1.『はじめに』
どうも、ハリューです。12月からは新シリーズ「ディーヴァセレクション」がスタートし、3人のルリグと共に戦う新システムが導入されるとか。
そんなウィクロスの転換期を前にキーセレクションの集大成として、今回から改めて各ルリグのデッキ紹介をしていきたいと思います。
どうやってデッキを作れば良いか分からない方や、これから始めてみよう!という初心者の方にも参考にして頂けるように、そのルリグのデッキタイプの魅力を伝えていけたらな、と思います。
過去の記事と重複する部分も有るかと思いますがより深く触れていければと思っていますので、是非最後までよろしくお願いします。
2.『ルリグ紹介』
にじさんじのルリグの特徴として「美兎」「楓」「凛」の3パターンのグロウ先が有り、グロウ先によって戦略が変わってきて一粒で三度美味しいルリグとなっています。その中から今回紹介するのはバウンスやサーチを得意とする白のルリグ「月ノ美兎」です。
また、にじさんじは順当にデッキを組んで行けばデッキ内に強力なライフバーストを持つカードを採用しやすく、初動のサーチでデッキの中身を確認出来るため、ライフバーストをゲームプランに組み込みやすく、見た目以上の防御を発揮できます。
3.『デッキレシピ』
LB
計20枚
非LB
計20枚
4.『戦い方』
にじさんじはレベル1〜3までは3タイプ共ほぼ共通の動きで、レベル4のグロウ先の違いでそこからの動きが変わってきます。序盤(レベル1〜2)
このデッキではルリグデッキに<ファイト・ゴースト>、メインデッキに<コードVL 戌亥とこ>と優秀な初動となるサーチカードが採用されています。初期手札5枚の内にレベル1〜2の低級シグニが居なくとも、これらのカードを使い序盤の盤面を作っていける為、事故負けが起こりづらいデッキタイプとなっています。
なので、まずは最初に<ファイト・ゴースト>を使用し<とこ>等をサーチして手札を整え、ついでにこのタイミングでデッキの中を確認出来るので、自分のライフクロスを把握しておきましょう。
レベル2にグロウ後は<コードVL 戌亥とこ><コードVL リゼ・ヘルエスタ><コードVL アンジュ・カトリーナ>の盤面を作って行きましょう。
理由としては、相手にアーツで防御された際、仮に正面が空いた場所に<アンジュ>が居るとそこを1面止めるだけで2点分の防御をされてしまい、対して正面が埋まった場所に居ればそこをアーツで止めても1点分しか止まらず、比較した際に1点分の差が生まれる為ですね。
アタックする順番は<アンジュ>を最後に回すのがベストです。
理由としては、<とこ><リゼ>はアタックの際にリソース+1の効果ですが、<アンジュ>はコストで-1して1点なので、先にリソースが伸びる方からアタックする事で、仮にライフバーストで除去を踏んだ際<アンジュ>で先殴りした際よりリソース面での損失が少なく済みます。
中盤(レベル3〜)
基本的にはレベル3ではレベル2と同じ盤面を目指してOKです。別パターンとして<アンジュ><アンジュ><リゼ>のリソースを吐いてでも点数を多く通す盤面や<リゼ><リゼ><アンジュ>のエナを伸ばす&シグニ耐性の固い守りの盤面。
と、この辺りの派生の盤面は使う場面も多いかと思います。
終盤(レベル4グロウ〜)
レベル4グロウ直後のサーチ効果はシグニなら何でもサーチ可能です(サーバントもOK)
ちなみにこのキーのバニッシュ効果は"2体まで"なので、慣れてくると相手のエナゾーンと自分のライフクロスの枚数、登録者数の兼ね合いで、相手にエナを与えない為にキーを貼ったのにあえてバニッシュ対象0体で処理し、<コードVL 物述有栖>のバウンス除去を使ったりします。
にじさんじには<コードVL える>や<コードVL 御伽原江良>、<コードVL 鈴鹿詩子>の様な詰めに強い耐性持ちやメタ効果を持ったシグニが多いので、詰めでは相手に合わせてこれらのシグニを適時サーチして盤面を作っていきます。
5.『キーカード紹介』
ルリグ1~4
個人的には<コードアート T・P・S>と<アンジュ><リゼ>を絡めて盤面を作る場合が有るので、レベル3はリミット7推奨です。
別の選択肢としてレベル1のエナチャージとレベル3リミット6ドローと有るので、自分のスタイルに合わせてお好みで調整出来ます。
レベル4はグロウ時とゲーム1効果でサーチが2回できて手札キープがしやすく、ゲーム1効果のトラッシュ送りもエナを与えない除去で美兎のバウンス戦略と噛み合っています。
登録者獲得がルリグアタックを必要としている為<ジャイアント・キリング>の様なルリグダウン凍結に弱い点は注意です。
美兎サポーター 凛&楓
このカードは滅茶苦茶に強い分エナ消費が重い&色拘束がキツくなっているので、美兎ではメインデッキに<T・P・S>を多く採用できません。
この辺りの差異で楓とは若干メインデッキが変わってきます。
戦い方の項目で少し触れたように、貼ったタイミングでバニッシュを0〜2体選べる為、相手の状況をよく見て、自分の手札とも相談しながら"バニッシュせずにエナを与えず戦う"事も選択肢として頭に入れておくと勝ちを拾える試合があると思います。
また、にじさんじミラーマッチの<有栖>等相手がバニッシュ耐性を持つ場合、このキーはタイミングを見て早めに吐いておかないと後々ケアされ最大限のパフォーマンスを発揮できなくなる為、注意が必要です。
ハイマット・レイ
別の択として<ダブル・チャクラム>が有りますが、<ハイマット>のメリットとしては、
- 効果無効で耐性貫通やアタックトリガーへの防御
- レベル4も止まるダウン効果
- トラッシュ回収効果でサーバントや次の攻め札へのアクセス
- イラストがにじさんじではない
- 中盤で少し撃ち辛い
- ルリグ耐性持ちは止まらない
ルリグ耐性を簡単に付けてくるのがそもそも『優羽莉』くらいであまり気にならなく、<ハイマット>は最大防御面がダウンで1効果無効で1サーバント回収で1と最大3点分の仕事をする為、柔軟性とカードパワー両面で優秀なこちらを採用しています。
マスト・ハイド
11弾「リンカーネイション」以降ルリグアタックを止められるカードの需要が増した為、後半にルリグ止めが出来るこのアーツの評価も少し上がりました。
エナコストも軽く、中盤から終盤まで撃ち分けられる使いやすいアーツです。
ドリーム・トライアングル
- バニッシュ
- ダウン&1ドロー
- 2体能力無効
にじさんじなら計3エナの軽減コストで撃て、『月ノ美兎』は自身の常時効果で赤と青のコストを自由に払える為、撃ちやすさも◎
相手の盤面次第ではバニッシュ+2体能力無効で3点分の防御も期待できるので、是非狙っていきたいところです。
最近では耐性持ちのシグニも増えてきたため、防御手段を「バニッシュ」「ダウン」「アタック出来ない付与」「能力消し」と散らせる様に意識してアーツを選択しています。
ファイト・ゴースト
後手番では先手番よりも10万多く登録者を獲得出来、実質1ターン分貰ったようなものなので、じゃんけんでの有利不利が付きにくいとも言えます。
サーチ対象を<戌亥とこ>にする事で、そのまま<とこ>の効果でレベル2の<リゼ>や<アンジュ>をサーチする立ち上がりの黄金ムーブをこのアーツ1枚で確実に行える為、ゲーム毎の盤面の再現性を高め、序盤の動きの安定化に大きく貢献してくれます。
小技として<とこ>を手札に1枚持っていて2枚もサーチする必要が無い場面、<とこ>以外のもう1枚のサーチ対象をその試合で使わないであろうレベル4のシグニ(例えばダウンもバウンスもしない対面の<える>等)にして、そのまま<とこ>の効果コストとして捨てる山札圧縮の動きが有ります。
<とこ>+<リゼ>の様なサーチをするよりも、<とこ>+<える>→<リゼ>という風にアクセスした方が山を1枚多く掘れるって感じですね。
コードVL 物述有栖
カード1枚に色んなテキストが詰まっているのでざっくりまとめると、
- 登録者100万でバニッシュ耐性
- 出た時バウンス
- ターン1起動でデッキから場出し
レベル4グロウ以降はサーチや回収を駆使しながらガンガン使って行きましょう。
起動効果はキーのエナコストが重い美兎では使い辛いかもしれませんが、手札維持はしやすい為あまり気にならないと思います。
起動効果はどちらかというとエナ消費が少なく、手札が増やし辛い楓の方が使用頻度が高いですね。
コードVL 椎名唯華
楓では<ひまわり>、凛では<笹木>がこの枠ですね。
アタック時に通常時はレベル3以下を、登録者数100万で何でもをバウンス出来ます。
メインフェイズ面空けの<有栖>とアタックフェイズ面空けの<椎名>で使いわけって感じですね。
注意点としてこの効果は"〜を得る"と書かれたテキストなので、<セレクト・ハッピー5>の様な得ている能力を失わせる効果の対象になってしまいます。
その為、それらのカードの採用が予想される場合は<椎名>2面の様な盤面は極力作らない様にするのが重要です。
コードVL える
主な使い方としては対青デッキ全般へのダウンアーツケアや、対華代に対して<える><える><アンジュ>で盤面を作ってやると<時雨の調 ゆきめ>1枚で盤面を崩せなくなり、<アンジュ>の2000パンプも入っている為、12000以下バニッシュ系のアーツもケア出来ます。
使用場面が限られていてサーチも効くので、盤面に立てる最大枚数の2枚採用に留めています。
コードVL 御伽原江良
蘇生系アーツを貫通できる為、それらが採用されやすい黒デッキ等へのメタカードとして活躍してくれます。
出た時エナチャージも地味ながら染みる1エナという場面もあり、その為だけに出す事も偶に有ります。
こちらも要所で触れば良い為盤面最大数の2枚採用です。
もしどうしても枠を作りたいなら1枚減らしても良いかな?って感じです。
コードVL 健屋佳奈
- 横の低級がバニッシュされても一度だけ帰ってくる
- アタックしてダメージが通らなかったら横をアップ
- トラッシュから蘇生
<アンジュ>と横に並べると非常に相性が良く、<アンジュ>のパンプが<健屋>をパワー以下バニッシュから守ってくれ、<健屋>の効果が<アンジュ>をバニッシュから守る、という相互作用が有ります。
また、蘇生効果も<アンジュ>が対象範囲内なのでこれ1枚で盤面が完成します。
レベル4過多なデッキなので採用は2枚に留めてあります。
回収もサーチも出来るのでメインアタッカー以外は2枚で充分かなって感じですね。
コードVL 鈴鹿詩子
ほとんどのデッキに採用されている<セレクト・ハッピー5>が主な役割対象なので殆どの試合で活躍してくれるでしょう。
他にも<ドント・コール>や<決勝馬焼>など、採用をよく見るアーツ陣に刺さるので、このデッキのメタカードの中では一番使うカードかもしれません。
また、出た時効果で一気に手札が増やせるので、青タマの様なハンデスデッキ対面ではデッキの中に残しておき、ハンデスされた返しにサーチして一気に手札を回復してやりましょう。
こちらも自身で面空けが出来るわけではなく、要所で触れば良い為2枚の採用です。
盾落ちすると困る対面がおおいのでここはあまり減らしたくない枠ですね。
コードVL 戌亥とこ
普通のデッキでは12枚前後のレベル1シグニが採用されるのですが、このデッキでは<ファイト・ゴースト>のサーチで確定で触りに行ける為、このカードだけでOKです。
<ファイト>→<とこ>→<リゼ>or<アンジュ>の流れで序盤〜中盤の動きがこのカードだけで完結している為、デッキのスロットを強力なレベル4のシグニに譲る事が出来、そのお陰でライフバーストが強くパワーの高いデッキになっています。
先手番ならレベル1とレベル2のタイミングで1枚ずつ、後手番なら追加で1枚必要になるので、その辺りを意識してサーチして来ましょう。
コードVL 飛鳥ひな
登録者100万達成の状態で、中央の<有栖>に効果を付与してやるとバニッシュ耐性+連パンの最強シグニが誕生します。
バニッシュを多用する赤デッキへの詰めとして使っていく感じですね。
ここは選択枠になって来るので、推しのライバーのカードを入れたりしても良いと思います。
コードVL リゼ・ヘルエスタ
この効果がめちゃくちゃ強く、速攻デッキ代表格の華代等の序盤からシグニ効果で攻めて来るデッキに対して有利に試合展開を運べます。
<とこ><リゼ><アンジュ>の並びで序盤からアドを稼ぎながら堅い壁にもなってくれる、にじさんじデッキを使う強みの1つです。
今回は4枚採用していますが、<とこ>の効果でサーチ出来る為、枠を作りたい際は3枚までは減らせる枠です。
コードVL アンジュ・カトリーナ
序盤は盤面を踏まれづらくしてくれ、終盤の詰めではレベル4パワー12000のシグニを14000まで引き上げる事で、<焼風水月>等の12000以下バニッシュ系のアーツをケアする様な使い方が出来ます。
バニッシュされては困る<詩子>や<御伽原>の様なメタカードを守る役割ですね。
こちらも3枚までは減らしても良い枠ですが、<リゼ>と<アンジュ>どちらかを削る場合は<リゼ>を優先して減らしています。
理由としては、終盤まで役割のある<アンジュ>に対し<リゼ>は序盤の役割に寄っている為ですね。
コードアート T・P・S
効果は手札とエナの電機のシグニを交換するというもので、強力メタカードを複数種採用しているこのデッキと相性の良いカードです。
<健屋>から蘇生も出来る為、合わせて終盤の詰め盤面の形成に役立ってくれます。
ただ色が緑のシグニなので、<美兎サポーター>の様な色拘束の強いキーを採用しているこのデッキでは多く採用すると事故要因となる為、今回は2枚の採用に留めています。
サーバント 9枚
レベルを散らす理由としては、華代の<炎真爛漫>ケアとして、サーバントのレベルをバラバラに散らしています。
公式の構築済みデッキでは8枚のサーバントですが、キーセレクションではガード一回の重みが大きいので、自分は少し多めの9〜10枚採用する事が多いです。
デッキを調整する際は8〜10枚の比率で自分好みに合わせていくのが良いと思います。
6.『デッキ改造のポイント』
このデッキを改造する際のオススメカードと、差し替え枠候補を紹介していきます。ビカム・ユー
グロウして先手後手を入れ替えるカードです。
<ファイト・ゴースト>が後手番で10万多く登録者を獲得出来るのを利用し、このカードと合わせて速攻で100万を目指す形。
登録者数100万達成でルリグのゲーム1効果をフルパワーで使える為、速さを求める人にオススメ。
アーク・オーダー
ルリグに連パン効果を付与するスペルです。
月ノ美兎がルリグアタック時に登録者を獲得する為、このカードで連パンを決めて一気に100万を目指そうという作戦。
採用する際はLB枠の都合上2枚ほど入れる形になると思います。
コードラビリンス アトラン
<白タマ>の「イノセンス」下で<トライアングル>を撃つ為に、メインデッキに青いカードが欲しい人向け。
<有栖>効果でバウンスした後、<アトラン>の起動効果で手札をデッキに戻しぐちゃぐちゃにしてしまうというコンボが出来ます。
採用するなら1枚だけを美兎のルリグ効果でサーチしてくる形になると思います。
コードVL 魔使マオ
こちらは電機のクラスを持つ青いカード枠です。
効果自体は手札を切ってエナチャージなので、タイミング次第では使用する機会もあると思います。
このカード自体が"レベル2"の"電機"なので<とこ>や<T・P・S>に対応していて、青エナを構えるという役割ではこちらの方が適正が有ります。
採用する際はサーチが効くので1枚でOKです。
推しライバーのカード
[差し替え枠候補:LB有りなら ... <詩子><御伽原>
LB無しなら ... <飛鳥ひな><リゼ>]
にじさんじファンなら当然推しライバーのカードを御守りとして1枚だけ入れたい!という人も多いはず。
なるべくデッキの大枠の動きに影響しないように、差し替え枠候補をチョイスしてみました。
好きなライバーと一緒にバトルしてモチベーションを上げていきましょう。
7.『まとめ』
というわけで、今回はにじさんじから『月ノ美兎』のデッキ紹介をさせて頂きました。新シリーズまで大会も少ない中ですが、ブログの更新が皆さんのモチベーションに繋がって行ければ幸いです。
他にもキーセレクションのデッキ紹介を執筆させて頂いていますので、もし良ければそちらもご覧ください。
ブログの内容についての質問はTwitterのDM(@haryu1115)まで送って頂けましたら、回答させて頂きます。
ここまでご覧頂きありがとうございました、それではまた。