さて、「ウィクロスカード大全のあるきかた」後編ですね。
王道の「評価の高いカードは?」というコーナーは前編で終わったため、後編は気軽なテーマを取り上げていきます。
大全を読みながら感じたのが、「レビュワーによって採点に特徴が出る」ということです。
そこからレビュワーの方の思考パターンが見えてきて、読み込むとなかなか面白かったです。
前編でもチラッと書きましたが、八十岡さんは筆者と好みが近い気がします。
八十岡さんが10点を付けたカードを並べると、(括弧内は八十岡さん、masterさん、編集部の順)
- <LRドーナ FOURTH>(10点、7点、10点)
- <SR超罠 チュモーイ>(10点、8点、7点)
- <SR幻怪姫 オワレ>(10点、7点、10点)
- <SRコードイート キャビアラ>(10点、8点、9点)
- <SR羅菌姫 ボツリネス>(10点、8点、8点)
と、筆者が推すカードと合っています。
筆者は<チュモーイ>が16弾一押し、<キャビアラ>が17弾一押しなので思考パターンが似ているのかもしれません。
大全Ⅵを読んでいて、masterさんは辛口なのかな?と思った方も居るはず。
実際、10点は1枚もなく、9点も<大幻蟲 オタガメ>のみ。
世界チャンピオンとして慎重な採点を心がけているのかもしれません。
・・・と思って大全を眺めていたら、プロモカードの箇所にもう1枚ありました。

確かに<ウルトゥム>は文句なしの強さですね。
ちなみに3人の合計得点28点は大全Ⅵでの最高得点です。
ところで、てらたかさんがウルトゥムを採点したら何点になるのでしょうか?
余裕で10点を超える気がしますw
一番特徴的な採点をしているのが編集部です。
10点を付けたカードを列挙すると傾向がわかります。
- <LRみらくるあーや!IV>(9点、7点、10点)
- <LRドーナ FOURTH>(10点、7点、10点)
- <LRママ4 MODE2>(9点、8点、10点)
- <LRネバーエンド>(8点、7点、10点)
- <LRイノセント・ディフェンス>(9点、7点、10点)
- <LCドーナ THIRD>(6点、5点、10点)
- <LCドーナ SECOND>(6点、5点、10点)
- <LCドーナ FIRST>(6点、6点、10点)
- <SR幻怪姫 カラテン>(9点、7点、10点)
- <SRコードオーダー ウェディング>(9点、8点、10点)
- <SR羅菌姫 インフル>(8点、7点、10点)
- <LRネームレス・フィアー>(9点、7点、10点)
- <LCドーナ THIRD+>(7点、5点、10点)
- <LCドーナ SECOND+>(7点、7点、10点)
- <LCドーナ FIRST+>(6点、6点、10点)
- <SR幻怪姫 オワレ>(10点、7点、10点)
- <PR白亜の鍵主 ウルトゥム(セレクターズパックウムル&タウィル 4パック購入特典)>(9点、9点、10点)
- <>(4点、5点、10点)
- <>(6点、8点、10点)
- <>(ママイラストのプロモ、8点、8点、10点)
- <>(6点、6点、10点)
ドーナを高評価する傾向にありますね。
大全冒頭にはカードの能力やイラストなどを総合的に判断しての採点ということなのでドーナに思い入れがあるのかも?!
個人的には、<ドーナ START>にmasterさんが8点を付けているのがさりげなく印象的だったりします。
続いては、割と低めの評価だったが、筆者としては推しておきたいカードを紹介するコーナーです。
この辺は使用デッキの特徴が出ますね。

カードが公開された当初から、「このカードは<爾改>を変えるぞ!」と感じており、実際にデッキも組んだ1枚がまさかの低評価に。
ちなみにおケイさんが「アウトダストドーナ」なるデッキを紹介されていますので、こちらも組んでみて、ダストの評価を高めていきましょう。
(参考):「アウトダストドーナ」

色々な意味で話題を呼んだ記事「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のママは好きですか()」で紹介されていた1枚です。
(参考):「【WIXOSSデッキ】「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のママは好きですか()」」
しみずきさんが紹介したカードがこんなに弱いはずがない!
あれ、でも驚天動地は没になったんだっけ・・・?

筆者が現在主力の地雷デッキとして使う「ファフ燐廻タマ」でご紹介した1枚です。
(参考):「【第173話】1止めエルドラを超えた問題児-前編-」
「ピーピング」「ハンデス」「LB」とあらゆる要素を活用し、切り札の1枚となっています。
ただトラップは使ってなかったな・・・
17弾のLCアーツ3部作ですが、いずれもパッとしない評価でした。
面白くて強いと思うのですが。
<天馬轟空>に至っては「ここ数弾で随一の良カード」と書かれていますが合計13点ですからね・・・
こうなると筆者が実戦投入してアピールするしかありませんね!

上記に比べると評価は高いですが、10点を付けたいと思っている筆者にとってはまだまだ甘いです。
(何とは言いませんが)筆者は<幻水 クマノミン>を4投しているデッキを愛用しており、このカードを見た瞬間に、
「5枚目以降のクマノミンキターーーーーー(≧▽≦)」
と喜び狂ったものですが、世間の評価はまだまだ低いようです。
<ヤゴ>の長所はやはり、「Lv2へグロウしなくても使える」ことですね。
(何故とは言いませんが)Lv2へグロウしなくても使えるというのは大きな利点だと思います。
高い評価を探すのが王道とすれば、その逆を行く人も中にはいるハズ。
そう、「一番評価が低いカード」を探すという楽しみ方(?)もあるのです。
昔のことは忘れましたが、<ゲット・アウト>が低い合計点数でもネタにされていた記憶があります。
あまり褒められた楽しみ方ではないのでしょうが、評価が低いカードの使い道を考えるというのも1つのトレーニングと言えるでしょう。
まぁどうせ評価が低いのはバニラシグニでしょうし、バニラなら評価が低いのも仕方ないという話で終わるのでしょう(フラグ)
- <C復讐の円卓 モルドレ>(3点、3点、2点)
- <C羅星 ≡ダイセハ≡>(2点、3点、3点)
<ダイセハ>は赤宇宙のバニラで、評価が低いのはやむなしです。
イラストは良いので発売されたら1度ご確認を。
それはともかく、<モルドレ>、君はどうした。
君は普通の除去能力を持っておるだろう!!!
という訳で<モルドレ>の使い道を考えてみました。
ライズシグニの上にライズする<ギルガメジ>の登場により、「ライズシグニを捨てる」という<モルドレ>のコスト負担は従来以上に重く感じられます。
その中でも手札をキープできるよう、「<アルスラ>を増やす」ことで少しは使いやすくなるでしょう。
ライズを持たずサーチ手段が少ないながらも、「メインフェイズに高パワーのシグニを除去できる」という<サナユキ>や<ギルガメジ>にはない長所を持つ以上、欲しいタイミングで使えるようにサーチ手段を用意したいところ。
本気で<モルドレ>を使うなら、<戦意の箱舟>や<二刀の近習 ランマ>を併せて投入すると良いでしょう。
わざわざ能力を使うのが面倒!という場合は<ギルガメジ>の下敷きにしましょう。
単体でLvが4あるため、<ギルガメジ>の除去能力で除去できる合計レベルの範囲が一気に広がります。
ってこれはモルドレを使っていることになるのか・・・?
モルドレ「リルデッキに投入してください!」
ねへ「ごめんなさい!!!」
なかなか枠が厳しいんですよ・・・
2話構成で大全について解説するという、今までにない形式の記事をお届けしましたが、いかがでしょうか?
以前の記事は構築紹介ばかりでしたが、最近こうした変化球的な記事も書くようになり、執筆の楽しみが増えました。
皆さん17弾の準備は万全でしょうか?
筆者は新規カードを投入した主力デッキ案を4つほど持っています。
新弾発売直後はWPSが増えますので、結果を残してご紹介できる機会を作れればと考えています。
それではまた(^^)/