ウィクロスが強くなるにはどうすればいい?夢限少女杯ランカーに取材してみた!【後編】 | WIXOSS|ウィクロス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

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ウィクロスが強くなるにはどうすればいい?夢限少女杯ランカーに取材してみた!【後編】

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by からばこ

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夢限少女杯ランカーに取材してみた!【後編】
中編はこちらから
好きなルリグを勝たせるには?
からばこ:環境で結果を残すルリグが強いのは分かりますが、自分が好きなルリグがそうであるとは限りません。僕も【まほまほ】はとても好きですが、なかなか苦労しています。好きなルリグで勝つために、構築やプレイングで心がけることはありますか?
しみずき:ディーヴァセレクションのセンタールリグは、一部強すぎるルリグもいますが、一定の査定を基準にデザインされている印象です。勝てないのは環境に合っていないからなのかもしれませんが、それ以上に、そのルリグに固執し過ぎているのかもしれません。「そのルリグで勝ちたい!」という気持ちにとらわれすぎて、本当に強いデッキやルリグの動きや戦略を知らないのではないでしょうか。
勝てるノウハウを知らないでデッキを組むと、デッキとしてのまとまりが悪くなりがちです。好きなルリグを勝たせたいのであれば、既に勝っているデッキの性質や構造を知って、好きなルリグに取り入れるのがいいと思います。


46熊:何より、まずは好きなルリグの勝利報告を探しましょう。セレモニー優勝とまではいかずとも、少なくともデッキとしてまとまっているものが見つかるかもしれません。「どうせ勝っていないでしょ」と諦めて、探しすらしていないのは違います。


しみずき:【ダッシュヒラナ】なんて、当時結果が残っていないルリグが花開いた良い例ですよ。防御面数0でここまで強いルリグはなかなかいません。好きなルリグを引っ張っていくために、まずは自分自身の経験値を増やしましょう。


からばこ:【ダッシュヒラナ】の基盤を花代に転用した【ダッシュ花代】とウィクロスパーティーで当たりました。ルリグデッキは【ダッシュヒラナ】そのままで、メインデッキは宝石系のシグニが中心。<火露炎 花代・参>の起動能力で、リソースとシグニの火力も担保したデッキでした。劣化なんてとんでもない。ヒラナとは違った強みを持った、良いデッキでした。

強いデッキを使っているのに勝てない......。どうして?
からばこ:WIXOSSBOXを運営していると「入賞したデッキを回しているのに勝てない」という声をよく聞きますが、どう捉えますか?


46熊:一番いいのは、そのデッキを作った人に回し方を聞くことでしょう。オールスターの話ですが、僕が使っている【創世マユ】は、結果を残したプレイヤーに色々と聞いて、自分好みに調整していったんです。LBなしのサーバント枠が、<忘得ぬ幻想 ヴァルキリー>でサーチできる<サーバント T2>ではなく<サーバント Q2>になっている理由は、本人に聞かないと分かりませんでしたね。


しみずき:足りないものが2つあります。1つはそのデッキへの経験値と理解。例えば、なぜ<チョウウン>や<キョウシュウ>ではなく<トキユキ>なのかは、使った本人でないとわかりません。もう1つは、デッキの構築そのものが古い。入賞した時点でそのデッキは過去のものになっているから、そのデッキを使っている時点で遅れています。使用者は「優勝したけれど次はここを変えよう」と思っているかもしれません。今後開催されるセレモニーで、使用者がアップデートしたデッキと、結果を残した過去のデッキが対戦して、後者が勝てるのか?ということです。
46熊:でも、結果を残したデッキを回すのは強くなる近道です。負けたとしても、どうして負けたかがわかれば、対戦した時にその弱点をつけるし、自分がデッキを組むにあたっても対策になります。


しみずき:別のゲームの話題になってしまいますが、僕は最近「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」のオンライン対戦を始めました。強い人が公開しているレンタルチーム(※)を使うんですが、ポケモンのことを知らずにたくさん負けています。サーフゴーにでんじは(※)撃って「あれ、効かない!?」ってなっちゃうんですよね。強いパーティーを使っても、やってはいけないことをやって負けてしまう。それと同じでしょう。

(※)レンタルチーム:他のプレイヤーが育てたポケモンたちを借りる機能。借りたチームはオンライン対戦などで使用できるが、自分のポケモンになるわけではない。
(※)サーフゴーにでんじは:「サーフゴー」というポケモンは、「おうごんのからだ」というとくせい(ポケモンが持つ特殊能力)を持っており、相手からの変化技を受けない。「でんじは」は、相手を「まひ」状態にする変化技なので、サーフゴーに無力化される。サーフゴーのとくせいを知っていればでんじはを使わないが、知らないと撃ってしまう、という話。

「負けて覚えて」とは言うけれど......。
からばこ:「負けて覚えて強くなろう」とよく言われますし、私も言います。負けをどう、成長の糧にしていますか?


しみずき:「サーフゴーにでんじは」で負けるのは、サーフゴーにでんじはが効かないことを知らない、自分の「無知」ゆえです。ウィクロスではその無知に気が付きにくいかもしれません。やってはいけないことを知らずしらずのうちにやって負けている。でも、それを知る機会がないから、また繰り返して負ける。負けて覚えられる環境があるのは恵まれています。


46熊:サーフゴーにでんじはを打つと、「おうごんのからだで効果がないようだ」と表示されるから気が付けますが、ウィクロスに限らず、カードゲームでは表示すらされませんからね......。強い人に指摘してもらえれば良いですけれど。
例えば、先攻1ターン目で手札にレベル1が<サーバント#>1枚しかない状況で、その<サーバント#>を場に出すプレイヤーもいます。その<サーバント#>を出さずに持っておけば、受けるダメージを1点減らせるのに、です。
しみずき:デッキを紹介する記事はあっても、そういう基本のプレイングを発信した記事は少ないですよね。強くなりたい人が、ウィクロスの基本を学ぶ場所が少ない。これは僕たちのような、コンテンツを発信する側の責任でもありますが。


46熊:強い人が当たり前に、無意識のようにやっていることを、改めて伝えることは大切かもしれません。


からばこ:ところでお二人は、プレイヤーが発信するウィクロスに関する記事や動画をどれくらい読んで見ていますか?


しみずき:かなり見ていますよ。セレモニーの結果も遊々亭の記事も、ツイッターで流れてくる記事もしっかり見ています。新しいアイディアやひらめきが見つかることも多いですからね。そのアイディアを自分のメソッドに落とし込めば、もっと強いデッキが組めるだろうという自信もありますから。自信だけあっても、アイディアを思いつかないと意味がないので、しっかり見ています。


46熊:自分もなるべく読むようにしています。自分が考えていないことを知ることができますし、自分が記事を書く以上、読まれるのはやっぱり嬉しいですし、「このデッキ面白そう」とか言われるとなお嬉しい。探して何か見つかれば得ですし、見つからなくても損ではありませんから。


からばこ:私も流れてくるものは全部見ていますし、WIXOSSBOXの更新の際は、デッキにしっかり目を通します。そもそもそういう目的でサイトを始めましたからね。

強くなったら「生きている実感」が味わえる!
からばこ:「強くなりたい!」と言いはするものの、実際に強くなったら、どんないいことがありますか?
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46熊:勝つことが全てではないですが、やっぱり勝つと楽しいし、もっと勝ちたいと思うようになりますね。遠征だってしたくなる。
強くなると強い人と対戦した時に物怖じしなくなるし、強い人との関わりが増えて、友達がどんどん増えます。カードゲームを通して自分はたくさん友達を作りたいし、実際にたくさん友達ができました。


しみずき:これめっちゃ語りたいんですよ。強くなると、夢限少女杯本戦に出られる。ディーヴァグランプリの決勝トーナメントに出られる。そうなると何が得られるって、ずばり「生きている実感」ですよ。大型大会の重要なバトルの前の、あの意味不明なひりつきを一度味わったら、もう戻ってこられない。エンドルフィン(※)が脳内でドバドバですよ。
僕はもう、ウィクロスパーティーやウィクロスセレモニーではそれが感じられなくなってしまいました。だんだん耐性がつくんでしょう。ディーヴァグランプリや夢限少女杯になると、やっと出始める。あのひりつきをもう一度味わうために、強くなるし、勝利を目指す。
カードゲームをやっていて、そのひりつきを味わえないのはもったいない。ぜひ味わってほしい。

(※)エンドルフィン:脳内から分泌されるホルモンの一種で、分泌されると鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られる。「幸せホルモン」「脳内麻薬」とも呼ばれる。


からばこ:振り返れば私が一番嬉しかったのって、人生で初めてウィクロスパーティーで優勝した時かもしれません。あの時もらった<アーク・ディストラクト>は、今も大切にしています。またあの喜びを味わいたいなあ......。

「その先で待っているぜ」「たくさんバトルしましょう!」
からばこ:たくさんお話を伺わせていただきましたが、改めて最後に、読者の皆様に一言ずつお願いします。


46熊:強くなりたい人は、たくさん対戦してほしいです。リアルでもリモートでもいいので、たくさん対戦しましょう。
2022年の5月にウィクロスを始めたプレイヤーがdiscordの「ウィクロス集会所」にいるのですが、ほぼ毎日対戦募集をしていて、どんどん強くなっています。セレモニーでも準優勝しているので、優勝も時間の問題でしょう。やる気に満ちた人は、集会所でも自分のツイッターでもいいので、遊びに来て、どんどん対戦して、一緒に強くなりましょう。


しみずき:「自分がウィクロスの環境を作るんだ!」という気概を持ってほしいですね。
ウィクロスは環境の変化が遅いので、既に出た結果が最適解ということはほぼありません。自分が一歩先に行く、という気概が実りやすいカードゲームです。すでにあるものが結果だと思わず、答えを追い求めることが、勝つために大事です。環境の一歩先で、皆様を待っています。


からばこ:ありがとうございます。私も最後に伝えるとすれば、間違えることを怖がらないでほしい、ということでしょうか。失敗は悪いことではないですし......。きっとお二人もここまで強くなるまでに、たくさん負けてきたのでは?


46熊:セレモニーで負けた翌日は自分が負けたデッキを使って、「なんで負けたんだろうなあ」ってやってますよ。


しみずき:ディーヴァグランプリ4thの予選で早々に負けたこと、忘れられないですね......。次は勝つ!


終わりに
「ターン数で数える」「強いルリグの性質を理解する」「デッキに要求を盛り込む」「環境の一歩先へ」
強くなるヒントを多く得られた、充実の2時間でした。取材を終えて記事を書きながら、「早くデッキ組みたい、バトルしたい!」とモチベーションが沸き立っています。強くなるぞ!

読者の皆様も2人の言葉の中から、強くなるヒントを見つけられたら嬉しいです。
ウィクロスパーティーやセレモニー、グランプリなど、目指す場所は違うかもしれませんが、一緒に強くなっていきましょう。

取材に応じてくださったしみずきさん、46熊さん、誠にありがとうございました。
読者の皆様もここまでお読みいただき、ありがとうございました。本年も遊々亭をよろしくお願いします。

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