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ウィクロスセレモニー総復習!上位入賞ルリグランキング解説(前編)

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by からばこ

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ウィクロスセレモニー総復習!上位入賞ルリグランキング解説(前編)
ご無沙汰しております。からばこです。
先日行われましたウィクロス大感謝祭東京で、ユーザー出展に参加しました。ブースにお越し下さった皆さま、誠にありがとうございました。
私が運営しているサイト「WIXOSSBOX」に集まった、800以上のセレモニー入賞デッキを集計し、上位入賞の回数が多いルリグや、採用頻度の高いアーツ・キーカードを発表する、という試みです。2018年4月から19年3月までのセレモニーの結果をまとめました。
今回はそのデータの一部を紹介しつつ、セレモニーの環境を振り返ってみたいと思います。

集計方法
サイトに掲載されたデッキをひとつひとつ黙視し、エクセルに入力しました。
ルリグタイプ、最終レベル、色、採用アーツ・キーカードをまとめ、関数を使って集計、といった具合です。
ルリグタイプの基準につきましては、原則最終レベルで判断しています。「イオナとユキは別」「マユは個別集計」など、細かい基準はサイトに合わせています。ご了承ください。
「入賞」の基準は「ベスト4まで」です。セレモニーを開催した店舗・ならびに関係者がツイッターに掲載したもののみ含めました。

ルリグランキング(オールスター)
全580デッキ
  1. カーニバル:52
  2. グズ子:45
  3. リワト:44
  4. あや・タマ:39
  5. ナナシ:30
  6. ハナレ・真名マユ・ユヅキ:29
  7. ドーナ:27
  8. アン:23
  9. ミルルン:22
  10. 花代:21
  11. ウリス:20
  12. アロス・ピルルク:19
  13. 紡ぐ者:18
  14. エルドラ:17
  15. レイラ:10
  16. ママ・リル:9
  17. タウィル・メル:8
  18. イオナ:7
  19. サシェ:6
  20. アイヤイ・アルフォウ:4
  21. ピルルク(蟲軸アロス以外):3
  22. 創世マユ・ユキ:2
  23. 緑子・ミュウ・リメンバ・再会マユ・優羽莉:1
  24. 夢限・ウムル:0
トップ3解説
カーニバルの入賞数が圧倒的です。特に<レイラキー>が登場したユートピア環境以降、常に環境トップを走り続けています。
ユートピア環境では<赤MAIS>と<黒MAIS>を両方採用した「W5カニ」が台頭していました。当時現役だった<テンドウ>で<トオン>を埋めて耐久したり、<ウムルキー>と<ジルコニウム>を組み合わせ、守り続ける型が流行していました。
ワイルズで<カーニバルキー>が登場すると、防御の幅がさらに広がり、耐久力では肩を並べるデッキはいないといっても過言ではありませんでした。苦手なリソース破壊も<レイラキー>で対策する隙のなさで、文字通り延々と守り続けることができます。<テンドウ>禁止後に数を落とすかと思われましたが、アンリミテッドセレクターでの強化を経て、未だに環境トップに君臨しています。
豊富な防御手段、赤宇宙たちのリソース獲得能力や安定感など、攻防ともに隙がありません。以前は「<アイスフレイム・シュート>・<鎧終一触>・<炎のタマ>・<カーニバルキー>」が鉄板のアーツ構成でしたが、最近では<ビカム・ユー>、<自由自罪>などが採用されつつあります。拡張性能の高さゆえ、今後も環境の中心に立ち続けるでしょう。

次点でグズ子、その次がリワトでした。
グズ子は<応援の駄姫>が強化を後押ししました。ライフクロスを一気に詰められるコイン技『ダイレクト』で相手の防御手段やライフを減らしてから、<ブラジャック>を絡めて一気にゲームエンドに持っていくプランが主流になりました。オールスター環境でレベル4へのグロウコストが早々に0になり、他のルリグが持つ「防御のためにアーツを使うとグロウできなくなるよ......」という悩みから脱却できたのも大きいです。
トオン>を絡めた防御が台頭した時期には「<燐廻転生>+『ダイレクト』」で上から勝利するなど、圧倒的な攻撃性能で猛威を振るい続けていましたが、アンリミテッドセレクターで全員のグロウコストが0になったり、<ヘルボロス>の流行などで、最近は向かい風です。


リワトは<レイラキー>の登場まで猛威を振るっていました。<フレイン>によるエナ・トラッシュ破壊で、多くのデッキを根本から粉々にされた方も多いことでしょう。エナコストが重いアーツやトラッシュでの防御は成り立たず、これらに頼るデッキはトーナメントシーンから姿を消した、といっても過言ではありませんね。
さすがに<レイラキー>の登場後は数を減らしましたが、最近ではチラホラと数を増やしつつあるようです。「リワトはいないし<レイラキー>はいらないかな」「<レイラキー>を入れるくらいなら他の防御カードを入れるよ」などの考えから、<レイラキー>が減ったことも追い風なのでしょう。
ちなみにWIXOSSBOXのトップ絵はこのリワトと<フレイン>です。「環境の象徴にふさわしいルリグはどの子かな」と考えた結果です。我ながらナイス人選!

環境の変遷と、オールスターを変えたカードたち
18年4月にキーセレクションが導入され、登場するカードのパワーは、以前に比べてやや控えめになりました。ただその中でも、環境に大きな影響を与えたカードが何枚もあります。振り返りつつ、環境の変遷を復習します。
超罠ミミック
デッキトップを自由に操ることができる、レベル4のシグニです。<トオン>を仕込み、<流転>などで埋める戦術が開発されました。
ただ当時はリワトが台頭しており、「<トオン>を埋めて1ターン耐えても、リソースがないからどうしようもないよ」という雰囲気があり、そこまで影響を与えていませんでした。リワトに加え、ミルルンやアロスピルルクなど、リソースに干渉するデッキも多かったこともあります。ただ、「いつか活躍するだろう」という雰囲気は漂っていました。
入賞ランキング(WXK01-02環境・222デッキ)
  1. リワト:34
  2. グズ子:22
  3. あや:16
  4. 花代・ミルルン・ユヅキ:14
  5. ハナレ:13
  6. ウリス:12
  7. アロス・ピルルク:11
  8. タマ:11
レイラキー>がなかったこともあり、<サンスト>でライフクロスを砕いて<西部の銃声>で勝利する「花代」や、ランデスワンショットの「3止めユヅキ」、手札破壊の「ミルルン」「アロス・ピルルク」といったデッキが多く入賞していました。
カーニバルの入賞件数は7と、当時はリワトに追いやられていたようです。グロウコストも赤3かかっていましたし、逆風を耐え忍ぶ時期でした。

レイラ=クレジット
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そんな中、ユートピアで<レイラキー>が登場。リワトを始め、リソースを奪い尽くすデッキが軒並み弱体化し、<トオン>を埋めて守る意義が生まれました。
ここで環境トップに羽ばたいたのがカーニバルです。天敵だったリワトが姿を消したことで、コイン技『ジョーカー』や<ジルコニウム>での防御が確実に使えるようになりました。「<ミミック>・<トオン>」のギミックも、<ミミック>や<トオン>がレベル4であること、<テンドウ>の効果や<黒MAIS>がクラフトする<落華流粋>が<トオン>と相性がよかったことなどから、すんなりと組み込んでいました。
カーニバルのみならず、<生生流転>を何度も使える<真名マユ>や、メインデッキでの回復に長けたエルドラなどが、<トオン>での防御を取り入れています。<レイラキー>の登場により、<メツミ>や<フォーカラー・マイアズマ>などで、相手のデッキをリフレッシュさせてライフクロスを破壊することができなくなったことも、<トオン>での防御が多くなった要因です。

フラクタル・ケージ
同じユートピアで「シグニゾーンを消す」<フラクタル>が登場。真っ先に取り入れたのが「2止めアン」でした。序盤で早々にライフを奪い、<フラクタル>で消したシグニゾーンを完全耐性の<マーライ>で狙い撃つ、というデッキです。ユートピアが発売された直後のセレモニーで、<フラクタル>を採用した2アンが複数上位入賞したことは印象的でした。

カーニバルキー
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トラッシュ利用に拍車をかけたカードです。全てのルリグがカーニバルの『ジョーカー』能力を使えるようになり、戦術に幅が生まれました。
特に、<マイプラ>がいるナナシなど、アタックフェイズ中の起動効果を持つシグニを有するデッキが導入を試みました。限定条件のない<ヘルボロス>、<ジルコニウム>なども相性が良く、多くのデッキに組み込まれました。<レイラキー>の登場で、<フレイン>や<メツミ>といったトラッシュ破壊が減っていたこともあり、流行しました。
入賞ランキング(WXK03-05・265デッキ)
  1. カーニバル:30
  2. グズ子・タマ:23
  3. ドーナ・真名マユ:10
  4. あや:18
  5. アン:15
  6. ナナシ・ユヅキ:13
  7. エルドラ:11
耐久力の高いデッキが上位入賞している印象があります。<トオン>を要する防御に対抗するには、ナナシやエルドラなど、無限に近い防御力を組み込む必要があったのでしょう。
アンは入賞例のほとんどが「2止め」です。またリワトも10件入賞しており、<レイラキー>のないデッキへは、相変わらずの破壊力を発揮していたことが伺えます。

アンリミテッドセレクターと「ダッシュタマ」
「全員強化」が謳われたアンリミテッドセレクター。毎日発表される新カードたちに胸を踊らせた日々が懐かしいですね。2月、3月の環境を振り返りましょう。

飛躍したのは「ナナシ」でした。
もともと<マイプラ>や<ボツリネス>といった強力なシグニを持っていましたが、新規4ルリグの「場出し禁止」が強烈でした。「面を開けて、場出しを禁じて、アタック」というシンプルな動きで、環境の中心に躍り出ています。
テンドウ>やW5戦術を失ったカーニバルも、<ヒミコ>などの強化を得て、トップの地位を守っています。<鎧終>や<炎のタマ>などを取り込み、<ボツリネス>やショット系のデッキに対抗していました。さらに、グロウ難易度が格段に下がった<アルテマイオナ>、絶対的エースを得たサシェなど、これまで入賞が少なかったルリグもじわじわ登場し、オールスターは群雄割拠した環境になっています。

そんな中で注目されているのが「ダッシュタマ」と呼ばれるデッキです。
アークゲイン>、<プロメウス>と<アイヤイキー>、<鎮護国禍>、<華代緑子キー>を組み合わせ、ルリグ耐性のショットを決めるデッキです。キーは<白滅タマ>の『イノセンス』で無効化するため、隙がないショットデッキとして台頭しています。
多くのデッキにキーカードが採用されていることや、環境が多様化し、<アンチアビリティ>などの対策カードを採用する余裕がないこともあり、一部の大型大会で猛威を振るっています。対策がなければなすすべもないので、警戒しておきたいデッキです。
入賞ランキング(WXEX01環境前半・96デッキ)
  1. カーニバル:15
  2. ナナシ:12
  3. タウィル・ハナレ:7
  4. イオナ・サシェ・タマ:6
  5. ドーナ:5
  6. 紡ぐ者・ウリス:4
3月下旬までの統計なのでやや古いデータですが、ランキングは上記の通りです。
4月の傾向としては、ナナシがやや勢いを落とし、ダッシュタマや各種「マユ」などがじわじわ数を増やしている、という印象です。今後もデータを見ていきたいところです。

長くなってきたので、キーセレクション編・アーツ編は次回お伝えします。
もしかしたら令和元年になってしまうかもしれませんが、どうぞお楽しみに。

個人ブログの更新を休憩させているので、こっちは気合い入れて頑張ります。ではまた次回!

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