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リミットレギュレーション(2022年10月)

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    by メカヲタ

    リミットレギュレーション(2022年10月)
    みなさんこんにちは、メカヲタです。

    2022年10月適用の制限改訂が発表されたので、今回はその考察記事を書いていきたいと思います。

    お付き合いください。

    禁止カード(2022年10月1日適用)
    まずは禁止カードです。

    今回は「勇者」関連のカードから<流離のグリフォンライダー>。
    そして【スプライト】で特に使用されていた<ユニオン・キャリアー>が禁止に指定されました。
    万能無効を持ち出張性能に優れていた「勇者」ギミックへのメス入れは、万能無効を失ったものの出張性能自体はある程度残し、後述しますが規制が緩和されたカードも合わせて【勇者】としては妥当なものとなりました。

    その手軽さ故にギミックの根幹へ制限がかけられていたことを考えると、今回の禁止は丁度いいものに思えます。

    ユニオン・キャリアー>は元は【ユニオン】のカードですが、地属性に<ブロックドラゴン>を装備したり、【スプライト】では«ギガンティック・スプライト»に<破壊剣-ドラゴンバスターブレード>を装備するなどで猛威を奮っていました。
    ほかには<クリッター>を装備してサーチへ繋げるなどデッキのモンスターへ容易にアクセスできる強力なカードであり、禁止となるのも納得ではあります。

    装備先のモンスターを禁止にするにはキリがないですし、今後の新規カードのためにもこのカードの禁止はやむを得ないものかなと思います。

    制限カード(2022年10月1日適用)
    制限カードは新たに10枚。

    規制組は、【スプライト】から<スプライト・ジェット>、<鬼ガエル>、<スプライト・スターター>が、【ティアラメンツ】系のデッキからは<宿神像ケルドウ>、<古衛兵アギド>、<朱光の宣告者>、<壱世壊=ペルレイノ>、そして<ふわんだりぃずと謎の地図>。

    緩和は<八汰烏>と<刻の封印>です。

    ユニオン・キャリアー>の禁止もあり【スプライト】はかなりの痛手に。
    別ギミックの混合など、新たなプランの模索を強いられることになりました。

    特に<鬼ガエル>の規制は痛く、連続して特殊召喚することで<粋カエル>のコストを用意しながらリンク値を伸ばす動きができなくなり、貫通力や安定性の低下が懸念されます。
    対【スプライト】目線からみると、<スプライト・スターター>が1枚なため、安心して発動無効が打てるのは大きいですね。
    【ティアラメンツ】はダメージこそあるものの、基本的な展開は変わらないため、安定性と後攻時の抑止力にメスが入ったかたちです。

    古衛兵アギド>によってリンク値を伸ばしくくなり、また「イシズ」系の絶対枚数が減ったことで<剣神官ムドラ>および<宿神像ケルドウ>の効果を起動しにくく、ランク4への繋ぎが若干難しくなっています。
    基本は変わらないものの、展開パワーが抑えられていますね。

    ふわんだりぃずと謎の地図>に関してはよくわかりません。追い打ちでしょうか?
    緩和組では長らく禁止となっていた<八汰烏>に<刻の封印>。
    スピリットかつ攻撃が必要な<八汰烏>は正直現代ではなかなか厳しいところがありますが、<刻の封印>は【ラビュリンス】でサーチや再利用ができるため、それを組み込んだデッキを組んでみてもおもしろいかもしれません。

    白銀の城のラビュリンス>の手札破壊とも相性がいいですね。
    準制限カード(2022年10月1日適用)
    続いて準制限。

    ようやく<ABC-ドラゴン・バスター>と<虹彩の魔術師>が緩和されたほか、<流離のグリフォンライダー>の禁止を受けて<聖殿の水遣い>が2枚に。<幻影騎士団ティアースケイル>も緩和ですね。

    【ティアラメンツ】からは後攻時の手数にもなっていた<ティアラメンツ・ハゥフニス>が準制限に。

    ほかにも、【ふわんだりぃず】等で使用されていた<ディメンション・アトラクター>や、汎用カードである<ライトニング・ストーム>も。

    虹彩の魔術師>や<聖殿の水遣い>は1枚と2枚ではかなり差があります。
    前者は<アストログラフ・マジシャン>でのサーチを可能にしたり、<賤竜の魔術師>による回収を省略できることから展開に幅が生まれます。
    後者では<アラメシアの儀>の実質枚数の増加はもちろんのこと、純【勇者】で使うフィールド魔法サーチが、<聖殿の水遣い>によるサーチからスタートした場合にできない欠点が解消されます。

    環境で戦えるほどのパワーがないにもかかわらず出張性能のためほとんど構築不能になっていた【勇者】に、光明が差したといえます。
    ほか、<幻影騎士団ティアースケイル>に関しては、環境から【幻影騎士団】が姿を消していたからでしょうか。一時期環境トップであったデッキですが、現代の環境パワー的には問題ないと判断されたのかもしれません。
    ただ、メタとなる<ディメンション・アトラクター>も規制されているため、使用者が若干増えるかもしれませんね。
    ライトニング・ストーム>は制限カードである<ハーピィの羽根帚>の、制限付き強化版のようなものでしたから、枚数が減らされるのはまあ妥当でしょう。
    無制限カード(2022年10月1日適用)
    そして解除組。

    A・ジェネクス・バードマン>は一時期は制限であったものの、使用するデッキも特にないことから納得です。
    未界域のジャッカロープ>は、【暗黒界】などで使用できるカードなため、今後の同タイプのデッキの動向に注目したいですね。
    暴走魔法陣>や<SPYRAL RESORT>、<閃刀機-ウィドウアンカー>も、それぞれのデッキ使用者が少なく環境的にも問題ないと判断されたのでしょう。
    これらのデッキは「ビーステッド」をはじめとして明確なメタカードが多い状況であり、解除を踏まえても厳しい戦いが予想されます。

    環境予想
    最後に今後の環境デッキについて。

    前環境トップであった【ティアラメンツ】は、多少の規制はあったものの基礎力は健在で、最大のメタであった<ディメンション・アトラクター>が減ることでより戦いやすくなるかと思われます。

    環境2位だった【スプライト】の大幅な弱体化も大きいですね。

    また、新弾「PHOTON HYPERNOVA」で控える「クシャトリラ」と「ティアラメンツ」の新規がかなりパワーが高く、これらのデッキが台頭していくことが予想されます。

    依然として他のデッキは厳しい環境が続きそうです。

    以上で今改訂の考察を終わります。

    ありがとうございました!

【ピュアリィ】テーマ解説

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    by メカヲタ

    【ピュアリィ】テーマ解説
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は新弾の「アメイジング・ディフェンダーズ」で登場した「ピュアリィ」を解説していこうと思います。

    「ピュアリィ」は天使族で統一されたテーマで、メインデッキに入る<ピュアリィ>と、エクストラデッキのエクシーズモンスターで構成されています。
    ピュアリィ>のレベルは1、エクシーズモンスターのランクは2と7ですが、<ピュアリィ>の効果によってランク2を特殊召喚し、その素材を増やすことでランク7を重ねて特殊召喚することができます。
    テーマ内のカードを素材にすることで効果を得ることができ、まさに「愛情によって成長する」デザインとなっています。
    それでは、各カードの効果を見ていきましょう。

    ピュアリィ各カード紹介
    メインモンスター
    ピュアリィ

    召喚・特殊召喚成功時にデッキトップを3枚めくり、「ピュアリィ」魔法・罠カード1枚を手札に加える効果と、手札の「ピュアリィ」速攻魔法を見せることで対応するエクシーズモンスターを重ねて特殊召喚し、見せたカードを素材にする効果を持ちます。
    メインデッキに入る現状唯一のモンスターで、このカードの効果によってエクシーズモンスターを特殊召喚して戦っていきます。
    また、「ピュアリィ」速攻魔法はレベル1の「ピュアリィ」モンスターを特殊召喚する効果も持つため、こちらがあれば見せてエクシーズモンスターを展開、なければこのカードを特殊召喚と使い分けることができます。
    いずれの効果も同名ターン1の制約がないため、複数体展開できればそれぞれ効果を使うことが可能です。

    「ピュアリィ」速攻魔法
    すべて名前が「○○メモリー」となっており、<ピュアリィ>との思い出をイメージしたものとなっています。
    発動時の固有効果と共通して、追加で手札を1枚捨てることでデッキからレベル1「ピュアリィ」を特殊召喚する共通効果があり、この効果によって<ピュアリィ>を出しながらエクシーズモンスターへと繋いでいきます。
    また、「ピュアリィ」エクシーズモンスターの素材となっている時に付与する効果もあるため、複数の「メモリー」を素材とすることでエクシーズモンスターを強化していきましょう。
    余談ですが、「メモリー」はイラストの対角線がフレームのようになっており、「思い出」を写した写真立てのようなモチーフになっています。


    ピュアリィ・ハッピーメモリー

    固有効果はフィールドのカード1枚への2ターンに渡る効果破壊耐性付与、素材時効果はモンスターへの連続攻撃付与です。
    破壊耐性の付与はカードを問わず、比較的長時間守れるためそこそこ有用ですが、素材時効果は先攻での優先度は低いため、こちらで<ピュアリィ>を特殊召喚し、別の「メモリー」でエクシーズモンスターへと繋ぐのが理想的です。
    逆に後攻では対応するエクシーズモンスターが優秀なため、こちらでエクシーズ展開することも視野に入ります。

    ピュアリィ・プリティメモリー

    固有効果でお互いに1000LPの回復、素材時に自分フィールドのカードをコストに相手のカードを素材にする起動効果を付与します。
    他のカードを必要としないため「メモリー」の中では発動が最も容易で、<ピュアリィ>の展開へ繋ぎやすいです。
    素材時の効果はこちらも後攻向けではありますが、対応するエクシーズモンスターが先攻向けの性能をしているため、<ピュアリィ>で見せるカードとして優先したいですね。

    ピュアリィ・デリシャスメモリー

    固有効果でフィールドのモンスター1体への戦闘耐性付与、素材時効果で素材×300の攻守上昇を付与します。
    発動するにはフィールドにモンスターが必要なためやや使いづらいですが、素材時効果と対応するエクシーズモンスターが先攻展開するうえで優秀なため、このカードを積極的に見せてエクシーズに繋ぎたいですね。
    その他の魔法・罠
    ストレイ・ピュアリィ・ストリート

    「ピュアリィ」への特殊召喚されたターンの対象耐性付与と、「ピュアリィ」エクシーズモンスターが除去された際の後続確保、エンドフェイズにデッキ・墓地から「ピュアリィ」速攻魔法を素材にする効果を持つフィールド魔法です。
    「メモリー」によって付与できない対象をとるバウンスへの耐性を補えるほか、任意の「メモリー」を素材にすることで強化でき、かつ除去を受けても立て直しの布石を作れるとなかなかに強力です。
    ターンをまたぐほど「メモリー」によって強化できるため早めに貼っておきたいですが、初動にはならないため採用枚数は吟味が必要です。

    ピュアリィ・マイフレンド

    500のライフコストを払い「ピュアリィ」カード3枚からランダムに1枚サーチする効果、「ピュアリィ」エクシーズモンスターが除去された際に墓地から「メモリー」を3種まで回収する効果を持ちます。
    同名3枚を見せることで確定サーチできるため、初動として使えるほか、永続魔法なので毎ターン使えるのも利点。
    除去によって「メモリー」を回収できるため、それらで<ピュアリィ>を特殊召喚するか、<ストレイ・ピュアリィ・ストリート>と合わせることで盤面を立て直せます。

    ピュアリィープ!?

    自分フィールドの「ピュアリィ」エクシーズモンスターに、ランクの異なる「ピュアリィ」エクシーズモンスターを重ねる効果を持つ通常罠です。
    特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズにEXデッキに戻ってしまいますが、ランク7にランク2を重ねて出した場合は、素材を補給することでランク7を重ねて出せるほか、<天霆號アーゼウス>へ繋ぐこともできます。
    墓地効果で墓地の「ピュアリィ」モンスターを3枚までデッキに戻すことができるため、デッキの<ピュアリィ>が枯れた場合の保険にもなりますね。

    エクシーズモンスター
    ピュアリィ>の効果で特殊召喚できるランク2と、素材を5つ以上持つランク2に重ねてエクシーズ召喚できるランク7が存在します。
    ランク2は対応する「メモリー」を素材に持っている場合に追加で効果を得られるほか、「メモリー」の発動時にそれを素材にする効果を持ちます。
    特に「メモリー」発動にチェーンして素材にする効果は追加で妨害もできるため、ランク2+「メモリー」が構えられると強力です。

    エピュアリィ・ハピネス

    戦闘後のダメージステップ終了時に「ピュアリィ」カードをサーチし、<ピュアリィ・ハッピーメモリー>を素材としている場合にモンスター1体の攻撃力を半減する効果と、「メモリー」発動時にそれを素材にし、相手の魔法・罠1枚を手札に戻せる効果を持ちます。
    サーチ効果にターン1がなく、対応する「メモリー」により追加攻撃が付与されるため効果が噛み合っており、後攻時や返しではアドバンテージ獲得を狙えます。
    半面、先攻では出す意義が薄いですが、伏せカードを多用する相手にはこのカード+「メモリー」を構えることでエンドフェイズに妨害が見込めます。

    エピュアリィ・ビューティ

    ピュアリィ・プリティメモリー>を素材とした場合にフリーチェーンになる、モンスター効果の無効効果と、「メモリー」発動時にそれを素材にし、相手のモンスターの表示形式を変更できる効果を持ちます。
    表示形式変更は妨害としては弱いですが、フリーチェーンの無効がフィールドのモンスター主体の相手をはじめとして幅広く妨害することができるため、先攻で出す候補になります。
    ステータスは攻守どちらも中途半端なため、<ピュアリィ・デリシャスメモリー>で強化しておきたいところですね。

    エピュアリィ・プランプ

    ピュアリィ・デリシャスメモリー>を素材とした場合にフリーチェーンになる、お互いの墓地から魔法・罠2枚までを自身の素材にする効果と、「メモリー」発動時にそれを素材にし、フィールドのモンスター1体をエンドフェイズまで除外できる効果を持ちます。
    直接の妨害ではないものの、素材を増やすことでランク7「ピュアリィ」へと繋いだり、<ピュアリィ・デリシャスメモリー>での強化値を増やすことができます。
    「メモリー」での効果はモンスターの対象をとらない除外とかなり強力で、実質的にフリーチェーンで発動できるため妨害性能はかなり高いといえます。
    ランク7「ピュアリィ」で妨害しつつ、<ピュアリィープ!?>でこのカードを出すことで、追加で妨害しながら次ターンに再度ランク7へと繋ぐことができます。

    エクスピュアリィ・ハピネス

    起動効果で相手モンスターすべての効果無効と、5つ以上の素材を持った状態での攻撃宣言時に1500のダメージを与える効果を持ちます。
    無効効果はレベル1「ピュアリィ」を素材としている場合にチェーンされなくなりますが、このカードへ到達するまでに無効を受けるタイミングが多く存在するため、おまけ程度に考えていいかもしれません。
    バーン効果は1ターンに1度の制約がなく、<ピュアリィ・ハッピーメモリー>で攻撃回数を増やせればその都度バーンが発生します。
    ピュアリィ・デリシャスメモリー>による強化も合わせることで大きなダメージを見込めます。

    エクスピュアリィ・ノアール

    5つ以上素材を持っていれば相手の発動した効果を受けない耐性と、レベル1「ピュアリィ」を素材としていればフリーチェーンになる、相手フィールド・墓地のカード1枚のデッキボトムバウンスを持ちます。 素材を2つ取り除く必要はあるものの1ターンに1度の制約がなく、デッキバウンスという質のいい妨害なため、先攻展開を積極的に狙いたいですね。 先攻でこのカードから相手ターンに<ピュアリィープ!?>で<エピュアリィ・プランプ>に繋ぎ、返しのターンで<エクスピュアリィ・ハピネス>などに繋ぐことができれば理想的です。 効果発動のために素材を外すと耐性が失われてしまうことには注意しましょう。


    その他相性のいいカード
    宣告者の神巫
    トリアス・ヒエラルキア>をデッキから墓地へ送り、そちらの効果でこのカードをリリースすることでデッキから<ピュアリィ>を特殊召喚できます。
    ピュアリィ>の展開手段をかさまししたいときに。

    盆回し
    相手フィールドに送り付けたフィールド魔法を<エピュアリィ・ハピネス>の効果で手札に戻すことができます。
    ストレイ・ピュアリィ・ストリート>の枚数を増やす場合に有効ですが、このカード自体が制限カードであるのが難点か。

    成金ゴブリン等
    先攻で墓地に送れる魔法・罠カードがあれば、<エピュアリィ・プランプ>で素材を増やすのに使えます。
    ただし、<ピュアリィ・プリティメモリー>でも相手を回復させてしまうため、デッキ構築と相談する必要がありそうです。

    錬装融合等
    「メモリー」によって手札を捨てるため、墓地効果のあるカードでコストをごまかすことができます。
    効果で捨てるため、「暗黒界」などと混成デッキにするのもおもしろいかもしれません。



    このデッキは基本的に<ピュアリィ>からランク2を展開し、「メモリー」を使って耐性を与えながら出した「ピュアリィ」エクシーズをどんどん強化していくようになっています。
    ピュアリィ・デリシャスメモリー>による強化は重複するため、攻撃力が4000を超えることも簡単にできます。
    状況に応じたエクシーズモンスターを展開することで臨機応変に対応できる楽しさもあり、「自分のモンスターを育てていく」コンセプトとも相まって非常に面白いデッキです。
    是非みなさんも、あなたの愛情を<ピュアリィ>に注いであげてください。




    以上になります。 ありがとうございました!

【リバースモンスター】デッキ解説

    posted

    by メカヲタ

    【リバースモンスター】デッキ解説
    こんにちは、メカヲタです。
    前回の「春化精」に続いて今回は、同じく「DARKWING BLAST」で新規を得た「占術姫」と、そのカードを採用したデッキ【リバースモンスター】について紹介します。

    「占術姫」は儀式モンスターの<聖占術姫タロットレイ>と、リバースモンスターで構成されたテーマです。
    聖占術姫タロットレイ>の効果でリバースモンスターを展開しつつ、リバースさせてアドバンテージを得ていきます。
    禁忌の壺>といった強力なリバースモンスターの効果を繰り返し使える反面、テーマ内のメインモンスターのレベルが儀式モンスターと合わないことが課題でしたが、今回の新規でレベル9のモンスターを得て、大幅に強化されました。
    新たに儀式モンスターと儀式魔法も増え、さらに展開しやすくなったといえます。
    新規の「占術姫」を使用した、【リバースモンスター】を見ていきましょう。

    デッキレシピ
    リバースモンスター
    プレイヤー:メカヲタ
    1


    「占術姫」カードを中心に、「サブテラー」カード、「クローラー」カード、強力な効果を持つ各リバースモンスターを採用しています。

    採用カード解説
    まずは「占術姫」カードの解説から。

    聖占術姫タロットレイ

    「占術姫」のエースである儀式モンスターで、フリーチェーンでフィールドのモンスターを表向けるか裏返す効果を持っています。
    この効果を自分・相手ターンと使うことで、リバースモンスターの効果を繰り返し狙っていくのが基本戦術です。
    そのリバースモンスターも、エンドフェイズに手札・墓地から特殊召喚する効果も持っているので、儀式召喚の際にリリースしたリバースモンスターを展開し、効果を使用していきましょう。

    聖占術の儀式

    聖占術姫タロットレイ>専用の儀式魔法です。
    儀式の下準備>に対応しています。
    墓地から除外することで「占術姫」モンスターをサーチできますが、墓地へ送られたターンは発動できないため、返しのリリース素材の確保などが主な役割になるでしょう。

    冥占術姫タロットレイス

    今回新規に得た新たな「占術姫」儀式モンスターで、初のリバース・儀式モンスターです。
    聖占術姫タロットレイ>と同様にモンスターをセット・リバースさせる効果のほか、自身のリバース時にデッキからリバースモンスターを裏側守備表示で特殊召喚できます。
    レベルを問わずにリクルートできるため非常に強力で、アクセス手段の乏しかった<ガード・ドッグ>や<真空イタチ>などを特殊召喚し相手ターンにリバースできれば、戦況を優位に運べます。
    召喚条件により汎用の蘇生カードでは蘇生できませんが、<聖占術姫タロットレイ>の効果であれば儀式召喚前であっても蘇生ができ、ある程度消費を抑えての展開が可能となっています。

    セット・リバースの効果は、<聖占術姫タロットレイ>と比較して自分のモンスターしか適用できなくなった代わりに、複数体のモンスターに適用できるようになりました。
    対象も取らず、任意に数を選べるため、より柔軟性が上がったといえます。
    ほかに裏側表示のモンスターがいる際に表向ける効果を選択し、さらにチェーンして<聖占術姫タロットレイ>の効果などでこのカードを裏向ければ、自身の効果でリバースを適用し、リバースモンスターのリクルートまで行えます。
    後述の専用儀式魔法と効果が噛み合っており、<聖占術姫タロットレイ>と並べてそれぞれの効果を駆使しながら、アドバンテージを稼いでいきましょう。

    冥占術の儀式

    「占術姫」モンスター用の儀式魔法として新規に追加されたカードです。
    儀式の下準備>に対応しなくなった代わりに、2体の「占術姫」儀式モンスターをどちらでも、かつ墓地からも儀式召喚できるようになりました。
    裏側守備表示での儀式召喚も可能で、特に<冥占術姫タロットレイス>と噛み合っています。
    また、「占術姫」儀式モンスターが存在する場合、スタンバイフェイズに墓地からこのカードを除外することで、デッキから「占術姫」モンスターを特殊召喚できます。
    相手のスタンバイフェイズでも発動できるため<聖占術の儀式>の遅さが改善され、使いやすくなりました。
    占術姫ビブリオムーサ

    こちらも新規に追加されたレベル9の「占術姫」モンスター。
    最上級モンスターですが、リリースされた場合に墓地から裏側守備表示で自己蘇生でき、リバース時にはデッキから「占術姫」儀式モンスターと儀式魔法カードをサーチできます。
    このカードをリリースして儀式モンスターを儀式召喚し、さらにそちらの効果でこのカードをリバースするのが基本展開になります。
    また、このカードが存在する限り、儀式モンスターに相手からの対象耐性、効果破壊耐性を与えることもでき、非常に強力な効果が揃っています。
    サーチするカードは状況に応じて選ぶことができるため、足りない儀式モンスターを集めて並べたり、次のターンの足がかりにする、リリース素材を確保するなど柔軟に立ち回れます。
    レベル9なのも相まって非常に嬉しい新規です。

    続いてその他の主要カードについて解説していきます。

    地中界シャンバラ / サブテラーの導師 / サブテラーの妖魔
    「サブテラー」カード群です。
    地中界シャンバラ>の発動時処理でサーチした<サブテラーの導師>をリバースさせ、妨害を構えられます。
    召喚権をほかのモンスターに割いた場合でも、エンドフェイズに<聖占術姫タロットレイ>で特殊召喚し効果でリバースさせることで、妨害を追加できます。

    サブテラーマリス・ボルティニア / サブテラーの決戦
    サブテラーの導師>のサーチ先としての選択肢です。
    サブテラーマリス・ボルティニア>はレベル9なので「占術姫」儀式モンスターのリリースに使用できるほか、雷族なので自身の効果で特殊召喚した場合は<超雷龍-サンダー・ドラゴン>を特殊召喚することもできます。

    クローラー・ソゥマ / サブテラーマリスの妖魔
    自分のモンスターを裏側守備表示にすることで手札から特殊召喚でき、デッキ・手札・墓地から「クローラー」モンスターを2体まで特殊召喚する効果も持ちます。
    このカード以外の「クローラー」はリバースモンスターなので、2体で<サブテラーマリスの妖魔>のリンク召喚まで行えます。
    特に<地中界シャンバラ>との相性はよく、サーチした<サブテラーの導師>を召喚して<クローラー・ソゥマ>の対象にし、<サブテラーマリスの妖魔>をリンク召喚したうえでリバースさせることで、「サブテラー」カードとリバースモンスターのサーチが行えます。
    サブテラーマリスの妖魔>自身も「サブテラー」カードなので、<サブテラーの導師>の裏側守備表示にする効果がフリーチェーンになるのも強いですね。

    裏風の精霊 / 宣告者の神巫
    召喚権を使って主要なモンスターをサーチできるモンスターです。
    前者はリバースモンスターすべてに、後者は<虹光の宣告者>を経由して儀式魔法、儀式モンスターすべてに触ることができます。
    特に後者は、「クローラー」モンスターなどを使って<スプライト・エルフ>をリンク召喚しておけば、相手ターンに蘇生することで<旧神ヌトス>を落とし、妨害とすることもできます。
    どちらも盤面に出せるモンスターなので、<クローラー・ソゥマ>の対象にできるのもいいですね。

    禁忌の壺 / 機怪神エクスクローラー / ガード・ドッグ / 真空イタチ
    いずれも強力な効果を持つリバースモンスターです。
    強欲な壺>、<ハリケーン>、<サンダー・ボルト>、<強引な番兵>、<スキルドレイン>、<虚無空間>、<大寒波>の中から効果を選べると言っても過言ではなく、これらを<冥占術姫タロットレイス>で簡単に特殊召喚できるようになったことから、制圧力が大幅に増しました。

    展開例紹介
    展開の一例をご紹介します。

    儀式の下準備+占術姫ビブリオムーサ
    1. 儀式の下準備>で<聖占術姫タロットレイ>と<聖占術の儀式>をサーチし、<占術姫ビブリオムーサ>をリリースして儀式召喚
    2. 占術姫ビブリオムーサ>を自己蘇生し、<聖占術姫タロットレイ>の効果でリバース
    3. デッキから<冥占術姫タロットレイス>と<冥占術の儀式>をサーチし、<占術姫ビブリオムーサ>をリリースして裏側表示で儀式召喚
    4. エンドフェイズに<聖占術姫タロットレイ>の効果で<占術姫ビブリオムーサ>または手札・墓地のリバースモンスターを特殊召喚
    5. 相手ターンに<聖占術姫タロットレイ>の効果で<冥占術姫タロットレイス>をリバースさせ、リバースモンスターをデッキから特殊召喚
    6. 冥占術姫タロットレイス>の効果で、4と5で特殊召喚したリバースモンスターをリバース
    2体の「占術姫」儀式モンスターが並べば、双方の効果を活用して好きなリバースモンスターを特殊召喚することができます。
    これに<クローラー・ソゥマ>の項で紹介した展開を合わせることで、さらなる妨害やリバースモンスターのサーチなどが行えます。
    特に<サブテラーマリスの妖魔>は相手ターンにリバースした場合でも効果が発動するので、お互いのターンにリバースさせることでアドバンテージを稼げます。
    リバースさせ効果を発動した<占術姫ビブリオムーサ>を対象にして<クローラー・ソゥマ>を特殊召喚することもできるので、様々なルートを探してみてください。

    以上で今回の【リバースモンスター】の解説を終わります。

    ありがとうございました。

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