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ウィクロスカップ前半戦の環境を振り返る

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by からばこ

ハッピー5.jpg
ウィクロスカップ前半戦の環境を振り返る
ご無沙汰しております。からばこです。新年最初の更新です。ウィクロス楽しんでいますか?
今回は昨年12月末に行われた「ウィクロスカップ東京」と、つい先日行われた「ウィクロスカップ愛知」「ウィクロスカップ大阪」の環境解説になります。
デッキの流行や変遷などを振り返りつつ、これからのキーセレクション環境を読み解いてみましょう。

東京大会は群雄割拠
現在行われている「ウィクロスカップ」は、従来のセレモニーなどと異なる形式の大会です。
予選はスイスドロー4回戦で、3勝以上したら決勝へ進出。決勝進出者を16人1組のブロックに分けて、トーナメント戦を行います。そのため、複数の優勝者が出るという、これまでにない形式となっています。
12月末の東京大会には200人以上が参加し、7人の優勝者が誕生。愛知大会でも150人以上が参加し、4人が優勝しています。この優勝者同士が戦って......、という展開はありません。

東京大会で優勝したデッキレシピはこちら)(WIXOSSBOX)になります。
優勝ルリグは「ピルルクTETRA・TELOS・カーニバル・翠子・夢限・マユ(タマ経由)・ユヅキ」とバラバラです。
使用率を見ても全ルリグが参戦しており、トップシェアのユキが19%で、一番少ないレイラ・カーニバルも3%と、かなりの群雄割拠環境となりました。


綺麗にルリグ分布が分かれていますね。「レトリック」で13ルリグがいい塩梅に強化された証拠でしょうか。
ワイルズ環境では他ルリグの後塵を拝していた「夢限」「リメンバ」も力をつけ、他ルリグと戦えるようになっていました。また、これまで環境トップを走っていた「タマ」「リル」などへの強化が他ルリグに比べて控えめだったこともあり、全ルリグ間のデッキパワーがある程度均等になったのかな、という印象でした。総じて、どのデッキにもチャンスがある良環境になった、と言えましょう。
少なくとも12月当時は、です。

ハッピー5と愛知大会
ただ、それは東京大会までの話です。
1月1日以降の大会参加賞で配布される「パーティーパックVol.5」。そこに収録されているアーツ<セレクト・ハッピー5>が、1月以降の環境に大きな影響を与えました。
コストは0で、効果も防御に寄っており、ルリグもシグニも止められる対応力の高い1枚です。場のキーを破棄してアンコールできるため、再利用も簡単。場にキーがあればあるほど、何度も効果を発揮......。お察しの通り、「夢限」デッキで輝くアーツとして、リリース前から「夢限が環境トップに来るのでは?」と期待されていました。
レベル0シグニ<ムゲン>の登場や、東京大会での優勝もあり注目されていたデッキですが、<ハッピー5>の登場で、予想通り環境トップクラスの力をつけてきました。
ハッピー5>で簡単に1面止められるうえに、キーを破棄すれば繰り返し使えるため、全体の防御力は他のキーセレルリグより高くなっております。1月以降の各地のウィクロスパーティーでも、夢限を使用するプレイヤーが増加。愛知大会での躍進が期待されるルリグでした。


さて、愛知大会では決勝トーナメントが4ブロック行われました。
優勝ルリグは「カーニバル×2、ユヅキ、タマ」で、
準優勝は「ユヅキ、タマ×2、夢限」です。
夢限も入賞していますが、前評判ほどの結果を残すことはできず、それ以上に「タマ」の復権が気になるところです。

タマは流行の夢限に有利を取れることや、夢限の流行によって、タマが苦手とする「ピルルク」「エルドラ」などがシェアを落としたことで、再び飛躍したようです。レトリックで大きな強化はありませんでしたが、<師の遊姫 プリキャス>を中心とした連続攻撃で十分です。
また、4止めのカーニバルが2つ優勝しています。1つはスタンダードな型ですが、もう1つが<フェイタル・クラウン>を採用していました。私も決勝戦で対戦したのですが、レベル3で「ダブクラSランサーを2面+ルリグにエナ焼きを付与」の効果を選択して攻めるようです。<ナナシキー>も環境にフィットしていて、パワー5000のレベル2シグニの採用が減ったことで、簡単に3面を開けられるのが強みでした。コイン技『ジョーカー』でキーを2枚張れることもあって、<ハッピー5>との相性も抜群ですね。

使用率は相変わらずの群雄割拠。上位5種は「ユヅキ、優羽莉、ユキ、タマ、夢限」で、夢限と優羽莉が大幅増、エルドラが大幅減でした。
上位入賞したデッキレシピなどはこちらからどうぞ。(自分のサイトに誘導していくスタイル)

大阪大会~タマが戻ってきた!
続く大阪大会。5ブロックのトーナメントが行われました。
優勝ルリグは「リル、タマ×2、ユヅキ、ピルルク(4止め)」で、
準優勝は「グズ子(偶数軸)×2、タマ×2、優羽莉」です。
タマが10デッキ中4デッキと大躍進。注目されていた夢限は入賞なし、となりました。
入賞したタマデッキのほとんどに<ゆきめキー>が採用されているのが注目です。ショットに必要なシグニをサーチしたり、単純に2面空けしたりなど、かなり前のめりに攻めていけるようになるのがポイントです。<エルドラキー>が抜けた分、手札が以前より減りやすくなっているので注意です。

また、入賞した全てのデッキに<ハッピー5>が採用されているという事態に。
ピルルクキー>など、「自身を破棄して効果を発動する」テキストがないキーカードや、破棄しても効果が薄いキーカードなどを5種類の防御に変換でき、しかも複数回使える汎用性は、全てのルリグが欲しがるものだったようです。
加えて、「防御能力を持たないキーが防御になる」と考えれば、これまであまり注目されなかったキーカードを使うデッキが台頭するようになるかもしれません。<イベリコーナ2世>を採用したピルルクなどがその例でしょうか。オールスターに比べてカードプールが狭く、新しいデッキが生まれにくいとされるキーセレクションですが、まだまだ未開拓の領域がありそうです。

使用率の上位5種類は「タマ、ユキ、ユヅキ、優羽莉、ピルルク」でした。タマの躍進が数字からもわかります。
次回の福岡大会では、タマに対して強く出られるデッキが台頭しそうな予感がしますね。「ご当地の特徴」と言ってしまえばそれだけですが、福岡・仙台に出場予定の方は、こういった過去のデッキ分布から環境を予想しておくと、何かの時に役立つかもしれません。

入賞デッキのレシピやルリグ使用率はこちらになります。
福岡、仙台大会の結果も更新していきますので、よかったらどうぞ!しっかり力を入れています!

レトリック環境で注目されるデッキは?
2か月に1回ブースターパックが発売され、その都度環境が変わっていたキーセレクション。ですが2月はオールスターパック「アンリミテッドセレクター」が発売されるため、レトリック環境は4月まで続くことになります。書籍付属カードなどでテコ入れがされる可能性もありますが、しばらく大きな変化はないでしょう。
ということで、現状台頭しているデッキを軽く紹介しておきます。デッキ選びの参考にどうぞ。

夢限
前述の通り、<ハッピー5>で上位に躍り出ました。防御回数が頭一つ抜けて多く、擁するシグニも一定以上の火力があるのがポイントです。
メジャーなのは<中罠 ハンプティ・ダンプティ>を擁するタイプです。序盤から<ハンプティ><ラハブ>などで攻めて行き、後半は<サーバント F><コードオーダー BCPIC>などで要求していきます。最近は<円卓の予言 マーリン><超罠 ヤミガネ>をアタッカーに据えた型がメジャーのようです。
キーの選択肢も幅広く、例えば<アルフォウキー>でコンスタントに穴を開け続けたり、<ゆきめキー>でバウンスしつつ、キーの能力を無効化したり。継戦能力は<エルドラキー>で担保するなど、ここでは書き切れない数のデッキがあります。自分のキーは<ハッピー5>のアンコールコストにしてしまえば無駄がありません。
ルリグの性質上、ミラーマッチが泥沼になることを除けば、どのルリグに対しても力強く戦えるデッキになっています。

ユヅキ
「レトリック」では全ルリグが強化されましたが、群を抜いた強化を手に入れたのがユヅキです。目を見張るのがその火力。低レベル帯から終盤まで、コンスタントに3面要求をすることも難しくなく、早々に相手へ防御を要求することもザラです。
特にレベル3シグニの<幻水 ティロス>が強力。手札を見せるだけでアタック時除去を持ち、レベル3ではほぼ確実に3面要求を仕掛けてきます。オールスターの<幻竜 ボルシャック>を彷彿とさせますね。
この手の火力偏重デッキにありがちな「息切れ」も少なく、デッキ回転力、エナ加速力はピカイチ。加えて<幻水 コノハケロ>などのシグニの存在もあり、相手に不意のダメージを入れやすいのもポイントです。キーは<花代>の採用がおすすめ。レベル3で発動し、トラッシュの<ティロス>などを拾い、攻めにつなげていきましょう。ねへほもんさんのブログしみずきさんのブログで紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

私も名古屋大会でユヅキを使いました。
とんでもないパワーに引っ張られ、まさかの準優勝でした。非常にオススメです。

タマ
主人公の威厳は健在です。レトリックで派手な強化がなく、他のルリグの強化もあって相対的に弱体化しましたが、やはり強い。ご存知の通り、<プリキャス>を絡めたロングショットや、<サンポケ><カマクラ>などの不意の一撃など、攻め手には困りません。『イノセンス』が夢限に効果が抜群なのもポイント。
目立った強化はありませんが、<ブリーディング・フォース>を採用している型をちらほら見かけます。もちろん、<再会の巫女 マユ>にグロウする選択肢もあります。

奇数グズ子
大罠 パーティーバズーカ>の効果を最大限発揮するため、メインデッキのシグニをレベル1と3のみで構築したグズ子です。出現時に手札を1枚捨てるだけでシグニを制限なく除去できる能力は、他のレベル4シグニに見劣りしません。また、<大罠 ハートクイーン>が必ずアタック時にマイナス10000を振ります。<小罠 オレオレ>が絡めばマイナス12000となり、レベル4シグニを除去可能に。
キーは<ウリスキー>を採用しているケースがほとんど。レベル1と3シグニのみを並べる状況が多いため、キーのレベルダウン能力と絡めつつ、相手のシグニを自由に除去できます。何より、夢限の<ハンプティ>の条件をノーコストで妨害できることが、採用率を底上げしています。コイン技『ダイレクト』もお忘れなく。

その他のルリグは?
「ピルルク」はこれまでの<TELOS>ではなく、4止めの<TETRA>が増えつつつあります。『ピーピングアナライズ』の強みが減ったことや、レベル5ルリグより防御アーツを優先したいという考えによるものでしょう。<TETRA>は東京・大阪大会でも入賞しており、ピルルクの構築にも引き続き注目です。
人気が高い「ユキ」ですが、シェアの多さに比べて上位入賞が少ないです。<月鍵タマ>で<ユリ>を揃えて攻めたり、<カニキー>で<サイサ>による要求を続けるなど、進化を続けていますが、あと一歩といったところでしょうか。「シード」の使い方もあって難易度の高いデッキですが、ポテンシャルは高いため、入賞報告を楽しみに待っているところです。
「エルドラ」はかなり逆風の様子。<ハッピー5>でアクセが消されることや、「ユヅキ」の攻めに追いつけないこともあり、ワイルズ期からシェア率を落としてしまいました。

総括やっぱり群雄割拠。どのルリグにもチャンスあり!
デッキパワーや相性の差はありますが、総じてどのルリグにも入賞のチャンスがある環境と言えるでしょう。
愛知大会の決勝トーナメントには、シェア率の低い「翠子」「カーニバル」の姿もありましたし、現にカーニバルは2ブロックで優勝しています。自分に合ったルリグと頑張ることが、結果への近道なのかもしれませんね。

ただ、デッキパワーは「夢限」「ユヅキ」「タマ」が比較的高いのかなという印象です。もちろん、流行やメタによって環境は変わっていきますし、「このルリグが一番強い!」とは言い切れないのが正直なところです。ご承知おきください。

これから開催されるウィクロスカップの結果も、引き続き追い続けていきます。結果はWIXOSSBOXにまとめておきますので、デッキ作りや環境分析の参考にしていただければ幸いです。
また、「アンリミテッドセレクター」の新規カードがどんどん発表されています。こちらについても適宜取り上げて参りますので、よろしくお願いします。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう。

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