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[キーセレクション]【第302話】秘密結社「ウリスブラック」-実戦編ー

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by ねへほもん

タイトルトップ.jpg
【第302話】秘密結社「ウリスブラック」-実戦編ー
どうも、ねへほもんです。
今回は筆者「らしからぬ」記事を書かせていただきます。

キーセレウリスの解説です。

これだけなら以前の記事の続きなのですが、今やウリスはキーセレで環境トップの一角を担っています。
意図してかせざるか、環境外の自作デッキで戦うことが多い筆者にとっては珍しく、今期はウリスを使い込んでいます。
環境でよく見かけるデッキということで、使う側にも使われる側にも一定の需要があると思い、続編の記事を書かせていただきました。
1.ウリスの強み
以前も触れましたが、まずはウリスの強みを振り返ってみましょう。

防御面数の多さ
コイン技『ディスペア』が防御に使え、アーツも軒並み性能が高く、防御面数が多いです。
攻撃面では基本的に毎ターン3面要求が上限となるキーセレにおいて、防御面数の重要性は言うまでもありません。
最終的には12面防御+序盤の強固な盤面で落ち着いたのですが、序盤の盤面形成については後述します。

序盤の火力
突然降りかかる<ボラゴ>の恐怖は広く認識され、Lv1シグニはパワー1000というだけでリスクとみなされるようになりました。
他にも<ハナレキー>、<ギヴル>、<ブラックドラゴン>、<ヒュドラー>、<ベルゼブブ>、<ディナモ>と、打点に結び付く下級シグニは多いです。
下級のシグニ選択は、デッキ変遷を語る上で欠かせない要素ですので、後述させていただきます。

構築、プレイングの多様さ
回収手段が多いため、多くのシグニをピン投採用する余地が生まれます。
また、<ファブニル>、<シファル>、<ブラックドラゴンウェーブ>と、龍獣シグニを参照する効果を持つカードがあり、構築段階から発動を補助できるよう意識する必要があります。
プレイング面でも、常にデッキとトラッシュに意識を配らないと、<ファブニル>の出現時を失敗する、<アンミラ>で<ガルグ>を釣ろうとしたらトラッシュに居ないといった事態が起こりかねません。
今のは単純なミスですが、筆者自身、セレモニーの決勝、ミラーマッチで2面要求の相手に対し、<アウェイク>で<ファブニル>を蘇生し、出現時で1体除去できれば次に3面防御手段を残せるという状況で、デッキ内にLv3の龍獣がおらず負けたという事例があります。

リフレッシュ直前に<ファブニル>を回収し、エナに置いたところまでは良かったのですが、エナにLv3龍獣を残し過ぎて、リフ後のデッキに戻せませんでした。
最後まで<アウェイク>が残ったせいで、<ヤミガネ>+<ベルゼブブ>のアタック時除去2面の盤面を作られて敗北。
除去LB3発(+『ディスペア』の<アンミラ>)という最悪の展開を捲りつつあっただけに非常に残念でした・・・
色々と意識する要素が多い分、自分なりに工夫し、改善する余地が大きいという意味で、使い込む価値のあるルリグだと思います。

2.構築の変遷
では、肝心の構築の変遷を見ていきましょう。
今となっては懐かしいですが、まずは初期の構築から。
ウリス構築.jpg

ノーコストで強そうだと4投した<ブラックドラゴン>が、相手の盤面にシグニが3体居ない状況が多くて腐る事例が多い、<ボラゴ>を切る手段が少ない、デッキが減る一方で、<シファル>・<ファブニル>が腐ると課題満載の構築でした。
まぁ、発売当初の不慣れな段階なので仕方ないですね。
続いて、前回の記事でも少しご紹介しましたがらいだぁ杯の構築を。
だぁ杯ウリス.jpg

ポイントとしては、 色々と考えて組んだつもりでしたが、それ以上に優秀な構築が現れました。

らいだぁ杯で優勝した、シロネコさんのレシピです。
今となっては有名ですが、予想だにしない1枚が採用されていました。
幻竜 スワード
ただのLv2バニラです。
筆者は選択肢にすら挙げていませんでしたが、これがウリスの構築の決定版になったと言っても過言ではないでしょう。
その優秀さに気づき、即座に真似してセレモニーに出場した結果、
  • シャカシャカトレカ 5-3(準優勝)
  • ホビーステーション川崎店 5-1(ベスト8)
という戦績でした。
戦績と順位が逆の気しかしませんが、シャカシャカトレカは予選3-2の7位上がり、ホビステは予選5-0の1位上がりで負けるタイミングが違ったためです。
シャカシャカトレカでは準決勝で本家シロネコさんに勝利でき、ある程度使いこなせたのかなと自信を持てました。
使用した構築はこちらです。
わくわく杯ウリス.jpg
3.スワードとハナレキー
10009.jpg
以前の記事でも書きましたが、筆者は<ハナレキー>よりも<サーベイジ・イリュージョン>を好んで採用していました。
理由は色々ありますが、簡単に言うと「<ギヴル>の存在により<サーベイジ>が優先された」ということです。

ギヴル>で除去した後は、<ハナレキー>でも焼けない打点の高いシグニが残り、<ハナレキー>の除去効果が活きる機会が少ないため、価値が低いと考えていました。
サーベイジ>でも1面空くし、2面防御になるため、<サーベイジ>の方が優秀と考えて採用しました。

上記のように、<ギヴル>+<サーベイジ>という組み合わせにも、一定の合理性があると「考えて」いました。
が、より優秀な組み合わせが現れました。

「<スワード>+<ハナレキー>」です。

「<サーベイジ>は2面防御。<ハナレキー>は1面防御。よって<サーベイジ>の方が固い」

小学生の算数レベルの発想だったと、非常に恥ずかしく思います。
防御面数を増やす方法はアーツだけではありません。

「盤面のパワーラインを上げる」即座に数字に繋がりづらい要素ですが、序盤のパワーダウンで盤面を空けるウリスが増えるということは、盤面を固めることも防御に繋がるということです。

「除去単体では<ハナレキー>と<ギヴル>で大差ないかもしれない。だが、<スワード>を盤面に立てつつ除去できる点で、<サーベイジ>より<ハナレキー>の方が優秀」

初めから主流派の<ハナレキー>でしたが、ようやく筆者にも納得できる採用理由が見つかりました。

後、<スワード>は<ディナモ>で捨てて12000ランサー条件を満たすことも可能です。
今まではLv3以上の除去能力持ちのシグニを切る必要があり、<ディナモ>のせいで除去の手数が減るおそれがありましたが、バニラシグニであれば気軽に切れますね。

4.華代キーとペイモン
10006.jpg
もう1つのポイントとして、<華代キー>+<ペイモン>の採用も外せません。
まず<華代キー>ですが、環境全体としてパワーラインの重要性が意識されている今、出現時バニッシュの価値が高まっています。

ハンデスでこちらの手札も減った状態でのパワー14000の<シャハラザ>、<夢限キー>でパワーラインの上がった夢限の<サーバントF>・<G>を除去するには骨が折れます。
最後まで<アンミラ>で切る龍獣シグニの枯渇に怯え続けるデッキなので、Lv4以降であっても除去の補助となる手段があることは有難い限りです。

一方の<ペイモン>ですが、こちらも手札の補充手段として優秀です。
華代キー>で相手の盤面が空いた状態でターンが回ってくると、除去能力持ちのシグニが不要な状況が生まれる場合があります。
そこで<ペイモン>を立てると、次に<華代キー>無しで3面要求が求められる場面に備え、<アンミラ>等の龍獣シグニを拾えます。
2枚採用しておくと、<ペイモン>で<ペイモン>を回収し、連続して龍獣シグニを回収できる可能性が生まれるため、非常に優秀です。

また、リフレッシュに入り、山を積み直し、<ファブニル>・<シファル>を補助できる点でも有用です。
自分は<ファブニル>でデッキを積みなおすのは非常手段で、通常は2アド損なので使いたくないと考えています。
リフレッシュダメージのリスクを負うため多用はできませんが、ライフ0の状況でアド損なくリフレッシュに入れる手段が生まれるという意味でも、<ペイモン>は優秀だと感じました。
最後となりますが、<ペイモン>と相性が良いカードは他にもあります。

ブラック・ドラゴン・ウェーブ
回収効果が被って相性が悪いかと思いきや、そんなことはありません。
ペイモン>でトラッシュの龍獣の枚数を調整できるため、発動コストの軽減により<ペイモン>のエナコストを取り戻せます。相手が3面埋まった状態では、<ペイモン>→<ペイモン>→何かの2枚回収コースの後で<ウェーブ>の全面除去効果を使うという手もあります。
夢限キー>でパンプしたLv4シグニが3面並ぶ夢限相手には特に有効でしょう。

5.ウリスの未来
・・・と、ここで締める予定だったのですが、執筆最中に最新情報が舞い込んできました。
京都のウリス使いこと「RAIN」さんの入賞レシピが更に先進的でした。
ご本人から掲載をご快諾いただけましたので、ご紹介させていただきます。
RAINウリス.jpg

筆者が<リーサル>のレビューで「実現できたらいいなぁ・・・」という気持ちで書いた、ライフに<アルキメス>を埋めるギミックが搭載されています。
龍獣シグニが減るのは不安なようで、序盤は<ハナレキー>で任意の手札を切れ、終盤も<アウェイク>が無い分、<アンミラ>蘇生→<ガルグ>蘇生で切る龍獣2体を用意しなくて良くなるため、案外何とかなりそうです。

ママキー>は<アルキメス>を埋めて3面防御、<ハッピー5>で切って1面防御の計4面防御が可能なカードです。
アルキメス>とデッキトップに置く手段を揃える必要がありますが、ハッピー5>をシグニ回収に使ってもお釣りが来るレベルの固さですので、さほど問題はないでしょう。

環境初頭では、速攻型のピルルクにハンドを荒らされるリスクに警戒する必要がありましたが、<ベビドラ>&<スワード>の採用でピルルクの火力が落ち、シェアを落としているため、環境的にも追い風と言えます。
先進的過ぎて筆者自身が試せていませんが、是非ともウリスの最先端に触れてみてください!
いかがでしょうか?
たった1ヶ月でここまで構築が変わるものかと非常に驚いています。
ウリスの奥深さを知ることができ、今後とも使い続けたいと思いました。

次回ですが、早くも新弾の発売が迫ってきましたので、情報が出たらご紹介したいと思います。
華代さん楽しみ過ぎる・・・
ではまた(^^)/

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