●エルドラとブラフの重要性
みなさん、どうもウリューです。
記念すべき最初の記事はやはりこのルリグについて書かせていただきたいと思います。
みんな大好きエルドラです。
エルドラと聞くと以前、このブログの執筆者の一人である、"ねへほもん"さんが止めエルドラに関する記事を書かれていたと思いますが、
私の場合は、今も昔も4エルドラを愛用していますので、そちらの方の記事となります。
4エルドラの話なんて聞いたって役に立つの?と思った方にあらかじめ言っておくと、
今回の文章はエルドラの組み方ではなく、エルドラを通じて考えるTCGの楽しみ方の一例を紹介したいと思い、この文章を書かせていただきます。
まずは何の資料も無しでは話辛いので、私が前回のホビステ名古屋WPSで使用したエルドラデッキを紹介します。
これが使用したデッキとなります。
改めて見ると反省すべき点も多いのですが、それはひとまず置いておきます。
このデッキレシピについて一つ一つのカードに触れて説明をしていくのもいいのですが、
今回は多くの人が気になったであろう羅原Sとクリオネの枚数に関して触れながら私の考え方を紹介していきたいと思います。
何故Sの方が多いのか。
この疑問に対する回答は、私はエルドラを使うに当たって最も重要なのは"ブラフ"であると考えるからです。
ブラフとは何か、多くの方はご存じかと思いますが、ブラフとは「はったり」などを意味する言葉です。
この「はったり」が最大の武器となるのがエルドラです。
皆さんはこのようなことを経験したことは無いでしょうか?
大会に参加した時に相手の使用しているルリグと対戦経験が無く、色々考えてしまいプレミを連発してしまう。
筆者もよくしてしまう行動ですが、何故プレミをしてしまうかと言えば、それは分からないが故に考えすぎてしまうからです。
このような状態をここでは思考の泥沼化と呼ぶとしましょう。(何か良い呼び方あるかな?)
そして、私はこの思考の泥沼化を利用して戦うデッキがエルドラであると考えています。
ただ、思考の泥沼化を利用するのは確かですが、
厳密に言えばエルドラの場合は無知であるが故に引き起こされるものでは無く、
知っているが故に引き起こされる思考の泥沼化を利用します。
ある程度WIXOSSを知っている方であれば分かると思いますが、原子には強力なLBが存在します。
今回挙げるのはNeとHです。
この2種は強力なLBですが条件があります、どちらも自盤面に原子がいることです。
これがSを採用した理由の一部であり、ブラフをかけるための大切なことです。
いまいちピンとこない人のために実際の場面で考えてみましょう。
私の盤面がS・ハイギョ・リュウグウで既にトップ操作を行い、デッキトップをライフに仕掛けたとします。
あなたはアタックフェイズに入ったプレイヤーです。
多くの人は恐らくこの場面でリュウグウを殴ると思います、次のターンも効果を使われては厄介だからですね。
では、Sはどうでしょうか?
ここでNeとHの存在を知っている人であれば、仕掛けられたものがどちらかのカードである可能性を考えます。
この場面であれば特にNeの方でしょうか。
その可能性を考慮した上でアタックをするのであるとすれば、Sを殴って盤面から原子を無くしてルリグアタックするのがセオリーでしょう。
しかし、Sを殴るということはその分相手に青エナを与えることに繋がります。
強力なシグニを倒すためにエナを与えてしまうのは仕方ないですが、Sは1バニラです。
さらに青エナが不足しがちなエルドラに青エナを与えるのは決していいことではありません。
強いプレイヤーの方ほど、このような場面に遭遇した時にNeがいるのではないか?
などのことを考えてしまい、安定行動を取りがちになります。
この悩んだ末にたどり着いてしまう安定思考こそがエルドラのブラフにより導かれる行動であると言えるでしょう。
以上がSを採用した理由の一部であり、エルドラによるブラフの面白さの一部となります。
しかし、まだSの方が多く採用されている理由に触れていませんね。
文章が長くなりましたので、その件につきましては次の記事で触れたいと思います。
それでは次の記事でお会いしましょう!
エルドラとブラフの重要性 前篇
posted
by ウリュー