
エクスキューティーデッキ【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はシン・サンメロの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
シン・サンメロ【カマクラル】
<火雷神サンダーボールド>と<潜入開始>が制限カードになったことにより、パワーダウンしたものの、まだまだ環境屈指の展開力を誇ります!
<業火の結界像>のメイン採用率にもよりますが、罠型デッキに対しては滅法強いので、活躍の余地はあるのではないでしょうか。
さて、そんなリミットレギュレーションを横目に、全く影響を受けなかった環境デッキがエクスキューティーデッキです!
昨年末発売のオーバーラッシュパックに収録されたテーマながら、その安定感と汎用性の高さから、既に環境を席巻しています!
あまりに高いシェア率から、メインからエクスキューティーをメタったデッキを持ち込むプレイヤーも出るくらい、今期の大本命です!
先日の公認大会でも、このデッキを使って優勝することができました!
また、これからTSUTAYA関東No.1決定戦やエリアナンバー1決定戦がスタートします!
大会で勝ち上がるために、エクスキューティーの知識は欠かせません。
また、出たばかりのテーマであるため、新弾発売後も環境から姿を消すことは無いでしょう。
エクスキューティーで大会に臨む方も、エクスキューティーを対策したい方も、是非とも最後までお付き合いください!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
エクスキューティーデッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計24枚
2.デッキコンセプト
「ミラーにも強いエクス」です!今期の勝率を上げるために、意識から外せないのが対エクスキューティーです。
最も当たるであろうデッキに対して、有利なカードをメインから採用するのは当然のことで、ここを読み違えると勝てる試合を落としてしまいます。
しかし、<監獄島アネ・ゴ・ロック>など、あまりにもエクスキューティー対策のカードを入れるのは、他のデッキに対して機能しにくいカードを積むことになるため得策ではありません。
また、自身もエクスキューティーを握るのであれば、<業火の結界像>は自分の行動も制限してしまいます。
自分で自分の首を絞めることになってしまいますので、尖ったカードは今回不採用にしました。
そのため、基本は全対面に対してまるい構築にし、<シードラゴン・ナイト>や<ハーディフェンス・ミッション>といった汎用性の高いメタカードを散りばめました。
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【上級モンスター】17枚
エクスキューティー・リリウス...3枚
それなのに、レジェンドカードであるデーモンの召喚や<サイバティック・ワイバーン>に匹敵する攻撃力を誇るパワーカードです!
このデッキにはレベル7以上のモンスターが採用されていないため、実質のデメリットはゼロです!
リリース不要の2500打点が弱いわけがないですね!
絶対3枚フル投入です!
エクスキューティー・リュミエル...3枚
展開の初動となる貴重な上級モンスターです!
また、デッキバウンス効果も非常に強力で、2体リリース+本体の3枚を消費して召喚された相手の最上級モンスターを簡単に除去することができます!
これはデッキバウンス効果なので、<天啓の監視者>のような破壊耐性持ちモンスターに対しても有効ですね!
また、エクスキューティーデッキであれば、コストとなるレベル6モンスターには事欠きません。
効果を使い終わった<エクスキューティー・プラウティ>などをコストに利用すると良いでしょう!
汎用性の高いパワーカードなので3積み確定です!
エクスキューティー・レイア...3枚
リリースなしで場に出せる展開要員として重宝しますね!
また、レベル7以上のモンスターの攻守を300下げる永続効果を持ちます!
このデッキにはレベル7以上のモンスターが存在しないため、相手だけが影響を受けることになりますね。
ミラーにおいては打点を下げる効果が活かされませんが、対パラレルオーダーなどの展開デッキ相手であれば、戦闘を優位に進めることができます!
エクスキューティーはパワーが低い分、手数で攻めるデッキです。
1ターンの間にどこまでフィールドを埋められるかが勝負となるため、手札消費を軽減するこのカードは3枚採用です!
エクスキューティー・フローア...3枚
召喚に使ったモンスター1体分の損失をすぐに補填できる点もかなり優秀ですね!
また、<エクスキューティー・プラウティ>や<エクスキューティー・ルーシー>の効果を使用した後、それをリリースしてこのカードを召喚することで、効果を使い回すことが可能です!
対応力を上げるためには欠かせないカードなので、当然3積みです!
エクスキューティー・プラウティ...3枚
<エクスキューティー・リュミエル>同様、こちらも初動になる上級モンスターです!
このデッキには17枚のエクスキューティーモンスターが採用されているため、コストに困ることはほとんど無いでしょう。
墓地を肥やしながら、ライフポイントを500回復する効果は地味に強力です!
ライフの総量は耐久力につながるため、自分のターンが回ってくる確率を上げることができます!
ラッシュデュエルはライフを競うゲームなので、回復カードがあること自体が有利に働きますね!
ただし、攻撃力1500と打点が低く、補助なしの<碧牙の爆速竜>でも効果破壊されてしまう点は注意しましょう。
上記のデメリットを補って余りあるメリットがあるため、もちろん3枚採用です!
エクスキューティー・ルーシー...1枚
単体でアドを生みにくい効果であるため、1枚の採用に留めました。
エクスキューティー・ラム...1枚
罠型デッキに対しては強力ですが、いささかコストが重たいため、1枚の採用に留めました。
ちなみにこのカードは炎属性なので、<業火の結界像>に引っかからない点は高評価です。
【下級モンスター】7枚
シードラゴン・ナイト...3枚
伏せカードを確認して安全に攻撃を通せるようにするのはもちろん、長期戦になった場合はチェックしたカードを破壊することも可能です!
効果発動のコストに同名カードを選ぶことでデッキ切れも防げます!
また、水属性なので<アビス・ソルジャー>のコストにも使えます!
攻撃力も準アタッカークラスであり、厄介な<業火の結界像>も戦闘破壊が可能です!
非常に汎用性の高いモンスターなので、3枚フル投入しました!
スプリッター・スライム...3枚
次のターンのドロー枚数を増やすため、手札のエクスキューティーを無理矢理アドバンス召喚して手札を消費するプレイングがありますが、このカードを経由すれば無駄がないですね!
2500打点を並べられるとツラいという弱点を克服できるのは大きいです!
また、<アビス・ソルジャー>と相性が良く、追加効果で墓地の<アビス・ソルジャー>を特殊召喚することができます!
自身も水属性なので、手札コストとして活用できる点も優秀ですね!
特に対マキシマム戦において、マキシマムモンスターの突破方法は主に<アビス・ソルジャー>によるバウンスとなるため、墓地の<アビス・ソルジャー>を嵩増しできるのは大きいです!
<シードラゴン・ナイト>同様、汎用性の高いモンスターなので3枚採用しました。
アビス・ソルジャー...1枚
レベル4ながら上級モンスターに匹敵する攻撃力を持ち、手札の水属性を墓地に送ることでフィールドのカードを何でも1枚手札に戻すことができます!
マキシマムモンスター含む最上級モンスターの除去としても使えますし、相手の魔法・罠カードを戻すことで露払いとしても役立ちます!
一応、自分フィールドのカードも戻すことができますが、今のところ使う機会はほぼないでしょう。
このカードのために水属性モンスターを10枚採用しました。
そのため、墓地からデッキに戻すモンスターは水属性を優先するようにしましょう。
【魔法】10枚
エクスキューティー・スクランブル!...3枚
手札または墓地から特殊召喚するため、展開の初動となるカードですね!
魔法カードである点を活かし、場に伏せておいて、適切なタイミングで発動することもできます!
ドローの内容にムラのあるラッシュデュエルにおいて、後続確保できる魔法カードはとても貴重です!
このカードの存在が安定感向上につながっているのは間違いありません!
次のリミットレギュレーションでこのカードが規制される可能性は高いですが、今は無制限なので、当然3積み確定です!
サタニウスの宝珠...3枚
新ルールにおいては複数のレジェンドカードを引き込んだ方が明らかに有利なため、やはりドローカードは欠かせませんでした!
手札でダブついたモンスターカードをコストに使い、罠を引き込みにいく動きはやはり強かったです!
マッチ戦においてはサイドインしたメタカードを引き込む役割もあるため、個人的に3枚必須です!
天の選別...2枚
<ゴースト・サイクロン>の利点としては、追加の1ドローが一番大きいのですが、実際に対戦してみると、序盤以外で追加1ドローを使える場面はほとんどなかったです。
また、こちらのフィールドにモンスターが残ることが多く、発動できない場面も多々ありました。
こちらが展開できている際に、<聖なるバリア -ミラーフォース->をくらって全滅すると目も当てられないため、罠による反撃を防ぐために<天の選別>を打った方が強かったです。
場にモンスターさえ揃って居れば非常に使いやすいバック破壊カードですが、被って引くと弱く、状況を選ぶカードでもあるため2枚の採用に留めました。
エクスキューティー・スカウト!...1枚
2ドローはかなり魅力的なものの、発動コストの兼ね合いから、連続で打てるカードではないと考えたからです。
また、<シードラゴン・ナイト>のコストとバッティングしてしまう点もマイナスポイントでした。
しかし、長期戦になりがちなミラー戦においては、デュエル中一度でも手札6枚で攻めれたら相当有利になりますし、デッキ切れの防止にも役立ちます!
やはりエクスキューティーは手数の多さで攻めてなんぼですので、1枚だけでも十分な仕事をしてくれると判断しました。
今は1か0かのカードだと考えています。
ブラック・ホール...1枚
ドローや展開は他のカードで補えるため、レジェンドカードは除去にあてるのが得策だと判断しました。
焔魔や<超魔基地マグナム・オーバーベース>以外の相手に対して刺さらないことがないため、入れ得カードだと思います!
【罠】6枚
エクスキューティー・エマージェンシー!...3枚
打てない場面がほとんどないことに加え、攻めにも守りにも使えるカードなので本当に優秀です!
今期は全体除去に対するカードを積めるかどうかがデッキの強さを決める基準になると考えているため、強気の3枚採用です!
エクスキューティー・キャッチ!...1枚
レベル制限もなく、召喚・特殊召喚の両方に対応しており、通常モンスターも裏側守備表示にすることができる点が上位互換と言えますね!
特に<潜入開始>に対しても使える点が高評価です!
ただし、単体でアドを稼ぐカードではないため、打ちどころが難しいです。
また、複数枚採用すると、<シードラゴン・ナイト>で割られてしまうため、1枚のみの採用に留めました。
ハーディフェンス・ミッション...1枚
場にモンスターが必要なエクスキューティーの罠と違い、フィールドにモンスターが居ない状況でも打てる汎用性の高さが魅力的ですね!
<碧牙の爆速竜>、<ブラック・ホール>、<ドラゴニック・プレッシャー>などの全体除去で場がガラ空きになると一気に負け濃厚となるところ、このカードのおかげでワンチャン生き延びることもあります!
焔魔デッキに対しては無力ながら、2500打点に弱いエクスキューティー達を守るカードとしてはかなり優秀ですので、<シードラゴン・ナイト>に割られない1枚の採用にしました。
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
明らかにパワーが高過ぎるため、今後もこちらがメインで変わらない気がしますが、<漆黒の戦士 ワーウルフ>や<ミラージュ・ドラゴン>が流行るようなら激流葬も候補になりそうです。
また対戦時において、相手の罠レジェンドカードが判明しない限りは、常にこのカードを警戒する必要がありそうです。
4.各デッキとの相性
エクスキューティーは罠型デッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(パラレルオーダー、風サイキックなど) 相性:○有利
エクスキューティーはパワーが低く、2500打点を並べられるとツラいのですが、その弱点を克服するためにモンスター除去を大量に採用しています!相手の攻撃にカウンターするかたちで罠を使って盤面破壊できますし、相手が罠を警戒して攻撃して来なくても、<エクスキューティー・リュミエル>や<アビス・ソルジャー>といったバウンスカードで盤面を返せるため、じわじわとライフを削っていくことはできます。
展開デッキに罠カードの採用が少ない分、後は<ブラック・ホール>を引き当てれば勝てるため、相性は有利と判断しました。
罠型デッキ(エクスキューティー、竜魔など) 相性:○やや有利
もともとミラー戦に寄せた構築にしている分、こちらの方が僅かに有利です!罠型デッキは全体的にパワーが低めなので、1ターンの内にライフを取り切られることはあまりありません。
そのため、無理に攻め込まずに相手の罠を上手く使わせていくことを意識しましょう!
コンボデッキ(フュージョン、マキシマムなど) 相性:△五分
早期にマキシマム召喚を成立されると厳しいですが、大抵の場合は簡単には揃いません。また、環境内の分布もそこまで多くないため、過度に意識する必要はないと思います。
序盤から少しずつライフを削っていき、<ブラック・ホール>から残りライフを取り切るのが必勝パターンです!
途中でマキシマム召喚が成立することもあると思いますが、守備でライフを守りながら、<アビス・ソルジャー>を引き込むまで耐えましょう。
先日の公認大会で<監獄島アネ・ゴ・ロック>入りの焔魔と対戦しましたが、マキシマム召喚されるも、<アビス・ソルジャー>と<スプリッター・スライム>のおかげでなんとか勝つことができました!
また、魔法・罠ゾーンを空けるために、魔法や罠は発動できるタイミングでガンガン使うのが良いと思います。
一番マズイのは、手札に魔法・罠が詰まってドロー枚数が減ってしまうことです。
解決札を引き込む確率を下げてしまうため、絶対に避けましょう。
5.最後に
前回ご紹介したシン・サンメロデッキと違い、リミットレギュレーションの影響を全く受けなかったテーマですので、しばらく環境トップの座に君臨し続けるでしょう。今後発売されるパックで対策カードが登場したり、次回以降のリミットレギュレーションで規制される可能性が高いため、使えるうちに使っておくのが吉ですね!
これからも新ルール・リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
カマクラルはTwitter及びYouTubeで遊戯王ラッシュデュエルに関する情報を発信しております。
また、参加者460名を超える国内最大級の遊戯王ラッシュデュエル専門Discordのサーバー副管理人も務めており、ガチ対戦のリーグ戦やカジュアル大会の交流会、チーム戦も開催しております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
- Twitter @yugiohbar
- youtube マンゾクテクニカルチャンネル
- 遊戯王ラッシュデュエル専門Discord
- 個人ブログ こちカマ(こちらカマクラルのラッシュデュエル派出所)