP」モンスター
    1. 共通の特殊召喚効果
    2. 相手スタンバイフェイズに発動でき、相手フィールドにリンク素材にできないレベル8の「Nトークン」1体を特殊召喚する効果
    3. 相手メインフェイズにフィールドの「Nトークン」1体を対象として発動でき、そのトークン及び、前後隣のゾーンに存在するカードを全て破壊する効果
    の合計3つの効果を持っています。
    自身で完結しているカードで、リンク素材にできないトークンを送り付けるため、そのトークンを除去できるデッキタイプはかなり少なめとなります。
    リンク先を封じておいたり、純粋な除去札として使うこともできますが、展開面においてアドバンテージを稼ぎにくいため、採用は1枚で問題ないカードとなります。

    次からはEXデッキのモンスターの紹介となります。
    EXのモンスターたちは、共通効果として、自身の(1)の効果を使ったターンのエンドフェイズに、自身をEXデッキに戻し、デッキ・墓地から対応したモンスターを呼び出す効果を持っています。

    GP-PB
    「GP」の融合モンスターにしてテーマエース。
    1. 融合召喚成功時に、融合素材とした数まで、相手フィールドの表側表示モンスターを装備カード扱いで自身に装備する、自分のLPが相手より少ない場合、発動と効果が無効化されない効果
    2. 共通効果として、EXに戻したあと「GP-RB」1体を特殊召喚する効果
    の2つの効果を持っています。
    「GP-RB」の効果で相手ターンに融合召喚することで、事実上の妨害効果となります。また、対象を取る効果でなく、破壊などを介さないため、除去としてはかなり質の高い部類でしょう。
    エンドフェイズに戻ってしまう効果は、一見デメリットのように見えますが、再度「GP-RB」の効果で融合が可能になり、複数回の除去が行えます。

    GP-スター・リオン
    「GP」のレベル6シンクロモンスター。
    1. 自分・相手のメインフェイズに相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動でき、対象のモンスターの元々の攻撃力を自分に加え、自分のLPが少ない場合、さらに対象のモンスターを破壊できる効果
    2. 共通効果として、EXに戻したあと「GP-スター・リオン」1体を特殊召喚する効果
    の2つの効果を持っています。
    アタッカーとして優秀なカードで、ライフポイントが下回っているなら、妨害も可能になるモンスターです。
    とはいえ、モンスター1枚破壊、では妨害としては少し弱いため、アタッカー運用がメインとなります。
    こちらも再度シンクロを行ったり、墓地から展開できたりが可能なので、変換がメリットになります。

    GP-チャリオット・キャリー号
    「GP」のランク3エクシーズモンスター。
    1. X素材を1つ取り除いて発動でき、デッキから「GP」魔法カード1枚を手札に加え、自分のLPが少ない場合、さらにデッキから「GP」モンスター1体を墓地へ送る事ができる効果
    2. 共通効果として、EXに戻したあと「GP-キャプテン・キャリー」1体を特殊召喚する効果
    の2つの効果を持っています。
    サーチ先の魔法は<GP-ベター・ラック><GP-ゴー・ワイルド>が基本となり、それが更なる「GP」の展開に繋がるため、最初に出したいカードとなります。
    GP-RB><GP-リオン>に比べて、<GP-キャプテン・キャリー>はエンドフェイズに呼び出したところでアドを稼ぎにくいですが、そもそもエクシーズできた時点で魔法カードにアクセスできるため、気にしなくてもいいでしょう。

    GP-Nブラスター
    「GP」のリンク2モンスター。召喚条件はレベルが異なる「GP」モンスター2体となっています。
    1. 相手フィールドのモンスター1体を対象として破壊し、 自分のLPが少ない場合、さらに前後隣のゾーンに存在するカードを全て破壊する効果
    2. 共通効果として、EXに戻したあと「GP-Nヘッド」1体を特殊召喚する効果
    の2つの効果を持っています。
    リンク素材自体は用意することが難しくないのですが、相手ターンに展開ができる<GP-RB><GP-リオン>は盤面に残しておきたいため、召喚する機会は少ないです。

    ここからは魔法・罠カードの紹介になります。

    GP-ゴー・ワイルド
    通常魔法。

    手札の「GP」モンスター1体を相手に見せて発動でき、見せたモンスターと異なる「GP」モンスター1タイをデッキから加え、その後、手札から「GP」モンスター1体を特殊召喚し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う効果

    を持つカードです。
    サーチを行いながら特殊召喚することが可能で、その上、能動的にLPを削ることができるため、メリットしかないカードです。
    展開も伸びるため、サーチしたい魔法カード1枚目ですね。

    GP-アウト・オブ・ノーウェア
    速攻魔法1枚目。

    自分の手札・墓地から「GP」モンスター1体を特殊召喚し、その後、相手は自身の手札・墓地からモンスター1体を効果を無効にして自身のフィールドに特殊召喚できる効果

    を持つカードです。
    手札・墓地と出すモンスターには困らないものの、相手にも同様の範囲でモンスターの特殊召喚を許してしまうため、使い勝手のいいカードとは言い難いです。

    GP-ペダル・トゥ・メタル
    速攻魔法2枚目。
    1. 自分フィールドの「GP」モンスター1体を対象として発動でき、そのモンスターはターン終了時まで攻撃力が500アップし、戦闘効果破壊耐性を得るものの、効果が発動できなくなる効果
    2. ターン中に自分フィールドの表側表示の「GP」モンスターが戦闘・効果で破壊されている場合、エンドフェイズに、墓地の自身をセットする効果
    の2つの効果を持っています。
    エンドフェイズに帰還するモンスターたちの効果の発動を封じることができるため、盤面に維持したい場合に使うことができますが、そこまでして維持したいのは<GP-スター・リオン>くらいしかいないため、こちらも微妙になります。

    GP-ベター・ラック
    最強の永続魔法。
    1. 発動時の効果処理としてデッキから「GP」モンスター1体を手札に加え、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のLPを失う効果
    2. EXデッキから特殊召喚された自分フィールドの表側表示の「GP」モンスターがEXデッキに戻った場合に1ドローする効果
    の2つの効果を持っています。
    書いてあることがすべて最強のカードで、基本的に<GP-チャリオット・キャリー号>を出してからこのカードをサーチすることで、安定して「GP」の動きに繋げることができます。
    また、1ドロー効果が付いているお陰で、自分のターンと相手のターンで往復2ドローができるため、圧倒的なアドバンテージを得ることができるのも魅力的です。文句なしの3積み推奨カードです。

    GP-スタート・エンジン
    通常罠1枚目。

    相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に、そのモンスター1体を対象として発動でき、デッキから「GP」モンスター3枚を相手に見せ、ランダムに選ばれたモンスター1体を特殊召喚し、残りをデッキに戻し、対象のモンスターを破壊する効果

    を持つカードです。
    GP-キャプテン・キャリー>でサーチしたいカード筆頭で、相手の妨害を行いながらデッキから「GP」を特殊召喚というとんでもない性能をしています。
    ランダムに選ぶ分には同名でも可能なため、必要なモンスターを絞って選ばせることも可能なカードとなります。

    GP-ネック・アンド・ネック
    通常罠2枚目。
    1. 自分フィールドの「GP」モンスター1体、または<GP-ネック・アンド・ネック>以外の自分の墓地の「BF」カード1枚を対象として発動でき、そのカードを手札に戻す効果
    2. 自分のLPの数値より高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールドに存在する場合、自分の墓地からこのカードと「GP」モンスター1体を除外して発動でき、除外したモンスターのカード名が記された「GP」モンスター1体をEXデッキから特殊召喚する効果
    の2つの効果を持っています。
    1の効果は墓地からのカード回収と、使えるタイミングが多く、能動的に墓地へ送ることが可能です。
    2の展開効果に関してはライフを削る必要があるものの、発動できれば一気に盤面を返すことができるかもしれないパワーを秘めています。


    デッキレシピ
    GP
    プレイヤー:Hearth
    モンスター
    25


    デッキレシピについて
    【GP】はレベル3を2体揃えて<GP-チャリオット・キャリー号>を出すことで「GP」展開に繋がるため、レベル3を展開しやすくLPを削れる「P.U.N.K.」と組み合わせたレシピとなります。
    No-P.U.N.K.セアミン>及び事実上変換が出来る<No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー><No-P.U.N.K.フォクシー・チューン><緊急テレポート>が1枚初動となるため、合計11枚の1枚初動から<Jo-P.U.N.K.デンジャラス・ガブ>の妨害を構えながら「GP」展開を行うことができます。
    「GP」は説明してきた通り、盤面を除去する能力に長けますが、効果を無効にするのは苦手なので、それを補う構築です。

    汎用枠を気にするのであれば他にもレベル3を2体揃えることができる<魔界発現世行きデスガイド>などを採用しても安定するでしょう。

【ゴーティス】デッキ解説

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    【ゴーティス】デッキ解説
    皆様こんにちは。Hearth(ハース)です。

    今回は、2023年9月23日に発売された『WORLD PREMIERE PACK 2023』で来日した「ゴーティス」の解説と、それらを採用したデッキレシピの紹介記事を担当させていただきます。

    除外を駆使するビジュアル満点のテーマ。その魅力を伝えられるよう、頑張らせていただきます。


    カード解説
    「ゴーティス」は除外と相手ターンシンクロを駆使し戦うテーマとなっています。
    まずは、軸となるチューナーを見ていきましょう。

    ゴーティスの灯ペイシス



    「ゴーティス」の中のチューナーにおいて一番使用するカードです。
    1. フィールドの自身を除外して、同名以外の魚族モンスター1体を特殊召喚する効果
    2. 除外された次のスタンバイフェイズに、除外状態の自身を特殊召喚する効果
    3. 特殊召喚した相手ターンのメインフェイズに、自身を素材として魚族Sモンスター1体のS召喚を行う効果
    の優秀な3つの効果を持っています。
    1.によって手札から好きな魚族を呼び出せるため、基本的に腐ることが少なく、1.を発動できればそのまま2.3.の効果にもつながるため、相手ターンでのシンクロ展開が行いやすくなります。

    ゴーティスの妖精シフ



    ゴーティスの灯ペイシス>の2.3.と同じ効果を持つチューナーですが、こちらは逆に墓地で仕事をするチューナーとなっていて、墓地の自身を能動的に除外できるため<揺海魚デッドリーフ>などで墓地に送りたいカードです。


    ゴーティスの紅玉ゼップ



    ゴーティスの紅玉ゼップ>は上記2種のチューナーとは少し異なり、相手ターンに除外されたら即座に帰ってくるのと、特殊召喚された直後にS召喚の効果が発動するという点で性質が異なっており、相手ターン中の連続S召喚に欠かせないカードとなっています。
    逆に、相手ターン中に除外したいカードであるため1.の効果を使う場面は少なく、なるべく素引きしたくないカードとなっているのが特徴です。

    これら3枚のチューナーを上手いこと除外し、連続S召喚を狙うのがゴーティスの基本です。

    ゴーティスの兆イグジープ



    この後紹介するフィールド魔法である<最果ての宇宙>を採用するのであれば1枚採用しておくと仕事をするカード。
    1. 魚族の除外に反応して手札から特殊召喚する効果
    2. 除外された次のターンのスタンバイフェイズに、自分の墓地・除外状態の「ゴーティス」罠1枚をセットする効果
    というものになっていますが、自身を能動的に除外することができないため(2)の効果の発動回数は少なめとなっています。

    ゴーティスの陰影スノーピオス



    レベル6の最強のタコ。
    このカードを如何に使うかは「ゴーティス」のプレイングにおいてかなり重要となってきます。
    1. お互いのメインフェイズに自分の手札・墓地からモンスター2体を除外して自身を手札から特殊召喚する効果
    2. 特殊召喚した場合に、表側表示のカード1枚を、フィールドから離れた場合に除外されるようにする効果
    3. 除外された場合、自分の墓地から魚族モンスター1体を除外して自身を手札に回収する効果
    と、全ての効果がゴーティスに必要なものとなっています。
    「ゴーティス」のチューナーをコストに除外することで、効果発動のトリガーにすることができ、そのままシンクロの素材としてレベル6という高レベルの供給になります。
    また、除外されるようにする効果に関しては、相手の墓地に送りたくないカードに使ってもいいし、3.の効果用に自分に使ってもいい器用さ。
    そして墓地の魚族を除外することで手札に帰ってくる効果は、ゴーティスの継続戦闘能力を底上げるものとなっています。
    チューナーがレベル2であるため、高いレベルのモンスターを用意する必要がある「ゴーティス」において、これほど頼りになる非チューナーはそう存在しません。

    ゴーティスの守人イーノック



    こちらもレベル6のマンタ。
    とはいえ<ゴーティスの陰影スノーピオス>ほど採用されるカードではありません。
    1. 召喚・特殊召喚時、除外状態のレベル4以下魚族1体を効果を無効にし、守備表示で特殊召喚する効果
    2. 手札・フィールドから魚族モンスター1体を除外して発動でき、デッキから「ゴーティス」罠カード1枚を手札に加える効果
    の2種類の効果を持っていますが、現状の「ゴーティス」では少し動きとかみ合わせが悪いです。
    そもそも自身を特殊召喚する効果がないため、召喚を外部に頼らざるといけない状況が辛く、その上出せたとしても帰還させるモンスターの効果が無効化されてしまい、自身のターンに上手く回れば盤面を補強できるカード、という存在です。
    「ゴーティス」罠にも強力なものはありますが、墓地から除外できないのが痛く、採用しても1枚のカードといえるでしょう。

    ゴーティスの大蛇アリオンポス>



    レベル6のシンクロモンスター。
    レベル2+レベル4で作るのが基本形となってきます。
    1. S召喚成功時にデッキからレベル6以下の魚族モンスター1体を除外する効果
    2. 自身がS素材として墓地へ送られた場合、墓地の魚族1体を除外し、そのモンスターのレベル以下のレベルを持つ魚族モンスター1体をデッキから手札に加える効果
    の2種類を持っています。
    中継地点としてかなり有能なカードとなっていて、
    自分のターンにS召喚したなら<ゴーティスの妖精シフ>・<ゴーティスの灯ペイシス>を、
    相手のターンにS召喚したなら<ゴーティスの紅玉ゼップ>を除外することで、即座にレベル8シンクロへとつなげることができます。
    また、素材になった場合に自身を墓地から除外することで、<ゴーティスの陰影スノーピオス>にアクセスできるため、その点でもかなり器用なカードとなっています。



    ゴーティスの双角アスカーン



    「ゴーティス」の裏のエースであるレベル8のシンクロモンスター。
    1. S召喚成功時、自分フィールドの魚族モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を除外する効果
    2. 自身が除外された場合、墓地から魚族モンスター1体を除外して自身を特殊召喚する効果
    の2つの効果を持ち、単純にS召喚成功時に自身と相手のカードを除外し、即座にこの効果で帰還させるという動きが可能です。
    が、それよりも厄介なのは一度正規召喚した後になります。
    墓地にいるとき、場にいるとき、どんな状況だろうと除外されると帰還する2700打点といえば強みが分かるでしょうか。
    ゴーティスの陰影スノーピオス>によって展開のついでに出すことができるカードとしてはかなり破格の性能で、「ゴーティス」において目立たないものの、かなり強いカードという印象です。

    ゴーティスの死棘グオグリム



    「ゴーティス」に属する2体目のレベル8シンクロモンスター。
    1. 相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に相手モンスターを除外する効果
    2. 相手スタンバイフェイズに自身を除外し、その後S召喚の素材としたモンスター一組が墓地に揃っていれば、フィールドから離れた場合に除外される状態を付与しながら、一組を特殊召喚する効果
    の2つを持っています。
    相手のターンの任意のタイミングで妨害を構えたい、という時に予め自分のターンに出しておいて、1.の効果で展開することで<ゴーティスの双角アスカーン>の妨害を用意することが可能になります。
    1.の効果も持っていて損するものではないため1枚あるといぶし銀な活躍をします。
    ただ、自分のターンに召喚しないといけない、という性質上<アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン>という競合相手が避けられない存在となっています。

    最果てのゴーティス



    レベル10のゴーティスのエースカード。
    1. 元々の攻撃力は除外状態のモンスターの数×500になる効果
    2. 相手ターンにS召喚した場合にフィールドのカードを全て除外する効果
    3. モンスターゾーンから除外された次のスタンバイフェイズに帰還する効果
    の3つの効果を持っていて、相手ターンにこのカードを出すことを目指すのが基本となります。
    エースとして申し分ない性能も持っており、上手く決まれば攻撃力3000くらいは安定して出せます。
    が、逆に5000といったような一般的なラインを越えている数値は、除外の枚数を増やせるギミックを搭載するか、長期戦にならなければ難しいところです。
    とはいえ、相手フィールドを一度完全にリセットしておいてからの3000打点は結構な脅威となるため、打点の低さで困ることはあまりないでしょう。

    最果ての宇宙



    イラストがあまりにも美しすぎるフィールド魔法。
    1. 自分フィールドに魚族Sモンスターが存在する限り、効果では破壊されず、除外できない効果
    2. 手札・墓地から魚族モンスター1体を除外して発動でき、デッキから「ゴーティス」モンスター1体を手札に加える効果
    3. 自身が墓地に存在する状態で、自分フィールドに魚族モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分フィールドの魚族モンスター1体を対象とし、そのモンスターを除外し、手札に加える効果
    の3つの効果を持っています。
    1.と33により圧倒的な耐久力を誇るフィールド魔法で2.のサーチ効果もチューナーの効果のトリガーを満たしつつ、手札を増やすことができる強力なカードとなっています。

    ゴーティス・コスモス



    通常罠1枚目。

    除外状態の魚族モンスターによって効果が増え
    1体以上で、魚族モンスターへの戦闘耐性付与
    4体以上で、自分フィールドの魚族モンスターの効果の発動及びその発動した効果は無効化されない妨害耐性付与
    8体以上で、EXデッキから魚族Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する効果

    と盛りだくさんな効果となっていますが、除外ゾーンから帰還を繰り返す関係上、4体以上ですら条件を満たすのが難しく専用構築でなければ使わないカードとなっています。ロマンカードですね。

    ゴーティス・チェイン



    通常罠2枚目。

    自分フィールドの表側表示の魚族モンスター1体を除外し、発動するために除外したモンスターとは元々のカード名が異なる「ゴーティス」モンスター1体を手札・デッキ・墓地・除外状態から特殊召喚し、場から離れた場合に除外される状態を付与するカードです。

    特殊召喚先に困ることがなく、腐りにくいカードとなっています。
    2体以上モンスターが並んでいるのであれば、相手ターンシンクロをこのカードを起点に行える場合もあります。

    ゴーティス・フューリー



    永続罠。
    1. 自分フィールドの魚族モンスター1体と相手フィールドのモンスター1体を次の自分のスタンバイフェイズまで除外する効果
    2. 除外状態のカードが存在し、自分フィールドに魚族モンスターが特殊召喚された場合、場か墓地のこのカードを除外して、自分フィールドの全ての魚族モンスターの攻撃力をターン終了時まで、除外状態のカード1枚につき100アップさせる効果
    を持っています。
    相手のモンスターを除去できる性能は優秀ですが、自分の場に魚族を用意しないといけないため、即座に帰還できる<ゴーティスの紅玉ゼップ>がいると破格の性能となりますが、逆にそうでない場合は<ゴーティスの双角アスカーン>で事足りることが多いです。


    デッキレシピ
    「ゴーティス」
    プレイヤー:Hearth
    魔法
    3
    6
    3枚
    3枚


    デッキレシピについて
    基本的な「ゴーティス」の形なります。
    デッキレシピを見て「紹介されたカード全然ないのでは?」となると思いますが、私の思うゴーティスの強みとは「最小限の枚数で、強い展開ができること」だと思っています。
    レベル6シンクロさえ繋がってしまえばそれでいいため、カードの採用枚数を減らし手札誘発や強力な捲くり札を採用した方が強いという考えです。
    「ゴーティス」の展開を<鰤っ子姫><揺海魚デッドリーフ><アビス・シャーク>でサポートし、<最果てのゴーティス>などでの妨害を目指すデッキです。
    ある意味、やること自体は簡単なため、初心者にお勧めのデッキかもしれません。

【炎王】デッキ解説

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    by Hearth

    【炎王】デッキ解説
    皆様こんにちは。Hearth(ハース)です。

    今回は、2023年9月9日に発売された『ストラクチャーデッキR -炎王の急襲-』で登場した新カードの解説と、それらを採用したデッキレシピの紹介記事を担当させていただきます。

    「炎王」カードの魅力についてお伝えできるよう、語らせていただきます。


    新規カード解説
    今回収録された新規カードは合計で8枚。どれもが強力なカードになっています。

    聖炎王 ガルドニクス



    本ストラクのパッケージを飾ったエースモンスター。
    アタッカーもこなせて「炎王」デッキを回すことが得意な潤滑油となっています。
    • 手札・墓地に存在し、元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に、自信を特殊召喚する効果
    • このカードが召喚・特殊召喚した場合に、「聖炎王 ガルドニクス」以外の自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の半分をターン終了時まで自身に加算する効果
    の2つの効果を持っています。

    強力なサポートカードである<炎王の孤島>があれば事実上デッキからの特殊召喚ができるため、レベル8ながら場に出すことは簡単であり、着地時にデッキのモンスターを破壊できるため、アドバンテージを稼ぎやすい一体となっています。


    特に「炎王」モンスターは破壊されることで効果を起動するモンスターが多いため、炎王デッキにおいて欠かせない存在になります。

    炎王神獣 キリン



    • 手札に存在する場合に自分・相手メインフェイズに、自身以外の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊し、自信を特殊召喚する効果
    • 自身が破壊され墓地へ送られた場合に、手札・墓地から「炎獣神獣 キリン」以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚し、その後フィールドのカードを1枚破壊できる効果
    の2つの効果を持っています。

    メインフェイズ限定とはいえ、相手ターンにも効果を発動できるのが強みで、この後紹介する<真炎王 ポニクス>などの、破壊されて嬉しいモンスターを破壊することで能動的に盤面に出たり、逆に自身が破壊されることによって相手を牽制できたりと使い勝手がいい能動的に特殊召喚できるレベル8になります。

    炎王獣 ハヌマーン



    • 自分フィールドの表側表示の「炎王」モンスターが効果で破壊された場合に、手札から自身を特殊召喚する効果
    • モンスターゾーンに存在し、魔法・罠カードの効果が発動したときに、その発動を無効にし、自身以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊する効果
    の2つの効果を持っています。

    「炎王」では条件を満たし易い特殊召喚効果に、魔法・罠に対する強力な牽制札になる、そのまま置いていても優秀な新規モンスターです。自身以外のカードであるため、手札・フィールドに他の炎属性がいなければ発動できない点が注意点。

    炎王の聖域



    • 発動時にデッキから<炎王の孤島>1枚を表側表示で置く効果
    • 1ターンに1度、自分フィールドゾーンのカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊できる効果
    • 1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚した場合に、自分フィールドの「炎王」モンスターのみを素材として炎属性Xモンスター1体のX召喚を行う効果
    の3つの効果を持っています。

    実質4枚目以降のフィールド魔法であり、<炎王の孤島>が抱える強力なデメリットをある程度対策できる優秀な永続魔法です。


    X召喚に関しても、発動条件が相手の特殊召喚とそこまで難しくなく、出す先も炎属性Xモンスターなら問題ないため、今後無限に可能性が広がる1枚と言えるでしょう。
    現時点では、本ストラクに収録された<炎王神 ガルドニクス・エタニティ>を使用するのが強そうです。



    炎王神天焼



    • 自分フィールドの「炎王」モンスターと相手フィールドのカードをそれぞれ同じ数だけ対象にとって破壊する効果
    • 自分フィールドの「炎王」カードが効果で破壊される場合、代わりに墓地の自身を除外できる効果
    の2つの効果を持っています。

    同じ数という指定があるため、枚数的なアドバンテージが取れるカードではないものの、速攻魔法であるため妨害として悪くなく、破壊する「炎王」モンスターによってはアドバンテージを得られるため、デッキ内に「炎王」が多ければ十分な仕事をする一枚でしょう。
    身代わり効果もあって困るものでもないのが嬉しいところです。

    炎王の結襲



    • 自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体ずつ、獣族・獣戦士族・鳥獣族を種族が被らないように、効果を無効にし、エンドフェイズに破壊される状態にして特殊召喚する効果
    • 墓地の自身を除外して、ターン中「炎王」モンスターの召喚・特殊召喚時に効果の発動を封じる効果
    の2つの効果を持っています。

    3カ所にそれぞれ必要なカードを存在させないといけないため、ある程度このカードを使うことを意識してプレイを行う必要がありますが、その分、使った場合のアドバンテージが大きいカードです。
    自分のターンに使っても特に制約がかかることもないため、各種素材にするという運用もいいでしょう。

    真炎王 ポニクス



    • 元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に手札から特殊召喚する効果
    • 召喚・特殊召喚した場合に、デッキから「炎王」魔法・罠カード1枚を手札に加える効果
    • 破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに墓地の自身を手札に加える効果
    の3つの効果を持っています。

    今回の新規カードの中で一番強いとも言えるカードで、レベル1炎属性という<ワン・フォー・ワン><反逆の罪宝-スネークアイ>に対応した恵まれたステータス。
    繰り返しアドバンテージを稼げる2つの効果と、かなり優秀なカードです。
    炎王神 ガルドニクス・エタニティ



    • X召喚成功時に、フィールドの他のモンスターを全て破壊する効果
    • 素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として破壊し、このカードの攻撃力を500アップする効果
    • 素材を持っている自身が破壊された場合に、素材の数まで墓地から「炎王」モンスターを特殊召喚する効果
    の3つの効果を持っています。

    炎王の聖域>を使い相手ターンに出すことで、相手ターンの妨害札となり得る、汎用ランク8モンスターで、魔法・罠破壊効果も、「炎王」で使えば<炎王の孤島>を破壊することで、能動的に破壊された場合の効果を起動でき、より相性がいいというバランスのいいエースモンスターです。
    展開例
    真炎王 ポニクス>1枚から相手ターンの妨害を立てるルートを記載しておきます。



    1. 真炎王 ポニクス>を召喚し、<炎王の聖域><炎王の孤島>をセット。
    2. 炎王の孤島>で<真炎王 ポニクス>を破壊し<聖炎王 ガルドニクス>サーチからの特殊召喚。
    3. 聖炎王 ガルドニクス>の効果で<炎王獣 バロン>を破壊。
    4. 相手スタンバイフェイズに<炎王獣 バロン>の効果で<炎王神獣 キリン>のサーチと、<真炎王 ポニクス>の自己回収。
    5. 相手メインフェイズに<炎王神獣 キリン>を出すことで、レベル8を2体揃えることができます。
    デッキレシピ
    【炎王】&【鉄獣戦線】
    プレイヤー:Hearth
    4
    2枚
    1枚


    デッキレシピについて
    新規で登場した「炎王」を「鉄獣戦線」と合わせた混合構築となります。
    構築の決め手としては<聖炎王 ガルドニクス>1枚で<鉄獣戦線 キット>の墓地肥やしに繋がり「鉄獣戦線」の展開に移行できる点でしょうか。
    ワン・フォー・ワン>や<炎舞-「天キ」>などの一部サポートカードが共有でき、「鉄獣戦線」の事故率をさらに減らすような構築になっています。
    片方しか引けなかったとしてもそれぞれが少ない枠でしっかりと回ってくれるため事故になりにくく、それぞれが中期戦にも対応しているため、ある程度の粘り強さを持っているのもこの構築の特徴です。 ストラク3箱でするには少し物足りない、という方は試してみてはいかがでしょうか?

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