
3×3東京アニマジカデッキ紹介(後編)【カマクラル】
目次
- 環境考察
- デッキ選択
- デッキレシピ
- デッキコンセプト
- メインデッキ解説
- サイドデッキ解説
- サイドチェンジ解説
- 不採用カード解説
- 今後のアニマジカについて
- 最後に
6.サイドデッキ解説
【上級モンスター】1枚
虚無魔人...1枚
特殊召喚主体のデッキに対して、基本的に先攻時のみ採用するカードです!こちらは特殊召喚を行わないタイプのデッキなので、一切影響を受けません!
ただ、相手の<マッドレア・アクエラ>の的になってしまったり、2500ラインの攻撃で普通に戦闘破壊されるため、効力は1ターンのみと考えておいた方が良さそうですね。
【下級モンスター】3枚
マッドレア・アクエラ...3枚
HEROとエクスキューティー相手に先攻後攻ともに採用するカードです!アニマジカも下級モンスター単体であればレベル6なので効果破壊できますが、そのためだけに入れるとこちらのデッキの事故率を高めてしまうため、結局入らなくなりました。
また、夢中に対しても下級モンスター2体を戦闘破壊できる点は強いのですが、どちらかと言うとフュージョンモンスターへの対策を増やした方が良いため、こちらもサイドチェンジの候補から抜けていきました。
これだけ書くと「要らないのでは?」と感じるかもしれませんが、5th ANNIVERSARY PACKにエクスキューティー強化が来た関係から一定数は分布がいると予想していたため、無視する訳にはいきませんでした。
イージーウィンのために3枚採用。
【魔法】7枚
ゴースト・サイクロン...3枚
全対面の後攻時に罠を抜いてこのカードを3枚採用しました!後攻1ターン目に相手のバックを割りながら1ドローできるため、後攻不利を覆す程のパワーがあると感じています!
特に後攻1ターン目は、どれだけ相手のライフを削れるかが勝敗に大きく影響してくるため、何としてもダメージを与えておきたいんですよね!
リスクを取って攻めないと勝てないため強気の3枚採用です!
メイドのいたずら...3枚
アニマジカ、ガイア、サイバースパイスといったレベル7モンスターの採用率が高いデッキに対して先攻後攻両方で入れます!レベル7の効果モンスター2体をデッキに戻せば<強欲な壺>と同等になるため、入れない手は無いですね!
デッキの回転率が上がる点も魅力的なので3積み確定!
ハリケーン...1枚
<ハーピィの羽根帚>とどちらにするか悩みました。向こうの利点は破壊したカードが分かる点と、<夢中のラーヴァ>、<カードディフェンダー>が居ても有効な点です。
それであれば<ハーピィの羽根帚>の方が丸い選択になるのですが、<ハリケーン>で手札の擬似ロックをかけた方が相手の返しが弱くなるのではないか?と感じてこちらを採用しました。
夢中とHERO対面にはそもそもこのカードを採用せず、他の対面の後攻時のみ入れていました!
このカードが決まると、魔法・罠が2、3枚の手札が確定し、次のターンのドロー枚数が2〜3枚となるため、相手の盤面を返し切れば、次のターンでの返しが弱い事がほとんどでした。 そのため、今回はこちらを採用しました。
【罠】4枚
トラディショナル・タックス...3枚
全対面の先攻時に<アニマジカ・マジェスティ>を抜いてこのカードを3枚採用しました!それくらいどのデッキにもドローは必須となっており、相手のドローを潰す事で、行動を大きく制限する事ができます!
決まれば実質ターンスキップのようなものですので、入れ得カードだと思います。
今回は強気の3枚採用です!
魔法の筒...1枚
アニマジカ対面の時のみ<強制脱出装置>と交換していました。また、突入する事は稀だと思いますが、エキストラデュエルに入った際にも活躍するため、念のための採用です。
7.サイドチェンジ解説
ここでは現環境における各デッキとのサイドチェンジについてまとめました。アニマジカ
先攻
in 7枚3<メイドのいたずら>
3<トラディショナル・タックス>
1 <魔法の筒>
out 7枚
3<七宝船>
3<アニマジカ・マジェスティ>
1 <強制脱出装置>
後攻
in 8枚3<メイドのいたずら>
3<ゴースト・サイクロン>
1<ハリケーン>
1 <魔法の筒>
out 8枚
3<七宝船>
1<強欲な壺>
3<アニマジカ・マジェスティ>
1 <強制脱出装置>
<強制脱出装置>があまり有効でないため、<魔法の筒>と入れ替えています。
夢中、サイバー・ドラゴン、セレブローズ、磁石
先攻
in 4枚1<虚無魔人>
3<トラディショナル・タックス>
out 4枚
1<百獣王 ベヒーモス>
3<アニマジカ・マジェスティ>
後攻
in 3枚3<ゴースト・サイクロン>
out 3枚
3<アニマジカ・マジェスティ>
特殊召喚主体のデッキにな<虚無魔人>を採用してイージーウィンを狙いにいきます。
HERO
先攻
in 7枚1<虚無魔人>
3<マッドレア・アクエラ>
3<トラディショナル・タックス>
out 7枚
1<百獣王 ベヒーモス>
3<最強旗獣ボルトライコーン>
3<アニマジカ・マジェスティ>
後攻
in 6枚3<マッドレア・アクエラ>
3<ゴースト・サイクロン>
out 6枚
3<最強旗獣ボルトライコーン>
3<アニマジカ・マジェスティ>
<マッドレア・アクエラ>を強く使える対面ですね!
ハーピィ
先攻
in 4枚1<虚無魔人>
3<トラディショナル・タックス>
out 4枚
1<百獣王 ベヒーモス>
3<アニマジカ・マジェスティ>
後攻
in 4枚3 <ゴースト・サイクロン>
1<ハリケーン>
out 4枚
3<アニマジカ・マジェスティ>
1<強欲な壺>
基本は夢中やサイバー・ドラゴン対面と同じですが、後攻時は<ハリケーン>を採用して罠での反撃を防いでいます。
エクスキューティー
先攻
in 7枚1<虚無魔人>
3<マッドレア・アクエラ>
3<トラディショナル・タックス>
out 7枚
1<百獣王 ベヒーモス>
3<最強旗獣ボルトライコーン>
3<アニマジカ・マジェスティ>
後攻
in 7枚3<マッドレア・アクエラ>
3 <ゴースト・サイクロン>
1<ハリケーン>
out 7枚
3 <最強旗獣ボルトライコーン>
1<強欲な壺>
3<アニマジカ・マジェスティ>
基本はHERO対面と同じです。ただ、<ハリケーン>が通りにくいHEROと違ってこちらにはバック除去がよく刺さるため、後攻での返しでは<ハリケーン>を採用しています!
ガイア、サイバースパイス
先攻
in 7枚1<虚無魔人>
3<メイドのいたずら>
3<トラディショナル・タックス>
out 7枚
1<百獣王 ベヒーモス>
3<七宝船>
3<アニマジカ・マジェスティ>
後攻
in 7枚3<メイドのいたずら>
3<ゴースト・サイクロン>
1<ハリケーン>
out 7枚
3<七宝船>
1<強欲な壺>
3<アニマジカ・マジェスティ>
基本はアニマジカ対面と同じですが、先攻時は<虚無魔人>を採用してイージーウィンを狙います!
8.不採用カード解説
一般的には採用されている事の多いカードの不採用理由をまとめました。全て書こうとするとキリが無いため、主要なカードのみまとめています。
風帝ライザー
- 打点が2500ラインに超えられてしまう
- 種族シナジーが無い
- <七宝船>のコストにならない
- <マッドレア・アクエラ>の的になる
昂光の呪縛
- 入れ替える枠が無い
- 相手にケアされやすい
任務完了
- 墓地コストが地味につらい
- 召喚のみの対応で使いづらい
- 破壊耐性持ちに対して無力
9.これからのアニマジカについて
Yu-Gi-Oh! 3×3 JAPAN CHAMPIONSHIPの東京予選にて、全国大会に駒を進めた4チーム12名の大半がハーピィを握っていました。
この事から現環境においてはハーピィが圧倒的Tier1である事が証明され、今後より多くのプレイヤーが握る事が予想されます。
ハーピィの弱点はモンスターを裏側守備表示にされる事なので、<アニマジカ・マジェスティ>が刺さります!
そのため、<アニマジカ・マジェスティ>や<シャイニーシェイディー>をガン積みした罠型アニマジカであれば、ハーピィとも渡り合えるかもしれません。
ただ、当然ハーピィ側も<ゴースト・サイクロン>や<ハーピィの羽根帚>で対策してくるでしょうから、引き勝負にはなりますね。
また、モンスターを並べると<ハーピィ・レディ1・2・3>でライフをごっそり持っていかれるため、罠が無い時はモンスター3体並べないなどのプレイも必要になると思います。
この辺りは使い込んで練度を上げるしかないですね。
10.最後に
今回はチーム戦かつ、他のメンバーが全国でも指折りの猛者だったため、情けない結果を出す訳にはいかず、かなり力を入れて準備に取り組みました!連戦で脳が疲れる事が予想できたため、各対面のサイドチェンジなど、事前に準備できる事はやっておいて、当日の労力を少しでも減らせるように意識していました!
今後、大会で使ったハーピィデッキもご紹介しますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar