
帝【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はセブンスFの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
セブンスF【カマクラル】
ラッシュデュエルで唯一、墓地フュージョンを可能にするセブンス・ワンダー・フュージョンを主軸に置いたコンボデッキです!
序盤は墓地を肥やしつつ盤面のやり取りを行い、準備が整った段階で墓地フュージョン!
一気に勝負をキメに行きます!
全ての罠を無効化する<人造人間-サイコ・ショッカー>を使い回せるようになっているため、魔法・罠ゾーンのカードを全て破壊せずとも安心して攻撃を通していける点が優秀ですね!
環境随一のパワーを誇るデッキとして、今後も要注目です!
さて、今回は帝デッキを執筆いたしました!
最新弾の目玉の一つである新テーマ「帝」ですが、召喚したターンに相手盤面に干渉できる強力な効果を持っています!
高打点で一気にライフを取るのは厳しいですが、2〜3ターンかけて数千ずつ確実にライフを取ることには長けています!
また、種族単一のテーマと違って自由枠が非常に多く、構築の幅が広く取れる点も特徴です!
そのためサイドチェンジも行いやすく、マッチ戦向きのデッキと言えるでしょう。
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
帝デッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計28枚
2.デッキコンセプト
「0:1交換」です!多種族が集まったテーマで比較的自由度の高いデッキなので、イメージとしてはエクスキューティーが近いです。
このデッキはエクスキューティーと比べると展開力が劣る分、盤面干渉能力が勝ります。
召喚したターンに相手の盤面のカードを破壊する効果を持っているため、返しに強い点が特徴です!
帝の上級モンスターはレベル5なので、<マッドレア・アクエラ>の破壊効果を受けない点も強いですね!
ただし、基本はアドバンス召喚が前提となるため、自分の盤面のカードを増やすことは苦手です。
一気にライフを削ることが難しいため、緻密なライフ計算が必要になるでしょう。
それでは、メインデッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】3枚
才賢帝ヴィルヘル...3枚
モンスター、魔法・罠カード、裏表を問わない破壊なので強いですが、相手の盤面が充実しているタイミングで発動すると威力は下がります。
逆に相手の盤面が少ないタイミングで効果を発動できればかなり強いですね!
打点は2500ラインに届かないため、相手の盤面に最上級モンスターがいるとツラいこともあります。
そのため、無理にアドバンス召喚せず、強く打てるタイミングまで手札に温存するプレイングも必要になりそうです。
何枚入れるか悩みましたが、他カードとのシナジーを考慮して強気の3枚採用としました!
【上級モンスター】7枚
星帝エストローム...3枚
ラッシュデュエルにおいて効果破壊は何かとコストが重たいものでしたが、最近はノーコストで簡単に破壊できるようになりましたね。
エクスキューティーやミラーにおいて無類の強さを誇ることはもちろん、<燃焼鬼ブンゼル>と合わせることでレベル7、8の効果モンスターも破壊することができます!
腐る場面が少なく、素の打点も2000と上級モンスターの中でトップクラスなので、ライフカットや盤面返しに活躍してくれますね!
もちろん3枚採用です!
賢帝ヴィルヘル...3枚
<シードラゴン・ナイト>の上級モンスター版といったところでしょうか。
魔法カードであれば墓地に同名カードがなくとも破壊できますが、罠カードには無力です。
また、裏側表示と指定されているため、表側のフィールド魔法や装備魔法は破壊できない点に注意しましょう。
大抵のデッキでは魔法カードの方が採用枚数が多いため、相手の伏せカードを破壊できる確率は高いです!
相手の盤面を減らすカードとして、こちらも3枚採用です!
雷帝ザボルグ...1枚
死者への手向けに攻撃力2400が付与され、盤面に残るようなものですのでかなり強いです!
帝テーマのカードとシナジーが強く、墓地からの使い回しも可能なため、絶対必須の一枚です!
【下級モンスター】18枚
マッドレア・アクエラ...3枚
モンスターに限らず、2回攻撃できる効果はかなり強力であり、ダイレクトアタックであれば2600または3800ダメージを取ることができます!
<星帝エストローム>とのコンボに使う<燃焼鬼ブンゼル>はこのカードとも相性が良く、相手の効果モンスターを破壊しながら打点アップし、ダメージを取るという最強ムーブを発動させます!
絶対3積み必須です!
シードラゴン・ナイト...3枚
余談ですが、シークレットレアの値段がとんでもないことになっていますね!
それほど需要がある必須のカードです!
<シードラゴン・ナイト>→ <賢帝ヴィルヘル>と繋げることで相手の伏せカードを確認したり破壊したりしやすくなります!
また、このデッキにおいては貴重なデッキ回復役でもあります。
文句なしで3枚採用です!
燃焼鬼ブンゼル...3枚
<ライトウェーブ・ドラゴン>+<碧牙の爆速竜>のコンボも有名ですが、こちらは下級+下級または下級+上級となるためより手軽です!
今まで注目されてこなかったカードが、ここに来て日の目を浴びることになるのは面白いですね!
今後は必須カードになる可能性が高いため、持っていない方は早めに集めておくことをオススメします!
賢帝家臣ツーゼ...3枚
<星帝家臣ヘーベ>はレベル6以下のモンスターを復活させる関係からダメージを取りにくくなってしまいますが、こちらは相手フィールドに魔法カードをセットするだけですので、そのターン中の損失はありません。
つまり、このターン中に勝ち切ってしまえば使い得になるため3枚採用しました!
効果発動のコストを稼ぐため、帝以外でも守備力1000のモンスターを意識的に多めにしています。
スター・リプレイサー...3枚
手札・墓地からの特殊召喚を封じるデメリットはありますが、このデッキにはそれらの特殊召喚札が入っていないため、1枚で2体分のリリースに使える点が強いですね!
このデッキは上級モンスターの比率が高く、リリース要員が多いに越したことはないのでありがたい存在です。
確実にアドバンテージを稼ぐカードなので3枚採用しました。
ギャラクティカ・ジャメイヴュ...2枚
レジェンドカードである<大嵐>はもちろん、<傲慢な壺>も引ければアドバンテージ確定なので積極的に戻しましょう!
ただし、このデッキにおける魔法カードの採用枚数的に3枚はやり過ぎな感じがあったため、2枚にとどめました。
業火の結界像...1枚
環境に台頭してきたフュージョンやマキシマムの抑止力になり得ると考えて採用しました。
こちらは一切特殊召喚を行わないため、一方的に相手の行動を制限できますね!
このデッキには必須の1枚です!
【魔法】7枚
傲慢な壺...3枚
魔法カードを多用するタイプではないため、制約もそこまで気にならないでしょう。
当然3枚フル投入です!
ゴースト・サイクロン...2枚
そのため、自分フィールドのモンスターが全滅してターンが返ってくることもしばしば。
それを逆手にとって、自分のモンスターゾーンが空の時、相手フィールドの魔法・罠カードを破壊できるこちらを採用しました!
帝はもともと後攻で強いテーマですが、このカードの採用によって、より後攻に強くなりますね!
<傲慢な壺>との兼ね合いや先攻時に使い辛い点を考慮し、2枚の採用にとどめました。
エンペラー・レルム...1枚
このデッキは打点不足がネックとなっているため、このカードの存在は貴重ですね!
ただし、<大嵐>、<邪神の大災害>といった魔法・罠の全体除去とは相性が悪いです。
また、重ねて引いても弱くなってしまうことに加え、<傲慢な壺>とも噛み合いが悪いです。
そのため、1枚の採用にとどめました。
大嵐...1枚
相手の伏せカードを気にせず攻撃できるようになる他、<才賢帝ヴィルヘル>の効果で相手の本命を割りやすくすることもできます!
他のレジェンドカードとも迷いましたが、シナジーを考慮して今回はこちらを採用しました。
【罠】5枚
ノーバディ・スキャットシーフ>...2枚
このデッキは盤面のカードをガンガン増やすタイプではないため、高速でライフを取られるとツラいです。
そのため、このカードでドロー強化しつつ、ライフを守る動きが強いと感じました。
<シードラゴン・ナイト>で割られにくくするため2枚の採用にとどめています。
ライステラス・クライシス...2枚
<火雷神サンダーボールド>や<グランド・エクストリーム>、<潜入開始>、<ミラーリング・ワイバーン>など使われた際、相手の展開を潰します。
ただし、相手の盤面を減らせない点と、フュージョン召喚、マキシマム召喚に対しては打てない点に注意しましょう。
発動タイミングを選ぶ点と<シードラゴン・ナイト>対策を考慮して2枚の採用としました。
魔法の筒...1枚
2〜3ターンかけて勝つかたちになるため、このカードで相手ライフを減らせることには大きな意味があります。
また、セブンスF、サイバー、マキシマムといった高打点で攻めてくるデッキが増えることを予想し、一発逆転を狙えるケースも増えたと考えています。
今後価値の上がる1枚として採用しました。
4.各デッキとの相性
帝は罠型デッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(ドラゴン、戦士など) 相性:○有利
相手が表側表示でモンスターを並べてくれると、<星帝エストローム>や<マッドレア・アクエラ>の的が増えて嬉しい限りです!罠で相手の攻撃をいなしつつ、返しのターンで盤面を除去しながらライフを取っていくのが勝ちパターンです!
罠の採用も少ないことから、反撃をくらう可能性も低いですね。
そのため、こちらが有利と判断しました。
罠型デッキ(エクスキューティー、竜魔など) 相性:△五分
帝テーマはメインギミックで罠対策がほとんどありません。強いて言えば<才賢帝ヴィルヘル>で破壊できますが、相手の盤面に罠1枚という状況でないと狙って破壊することができないため、かなりタイミングが限定的です。そのため、罠破壊耐性を付与するカードか魔法・罠カードを破壊するカードを採用する必要があります。
今回で言えば<ゴースト・サイクロン>がそれにあたりますが、2枚の採用なのでそこまで使う頻度も多くないでしょう。
一応、<シードラゴン・ナイト>と<賢帝ヴィルヘル>によって罠をチェックしてから行動することは可能ですが、仮に<聖なるバリア -ミラーフォース->が見えた場合などは動けなくなります。
罠を踏むにも手数に限りがあるため厳しいです。
こちらの攻めと相手の罠の用意どちらが勝るかの勝負になるため、相性は五分と判断しました。
ただし、このデッキはエクスキューティーに対しては滅法強いです!
コンボデッキ(蒼救、アビスなど) 相性:×不利
相手のフュージョン召喚、マキシマム召喚が成立してしまうと非常に厳しいです。効果破壊でどうにかするには<才賢帝ヴィルヘル>か<雷帝ザボルグ>になりますが、効果破壊耐性持ちですとほとんど詰みの状態です。
早期決着が得意なタイプでもないため、相性は不利と判断しました。
5.最後に
今弾では<雷帝ザボルグ>でしたが、他の帝カードも今後登場する可能性がありますね!また、守備力1000のモンスターが登場するたびに強化されるテーマでもあります!
エクスキューティーのように、新パックで強化パーツが来る可能性もあります!
現時点で既に高いポテンシャルを持つデッキですが、今後の活躍にも期待ですね!
これからも色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう! カマクラルでした。
- Twitter @yugiohbar