
今回は年刊ブシロード2025にてPRカードとして収録されているセルセーラのデッキを紹介したいと思います。
年刊ブシロードという特殊な年に一度のフェスティバルマガジンで様々なTCGのPRカードが収録されました。
その中でもヴァンガードは<知の探究者 セルセーラ>、<冒険科学士 アリウス>の2枚のカードが収録されています。
ライドラインは付随していませんが、新しいV用のグレード3とそのサポートが用意された形になります。
セルセーラのお話は公式の読み物サイトでも掲載されてますので、そちらも良かったら読んでみてください。
まずはデッキレシピからです。
デッキレシピ
ターン1回の起動効果として、手札を1枚ソウルに入れ、ドロップからノーマルオーダーをソウルに置きソウルから1枚Rにコールします。
そしてソウルのノーマルオーダーを選びそのターン中ソウルからプレイできて、プレイするとドロップに行かずバインドされます。
かなり特殊なノーマルオーダーを使うユニットになっています。
ノーマルオーダーをソウルやバインドに貯めてどうするのか?次の効果を見てみます。
<セルセーラ>はもうひとつの起動効果を持っており、CB1で発動しソウルとバインドのノーマルオーダーの数により能力が増えていきます。
ノーマルオーダーが3種類達成するとVスタンド能力を得ます。
相手のVのグレードに依存し、通常はツインドライブ→ドライチェック無しの2回アタック、相手のVがグレード3以上ならツインドライブ→シングルドライブになります。
相手がグレード3でないと正直厳しいアタックにはなりますが、ダークステイツには<ゴルマギエルド>という超トリガーがあるので超トリガー適応下だとVスタンドというのは非常に強力な能力になります。
またノーマルオーダーが5種類以上達成できればユニットのパワー+5000も付与され、多少のパワー増強も行ってくれます。
ノーマルオーダーをライドコストとして切っても、セルセーラ効果でしっかりと回収してくることができて、ソウルからユニットをコールするのでRの供給も行えます。
ノーマルオーダーを使う上にソウルからユニットをコールできるので、<フィリィア>の相性がすこぶる良く使わない手はない、と断言できるほど強力な組み合わせです。
今まではVのみの収録でしたが流石は年刊ブシロード大盤振る舞いです。
能力としてはR登場時にVがセルセーラならデッキトップ7枚を見てノーマルオーダーを探せます。
能力の条件の都合上Vがグレード3にならないと発動できない効果なのが少々ネックです。
しかし、5枚見るのではなく7枚という広い範囲が見えるのでセルセーラのサポートとして優秀です。
G2ライドターンに使えたのなら最高でしたが、この辺りは他のデッキで使われないようにする為の策であるので多少は仕方ないところです。
そしてもうひとつの効果として相手のVがグレード3以上ならセルセーラがアタックした時に、EB3にてスタンドしパワー+5000を自身とセルセーラに振ります。
能力の制限の都合上、<アリウス>を2面並べて両方スタンドさせる。ということは不可能ですがセルセーラのノーマルオーダーを探してくるサポートを行いながらアタック回数を増やしてくれる、かなり優秀なサポートカードです。
セルセーラのカードとしては上記の2種類のみですが、オーダーサポートのユニットやノーマルオーダーをデッキに組み込むだけでわりとデッキとして仕上がります。
オーダーを駆使する汎用カードがいくつかあるので、そのオーダーというカテゴリーを活用するというセルセーラのスタンスが上手くまとめられていると思います。
ライドラインについて
今回は<ゼフィロシィド>を活用したライドラインです。ソウルにノーマルオーダーを貯めやすい為にこのライドラインにしています。
しかし、このライドラインの問題点としてゼフィロシィドはファイターズルールにて下記の制限がかけられています。
■グレード0に「ゼフィロシィド」を選んだファイターは、グレード1、2、3の福音カード1枚ずつと、ライドデッキクレスト1枚の合計5枚でライドデッキを構築できます。
という制限があるので、ライドラインにセルセーラを入れることができません。
<セルセーラ>はデッキから頑張って引いてきて、手札からライドするといった流れになります。
セルセーラを引けずゼフィロシィドでファイトするとなると最大でもグレード3のパワー12000のシングルドライブがVになります。
中々厳しいファイトにはなりますが、マリガンや<フィリィア>のドローで全力で引きにいきましょう。
一昔前はデッキのメインギミックであるグレード3の1種4枚を何とか引き込んで(Gアシストもありましたが)ライドしていたので、歴戦のファイター達ならこの困難乗り越えていけると思います。
ライドデッキという安定ギミックを存分に使いたい場合は、グレード0は好きなユニットにしていただき、G1はフィリィアにG2はフェスティバルブースター2025にて収録されるデッキに1枚しか入れることのできないエースユニットである、堕落葬裁 ヴァラックをG3はセルセーラにすると良いと思います。
ライドラインでのVの効果はないですが、
セルセーラからヴァラック→ヴァラックからフィリィアという綺麗な流れが披露できるのでこちらもオススメです。
こっちの構築の場合、ラメインデッキのカードがライドラインに格納され、メインデッキの枠が3枠も空くので、その辺りのメリットも享受できる点もゼフィロシィドとは違った良いポイントになります。
さて今回は、新たに登場したセルセーラのデッキを見ていきました。
雑誌のPRのパターンでライドラインがなく、グレード3のみが配られる故にかなり研究しがいのあるデッキです。
ノーマルオーダーを扱うというコンセプトであるので、今後ノーマルオーダーが出るたびに何か構築を変えられないか?と模索できる楽しいテーマだと思います。
<バティム>のようなノーマルオーダーとセットで使うカード増えた場合、構築の幅が広がっていくので、こういったノーマルユニットの収録も楽しみです。
今回は以上となります。ありがとうございました。