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タパサキの「サキ」って何だろう〜ウィクロス転生小話〜

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    by からばこ

    tapタイトル.jpg
    タパサキの「サキ」って何だろう〜ウィクロス転生小話〜
    お久しぶりです、からばこです。冬ごもりしていました。すっかり春ですね。
    新型コロナウイルスの影響で世の中が大変なことになってしまい、ステイホームな日々が続いています。ウィクロスができなくて寂しい今は、楽しかった日々を思い出して乗り切ろうではありませんか。
    というわけで今回は、リンカーネイションの「転生前」のカードにまつわる色々をご紹介します。リンカーネイションに収録されるカードはどれも、ウィクロスの歴史で輝いたカードが姿を変えたものばかり。そんな転生前のカードたちについて、採用されたデッキや関連した小話にも触れつつ、つらつらと書いていこうかと思います。
    どちらかと言えば、キーセレクションを主にプレーしている方向けのコラムになります。よければ読んでいってください。

    コードイート タパサキ
    転生前のシグニは<TAP>です。出現時に相手の手札を覗き見ることができるレベル1シグニで、限定条件を持たないことから、青ルリグ以外で主に活躍。特に「花代」デッキに採用され、<縛魔炎>で宣言する数字を決めたり、<爾改>の起動能力を使うタイミングを図ったりなど、ルリグアタックをサポートしていました。キーセレ華代の<メイ>のような使われ方をしていた、と言えばわかりやすいでしょうか。
    シグニのモデルとなったのは「タッパー」です。このシグニの原案は、アニメシリーズで蒼井晶役を演じた赤崎千夏さん。タッパーの理由は、赤崎さんがツイッターに投稿した写真をご覧いただければわかるかと思います。
    この投稿は一大ムーブメントを引き起こし、アニメブルーレイの店舗特典で公認タッパーが登場したり、映像特典でネタになったりと、「ウィクロスのデッキケースといえばタッパー(?)」が根付いた一因となっています。赤崎さんの投稿は2014年4月と、もう6年も前の出来事。このエピソードを知るセレクターの皆様は、今やどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

    カードとしてのTAPもバトルシーンで活躍。上記のように花代などに採用されたほか、現在はライフバースト目当てでエルドラに採用されていることが多くあります。
    なお、<TAP>の読み方は「タッパー」ではなく「タパサキ」です。「赤崎」と「タパサキ」、とかけているんですね。<TAP>が収録されたフォーチュンセレクターには、同アニメで植村一衣役を演じた茅野愛衣さんが原案の<カヤッパ>が収録されていたり、それ以前にも紅林遊月役の佐倉綾音さんが原案を提供した<アヤボン>などが登場しています。<カーノ>や<キュア>などもそうですが、アニメとカードの連携の深さを感じますね。

    堕落の砲女メツマ
    キーセレクションからウィクロスを始めた方にとって、「デッキ破壊」や「リフレッシュ戦術」はあまり馴染みの無い戦術かもしれません。ですが、この「メツマ」の登場によって、キーセレクションでもデッキ破壊が多くのルリグに広がりそうな予感がします。そんなメツマに絡めながら、デッキ破壊の歴史をご紹介。

    デッキ破壊のメリットとしては、「リフレッシュさせてライフクロスを1枚削る」「白ルリグなどのサーチを妨害できる」などが挙げられます。特に意図的にリフレッシュを狙う動きはオールスターで非常に重視されており、<Zr>や<メイジ>といったトラッシュで発動するカードを、リフレッシュでデッキに戻して封じるという動きは、オールスターにおける「お作法」の一つといえるほどです。

    そんなデッキ破壊の元祖ともいえるシグニ<メツム>は、ウィクロス最初の構築デッキのひとつ「ブラックデザイア」に収録されました。ウリス限定ではありますが、落とす枚数は7枚と驚異的。自分のデッキも削ってしまいますが、トラッシュの枚数を参照することの多いウリスにとってはそれすらもメリットになることも。最新の<邪眼ウリス>を見てわかるように、デッキ破壊に関する戦術は、現在のウリスにも受け継がれています。
    ですが、デッキ破壊の戦術が多くのルリグに広がったのは、12弾で<メツミ>が登場したことが大きいでしょう。いわゆる「妹シグニ」の1枚で、出現時にお互いのデッキを5枚落とす効果を持ちます。限定条件を持たないため、さまざまなデッキに出張。相手のデッキをリフレッシュさせ、トラッシュで発動するカードを封じるという目的で採用されていました。
    当時は「<フォーカラー・マイアズマ>の7枚落としと合わせて12枚削る」「<ALCA>などで拾って<メツミ>を連打する」などの動きが各所で見られましたし、現在も、前述の<ジルコニウム>を封じたり、<カーニバルキー>を採用したデッキの対策として、多くの黒デッキに1枚だけ<メツミ>が採用されています。

    キーセレクションでのリフレッシュでも、<APEXキー>を張った相手をリフレッシュさせ、<APEXキー>で唱えるスペルをデッキに戻したり、<グレイブ・アウェイク>などの蘇生アーツを封じたりすることが可能です。同様の動きは<ネクスト・レディ>でもできますが、メツマは<ネクレ>に比べて、ルリグの下敷きを使わないという点でお手軽です。
    バトルでのライフクロスのクラッシュを重視するキーセレクションに、デッキ破壊に絡んだ汎用カードが配られるのを見ると、カードパワーの高まりを感じますね。どれくらい採用されるのか楽しみです。

    幻竜バハムート
    「常:【ランサー】」って、シンプルなテキストですね。本家バハムートも【アサシン】【ダブルクラッシュ】と書かれただけの、超絶シンプル超絶火力なシグニでしたが、こういうところも転生するのか......。
    転生前のバハムートについてあれこれ書いても、「【アサシン】と【ダブルクラッシュ】を持っている」と書く以上のことが伝わりません。強いて書くのであれば、他のカードの効果を複数組み合わせてやっと得られる【アサシン】や【ダブルクラッシュ】を、何もせずに持っている、というシンプルさでしょうか。加えて、序盤で発動すればほぼ確実に勝敗が決まるライフクロス。ユヅキのみならず、<ブラジャック>登場前の紡ぐ者デッキのアタッカーとして、<ノーザンセブン>と揃い踏みする姿が思い出されます。

    転生後の幻竜バハムートも、本家バハムート同様、シンプルな効果を持っています。レベル3で5000という低めなパワーからか、SNS上での評価はやや低めですが、個人的には本家バハムートと遜色ないスペックかなと思っています(というか本家バハムートがバケモン)
    こちらが先攻でレベル3にグロウした場合、相手のルリグのレベルは原則2。となると、盤面に並んでいるのはレベル2以下のシグニになります。レベル2以下のシグニのパワーラインは、バニラやパワーアップなどを除けば、ほとんどの場合最高でも5000。バハムートを立ててアタックに入れば、ランサーでライフクロスが1枚割れます。「立てるだけでライフが割れる」本家バハムートが、いい感じに転生しているように見えませんか?
    後手を取った時にレベル3シグニを超えるのは難しかったり、<ベルゼブブ>など他のレベル3シグニでも要求はできますが、エナや手札コストなしで、「ぽんっと1点要求」ができるのはバハムートだからこそ、だと思っています。

    羅星説テンドウ
    「ライフクロスの回復」に関連して、<テンドウ>をご紹介。転生前のテンドウはカーニバル限定のシグニで、ライフクロスが0枚の時に、出現時効果で1点回復するという効果を持っています。残る2つの効果を使うことで、「自分でライフクロスをクラッシュ→相手のシグニをバニッシュ」という動きができるため、<カーニバルQ>の「ジョーカー」などを使って場のシグニを<テンドウ>に書き換え、クラッシュと除去を同時に行っていました。
    現在、この<テンドウ>は禁止カードになっています。「<ミミック>や<ヤリホー>などでデッキトップに<トオン>を置いて<テンドウ>で埋め続ける」カーニバルデッキが登場したことで、「回復」という効果が危険視されたようです。上記の<メツミ>などでリフレッシュし、ライフクロスの1番上に埋めた<トオン>などをトラッシュに送れば対処はできますが、カーニバル側が<レイラキー>を採用し、実質的な対処手段がなくなったことが決定的でした。極端に言えば、制限時間が切れるまで延々と<トオン>を埋め続けることできるようになったわけです。
    これにより、各所で引き分けによるバーストチャンスが発生していた、とかどうとか。(一応<アヴェンジャー>や<謳金時代>などで対策できますが、採用できるデッキは少なかったです)
    この状況を受けてかどうかはわかりませんが、その後<テンドウ>は禁止カードとなりました。「羅星説テンドウ」のイラストをよく見ると、囚人服のような白黒ボーダーの服を着て、足におもりのようなものをつけていますね。繭の部屋って牢獄なのかしら......。

    というわけで、リンカーネイションから4枚ほどピックアップしてご紹介しました。自宅待機でなかなかウィクロスができず、カンが鈍りに鈍っているので、適切な評価ができたかは自信はありませんが、「こんなことがあったんだなあ」程度に思っていただければ嬉しいです。

    現在弊サイト「WIXOSSBOX」では、オールスターのルリグを1日1人紹介していく連載企画「まいにちオールスター」を行っています。5月はセレモニーがなく、大会結果を更新できないのですが、解説記事などでなんとか乗り切っています。キーセレのルリグ解説もございますので、気になる方はぜひ遊びに来てください。



    色々と大変な時期ではありますが、皆様お体にはお気をつけてお過ごしください。
    ではまた、次回の更新でお会いしましょう。紙してえなあ・・・。

ブロガーにインタビュー!「リンカーネイション気になるカードについて」

    posted

    by しみずき

    しみタイトル.jpg
    ブロガーにインタビュー!「リンカーネイション気になるカードについて」
    こんにちは、遊々亭WIXOSS担当です。
    今回は、ブロガーさんにインタビューしてみよう!というコーナーでお届けしたいと思います!
    内容はこちら「リンカーネイションで気になるカードについて!
    回答者は"しみずき"さんです。
    それでは早速いってみましょう!

    Q.現段階で公開されているカードで気になっているカードを教えてください!
    LC 闘争の記憶 リルVSカーニバル
    カード種類:キー
    色:赤
    コスト:コイン1
    【常】:グロウフェイズの間、無色ではないルリグにグロウするためのエナコストは《赤×0》になる。
    (すべてのプレイヤーに影響する)
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:あなたの手札からシグニ1枚を場に出す。そのシグニの【出】能力は発動しない。ターン終了時まで、そのシグニを《サーバント ZERO》にする。
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。あなたにダメージを与える。
    ◎強い点
    1.単純に最大4面分の防御になる(キーセレ)
    サバZERO出しの効果に全てのコインを回すと、4面分の防御になります。
    アタック時除去持ちのシグニに無力だったり、手札消費が激しいなどのデメリットはありますが、キーセレにおいては中々の防御面数です。
    前者は今弾に登場する美英の鑑賞 ルーブルといった防御シグニをデコイにして、面を空けてもらう。
    後者はグロウコスト軽減によって浮いたエナで<コードライド トリガー>互換を用いたり、エナの手置きをしないことで、それぞれのデメリットを補うことが出来るので、割りと強い気がしています。

    2.グロウコストがZEROに(キーセレ+オール)
    キーセレの序盤において、「エナチャしたくない」と「ガードしたい」が重なると、3レべのグロウが怪しい時って無いですか?僕はあります。特に3が1エナでコイン拾うルリグだと尚更です。
    そのジレンマをこのキーは払拭してくれます。序盤サバZERO出し効果で、しっかりライフキープできる事とも噛み合ってますね。

    話は変わってオールスター。今となってはレベル4のグロウコストは0ないし1が基本ですが、昔は3でした。
    当時は気になりませんでしたが、今使うとなると重すぎて厳しいです。
    しかし、このキーの登場で歴戦のルリグ達が再び日の目を見る機会も増えてくるのではないでしょうか。

    基本、現代ルリグの方がグロウコストも軽いうえに効果も強いです。
    なので、昔の特権〈リメンバ/ピルルク〉〈花代/遊月〉の2ルリグタイプ持ちを活かせる、<星占の巫女 リメンバ・ナイト><火鳥風月 遊月・肆>。
    単純に現代でも通用しそうな効果を持っている、<雪月風火 花代・肆><四型貫女 緑姫>などは候補に挙がってきそうです。
    昔の<カーニバル -Q->も「ジョーカー」の種をこのキーの効果で作れるので面白そうです。コイン消費がヤバいですけどw

    3.任意でLBを発動させられる
    LBがテーマのエルドラと、自傷が出来る遊月以外のルリグは、能動的にLBを発動させるのに、盤面もしくはそれ専用のアーツが必要になります。
    例としては、<幻水 ヒナニギス>や<龍導波>です。

    しかし、闘争の記憶 リルVSカーニバルがあれば、上記のうまみを享受しながら、強力な盤面と共にキラーバーストであるところの<コードラビリンス ノイヴァン>を発動させることができます。

    他にも基本的に、盾埋めという行為にはアーツ枠を要します。しかしこのキーであればアタックフェイズ中に自分のライフを砕けるので、トップ操作+<ヒナニギス>1体から流れるようにLB発動までいけます。

    こんな感じで結構ショット寄りの運用ができる僕好みの1枚でした。


    C 修築
    カード種類:スペル
    色:緑
    コスト:緑0
    あなたのエナゾーンからすべてのカードをトラッシュに置く。この方法でカードを5枚以上トラッシュに置いた場合、あなたのトラッシュからすべてのカードをデッキに加えてシャッフルする。10枚以上トラッシュに置いた場合、追加であなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
    このスペルをゲームから除外する。
    ライフバースト:あなたのライフクロスが2枚以下の場合、あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
    R 羅星説 テンドウ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精羅:宇宙
    色:赤
    レベル:4
    パワー:12000
    【自】《ターン1回》:あなたのライフクロス1枚がクラッシュされたとき、対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《無》:あなたのデッキから無色ではないレベル4のシグニ1枚を探して公開し手札に加え、デッキをシャッフルする。あなたのライフクロス1枚をクラッシュする。
    ライフバースト:カードを1枚引く。あなたのライフクロスが0枚の場合、あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
    ◎強い点
    キーセレ初のライフクロス回復LB
    遂に出ました。
    積み込み+盾回復で防御面数が爆増する環境がやってきます。

    修築:条件が緩い代わりに、スペルなので回収しづらい。
    テンドウ:条件が厳しい+おまけの1ドローが積込みを崩しちゃう代わりに、シグニなので回収が簡単。

    といった違いがありますが、いずれにせよ強力です。

    ◎就職先
    リメンバ
    景英の高騰 バブリー>のお陰でメインだけで盾を仕込めるので、かなり強いのではないでしょうか?
    参考程度に動きを紹介します。

    例1.
    1. ボトムに"テンドウ"設置、<バブリー>で盾交換
    2. 超罠 ミミック>で上から、何か・修築テンドウの順に積み込み
    ⇒+3面防御+2ドロー(+3エナ)!!

    テンドウのドローのお陰でリソースが返ってくるので、多少の継続性がありそうです。
    回収し難い"修築"が1枚で良いのも優秀です。

    例2.
    1. ボトムに"修築"設置、<バブリー>で盾交換
    2. ミミック>で上から、修築修築・<アルキメス>の順に詰み込み
    ⇒+5面防御(+4エナ)!!

    修築3枚要求なので現実味は薄いですが、メインだけで2ターン生み出すのは脅威。
    また、ライフクロス3枚以下で始動できるのも強みです。


    リメンバだけでなく、<ママ MODE LOVE>や<龍滅連鎖>などを用いる事で他のルリグでも似た動きが出来ます。
    幻水姫 オワンクラゲ>でシグニ回収に優れており、自然に採用できる<焔型闘娘 花代&緑子>が修築テンドウの両方を拾える遊月での運用は結構アリな気がしています。

    ただ、積込み+盾回復に頼りすぎると、華代の「バーニング」、ウムルのデッキバウンス、堕落の砲女 メツマやアルフォウの山落としにメチャクチャにされるので注意しましょう。


    SR 羅祝石 ダイヤブライド
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精羅:宝石
    色:白
    レベル:4
    パワー:12000
    【常】:このシグニは中央のシグニゾーンにあるかぎり、「【自】《ターン1回》:このシグニがアタックしたとき、《無》《無》を支払ってもよい。そうした場合、このシグニをアップする。」を得る。
    【自】《ターン1回》:あなたのシグニ1体が対戦相手のアーツの効果を受けたとき、そのシグニをアップし、ターン終了時まで、それは効果によって得ている能力を失う。
    ライフバースト:対戦相手のレベル3以下のシグニ1体を手札に戻す。あなたのライフクロスが2枚以下の場合、代わりに対戦相手のシグニ1体をトラッシュに置く。
    ◎強い点
    1.セレクト・ハッピー5の否定
    キーセレ・オールで高い採用率を誇る、<セレハピ>に更なる釘が刺されました。
    コードVL 鈴鹿詩子>も強めの抑止札でしたが、それでも"お前ら<セレハピ>擦り過ぎ"という公式のメッセージでしょう。そろそろルリグデッキを見直す必要がありそうです。

    置くだけで、件の<セレハピ>だけでなく、ダウンアーツも咎めてくれます。
    1つの防御面数がゲームを左右するキーセレにおいて、非常に強力です。

    また<コードVL 鈴鹿詩子>と合わせることで、アンコールできず+1回無効なので、文字通り<セレハピ>が腐ります。ヤバいですね!!
    その裏でひっそりと<ドント・コール>も同様の影響を受けています。

    2.置くだけ要求
    上記のとんでも効果に加えて、真ん中に置くだけで1点要求、正面が空いていれば2点要求になります。
    メインで面空け+<詩子>のようなメタカードを置く攻め方は、意外と出来るルリグが少ないです。
    ですので、中盤とかにポン置きで仕事してくれるのは非常に優秀です。
    ※この場合は連パンが消える為、<セレハピ>が1面防御になるので注意

    ◎就職先
    エマ
    何に積んでも一定の仕事はしそうですが、<ネクスト・フューチャー>で攻めるタイプのエマに搭載するとかなり強力です。

    ネクスト・フューチャー>を使う際、目の上のタンコブだった<セレハピ>を無効化できるので、破壊力が上がりました。

    遊月(オール)
    今までどれだけエナ破壊しようが、あざ笑うかのように撃たれていた、<セレハピ>を無効にできるようになりました。これはメチャクチャ大きいです。

    特に、遊月は<ママ MODE LOVE>で盾埋め、<遊月・四篝>のコイン技でLB発動、<幻竜姫 レッドドラゴン>などでエナ破壊と、スペル・アーツに頼らずにエナ破壊+<ノイヴァン>発動ができます。

    此処に、<詩子>+ダイヤブライドのパッケージと<幻竜姫 ギガノド>(チア)+<幻竜 ゲツァル>+手札に<幻竜 アルゼンチノ>(Sランサー付与)のような盤面を加えることで、強力なショットの布陣になります。

    エナを絞った分のアーツは勿論のこと、<セレハピ>、<炎のタマ>、<クリティカル・ショット>やルリグ効果など、現代ウィクロスの強力な防御をほぼ網羅しているのは結構強力ですよね。

    野良のLBが少し課題ですが、そこさえカバー出来れば十分に強そうです。

    Q.今のうちに集めておきたいカードはありますか?
    コードLv 御伽原 江良(キー)
    最後の一言コメントの所でも語っているのですが、盤面にいると防御になるシグニが一気に増えました。
    蘇生系アーツ+防御シグニで防御面数を伸ばそうとするデッキが増えそうなので、このカードの価値が相対的に上がると考えています。

    コードVL 鈴鹿詩子(キー・オール)
    羅祝石 ダイヤブライドとのパッケージ、詩子ブライドが非常に強力です。
    どのルリグにタッチで詰んでも、ゲームをひっくり返せる可能性を秘めています。
    持っておいて損はないと思うので、今の内に買っておきましょう。

    超罠 ミミック+ママ MODE LOVE(キー)
    10010.jpg
    LBの"修築"や"テンドウ"を重ねれば重ねただけ、防御面数が伸ばせるようになりました。
    その為、このセットの需要が上がりそうです。

    Q.最後に一言お願いします!
    アタック時除去は向かい風
    リストを見た印象として、攻め方がアタック時除去に寄っていたデッキは、方向転換を強いられるなと感じました。
    というのも今回、アタックフェイズまで盤面に残っていると防御に繋がるシグニがかなりの種類登場しています。

    現在公開されているものだけでも、以下の通りです。

    1例ですが、今まではこの立場にいたシグニは汎用札の<弩書 ザ・ロウ>と青ピルルクの<魔界の千夜 シャハラザ>でした。

    それでもアタック時除去に攻めを依存していた遊月デッキは、<シャハラザ>×2に<幻水姫 オワンクラゲ>×2が溶かされる事態に陥りがちでした。

    その為、下敷きを大量に構えた<弩書 ザ・ロウ>が準備出来るナナシや、青ピルルクが一定数存在した環境では<幻水 コノハケロ>を増量し対抗する、両者共パワーマイナスなので、パンプを掛けるといった対応をとる必要が出てきました。

    今後はパワーが低いorパワーマイナス以外の防御シグニも出てくる為、<コノハケロ>のバニッシュ範囲ではカバーしきれません。
    等、盤面を空けずに攻められ、相手の蘇生系アーツを腐らせ易いという、遊月の強みの一つを捨てる必要が生じています。

    これは遊月に限った話ではありません。
    他のルリグでも現状のままでは通用しなくなるケースが出ると思います。

    裏を返せば、蘇生系の防御手段が通りやすい環境になりそう???とか、そこに対して面空け+<コードVL 御伽原江良>の布陣が更に強力になる???等、環境の在り方が少し変わる気がしています。

    リンカーネイション発売後は1度自身の愛用しているデッキの攻め方を見直してみてください。

    以上です。
    最後まで読んでいただきありがとうございました。

【キーセレクション】リンカーネイション先取り構築!月ノ美兎編

    posted

    by ハリュー

    タイトルトップ.jpg
    【キーセレクション】リンカーネイション先取り構築!月ノ美兎編
    お久しぶりです、ハリューです!

    今月末はキーセレクションを締めくくる新弾パック「リンカーネイション」が発売されますね!
    そこで今回は発売に先駆けて、公式ツイッターでの公開カードを用いてデッキレシピの叩き台を作成しましたので、紹介させて頂きます!

    世間はまだまだ自粛ムードの中で対戦をする機会を作るのが難しい状況下ですが、最新のカードを使ったデッキ構築を妄想する楽しみを共有出来たらな、と思います!

    それでは早速レシピから見て行きましょう!

    デッキレシピ
    構築のポイント
    にじさんじは3人のルリグからグロウ先を選択する事が出来ますが、今回は月ノ美兎を選びました。
    特徴としてはバウンスやトラッシュ送りを用いたエナを与えない除去手段、豊富なデッキサーチ効果、そしてにじさんじ固有の登録者ギミックです。

    今回のルリグ選択に関わってくる部分がその登録者ギミックで、月ノ美兎の場合「ルリグアタックをしたとき10万人を得る」事が出来ます。


    そう、ルリグアタックをすれば良いのです......!
    C アーク・オーダー
    カード種類 スペル
    色 白
    コスト 《白》×3
    ターン終了時まで、あなたの白のルリグ1体は「【自】:このルリグがアタックしたとき、あなたのシグニ2体を場からトラッシュに置いてもよい。そうした場合、このルリグをアップする。」を得る。
    ライフバースト:対戦相手のルリグ1体とシグニ1体をダウンする。
    [ターン終了まで、あなたの白のルリグ1体は「【自】:このルリグがアタックしたとき、あなたのシグニ2体を場からトラッシュに置いてもよい。そうした場合、このルリグをアップする」を得る。


    ......以前書いた美兎の記事を覚えているでしょうか?
    ざっくり言うと、100万登録者を達成しなければゲーム1必殺技をフルパワーで使えない美兎で<ビカムユー>を使う事で最速100万人を目指すというものです。


    〈アーク・オーダー〉、リンカーネイションで転生!
    古のスペル<アーク・オーラ>の調整版ですね。
    こいつを先手の4グロウ直後に使い、ルリグ連パンを行う事により登録者を即座に獲得!
    "実質メインデッキに入る<ビカムユー>"と言っても過言ではありません!(実際にはさんばかも登録者を参照する為、完全に互換として機能するわけではありませんが)

    ビカム>に頼らなくとも、先手を取ったとしても、即座に100万人を達成出来る様になった為、アーツに空きが生まれ防御面数を増やす事が出来ます。


    ただ良い面だけでは有りません。
    アークオーダーの使用には決して軽くはない3エナというコストが必要です、また当然ながら手札に引き込めなければ意味はありません。

    ので、そこを構築とプレイで補って行く事になります。

    課題(1) エナコストをどうするのか
    構築面では<御伽原江良>を3枚と多めに採用し、エナチャージ要員として投げられる回数を増やしました。
    またルリグの1と3がエナチャージテキストを持っているのもポイントです。
    プレイ面ではさんばかの使い方です。
    この構築ではレベル3の盤面では綺麗にさんばかの並びを作るのではなく、(<リゼ>・<リゼ>・<アンジュ>)と並べる事でアタック時エナチャージを二回誘発させる事を狙って行きます。

    課題(2) アークオーダーをどうやって引き込むのか
    構築面ですが、残念ながらサーチ手段は無かった為確率を高める為4積みしました。
    逆に過剰に引いても<戌亥>の手札コスト等に充られる為腐りにくく、ライフバーストは「ルリグとシグニ1体をダウンする」とめちゃくちゃ強いので埋めても嬉しいカードとなっています。
    また、プレイ面では<ファイトゴースト>と<戌亥>で序盤からサーチし山札を圧縮出来る為引き込む事自体はそこまで難しくないと思います。

    アーツ選択
    今回アーツ選択は樋口楓の回では非採用だった〈<ドリームトライアングル>〉を採用してみました。
    このアーツの為にLB以外バニラのルリグ非対応シグニ(<ひまわり>や<笹木>)を採用するのはあまりにも枠の無駄使いなので赤青のカードは今回入っていませんが、リンカネでは赤の組織(という括りの3人組)が白赤青各色のシグニの様なので、そちらのテキスト次第では採用が検討されると思います。

    まとめ
    こんな感じで発売前の先取りレシピ紹介をして行こうと思います。
    プールが全て判明していない為発売後には調整が必要になるかと思いますが、構築のスタート地点として参考にして頂ければと思います!

    記事について意見や質問など有りましたら、僕のツイッターのDMを解放しているので、そこまで直接ご連絡ください!(@haryu1115
    今後の参考になるので、是非お願いします!

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