「ターン数」を心がけよう!
からばこ:環境の捉え方の他に、実際のバトルの中で、強いプレイヤーに共通する傾向はありますか。しみずき:ディーヴァセレクションに限った話でいうと、自分のゲーム数のターン数を理解して、やることをやり、やらないことをやらない、を正しく選べるか、でしょうか。強いプレイヤーが共通して持つ傾向です。
からばこ:ターン数、ですか。
からばこ:しているかもしれない......。このターンアシストルリグを使って生き残っても、次のターンに相手のライフが多く残っているから、どう頑張っても勝てないのに、「負けちゃう!」って焦って、アシストルリグに乗っちゃう、みたいな。どうしても「このターン」だけで見てしまうかも。
しみずき:3ターン目くらいでその逆算が出来る人は強いです。ターン数に加えて、デッキの残り枚数もきっちり見ているプレイヤーもいる。夢限少女杯準優勝のぽっきー選手はその力が強く、だから<ウリス・アフリクト><ウルトラスーパーヒーローズ>などで、リフレッシュに入れるタイミングが絶妙です。
忘れてほしくないのは、「あと何ターンゲームを続けて、後何点取らないといけない」という先読みの力があっても、デッキに要求できるカードがなければ意味がない、ということです。だからきちんと点要求ができるカードをデッキに入れましょう。これが、「ダメージレースが大切」という話に繋がります。
しみずき:僕がディーヴァセレクションで強くなったきっかけのバトルがあります。
相手のシグニアタックで、「相手のシグニ1体をバニッシュする」というライフバーストが発動した時、「アタックを終えて、ダウンしたパワー8000のシグニ」と「ライフクロスへのアタックを控える、アップ状態のパワー3000のシグニ」のどちらをバニッシュするかを選ぶ状況になりました。
普通ならアタックを控え、1点取られるパワー3000のシグニをバニッシュしますが、僕はそこで踏みとどまって、「ここで8000のシグニをバニッシュしないと、ダメージレースで追いつけないな」と判断し、8000のシグニをバニッシュしたんですね。そのゲームは最終的に相手のライフバーストで負けてしまいましたが、もし3000のシグニをバニッシュしていたら、8000のシグニを処理できず、ライフバースト勝負の土俵にすら立てませんでした。これは自分が1段階強くなったバトルで、そこから「ターン数」を心がけるようになりました。
ダメージレースの考え方は非常に大切です。その考えを実行に移すために、メインデッキに点を取れるシグニを入れないといけない。「3点取りたいけれど、そのカードが入っていない」のであれば、構築から見直します。とにかく点を取れ、3点取れ、ですね。
レベル3で一度立ち止まろう!
からばこ:ターン数を考えるにあたって、実戦で心がけていることはありますか?毎ターン「あとどれくらい」と考えるのは難しいかもしれません。しみずき:センタールリグがレベル3にグロウしたタイミングで、一度立ち止まりましょう。お互いの残りライフクロス、残りのアシストルリグ、手札やトラッシュのサーバントの有無を確認し、そこからどうすれば相手のライフクロスを削りきり、最後の1点を入れられるのかを考えます。それが無理なら、どうすれば自分は「追加の1ターン」を得られるのか。この2つを考えた時に、どちらに勝算があるのか。3にグロウして、「どうしようかな」と考えますね。
46熊:デッキを作った段階で「こう動きたい」という理想があると思いますが、ライフバーストの有無やドローの良し悪しで、その理想と現実にズレがあると思います。「サーバントが引けなくて思ったよりライフクロスが少なくなってしまった」「相手のライフクロスが全く発動せず、結構攻められているぞ」などでしょうか。そのズレも考慮して、レベル3にグロウした段階で、どう攻めていくかを決めていきたいです。
からばこ:ハンデスはどう考えればよいですか?
後編へ続く(好きなルリグで勝つために、デッキ構築で重要なことって?)