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第62話「勝ってミルルンー前編ー」 | WIXOSS|ウィクロス

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第62話「勝ってミルルンー前編ー」

posted

by ねへほもん

どうも~
この前久々のWPSに出てきました。

3月末のチェルモCS以来ですので2ヶ月ぶりです。
最近は忙しさが落ち着きましたし、出る機会を増やしていきたいです。

ご存知の方も居るかもしれませんが、結果はどうだったのでしょうか?


フルコンプ川崎店WPS
使用デッキ:ミルルン

予選
1回戦 ミルルン・ユニオン
2回戦 混沌ウムル
3回戦 四型緑姫

決勝T
1回戦 タママユ
2回戦 2止めウムル
決勝 イオナマユ

優勝しました!!!

以下優勝までの流れを振り返りますが、先に構築を見たいという方は最後をご覧ください。

◆予選
1回戦 ミルルン・ユニオン
途中まで細かなミスを連発し、当初は苦戦模様に。
まぁ自分はスロースターターなので想定の範囲内です。
ただ、ヨクトで相手のスペルを封殺し、枠を5枚フルに防御アーツに割いたことが功を奏し、徐々にライフレースで追いつきました。
最後は逆転し、詰め切りました。

2回戦 混沌ウムル
ヨクトのスペル封殺が大きく、フルハンデス以降は安定してダメージを通す一方、こちらは鉄壁のアーツで守りきり、余裕をもって勝利。

3回戦 四型緑姫
確認していませんが、多分レベル5は入っていなかったかと。
ライフが3点を切ると晩成で殺されるため、必死にライフを維持しようとしましたが、運悪くサーバントが引けず苦しい展開に。
相手はミャオでアタックを繰り返し、ライフをじわじわと削られました。

一方こちらもレベル4に上がってからは盤面を空け、相手のライフも削っていきました。
相手ライフ1、こちらのライフは3という状態で、とあるカードを求めてデッキを残り1枚まで掘り進めた状態で相手ターンに。
ライフが3あれば難なく耐えられそうな状況ですが、実はかなりヒヤヒヤしていました。

まず、こちらの盤面はLBやアーツで2面空けられ、残り1面という状態。
更に再三再四でセイリュベイアを回収され、セイリュベイアベイアの布陣が。
エナは十分ありましたが、青と無色のみで、序盤のミャオアタックから3点ライフを死守するためにドンエスを2枚とも使い切っていました。

それだけなら3点取られて終わりですが、あろうことかデッキを必死に掘り進めた甲斐なくサーバントが手札にありませんでした。
そのまま殴られればゲーム終了。
首筋に剣を突きつけられた気分でしたが、

「アタックどうぞ。」

と平静を装って言ったところ、思わぬ事態に。

2体だけ殴ってターンエンドしてくれました!

返しのターンに1ドローしかできない状態でリフレッシュに入りましたが、命拾いしたころに変わりはありません。
返しのターンにぶん回し、フルハンデスを決めてそのまま殴って勝利。
アーツを使えずサーバントも無い状況にもかかわらず余裕をぶっこいた演技力の勝利でしたw

残りデッキ1枚という不利な状況を作りだしたのも、結果的には相手に殴らないという選択肢を選ばせたことにつながったのでしょう。
かなり危うかったですが、何とか予選突破を決めました。

今回のWPSは予選がA・Bの2つの組に分かれており、決勝Tの1回戦はA組とB組の突破者が対戦することになっていました。
そこで、暇つぶしと情報収集を兼ねてB組を観戦することにしました。

B組には予選1回戦からずっと警戒しており、あまり良くないことですが正直予選落ちしてほしいと願っていた人が1人居ました。
WPS上位の常連という実力・使用デッキがタママユで相性も厳しく、当たると五分にもならないと考えていたのです。

自分の密かな願いをよそに、その人は勝ち上がっていきました。
ついでに他の勝ち卓の情報も収集したところで、予選B組も終了。
悪い予感を残したまま決勝Tへ。

決勝T
1回戦 タママユ
悪い予感は当たるもの。
見事に1回戦から一番当たりたくない人との対戦。
悪夢の30分間が始まりました・・・

ゲームは序盤からアイン=ダガで盤面を積極的に空けられ、予想外にダメージを受ける展開に。
相手が紅蓮タマ効果を使い終わった状態でこちらのライフは1。
次はおそらくマユから特攻を仕掛けると思われるターンを前に、とあるサーバントを探してデッキを再び掘り進めました。
今回はギリギリデッキの下から2番目でサーバントを拾い、またまたデッキが残り1枚の状態で相手にラストターンを渡すことに。

返しに予想通りマユにグロウし、アンサプでリフレッシュに突入させられこちらのライフは0に。
アテナ2連打+モダンで盤面も完全に空けられ、2ターン連撃モードに突入しました。

しかし、この時点で勝ちを確信しました。
相手の盤面はゲイン+天使以外2体。
一方こちらは序盤から攻められたことによりエナが10枚以上。

まず1ターン目を5コスト払ってアイドルで凌ぎ、2ターン目はアンサプでアステカ+ドロンジョを蘇生させ、残り1面をハロー・エフェクトで守りきりました。
そのまま返しのターンに入って勝利。

後編でも解説する予定ですが、個人的に勝因と考えているのは、
「無理攻めを避け、相手にエナを渡さず、自分のエナチャージに専念した」
ことに尽きると思います。

まず、マユの2ターン特攻を耐えきるためにはエナが必要となります。
バウンスでエナを渡さず攻めるのを得意とするタマ相手だと尚更重要です。
3面を2ターン守るのに必要なエナは、
アイドル(5エナ)+ドンエス(2エナ)+エフェクト(1エナ)=8エナとなります。

これを「8エナの法則」とでも呼びましょう。

ドンエスを1枚も使っていない状況下では、ドンエス×2(4エナ)+アンサプ(3エナ)+エフェクト(1エナ)=8エナという場合もあります。
勿論状況によって変化し、今回のようにハンデスでアークゲインを潰せていないケースだとアイドル+アンサプ+エフェクト=9エナです。
8エナを基準とし、追加でどの位エナが必要になるかを考えた上でマユ特攻に備えるのがコツです。

法則といいつつ、実戦では9エナ必要になっているじゃないかというツッコミは無しでお願いしますw

また、無理に動くと自分のデッキの枚数が減り、リフレッシュのダメージが致命傷となる可能性もあります。
今回はかろうじて1枚残せ、相手にアンサプを使わせることでエナを消費させられました。

無理攻めを避けることで相手に無駄なエナを渡さないことも見逃せません。
エナさえあれば相手はこちらのターンでアンサプを使用し、5コストアイドルを封じて動いたり、モダンを連打してアテナをダウンさせず、
ゲインの無敵天使軍団のアタッカーとして使ったりすることも可能でした。
相手の動きを制約したことで相手の選択肢を狭め、活路を見出すことができたのだと思います。

実戦ではNe絡みの1面空けで、空けた面にArを立てて殴って済ますことが多かったです。
これならArをモダンで戻されても効果を再利用できますし、Neをダウンさせるだけなので無駄にデッキを掘り進める心配もないのが強み。

程よく相手にダメージを与え、相手を焦らせて早めの決着を促すのがコツで、ダメージを全く与えなければのんびり戦われてアーツ切れになりますし、
攻め過ぎると反撃用のエナを与えるのが難しいところです。
「生殺与奪」とでも言いましょうか。

正直タママユ相手に必勝法と呼べるものはありませんが、上述したような細かな工夫を積み重ねることで、勝率を高めることは可能です。
エナとハンドが整っていれば、RAINY連打のフルハンデスでゲインを捨てさせるのも有力手段ですが、序盤のエナチャージやライフ埋まりでRAINYが思うように引けないこともあるため、あまり過信はできません。
今回は相手に死に札のアーク・オーラを2枚キープされ、ハンデスを仕掛けたところで死に札を捨てさせるだけで本命のゲインまでは到達しないと考え、フルハンデス作戦は断念しました。

長くなりましたが、鬼門の1回戦を何とか突破しました。
相手がミルルン戦に不慣れであったこと、運良くエナにアステカセットが固まってくれたこと、タマ戦にしては珍しくエナがよく貯まったことなど幸運が積み重なったことによる薄氷の勝利であり、
次に対戦したら勝てるかと言うとかなり厳しいでしょう。

2回戦 2止めウムル
予選3戦・決勝T1回戦の4戦全てでライフのノーゲインを踏ませて勝つという荒業で勝ち上がってきており、周囲から最も警戒されていました。
スペルを潰せ、ロステク連打には比較的耐性のある自分でも、その勢いは警戒せざるを得ませんでした。

相手の先攻で、1ターン目は何も出さずにエンドしてきました。
後攻1ターン目はまだノーゲインを踏んでも安全と見て殴り、3点を削ってエンド。
以降はヨクトにグロウするまで全く殴らず、耐え凌ごうと決めていました。
しかし、こちらが攻めないのならと、ヨクトグロウの直前のターンにロステクを2連打して一気にライフを0にされました。

これには少し焦りましたが、落ち着いてプランを変更しました。
まずは唯一の賭けとして、相手の4枚目のライフを殴って無事ノーゲインを踏まずエンド。

これで相手のライフは3になりました。
以降のターンは相手の場を3面空け、フルハンデスしてガードを封じた上で3面アタックで一気に詰めにかかる作戦に。
そもそも相手はノーガード構築で、ハンドがあってもガードされる可能性は極めて低かったのですがw

3面空けの状態で攻め、もし1面でも防御された場合にはそのターンでは詰めきれないため全く殴らずエンド。
これだと勝負は長引きますが、防御アーツの枚数では圧倒的に勝っているので全く問題なく、相手がリフレッシュでライフを削ってくれる可能性も考慮すると、長引くほどこちらが有利になる一方です。
結局最後は相手が防御を諦め、ライフ3から詰め切って勝ちました。

予想通り、相手のライフの下から2枚目にはしっかりノーゲインが埋まっていました。
用心深く戦った自分の作戦勝ちでした。

決勝 イオナマユ
タママユに比べるとフルハンデスを決めやすく、相手の除去手段はバニッシュが中心であるためエナが溜まって「8エナの法則」をクリアしやすく戦いやすい相手と言えますが、特に後攻の場合はパワーダウンから盤面を空けられ、序盤から大量ダメージを受ける可能性があります。

実戦でも後攻になり、相手がレベル3にグロウした時こちらの場は《羅原 S》の1体のみ。
ただ、ハンドにはきちんとサーバントをキープしていたため、最低限のライフを残すことはできました。

イオナマユ相手には2000ダウン警戒で不用意にレベル1のサーバントを出さないのがライフを維持するコツです。
同じく大量焼きを得意とする爾改戦でも同様。
相手が4にグロウしたターンにはマズフェイスで3面を空けられ、3面アタックからライフは0に。
しかし、このターンに割裂を引かれなかったことが不幸中の幸い。

大量エナをキープした状態でヨクトにグロウすることができました。
相手はマズフェイスから仕掛ける過程でハンドを消耗しており、楽にフルハンデスを決めることに成功。
相手も手札が事故気味で、攻め重視の姿勢だったためこの時点でお互いのライフは0になりました。

大量にエナを残し、消費アーツはドンエス1枚のみという状況で相手のマユ特攻を迎え撃つことができました。
最終ターンに相手はアンサプ2連打で盤面を一掃し、割裂でエナを削りにきましたが、ここはヨクト効果で封殺。
1ターン目は0コストアイドル、2ターン目はドンエス+エフェクトで守り切り、アンサプを残して勝ちきることができました。

ここまでが優勝までの道のりです。
長くなりましたが、途中は苦難の連続でした・・・

構築はこんな感じです。

WPS優勝ミルルン.JPG


次回は、デッキレシピ&各デッキの対策について解説していきます。
それでは後編をお待ちくださいませm(_ _)m

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