いよいよ12弾が発売されましたね。
一発目のWPSに出てきましたが、筆者はベスト16止まりでした・・・
1日の対戦成績が5-1と書くと良さそうに見えますが、運で拾ったゲームも多く、あまり満足いく結果ではありませんでした。
優勝は爾改で、ざっと見たデッキ分布も11弾環境から大きな変化はありませんが、紅蓮遊月が準優勝したそうで、どんなレシピなのか非常に興味があります。
さて、12弾発売直後でも公式からは更なる最新情報が出ており、今回はその中でもウィクロス専門誌「カードゲーマー」の付属カードをご紹介します。
そのカードとは、こちらです!
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PR バニラ・スクランブル |
アーツ 白1 | |
【メインフェイズ】【アタックフェイズ】 以下の2つから2つまで選ぶ。選んだ数が2つの場合、このアーツを使用するためのコストは無2増える。 (1)あなたのデッキから能力を持たないシグニを3枚まで探して公開し手札に加える。その後、デッキをシャッフルする。 (2)あなたの手札から能力を持たないシグニを好きな枚数場に出す。ターン終了時に、それらをトラッシュに置く。 |
バニラシグニに活躍の機会を与えるという珍しい1枚です。
バニラは既に時代遅れのように思えますが、最近タマにパワーダウン対策としてラウンドが投入される傾向にあることを考えると、パワーが高いバニラシグニが活躍することが出てくるかもしれませんね。
どのデッキに入れようかと考えたところ、まずは植物緑子に2にバニラ植物を入れるという案を思い付きました。
しかし、カーノが圧倒的に強い点、エナチャでバニラが落ちるとデッキ内に残らない可能性が高いためイマイチだと感じました。
次にタウィルです。
ルリグ効果でデッキに戻せるためデッキ内にバニラ天使を維持しやすい点、展開効果を使用した後に落ちた天使がルリグ効果のコストに使える点、サーチしたバニラ天使を切って5タウィル効果で守れる点等、相性が良い要素が多いです。
これは実戦レベルで使われるのではないかなと思っています。
後、フォロワーの方からはアヴェンジャーの弾をサーチするという案をいただきました。
他にも使い道はありそうですし、なかなか面白い1枚だと思います。
今回は別のデッキ案をご紹介します。
タウィルはアイデアとしては綺麗ですが、構築自体にあまり面白味を出せそうにないと思い、違うデッキにしました。
不慣れなデッキで枠に収めるのに苦労し、実際に回るかも不安ですが、少しでもご参考になる要素があれば幸いです。
◆デッキレシピ
・ルリグデッキ
0-1 バニラタマ
流星の巫女 タマヨリヒメ
火銃舞 タマヨリヒメ之参
金木犀の巫女 タマヨリヒメ
黒点の巫女 タマヨリヒメ
モダン・バウンダリー 1
バニラ・スクランブル 1
ウトゥルス・チェイン 1
クトゥル・コール 1
・非LB
探求の思想 ハニエル 4
コードアンチ ヘンジ 4
アイン=ガス 2
サーバント O2 2
やり直しの対話 ミカエル 2
コードアンチ アステカ 1
忘得ぬ幻想 ヴァルキリー 2
羅植 スズビラ 1
コードアンチ マズフェイス 1
コードアンチ パルベック 1
・LB
出弓 ボウ 4
アイン=ダガ 4
サーバント O 4
運命の左糸 クロト 1
原槍 エナジェ 1
先駆の大天使 アークゲイン 2
聖火の祭壇 ヘスチア 2
真天使の未来 ガブリエルト 1
コードアンシエンツ ヘルボロス 1
今回は黒点タマでした。
ウリューさんのお株を奪うのは気が引けましたが、自分が先につまらないレシピを紹介しておき、後日本家にご解説いただくとしましょう(無茶ぶり)
◆キーカード
《バニラ・スクランブル》
今回のメインカードです。
黒点グロウ前の防御に使います。
単に守るだけではなく、展開したバニラをそのままトラッシュに落として黒点のグロウ促進に繋げることができるのがポイント。
なかなか生じるパターンではないでしょうが、3面空きの状態から3体サーチ→3面展開とすると、無のエナコスト(2)+3面展開したシグニ(3)=5枚分黒シグニをトラッシュに落とすことができます。
出したシグニが殴られてエナに行くとトラッシュが増えないため、過信は禁物ですが・・・
後はマズフェイスの弾をサーチするという使い方もできます。
3体サーチし、うちアインガスは場に出し、残ったヘンジは次のターンにマズフェイスで投げるという使い分けもできるため、3面空けの場面でしか使えないということはありません。
《ウトゥルス・チェイン》
黒アーツではアズマが圧倒的に強いですが、エナコストが重いのが気になります。
ガブリエルトの存在からこのデッキは早めにアーツを4枚使い切りたいため、アーツの軽さも重視したいところです。
このアーツはアズマより1エナ分軽いだけではなく、チェインで後続の《クトゥル・コール》のコストを無1に軽減することができます。
基本的には回収効果で詰めのパーツを集めるために使用します。
《羅植 スズビラ》
ヴァルキリーからサーチして出せ、白黒宣言でほぼ確定の1アド、運が良ければ2アド稼げる強力シグニです。
今回は火銃舞→金木犀のルートなのでそのまま金木犀のグロウコストに使えます。
銀幕→天空のルートと悩みましたが、銀幕を使わずともハニエル→ミカエル→ヴァルキリーのルートを実現しやすい点、4グロウ時にマズフェイス、エナジェといったキーカードをサーチできる点を評価しました。
この辺りは本家ウリューさんにお聞きしたいところです。
《出弓 ボウ》
タマでは採用率が高く、特にコメント不要なカードですがデッキの構築方針にかかわる1枚なので取り上げてみました。
このデッキではLv1の枚数が24枚と非常に多いです。
まぁバニラ軸なので必然ですね。
一般に黒点タマのLv1の採用方針としては下記の2通りが考えられます。
1.ダガを投げまくるから盤面を維持するためにも下級を多く採用するべき
2.ハニエルで手札事故を回避できるから下級を削り、上級シグニを増やしても問題ない
この辺りも本家ウリューさんにお聞きしたいところですが、今回はバニラ型なので1とならざるを得ないです。
元々のLv1の枚数が多く、ボウのヒット率も高いことからダガを投げつつもきちんと盤面を維持するという戦い方になるでしょう。
《真天使の未来 ガブリエルト》
今回のキーカードその2です。
有名なガブリエゲイン天使3面ショットです。
ショットといってもやることは単純で、「チェインで天使2枚を回収し、ガブリエルトを含む天使3面を並べて殴るだけ」です。
下記理由から、特に黒点とは相性が良いです。
1.アークゲイン、AMSといったガブリエルトの除去に耐性を持つシグニを黒点効果で除去できる
2.暴風等で耐えられた場合でも、返しに黒点エクシードで防御することで再び天使3面アタックを仕掛けられる
2は特に黒点ならではで、アーツを4枚使用した状況ではアーツによる防御はできませんが、防御能力を持つルリグなら万が一の返しの備えもバッチリです。
単純なショットキルながら、相手にするとなかなか厄介な気がします。
ガブリエルト自身がさりげなくΛエクシードの耐性を持っていることも評価できます。
いかがだったでしょうか。
ガブリエルトという強力な詰め手段を手に入れ、黒点タマが活躍の時を迎えるかもしれません。
これを機に筆者と一緒に黒点デビューしてみませんか?
それではまた(^^)/