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ざっくり分かるデッキの組み方講座

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by からばこ

アネモネタイトル.jpg
ざっくり分かるデッキの組み方講座
みなさんこんにちは、からばこです。
今回は「デッキの組み方講座」です。講座といっても堅苦しいものではありません。普段私がどんな風にデッキを組んで、改良しているかという流れをご紹介する、という記事です。
新パックや新カードが発表されるとワクワクもしますが、「新しいデッキをどう組めばいいんだろう」「使いやすいデッキがなかなか組めなくて......」と悩む時期でもあります。せっかく新しいカードに触れるなら、強いデッキや楽しいデッキを組みたいですよね。

というわけで今回は、私が最新弾「ワイルズ」でユキデッキを組み、改良改変を繰り返した様子をご紹介します。どんなことを考えて、どんな風に調整しているか。結構赤裸々に公開します。
ユキデッキを組んだ人も、そうでない人も、他人の「デッキを組む考え方」を知ることは、自分のデッキを作るうえで役に立つことが多いです。お役立てください。それでは、レッツゴー!

1:ルリグ選択(9月下旬)
実は私は「ワイルズ」で新しいデッキを組む予定はありませんでした。
前情報を聞いた限りでは、好みの動きができるルリグがいなかったことや、ユートピア期に組んだカーニバルデッキがしっくり来ていて、「ワイルズ環境もカーニバルがいいなあ」と思っていたためです。
ただ、公式ホームページに公開された、構築済みデッキのユキ情報を見ていた時、心に来るシグニがいました。<羅植 アネモネ>です。この子のビジュアルに心を撃たれた私は、「ワイルズはユキで行こう!」と決めました。まさに運命の出会い。デッキ選択なんてこんなもんです。
とはいえ、組むと決めたらしっかり考えるのが礼儀。カードリストとにらめっこしつつ、公開されている「シード」のギミックを見ながら、どういうデッキになるかイメージしていました。LRルリグやSRシグニは未発表だったので、できることはこれくらいです。
2:デッキの軸、開花ユキ、スイレンの発表(10月中旬)
10月12日、公式コラムでユキの特集が公開されました。
それと同時にLRルリグの<満開ユキ>と、SRシグニ<スイレン>が発表。デッキの軸となるLRルリグ、SRの限定持ちシグニが出たことで、デッキ構築が大きく進みます。キーセレでは構築済みデッキのレベル4に加え、LRとSRシグニがデッキの軸を大きく左右するので、ここは毎回ドキドキですね。
ユキの場合は、「シードが軸になる」「スイレンのアタックトリガーをどう発動させるか」が、デッキの肝になるようです。「LRルリグとSRシグニの効果をフルで発揮できるにはどうするか?」が、キーセレクションでは大切になってきます。
まずは<満開ユキ>。見ての通り「シード」に関わる効果が揃っていますので、いかに「シード」を埋めて、使っていくかがポイントです。この時点でシードを持つシグニで、「強そうだな」と思ったシグニは、<アネモネ><スイレン><アキザクラ><ガウラ>の4種類なので、全員4枚入れてみます。
次は<スイレン>です。他のシグニの攻撃性能が低い印象だったので、アタック時効果をスムーズに発動させなければ、なかなか攻め切れないデッキになるなと感じました。「せっかくスイレンを出したのに、エナに植物が5種類いない」という事態は致命的です。植物は8~9種類くらいは欲しいなと、ざっくり決めました。
また<ユリ>の効果が、エナフェイズに植物をエナゾーンに置いた場合でも発動するということがわかり、「序盤の攻めに必須じゃん!」と4枚投入を即決。 この辺りまで決定ですね。
これにサーバントを8枚くらい入れて、下級の植物シグニを増やせばいいかな、というところまで来ました。下級のシグニは、パックの発売後にわかる新規シグニも見てから考える、という心づもりでいます。結構アバウトです。
この頃になると、発表されたカードだけでデッキを組んで動きを確かめる人もいます。時間がある人はぜひどうぞ。ちなみに優羽莉を試作した友人がいて対戦したんですが、私のカーニバルが完敗しました。ルリグ耐性がすごいんだ......。

3:新弾発売(10月25日)
心待ちにしていた新弾発売。前日頃に公式サイトで全カードが発表されるので、それを見てデッキの方向性を固めます。カードが手元に揃ったら、いざ構築開始!
先ほどの20枚に加え、優秀な下級の<アジサイ>を4枚投入。それでも下級の植物がまだ少ないので、バニッシュ耐性があって赤ルリグに強そうな<サンザカ>や、バニッシュへの抑制やエナ伸ばしとして、<キヌガサ>を2枚ずつ入れました。
同時に、発売日や翌日に各地で開かれるウィクロスパーティーの結果を調べておきます。新ルリグの傾向や自分が組むデッキの構築の参考になるので、ここは結構大切です。
ユキの場合<ユキソリ>を採用したデッキが目立っていました。<ママキー>や<生生流転>の補助にもなりますし、うまくいけばシード埋めのサポートにもなります。ねへほもんさんが紹介していましたね。強そうなので4枚入れましょう。これで32枚が決定し、残り8枚はサーバント。メインデッキはこれで完成です。
ルリグデッキは色々と考えたところ、ストラクの3枚と<華代キー>、<エルドラキー>に落ち着きました。
ストラクの3枚のアーツがかなり強力。これまでの白アーツは<ゴルディ><モダンバウンダリー>くらいしか採用候補がなく、それに比べてかなり優秀な効果だったので、ほぼ即決でした。キーはバウンス以外の防御手段が欲しくなったので<華代キー>を選び、コイン枚数の都合上、<エルドラキー>を入れることに。
ママキー>や<流転>が入っていませんが、「<ユキソリ>はシードの調整に役立つでしょ」とそのままになっています。こういうところが甘いんですが......、実際はどうだったんでしょうか。
10046.jpg
4:リリースパーティー(10月27~28日)
出場できるルリグが限られるため、対面の想定がしやすいリリースパーティー。新弾で組んだデッキの試運転にうってつけです。早速実戦投入し、デッキの実際の動きや改良点、プレイングの感覚などを確かめます。
使用デッキはこちらです。
記事内画像(ルリグデッキ).jpg
記事内画像(メインデッキ).jpg
土日の戦績は6勝4敗。「うーん」といった具合です。明確な改良点が2つありました。

1つは<ユキソリ>の役割がなかったことです。次のターンで埋めるためのシードをデッキトップに仕込んだとしても、全てドローしてしまうんですよね。というのも、<ユキソリ>を出して3枚見ても、<エルドラキー>での1ドローと、次のドローフェイズでの2ドローで、合計3枚引いちゃいます。次のシード埋めの機会までに、<ユキソリ>で見たカードが全て手札にあるんですね。何で気づかなかったんでしょうか......。
この「カード単体に注目しすぎてしまい、デッキでの仕事を与えられない」という現象はよくあります。1枚だけでなく、デッキ全体に注目しなければいけません。
もう1つはサーバントが少なく、ルリグアタックが止まりませんでした。ユキはドロー力が低く、サーバントを持てないターンが多くありました。シグニの防御力が高い分、「シグニは止まるのにサーバントがなくて負けた!」という事態が多発。ただの勝ち負け以上に心が折れるので、サーバントの増加を決定。

ユキソリ>×4→<サーバントO4>×4

わかりやすいですね。
スイレン>のために植物を5種類用意するのは、思ったほど苦労しませんでした。<ユリ>での面空けもスムーズですし、<アキザクラ>がシードになった時の火力には目を見張るものがありました。
デッキのギミックが見えて一安心です。この辺りを続投させ、もう少々細かい部分をいじっていきます。次の目標は11月3日の「サブマリンフェスタ」での勝ち越し。小さな目標を多く設定し、それに向けてデッキを考えるのがモチベーションになります。

5:サブマリンフェスタ(11月3日)
サブマリンフェスタまでもできるだけウィクロスパーティーに出て、デッキの感触を確かめます。いくつか気になる点が見つかりました。
まずは<ガウラ>です。シード効果は強力とはいえ4枚はさすがに余剰気味でした。また、やはりシード以外での除去手段の少なさが気になっていました。<ユリ>が引けなかったり、<アキザクラ>がシードにならなかった時などが特に顕著でした。
なので<ガウラ>を2枚減らし、<クジャクソウ>を追加。いい感じになってきました。
というわけでサブマリンフェスタ。参加人数は100人を超え、予選スイスドローはなんと6回戦。「3勝3敗が目標で、頑張って4勝2敗できればいいかなあ」という意気込みで出場しました。
  • ???勝ち(対面を忘れてしまいました)
  • リル負け
  • ユキ負け
  • リル勝ち
  • エルドラ勝ち
  • ユキ負け
といった戦績でした。
とりあえず目標達成といった具合ですが、もう1勝したかったなあ。

負け試合を振り返ってみます。
ユキの2戦はシードがほとんど埋まらなかったことが、リル戦は攻め手不足が目立ったことが、今ひとつな試合結果につながったのかなと思います。
特にリル戦の終盤は、場も手札もサーバントだらけになってしまい、「12枚は増やしすぎたかな......」と反省しながら、<ハイメイル>を前に泣いていました。
このように、キーセレクションは構築の良し悪しが勝敗に直結します。プレイングはシンプルで、ライフバーストや序盤の事故の有無にも左右されやすいので、やはり「適切な構築ができているか」がスタートになります。実戦を通して、構築のミスや改善点を見つけて、少しずつチューニングしていきたいですね。
シード不足は<ガウラ>の増量で補えますし、攻め手不足は<クジャクソウ>を使えるようにすれば何とかなります。まずはサーバントを10枚に減らし、<クジャクソウ><サンザカ>を1枚ずつ追加。<サンザカ>は役に立つ時とそうでない時の差が大きいので、さらに1枚減らし、サーバントに戻しました。<ガウラ>は様子見で、2枚のままにしています。
他にも<華代キー>と<タウィルキー>の比較や、<ミズバショウ>を採用したデッキを組むなど、やってみたいことはたくさんあります。
10006.jpg
そうこうしているうちに、新しいデッキが環境に生まれたり、新しい構築が幅を聞かせたりなど、メタゲームは移り変わっていくわけです。対応が必要になればまた調整、です。

6:まとめ
いかがでしたでしょうか?デッキづくりで心がけることは
  1. デッキの雰囲気を掴む
  2. ざっくり組む
  3. 実戦で課題を見つける
  4. 調整する
  5. また実戦
になります。それぞれ補足します。

雰囲気を掴んで、ざっくり組む
「ざっくり組む」のコツは「とりあえず4枚」です。これまでも他のライターさんが「強いカードは4!」と書いてきたかと思いますが、この考え方には私も賛成です。4枚×10種類でも雰囲気を掴むためのデッキにはなりますし、<ガウラ>のように「これ4枚必要?」というカードがあれば、そこから数枚削れば調整になるためです。
仮でもいいのでざっくりデッキを組んで、「このデッキはこうやって戦うんだな」という部分を知りましょう。自分で組めなかったら、人に聞いたり、ツイッターや公式サイトの情報を集める、などで補えます。情報は大切です。

課題を見つけて、調整し、また実戦
「課題」は主に、「構築」「プレイング」の2種類です。
「構築の課題」は<ユキソリ>の部分です。「このカードはいらない」「あのカードが欲しい」は、プレイングで補えません。構築のミスですので、カードを入れ替えましょう。
「プレイングの課題」は、対リル戦の「攻め手が少ない」です。<クジャクソウ>を増やすなど、構築でも補えますが、例えば「積極的に面を開けるように立ち回る」などで補える部分もあります。ユキであれば「シードとして何をどこに埋めるか」も大切ですね。これらは実戦を繰り返して見つかり、突き詰められていくものです。たくさんバトルしましょう!

何より「<アネモネ>を活躍させたい!」という思いで組んだユキデッキと、楽しく真剣にバトルできたことが1番の喜びです。好きなカードを活躍させるデッキを組むことが、カードゲームの醍醐味のひとつですからね。
皆様もぜひ、色々なデッキを組んで、ウィクロスを楽しんでください!
何かございましたらツイッター(@colorbakobako81)まで。リプかDMなどいただけましたら、諸々ご検討します。(お応えできない場合もあります。ご了承ください)
それでは、また次回の更新で!

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