かげろう・構築考察
今回は千葉GCSで自分が使用したかげろうについて考察します。
デッキレシピ
かげろう
プレイヤー:おにぎり
メインデッキ
計40枚
採用カード紹介
希望の火エルモ
先手1ターン目に3/3という<エンスナ>系カードで取れないフォロワーを立てれることが最大の強味であると思っているので3枚採用。相手フォロワーが自分ターンに墓場に行った時にルーティングする効果や覚醒時に2点飛ばせる効果も偉い。
かげろうミラー時<ジ・エンド>が6/6守護なので、俗に言う<オバロ><バニホ>ではフェイスに行けないが、エルモとオバロなら合わせて7点フォロワーにダメージを飛ばせるので、疾走でフェイスに行ける為バニホより強い場面も少なからずあるカード。
自分ターンに相手フォロワーが墓場に行った時に自動発動する効果を持っているので誘発忘れは注意しよう。
ドラゴンモンク ゲンジョウ
かげろうのヒールトリガー。守護なのでたまに役に立つ場面はある。
特に荒野ロイヤル相手には<自由なる冒険者>と相打ち出来たりするので仕事がある。
基本手札にこない方が使いやすいため2枚の採用。
ドラゴンモンク ゴジョー
後手2先手3と使いやすい、手札を減らさず動けるフォロワーなので余った部分に1枚だけ採用。リザードランナー アンドゥー
かげろうというデッキを環境に押し上げたと言っても過言ではないスタートアミュレット。味方を1/1バフするという物がどれだけ強いかは身を持って体験した人も多いハズ。
<エルモ>を3/3、<バー>を4/5、<ボーテックス>を7/7、<ジ・エンド>のペルソナドライブ時の底上げとその用途は多彩。
鎧の化身 バー
テキストこそシンプルなものの、<アリフ>の自動進化の条件だったりと実は重要な役目を持つカード。先手3で出す札としては強い部類だが、後手3だと<バーサーク>で処理されがち。
墓場に存在することが仕事みたいなところもあるので、登場させるよりは墓場に条件を揃えることを重視したい。
ボーテックス・ドラゴン
実はかげろうで一番環境に影響を与えたと思われるカード。5ターン目の<ファウスト><ケリドウェン>というムーブへの回答として優秀。
今まで見向きもされなかった<ピアッシングエンジェル>がボーテックスを意識して採用されるようになった位には環境に影響を与えている。
コントロール系デッキが<ゼルガネイア>を外せない理由の一つ。
どんなデッキも<ボーテックス>を取る手段を意識しないといけないレベル。
ミラーにおいてもボーテックスを気軽に取れるのはボーテックスだけなので、お互いボーテックスを先に出しにくくなるという謎の現象が起こりがち。
マリガン基準
先手なら<希望エルモ><約束エルモ>か<レアス>が無ければマリガン。後手ならレアス、<ネハーレン>辺りが基準。
いくらエルモが強いと言っても6枚しか入ってないので、毎回先手1エルモ3/3など出来る保証などないのでレアスがあれば基本キープ。
ただし<エンスナ>系が普通に入ってるウィッチ相手などはレアスだけでキープするのは危険なのでエルモを探したほうが良い。
立ち回りで意識するポイント
面を除去しつつ殴っていくというシンプルな強さをとことん突き詰めたテーマなのでやることは単純。自分のライフを守りつつフォロワーを除去して覚醒まで粘る。
7ターン目にどんな盤面も<ジ・エンド>で返せるので6ターン目は割り切って手札でダブついてる<バー>や<レアス>で整えて覚醒からの強い動きを準備をしたい。
序盤
かげろうは2ターン目に出せる体力3フォロワーが実質存在しないので<アンドゥー>のバフをどうするかが個人によって分かれる。筆者は基本エルモを3/3にするが、<バロン・ダブルフィール>等に体よく2面処理されることもあるので相手によるとしか言いようがない。
中盤
盤面を処理するか<アリフ>で展開するかは相手による。かげろうは<レアス>で何でもサーチ出来るのでここが判断力を問われる場所だと筆者は思う。
いくらかげろうが面処理が得意と言っても3体以上を同時に処理することは難しいので、機械ナイトメア等に多面展開された場合どうにもならなくなる可能性もある。
かげろうは覚醒までは疾走が無いので、6ターン目までに全力で縦置きされた場合どうしようもなくなる事もあるのでそれを許さないよう序盤からライフを詰めたい。
<アンドゥー>を置きっぱなしにする位ならリーダーに1点ダメージ感覚で使うことも視野に。
終盤
後半は<オバロ>、<バニホ>、<ジ・エンド>以外の札は優先度が低めなのでここまででどれだけ該当カードを集めれるかが鍵。採用候補
交錯する力
<ドライブポイント>が3枚表向きなら最強カードになりえるスペル。効果はどれも強力ではあるが、これを使うターンには本来やりたい動きも出来ないので中々難しいカードでもある。
長期戦を視野に入れるなら採用されるが現状かげろうが長期戦をやる=ジリ貧な展開になるので効果自体は強力なのに中々採用されないカード。
ガトリングクロー・ドラゴン
かげろう唯一の2コス2/3フォロワー。ドロートリガーでもあるので採用価値はある。
ただヒールトリガーやクリティカルトリガーの方が捲れた時のリターンがデカいので優先度が下がってしまう印象。
ティアーナイトヴァレリア
かげろうではないアクアフォースのフォロワー。後手1から3/3疾走したりと序盤からライフを詰めたり<交錯する力>のために<ドライブポイント>を最序盤から溜めたりと優秀。
かげろうは覚醒まで疾走がないと高を括っている相手の意表をつける。
蒼嵐竜メイルストローム
こちらもアクアフォースのフォロワー。3コス3/3疾走札、又は7コス4/4疾走1破壊2ドローとして使う。
進化枠がキツくなるが3コス3/3疾走ツインドライブだけでも優秀。
5ターン目の<ボーテックス>を嫌がってフォロワー展開しない相手にこいつと<バニホ>を出して5点フェイス詰めたりと覚醒まで疾走が無いかげろうの弱点を補ってくれる。
ただかげろうフォロワーではないので、墓場のコストにならず<ジ・エンド>の効果を最速時に使えないなんて事にもなりかねないので良し悪しである。
おわりに
何故に今更かげろうの記事?と思われるかもしれませんが、かげろうというデッキは12弾環境ですら幅を利かせていたからです。13弾はカードパワーが上がっていると思われるのでそろそろ使用率が低下する可能性があるが、<アンドゥー>というヴァンガード構築ならではの0コス1/1バフカードがある以上一定の地位はあるはず。
かげろう自体は汎用性の高いカードも多いので純構築以外でもドラゴンと組み合わさった、俗に言うかげドラとして残る可能性もあるので、13弾環境で数は減るだろうが全く見ないという事は無いと思う。