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めざせ最強進化!第49回「BT14~EX5環境まとめ」

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    by 八坂

    digideck.jpg
    めざせ最強進化!第49回
    「BT14~EX5環境まとめ」
    こんばんは、八坂です。

    今回もBT14発売以降の環境まとめを書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

     
    環境前期 EX5発売前
    ACEの登場と強力な成長期SRによって新しく生まれたデッキに加え、大幅に強化されたデッキが注目を集めました。 新しいデッキとしては<パタモン>と<希望の使者>を有する黄ワクチン、優れたワンショット性能を持つ<フェンリルガモン>など。
    強化を得たデッキは新規<ブリガードラモン>の進化ラインを得たDブリガード、強力な<プカモン>、<ゴマモン>、<ズドモンACE>を使えるミラージュガオガモンやブルーフレアなどです。

    ホーリーエンジェモンACE>で大幅に強化された黄のコントロールもいますが注目されるのは少し後の話。
    そんな感じで幕を開けたBT14環境ですが、環境がワッと進んだのはアルティメットカップでしょう。
    7月下旬から9月の頭まで各地で行われたアルティメットカップはBT14環境を象徴するイベントでした。

    各地の結果を見てみると、優勝デッキは実にバラエティに富んでいて群雄割拠と言う感じですが、デッキのシェア的には<シャイングレイモン>がトップ、<ミラージュガオガモン>、<フェンリルガモン>が続く3強だったと思います。
    初期に新デッキが注目され、大型大会を通して既存のデッキと厳密に強さを比べられて環境が回っていくというのは非常に活気があっていい環境だったと思います。


    環境後期 EX5発売後
    普段EXブースターはそれほど大きく環境を動かさないので、通常弾の環境まとめの中で語っているのですが、EX5に関してはそれ以前と以後で環境が全然違ってしまっているので、それぞれでまとめるべきだったかなと若干後悔しています。

    BT14環境がアルティメットカップなら、EX5はチャンピオンシップ1次予選です。忙しい...

    この弾で台頭してきたデッキは、非常に強力な土台を得てデッキの安定性に秀でたガルルモン系のデッキと驚きの展開力と除去性能を誇るアヌビモンデッキです。
    どちらも素直に組んでめちゃくちゃ強いデッキですが、拡張性が非常に高く、日に日に新たな型が生まれている印象があります。

    その二つに埋もれていますが、四聖獣やレオモン、エテスカデッキなど、いつものEXブースターのデッキよりもかなりよく見るので環境への影響はかなり大きい弾だったと言えるでしょう。


    主なデッキ
    まずはBT14環境のデッキ達。
    シャイングレイモン
    BT13から続投してトップTierに位置するデッキ。
    BT14環境では主人公のような活躍でしたが、EX5環境では安定感と最大値で勝るとも劣らないデッキが増えたため若干鳴りを潜めています。とは言え今でも最強格のデッキです。
     
    BT13環境からの変化としては、初期の頃は<パタモン>や<希望の使者>と混ぜた構築なども見られましたが、結局はシンプルな型が一番と言う事で従来の形に落ち着いていきました。 ミラーを想定して<シャイニングブラスト>が注目されたりなんかはありましたね。横並べした大を一掃できるすごいカードです。
     
     
    ミラージュガオガモン
    BT14環境におけるシャインへの対抗デッキ。シャインと比べると主に<ズドモンACE>のお陰で多少なりとも新カードで強化されているのが特徴です。 と言うか青のデッキはどいつもこいつも<プカモン>の強化がデカすぎる気はしますね。
    お手軽ジャミングが付くようになったので下のラインで安心して殴りに行けるようになったほか、しっかり進化したデジモンでなければズドモンACEでいとも容易く吹き飛ばせる除去性能を得ています。

    一方でマッハガオガモンやハイブリッド体の数は少し減った傾向にあり、動きに慣れてしまえばズドモンACEが逆に付け入る隙になる場合もあるので段々と従来の形に戻ってきている傾向も見られます。

    EX5環境においても紫相手にはバウンスとドローへの負担がかなり重く圧し掛かるので立ち位置は悪くないと思いますが、1体で決める都合<ベルスターモン>が天敵でしょうか。

    フェンリルガモン
    大好評展開中のデジモンシーカーズより主人公の<瑛士>と<SRルガモン>を軸にしたデッキ。
    特徴SoCと魔獣型のシナジーを中心に組まれているデッキで、これからの強化を十分残しているにも関わらずBT14環境トップレベルの強さを誇ります。

    デッキの特徴は<フェンリルガモン>まで進化したときのキル性能の高さと、<ヘルガルモン>の対応力の高さです。 フェンリルガモンだけなら最近の順当進化はどれもちゃんと進化すれば強いよねで済むのですが、ヘルガルモンが除去、デッキ回しと共に進化ラインが揃うまでの時間稼ぎと言うにはちょっと飛び抜けた性能をしておりデッキパワーを一段階押し上げています。

    黄ワクチン
    パタモン>と<タケル>、そして<希望の使者>を使った高速進化を土台に、<ウェヌスモン>や<セラフィモン>、<ルインモード>等の強力な高レベルデジモンにアクセスして有利を取っていくデッキです。

    ウェヌスモンやルインモード等の受け性能の高いデジモンで相手の攻め手を封じて勝つ構築と、<バルクモン>やセラフィモン、<スレイプモン>なんかも採用して攻めっ気のある構築の大きく二つに分かれる傾向にあります。
    どちらの型でも強い<ホーリーエンジェモンACE>やセラフィモンが入っていたり、それぞれ要素が混ざっている場合もありますが、概ねデジタマが<キャロモン>か<トコモン>かで判断するのが良いでしょう。

    D-ブリガード
    新テーマ「デジ対」の第一弾として実装されたのがD-ブリガードの新規戦力たち。
    デジ対として見るとカード不足ですが、既存のテーマと組み合わせる事で無理なく新カードを使ったデッキを組めて良いなと思います。

    基本的な動きとしては従来のD-ブリガードの横展開に優れる長所を更に伸ばしたようなデッキで、初見でぶん回されたらひとたまりもないデッキでしょう。
    その分弱点もはっきりしているため、そこを補えるテーマ外のカードを積むかテーマ内で固めて最大値を取るかは好みの領域でしょう。
    最終的な使用率は落ち着きましたが、知らないと簡単に負けうるデッキです。

    BT14で環境の中心にいた、或いは新たに台頭したデッキはこんなところでしょうか。とは言えこれ以外の全環境のデッキもいくらでもいたので環境は何でもいる、何でも勝つという感じでした。

    次にEX5環境のデッキです。
    青紫ガルルモン
    EX5環境の主役。どのぐらい主役かと言うと雑多な紫デッキの土台が雑にガルルモンに侵食されるぐらいには主役。 とにかく進化ラインのカードが全部強く、サーチ、ドロー、耐性、連続アタックと勝つために必要な要素を全て持っています。
    それでいてX抗体であれば何でも組み合わせられる拡張性の高さから、派生デッキの幅も広いです。 デッキを回す性能を買われて<ベルスターモン>の土台になったり、フィニッシュ性能を補うために<ベルゼブモンX抗体>を積んでみたり、 青の<メタルガルルモンX>や<オメガモンX抗体>で素直にワンキルする形だったりと今の時点で複数派生があるのに、 BT15ではさらに強化を貰うと言う事でしばらくはガルルモン環境で間違いはなさそうです。
     
    ガルルベルスター
    ガルルモンデッキの派生の一つ。土台の強さはそのままに、7コスオプションと<ベルスターモン>で幅の広い攻め方のできるデッキです。

    このデッキについて語りたいのは、このデッキが早い段階で結果を残したせいで、単体でワンショットする動きが強烈に咎められる環境になっているという事です。 単純なショットプランしか持たないガルルモンやミラージュガオガモンにはセキュリティの下振れを引かなければほぼ勝てるため、 それらのデッキは数を減らすか、割り切って握るか、構築を工夫して対抗出来るようにする必要があります。

    このデッキ自体も強いですし、環境への影響も大きいデッキです。

    アヌビモン
    雑多な紫デッキはガルルモンに侵食されつつあると言いましたが、侵食されていない対抗できるパワーがあるのがこのアヌビモンデッキです。
    アヌビモン>自身の汎用性もさることながら、<メルヴァモン>との相性がとにかく抜群で、早いターンに揃えばどんなデッキもなすすべなく負けてしまう凶悪さを持っています。

    先述のガルルモンとアヌビモンのお陰でEX5環境は史上稀に見る紫環境だったと言えるでしょう。

    四聖獣

    デーヴァと四聖獣で戦線を維持しつつ、<ファンロンモン>ですべてを吹き飛ばすことを目指すテーマデッキ。
    今までの大きくコストを返しがちな大味なデッキの弱点である育成エリアを使いづらい点がカバーされており、育成エリアを絡めて確実に盤面で行動できるのは革命的な一歩と言えるでしょう。
    ファンロンモンの制圧力もかなり高く、これも知らないとめちゃくちゃにされてしまう類のデッキです。

    エテスカ
    BT11ぐらいからじわじわと強化を貰って、BT13、BT14、EX5と連続でカードを配られたことでいよいよ完成しつつあるエテモン、スカモンデッキ。
    今弾ではついにセキュリティまで操作しながら消滅時、強制アタックで相手のターン中の行動を縛る動きが強化されており、対面するならそれ相応の戦い方を知らないと難しいかも知れません。

    勘違いされがちですが、ヌメモン、もんざえモンデッキとはシナジーがあんまりないので別のデッキです。
    BT15で強化が貰えるのはそっちです。

    ヘヴィーレオモン
    強力なキーワード効果「不屈」と、通りの良い盤面干渉能力である退化やDPマイナスを併せ持ち、盤面での殴り合いならかなりの強さを持つのがこのデッキ。
    主に<ヘヴィーレオモン>を軸にしていますが、<バンチョーレオモン>のラインも入っており、そちらも強力です。
    可能性を感じるテーマですが、トップレベルのデッキと比べると一つか二つデッキパワーの不足を感じる印象です。


    他にも<ミタマモン>や<グレイスノヴァモン>など、新しいデッキになるカードは多数収録されましたが、環境にいたとは言いにくいので今回は紹介を見送りたいと思います。

    というわけで新弾前の環境まとめはこんな所でしょうか。
    いつにも増して簡単なまとめになりましたが、これも全部一次予選勝てていないせいですね。
    早く勝って解放されたいです。

    それでは今回はこの辺で。読んでいただきありがとうございました。

めざせ最強進化! 第48回「BT13環境まとめ」

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    by 八坂

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    めざせ最強進化!
    第48回「BT13環境まとめ」
    こんばんは、八坂です。

    今回も新弾前という事でBT13環境の振り返りをしていきたいと思います。


    BT13環境振り返り
    まずこの環境で起こった事を時系列順に見ていきましょう。
    • 初期 BT13発売(2/24)~4/1制限改定
    • 前期 ~ルール改定、マリガン導入(5/1)
    • 中期 ~ST15、16発売(5/26)
    • 後期 ~6/16制限改定、BT14発売
    環境の変化としてはこんなところかなと。こう見ると長いですね...

    各時期の印象としては、
    初期
    環境初期という事で新弾「VSロイヤルナイツ」のカードをメインにしたデッキが続々と生まれていった時期です。
    シャイン、ミラージュ、ロゼモン等のバーストモード、ベルフェモン、ロイヤルナイツ等の新デッキの流行、またアルファモンの復権などが主なところでした。
    一方でウォーグレイモンやベルゼブモン、ハンターや赤ハイなど今までの有力デッキもまだまだ現役で、多くのデッキが13弾環境でも長く使われていきます。

    前期
    グレイモンX抗体(BT11)>が制限に。
    これにより猛威を振るっていた赤黒のグレイモンデッキがいくらか大人しくなりました。
    またこの改定まではシャイングレイモンデッキもグレイモンとX抗体を軸にした型があったのですが、それも姿を消して赤黄の型が主流になります。
    しかしこの時期はマリガンの導入が発表されたため、制限改定による影響よりも新ルールに対するデッキの考察の方が人々の関心を集めており、5月になってからが本番という感じでした。

    中期
    遂にマリガンが導入され、またリミテッドカードセットの発売で各種トレーニングが登場した事でほぼ全てのデッキがそれ以前のレシピからアップデートされました。
    具体的な変化としては主に初動となるLv.3が10~12枚程度まで減った事とサーチ札が増えた事。これにより全体的に事故の少ないゲームが増え、またしっかり必要札を引いてから動くゲームが増えました。つまり極端な下振れが減った一方で極端な上振れも減ったように思います。
    また、これにより以前のルールでは事故率が高く敬遠されていたデッキや純粋な順当進化の使用率が上がりました。
    具体的にはムゲンドラモンやミラージュガオガモンなどでしょうか。
    それ以前より明らかに増えました。

    後期
    スターターが発売して紫と黒に新しいカードが入りました。
    目玉のACE自体はそれほど流行っていませんが、テイマーや進化ラインがアップデートされて着実な強化をもらったと言えます。
    また、この頃に制限改定が発表され、主にベルゼブモン、<グランディスクワガーモン>、植物デッキが弱体化されることになりました。
    規制前に使い納める人と、規制後のレシピを模索する人で発表前よりむしろ使用率が上がっていた様な印象があります。

    各時期の印象は大体こんなところです。


    BT13環境活躍デッキ
    次にBT13環境で活躍したデッキを見ていきましょう。とは言え前環境から変わらず活躍しているウォーグレイモンやベルゼブモン、赤ハイやハンターの様なデッキは割愛します。

    シャイングレイモン
    BT13環境の主役ともいうべきデッキ。2種類の大を効果で並べ、シャイングレイモンと共に殴りきる真っ直ぐで強力なデッキです。
    普通の順当進化との差別点はやはり大で殴るプランがある事で、一体目のライズやシャイングレイモンが処理されても大が残っていれば2体目の育成から出てきたアグモンと大で押し込みが効くのが他のデッキにはない強みです。
    BT12環境との違いは<ジオグレイモン>と<ライズグレイモン>によって大の展開速度が増した事と<バーストモード>によってフィニッシュ性能が増した事です。
    前からそれなりに強かったのが手がつけられなくなったという感じ。トレーニングとの相性も良いです。

    ミラージュガオガモン
    BT13発売当初はシャインに一歩劣る印象でしたが、マリガン、トレーニングが登場してからはこちらもかなり人気が出ました。
    デッキとしてはやはり<ミラージュガオガモン(BT11)>のお互いのターン効果がかなり強く、それに加えて新カードとして<バーストモード>のフィニッシュ性能と追加の<トーマ>、トレーニングによる再現性が上がった事で大きく強化されました。

    ロゼモン
    バーストモードデッキの一つ。とは言え環境初期にはいくらかいましたが、いつの間にか従来の植物にシェアを奪い返されてしまった印象です。
    植物との違いは横展開をせずテイマーを展開するなど。横展開の植物と一点突破のロゼモンという感じでしょうか。
    次弾ではトゲモンにより植物にテイマーを入れる価値が上がるので今より使いやすくなるかもしれません。

    ムゲンドラモン
    元々好きな人が使っていたデッキでしたが、シャインのDPマイナスを含めた殆どの除去に耐性を持てる点とマリガンによって安定感が増した事で一躍使用率が上昇。
    元々しっかり成立した<カオスドラモンX抗体>は強かったので評価が後から付いてきたという印象があります。

    アルファモン
    待望の2種目の<ドルグレモン>をもらった事で息を吹き返したかつての最強デッキ。
    BT13環境では昔に比べれば落ち着いたデッキになりましたが、どの新カードもなかなか強いので良いバランスになったと思います。
    主に環境初期に大いに試されましたが、そのうち落ち着いて数ある有力デッキの一つになりました。

    ベルフェモン
    ギズモンや<倉田>でデッキを回し、<スリープモード>の耐性と<レイジモード>の破壊力で戦うデッキ。
    土台のギズモンパッケージがかなり独特な動きをするので回し甲斐と構築のし甲斐があり、初期に多く組まれました。
    ロゼモンやアルファモンと比べるとシーズンを通して一定の使用率があり人気とパワーの高さが伺えます。

    ロイヤルナイツ
    各バーストモードと並ぶ今弾の目玉デッキ。
    各種ロイヤルナイツを贅沢に積んだ構築は唯一無二で構築もプレイも難しい印象があります。
    他のデッキと同じく初期に組まれてちょこちょこ構築が変わりながら数を減らしていきましたが、環境最後になってまた使用者が出てきて大型CSで結果を残すなど、確かなデッキパワーがある事を証明しました。

    主なデッキはこんなところでしょうか。
    他には環境終盤に生まれた<プロモブラックウォーグレイモン>のワンショットデッキや、環境と言うほどではないにせよ意外と使われていて戦えるエテモンとスカモンの汚物デッキなど面白いデッキはいくつかありました。
    全てを把握しているわけではないので何かありましたら教えてください。

    という訳で今回はこの辺りで。
    ここまで読んで頂きありがとうございました。

めざせ最強進化! 第47回「ウォーグレイモン」

    posted

    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化!
    第47回「ウォーグレイモン」
    こんばんは、八坂です。
    今回はメモリーブーストに次ぐ汎用サーチカード、トレーニングが追加されたという事でトレーニングを使用したデッキを紹介していこうと思います。

    その前にトレーニングの性能についておさらいしてみましょう。
    トレーニングの性能は各色で共通で、使用コスト2でデッキの上から2枚オープン、対象の色のカードを1枚選んで加えてその後場に置くサーチとしてのメイン効果と、破棄して対象の色のデジモンに2コスト軽減して進化できるディレイ効果を持ちます。
    メモリーブーストと比べるとデジモン以外も拾える一方で捲れるカードが2枚だけなのが欠点でしょうか。

    サーチとしてだけ見れば<ファイアーボール>にも劣るので真価はやはりディレイ効果にありそうです。
    ディレイ効果はメモリーブーストを彷彿とさせる2コスト軽減。2コストで使用して2コスト返ってくるという事でコスパは最高ですが、よく似た<師弟の旅路>と違って「軽減したコストで進化させる」までが効果なので複数枚を重ねて-4コストで進化したりはできない事に注意です。

    また、メモリーブーストの亜種と考えた時、メモリーブーストと比較してどちらを採用するか考えるのはありがちですが、その場合既存のデッキのアップデートにはなっても新しいデッキは生まれません。
    どうせなら似た役割のカードを5枚以上入れられる様になった事により新しく組めるようになったデッキを考えたいです。

    そこでメモリーブーストの役割をざっくり言うとサーチとメモリーのプール、そしてセキュリティの強化です。
    サーチとセキュリティの強化は良いとして、メモリーのプールとはどう言う事かと言うと、メモリーゲージというコスト管理システムの都合上、このゲームでは動けないタイミングで使いきれないメモリーがあったり、動きたいタイミングで使いたいメモリーが無い場合が往々にしてあります。
    そんな時にメモリーブーストは使用したコストが後に帰ってくるカードなので、動き出すターンの準備をしつつターンを渡せるカードとして非常に重宝すると言うわけです。

    これらの点を踏まえると、育成で引きこもって準備をしつつ決めるターンには大きく動くワンショットデッキとの相性が良いと考えられます。


    デッキレシピ
    デジタマデッキ
    4
    4枚


    こちらがそのレシピ。
    ST1 ウォーグレイモン>を使用したワンショットデッキです。
    とは言えベースは普通の赤黒グレイモンと同じなので、普通採用されないカードについて説明しましょう。

    ST1 ウォーグレイモン
    進化元の数だけセキュリティアタック+1を得る懐かしのカード。
    進撃オメガモン>を合わせれば容易くワンショットが可能なカードとして知られていましたが、進化コストの重さと優秀な他のウォーグレイモンの存在により立場を追われていきました。
    今回進化コストを安く出来る事で特化すれば使えるのではないかと思い採用。

    P メタルグレイモンアルタラウスモード
    メタルグレイモンから進化でき、進化時に小粒を消滅させられるカードですが、このデッキにおいては0コストで進化元を増やし、セキュリティアタックをプラスできるカードです。

    緻密な戦術
    ワンショットのお供。<トレーニング>で拾える事で使いやすくなったと思い1枚採用

    グラビティプレス
    手札でコストをがめて相手の目測を誤らせる事が出来るカード。
    こちらもワンショットのお供。

    やりたい動きは単純で、<メモリーブースト>、<トレーニング>、<クールボーイ>で必要なカードを集めつつ、揃ったら育成エリアから出してワンショットする。それだけです。


    という訳で組んで回してみたのですが、サーチが増えたは良いものの流石にノーガード過ぎて先に攻められると何もできないピーキーすぎるデッキになってしまったので色々対応出来るカードを増やしたバージョンがこちら


    デッキレシピ2
    デジタマデッキ
    4
    4枚


    新たに入れたカードは、

    BT12ウォーグレイモン
    突進のお陰で生きた除去として盤面でのやり取りができる優秀なカード。
    貫通やセキュリティアタックと合わせれば相手の盤面次第とは言えワンショットも狙えるのでコンセプトを大きく崩す事なく採用が可能でした。

    ST1グレイモン / BT1八神太一
    BT12 ウォーグレイモン>にセキュリティアタック+1を付けられるカード。
    メタルグレイモンX抗体>と合わせて3チェックになれればワンショットの準備はOK。

    BT12 八神太一
    アグモン、グレイモンにブロッカーを付与できるカード。
    ワンショットまでの時間を稼ぎつつメモリーも稼ぎ打点も上げられる便利なカードですね。

    こんなところです。
    ぶっちゃけ普通の赤黒ウォーグレイモンに近づいてますね。やはり強いカードは強いという事で。
    まとめ
    という事でトレーニングを使用したワンショットデッキの紹介でした。
    使用感としてはトレーニングのディレイを使える回数が限られるので意外と使える枚数が少なかったり、<クールボーイ>の優秀さを再確認出来たりと課題もいくつかありましたが、普通の赤黒グレイモンだと思っている相手の意表を突けるデッキにはなっています。

    一度使ってみてはいかがでしょうか。

    それでは今回はこの辺で。

    ここまで読んでいただきありがとうございました。

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