
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回は遊戯王ラッシュデュエルカードゲームガムの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
遊戯王ラッシュデュエルカードゲームガム【カマクラル】
かつてココスやセブンイレブンとコラボした時のような限定商品です!
この手のキャンペーンはイラスト違いなどコレクション性が重視されがちで、環境に出てくるようなカードは収録されていませんでした。
しかし、今回は時の魔術師という新しいレジェンドカードをはじめ、10種類の新規カードが封入されております!
中には環境で使われそうなパワーカードも存在しているため、要チェックな商品ですね!
さて、今回は闇魔を執筆いたしました!
前環境で大暴れしたワンダーは改定により分布を減らし、代わりに環境まで上がってきたのが青眼と闇魔でした。
青眼はシンプルにデッキとしての完成度とパワーが高く、ストラクチャーデッキ3箱+αで組めるため、非常に集めやすいです。
また、プレイングが比較的簡単なことやブランド力のあるテーマなので、一気にシェアを伸ばしました!
一方、闇魔はプレイングの分岐が多くて扱いが難しいことや、テンプレとなる構築が出回っていなかったことから最初はシェアが少なかったです。
しかし、あまりにもデッキパワーが高く、高速で勝利をもぎとる姿が圧巻で、大会上位入賞の構築も出回り始めたことから徐々にシェアを増やしてきました。
プレイングが難しいことには変わりないのですが、ここから逃げては常勝は見込めないと感じたプレイヤーが多かったのだと思います。
僕自身も実際にデッキを組んで対戦を繰り返す内に構築が固まってきたため、ご紹介いたします。
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
2.デッキコンセプト
「2、3ターンキル!」です!2枚の<キャットロワ チョイス>を使ってデッキを高速回転させ、速攻で勝負を決めに行くのが基本プランです!
手順は至ってシンプルで
- バックを剥がす
- <黒曜の魔導兵>で殴る
上記の再現性を高くするためのサポートカードがふんだんに盛り込まれているため、成功率はかなり高いですね!
中途半端な初動ですと、一瞬でライフを削り取られてしまいます!
ループに入ればほぼ勝てますので、<魔導書棄却>の動きを妨げる不純物は強力排除しました。
これにより、<風帝ライザー>タイプよりも若干安定感が増していると思います。
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
ただし今回はあくまでループに入ることを優先し、<魔導書棄却>の邪魔にならないこちらのカードを採用しました。
他にも、<魔力抽出>での追加ドローを使い易くしたり、<ブラック・マジシャン・ガール>の打点を上げたり、<レジェンド・ストライク>からバックを割りながら2500打点を確保したりと活躍の場が広がりました!
ただ、必須枠ではないため、素直に<風帝ライザー>でも良いと思います。
好みによって使い分けましょう!
ステータスの高い<シャドウ・グール>というだけでも強いのに、攻撃力500アップのオマケ効果もバカになりません!
普通にデッキを回せば5000打点overも簡単に出来ますので、恐ろしい限りですね...
このカードを複数枚並べたり貫通を付与すれば一瞬で勝ち切れるため、諸悪の根源ですね!
文句なしで3枚確定です!
もちろん闇属性・魔法使い族・攻撃力2500の効果モンスターなのでシナジーは強いのですが、このカード自体がデッキ回転のブレーキになることが見受けられました。
2枚採用をよく見かけますが、このデッキではレジェンドモンスター枠に<ブラック・マジシャン>を採用していることから役割が被ることもあり、1枚の採用にとどめました。
このデッキは動いたターン中にキルできないと一気に脆くなるため、ライフを削り切るための2000 or 2500ダメージはかなり貴重です!
また、相手のセットモンスターをどかして<黒曜の魔導兵>のダイレクトアタックを通すことにも一役かってくれるでしょう。
<ブラック・マジシャン>とのシナジーもありますし、効果発動後に棒立ちとなりがちな<マレヴォレント・セラー>をリリース要員に使える点も偉いです!
複数枚引くと弱いため1枚のみの採用です。
<邪神の大災害>が墓地にある前提ではありますが、このデッキが苦手とする<業火の結界像>や<虚無魔人>を簡単に除去できる点も非常に優秀です!
このカードの存在が、闇魔のデッキパワーを底上げしていると言っても過言ではないでしょう。
強さにムラはあるものの、引いておきたいカードなので3枚フル投入にしました!
自身含め墓地を5枚肥やしつつ、1ドローできるため損失がありません!
特に今回の構築では不純物が<邪神の大災害>のみですので、成功率はかなり高いです!
とにかく墓地に<キャットロワ チョイス>を落とせれば、もう1枚の<キャットロワ チョイス>と合わせてループが始まります。
そのため、このカードで1枚目の<キャットロワ チョイス>を積極的に落としにいきましょう!
文句なしで3積み確定です!
単純に使うだけでは一枚分の損失ですが、手札に闇属性・魔法使い族・攻撃力2000または2500のカードがあれば2:2交換で手札を減らすことなくデッキを回転できます!
<ブラック・マジシャン>と<ブラック・マジシャン・ガール>もこのカードに対応しているため、2ドロー率は高めです!
効果で引いたカードを見せても追加効果を発動できる点も優秀ですね!
また、早期に墓地に送っておきたい<邪神の大災害>もコストにできるため、能動的に墓地へ送れます!
もちろん3枚必須です!
先攻1ターン目には発動できないものの、後攻であればほぼ確実に発動できますね!
登場した時からブッ壊れだと囁かれていましたが、ここに来てデッキがかたちとなり、上振れで後攻1ターンキルをかますこともできるようになりました!
先攻有利のラッシュデュエルにおいて、後攻の不利を覆せるカードは貴重な存在です!
<昂光天使エッセル>など後攻で強いカード達の中でも、このカードだけは群を抜いて強いです!
墓地のカードの中から何でも1枚回収できるため、レジェンドカードを6枚積んでいるようなものですね!
絶対3積み確定です!
1ドローなので手札の損失が無い点も優秀ですね!
しかし、非常に打ちどころを選ぶカードであり、このカード自身が事故札になり得るリスクもはらんでいます。
採用枚数については要検討ですが、今回は強気の3枚採用です!
今までは序盤のみ手札損失のない魔法・罠除去という認識でしたが、このデッキにおいては中盤以降も手札が減らない除去として活躍してくれます!
このカードでバックを剥がし切れば、相手を守るものは何もありません。
後は高打点を出して一気にライフを削り取るだけですね!
最強カードなので3積み必須です!
そのため、3枚も積む必要があるのか?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、デッキを回してみると、<リカバリー・フォース>の影響でデッキ内のレベル7モンスター比率が高くなることが分かります。
このカードが無いと手札がモンスターカードだらけとなり、デッキが回らず上手く1ターンキルまで辿り着けないでしょう。
このカードがあるおかげでそうした手札事故を回避できますし、場に伏せておけばターンを跨いで発動することも可能です!
これらの理由から、3積みに決めました!
本家と違って手札枚数の制約もなく、手札・墓地問わず特殊召喚に対応している点が優秀です!
と言うか、ノーコストでここまでやるのはやり過ぎでは?
魔法使い族だけ優遇され過ぎでは?
と感じてしまいます。
このデッキの展開力の要ですので、もちろん3枚確定です!
しかし、もともと墓地に送っておきたいカードが多いですし、中盤以降で<リカバリー・フォース>を打った後の山であれば成功率も高くできます!
似たような墓地肥やしの魔法カードに<激鱗解放>がありますが、ライフコストは低く済むものの、それ以上の成果はありません。
それならワンチャン盤面の高打点を増やせるこちらを優先しました!
今回は強気の3枚投入です!
<N大貫通!!>など似たような役割のカードもあるのですが、シンプルに1枚で機能するところと、万が一次のターンを迎えた際にも貫通を継続できるようにとの狙いでこちらを採用しました。
序盤で引くと事故要因になり得る一方で、引けないと裏守備3セットで耐えられてしまうため、間をとって2枚の採用としました。
単なる1:1交換の魔法・罠除去と違って展開も担いますし、防げない破壊効果は強いですね!
1枚あれば<キャットロワ チョイス>や<魔法石の採掘>から再利用もできますね!
あくまで保険なので1枚のみの採用です!
入れておけば絶対役に立つと確信したため採用しました。
また、捨てたいと思えるカードも意外に少なかったため、それなら何も捨てずに手札が1枚増える方が強いと考えてこちらを採用しました。
この辺りはプレイヤーによって考えが変わると思いますので、<天使の施し>など他のカードの採用でも問題ないと思います。
普通に攻撃に合わせてバックを全破壊するのも強いですね!
ここが無いと<業火の結界像>や虚無魔人で詰んでしまうため必須の一枚です!
4.各デッキとの相性
闇魔はビートダウンデッキに分類されます。一見するとコンボデッキのようですが、フュージョンもマキシマムもしないですし、展開スピードが早過ぎるため、自分の定義の中ではビートダウンに当てはまりました。
それぞれの相性を見ていきましょう!
<キャットロワ チョイス>や<ゴースト・サイクロン>をメイン採用していると言え、自分に選択権があるなら先攻を取る方が無難でしょう。
先1<業火の結界像>で止まらずに済みますし、先攻2ターン目のカード差5枚分を考えたら、先攻の方が有利ですね。
しかし、後攻から上振れガン回りの可能性もあるため、先攻を取ったからといって油断は禁物です。
デッキパワーは拮抗しているため、相性は五分と判断しました。
仮に対闇魔に対するメタカードを大量投入しても、上振れた闇魔の前には屈してしまうでしょう。
ただし、マッチ戦であれば分かりません。
<終焔魔神ディスペラシオン[R]>や<トラディショナル・タックス>などの対策罠が上手く機能すれば、封殺勝ちも夢ではないでしょう。
しかし、あくまでもシングル戦の相性においては有利と判断しました。
また、コンボデッキはデッキスロットの空きが少ない傾向にあり、メインデッキからメタカードを積むことも難しいでしょう。
そのため、相性は有利と判断しました。
5.最後に
予想通り、10月14日(土)に発売されたメガロードパック2の収録カード達によって、環境が大きく変わりました!公認大会に出ると、闇魔と青眼の比率が高く、これが環境Tier1、2ではないでしょうか。
闇魔については今後も研究と対策が進んでくるでしょうが、現時点では大して対策札が見つかっていない印象です。
闇魔を使う側に回るも良し、対策する側に回るも良し、現環境を楽しんでいきましょう!
せっかくこれだけカードプールが増えたため、これからも色々なデッキをご紹介していきたいと思います!
是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar