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【2ページ目】デッキレシピ:2023年12月 | WIXOSS|ウィクロス

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デッキレシピ:2023年12月 アーカイブ

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【ディーヴァ】ブルアカ限定大会にて勝利報告多数、ゲヘナ型ハンデスアズサのススメ

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    by デッキレシピ

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    ブルアカ限定大会にて勝利報告多数、ゲヘナ型ハンデスアズサのススメ
    こんにちは、46熊です。
    今回は私が今月ブルアカ限定大会で使用し戦績22-2とほぼ9割以上勝ち越すことの出来たゲヘナ型のハンデスアズサについて解説させていただこうと筆を執った次第です。私以外にもこの構築をコピーして使用してくださった方からは概ね勝ち越した報告を頂いており、とある方(なんと今弾から始めた初心者の方だそうです)からも優勝の報告を頂いています。初心者にもある程度扱いやすい構築でまとまったのかなと概ね満足しています。
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    他のピースを採用したミラー戦の他全体的に不利とされる<ヒナ>対面であっても肉迫出来るよう、ブルアカのカード達を研究した成果を詰め込んだ構築となっていますのでカードをお持ちの方は是非扱っていただけると嬉しいです。

    また、いつも巻末で話している内容ですが是非いいねRPブックマーク等是非ご協力をよろしくお願いします。皆様が興味を持ってくれていることが分かれば次の記事のモチベーションに繋がりますので。なにとぞなにとぞ〜


    デッキリスト
    LB
    20


    コンセプト
    高レベル高パワーは正義!


    序盤〜終盤の動き
    最初に
    どの生徒と絆を結ぶかが奥深いブルーアーカイブDIVA、このデッキは9割以上の頻度で<早瀬ユウカ>→その時必要な誰か、と言った流れで絆を得ます。

    その大きな理由として、このデッキはほとんどの場合<ゲヘナ学園風紀委員会>を終盤の詰めで使用する関係で道中の下級シグニと絆を結んでいる余裕がないためです。何度か握って回してもらえればデッキの雰囲気も掴めて適宜好きなシグニと絆を得られるようになってきますが、慣れないうちは<早瀬ユウカ>と絆を結んでいただければ問題ありません。
    またこのデッキのキモは<一之瀬アスナ>の2ドロー、<火宮チナツ>の2落とし2回収、<白洲アズサ>のゲーム1、<ゲヘナ学園風紀委員会>の3回収と回収手段を複数用意している点です。相手のハンデスがあっても継続的に理想盤面を組めるようになっているので極力回収効果は小出しに使っていくようにしましょう。このレギュレーションではどこからでも<猫塚ヒビキ>が飛んでくるためすぐ手札が枯れます。枯れる位なら最初から持たないようにするのも最後まで戦い続ける上で必要です。

    1,2ターン目
    マリガンはサーバント > 7000になる下級 > <マシロ> > その他となります。
    このデッキはサーバント以外の1シグニを全てLB無しにしたため理論上はライフクロスに埋まるカードのライフバースト率は高めです。お得ですね。
    先手であれば<大野ツクヨ>2面、後手であれば<大野ツクヨ><下江コハル>で<コハル>にアタックさせるのが理想です。7000のパワーラインは<十六夜ノノミ><銀鏡イオリ>に除去されてしまいますが2ターン目以降のシグニの代わりに除去されたと思えば安いものです。また、このゲームの2点要求は1点で収まる可能性が高く、1ターン目と2ターン目で1点ずつ要求されるよりは1ターン目2点要求の次ターン0点要求のほうが理論上はお得です。
    また、1ターン目は基本的に<一之瀬アスナ>にはグロウしておきましょう。<クロノス報道部>も余裕があれば使っておきたいです(トラッシュにシグニを落とすことで<サーバント #>がライフから捲れたとき+1リソース)
    2ターン目は先手でも後手でも<一之瀬アスナ(バニーガール)>にグロウします。この目的はリミット上昇による222盤面の構築です。また相手のシグニを一体でも除去出来るなら追加コストは積極的に払っていきましょう。コストの理想は1ターン目に出していた<大野ツクヨ>です。このデッキは緑エナを使わないので。
    相手のシグニが残っていれば<羽川ハスミ>を、居なければ適当な2シグニを立ててアタックです。2シグニ三面を立てられない場合もパワー7000の1シグニは立てられるようにしましょう。

    防御面数0面と思わせて、レベル222の盤面は容易に抜く事が出来ずハンデスによって相手の攻め手も鈍っているため実質1〜2面分くらいの防御にはなるカードです。

    3ターン目以降
    先手と後手で過酷さが変わるのが3ターン目以降ですが、何にしてもさっさと<風紀委員会>を2までグロウさせてリミットを8にするのが良いです。<白洲アズサ>のターン1起動は無色を1枚だけ支払えるので道中ライフから捲れた<早瀬ユウカ><猫塚ヒビキ>等も1枚だけならトラッシュに落とせます。<火宮チナツ>へのグロウ前にエナのカードを回収したければ起動の無色コスト分で回収したいカードをトラッシュへ落としておきましょう。
    ここで<火宮チナツ[戦傷治療]>使用時に心がける事ですが、このデッキは白エナが大事な反面それ以外の色のエナが盤面に立てるシグニの都合上溜まりやすい構造になっています。それらは起動コストにも使えないためそう言ったシグニをエナから落としつつ白シグニをライフ中へ仕込むようにしましょう。 このデッキの理想盤面は<剣先ツルギ><猫塚ヒビキ><早瀬ユウカ>から2体と2シグニ(相手によって<才羽モモイ><羽川ハスミ>あたりから選択)となります。特に<早瀬ユウカ>の絆起動+アタック開始時で手札が2枚も増えるため常時手札に余裕を持って戦う事が出来ます。相手がハンデス系のデッキでなければ手札二枚切って除去を耐えるのも日常茶飯事です。
    アズサ>効果で1面は空けられるので、残りの面はハンデスも絡めつつ踏んでいき、堅実に点を通していきましょう。手札を潤沢に持たれている場合は<ゲヘナ学園風紀委員会>で<猫塚ヒビキ>×2枚、<才羽モモイ>を加えて場に出す事で5ハンデスが出来ますのでハンデスの応酬が行われた時の<ゲヘナ学園風紀委員会>がどれ程優れているかお分かりでしょう。
    最後まで気の抜けない勝負は続きますが、基本的にフルハンデスして地上を1面要求するためアップ状態を参照する除去ライフバーストの影響をほぼ受けないようにできています。
    最後まで冷静に、確実に点を通しに行きましょう。


    構築について
    1.2シグニ編
    ブルーアーカイブDIVAの下級シグニの中で最初に注目したのが<伊落マリー>でした。それまで猛威を振るっていたディソナ下級シグニをはじめとしたシグニ達の除去を全て弾き、何ならアシストルリグでの除去からも逃げられる事から多くのブルアカルリグが<伊落マリー>を採用し、ディソナルリグ達も<ワウルフ//ディソナ>の多投を真剣に検討しなければならない事態でした。

    しかし、ここはブルーアーカイブDIVA限定構築。レベル2シグニの点取り要員はごまんと居ます。そうなったときにレベル1ルリグにバニッシュやバウンスをされる裏目よりもレベル2シグニに容易に面をぽんぽん空けられる裏目のほうが大きいと考えほぼ全ての1シグニのパワーは7000まで上げられる構築にしています。
    特に先攻1ターン目の<大野ツクヨ>2面でのターンエンドは相手に大きくプレッシャーをかけることができるでしょう。

    いずれも<伊落マリー>が付与したシャドウを簡単に超えてきます。

    ムツキ>は不安定ですが相手が使うと大体5000以上持っていかれます。パワー7000では足りないかもしれませんが3000よりはマシです。

    また、この構築はレベル2でさっさとリミットを6に、次ターンも8にして高パワーを常時維持することが出来ています。リミットが足りなくて出したいシグニが出せない、といったこともなく、盤面再現性も高いため一度扱い方を掴めばどの相手にもほぼ同じ動きで戦っていけるでしょう。

    2シグニについても高パワー、最低基準の8000パワーラインを意識しています。<才羽モモイ><羽川ハスミ>は終盤まで役割があり、<杏山カズサ>もハンデスが十分に行われた状況であれば相手の1シグニを除去しながら<猫塚ヒビキ>でハンデスしたり、と言った事も出来るため2〜4ターン目くらいまで長期使用されることが多いです。

    3シグニ編
    剣先ツルギ>は主にLB用、サーバント回収用に多投していますがあまり使いません。このデッキの中核は<早瀬ユウカ><猫塚ヒビキ>の2枚です。この2枚が並ぶことで<美甘ネル>でなくとも安定して手札を捨て<猫塚ヒビキ>のアタック時効果を誘発させる事が出来ます。
    • 像
    ただ上位シグニを青にすると当然エナに青エナが多く溜まっていき、<アズサ>の起動に差し障ると言う事もあるかもしれません。その場合は手札からエナに置ける白エナを確保しておくとよいです。
    ハンデスが十分に効いているとこちらの盤面はそう簡単にバニッシュされません。そうなると更に手札差はついてくるのでそうなればかなり楽に立ち回れるかと思います。

    アシストルリグ編
    ドローアシストが無いとサーバントを確保できるか不安なので<C&C>は個人的に必須級です。またこのデッキは他のデッキと比べてレベル1の枚数が控えめなので<クロノス報道部>と合わせてパワー7000のラインを二面ちゃんと並べられるようにしたいですね。
    風紀委員会>ですが、前述した<火宮チナツ[戦傷治療]>の追加コストは払いません。何故かと言うと、このルリグにその余裕はなくそれだけエナを使えるなら攻撃に使った方が良いからです。
    エナの他色を落としながら白のカードをライフに追加する事で白エナを得る、ついでにライフ1回復とそんなノリで使っちゃいましょう。

    各種対面について
    実はあまり語ることが無く、<空崎ヒナ>以外のプレイングは基本的に前述した通りです。少しずつ手札回収を使わないとハンデス対面は息切れするため特に気を配る必要がある点は留意下さい。
    空崎ヒナ>対面ですがこのデッキで個人的に最も対戦したくない対面で、多くの黒ブルアカシグニは<早瀬ユウカ>の耐性を無視して面を空けてくるためです。この対面についてだけは<ゲヘナ学園風紀委員会>を中盤に使った方が良いです。絆を得た<黒舘ハルナ>が単騎でどのシグニだろうとガンガンバニッシュしてくるためです。(<ハルナ>の10kマイナス+<ヒナ>の6kマイナス)

    黒舘ハルナ>のパワーマイナスにはトラッシュの枚数が必要です。そのため適当なタイミングでリフレッシュを挟んで弱体化を狙いたいというわけですね。
    フルハンデスした返しに2ドローでリフレッシュするパターンが理想ではありますが、ダメージレースを有利に進めるためにも隙があればリフレッシュさせるのも視野に入れていきましょう。

    ブルアカ限定を飛び出すなら?
    メインデッキは変更する必要ないかなと考えています。下手にブルアカでないシグニを入れると<早瀬ユウカ><猫塚ヒビキ>の条件達成に差し障ります。 アシストルリグですが個人的には2択で、マドカマキナor レイマキナの組み合わせを環境ではよく見るなといった印象です。

    前者は2ターン目にマキナを2までグロウし、後者は2ターン目にレイを2までグロウしリミット6を作ります。このため、1,2ターン目で<マキナウィングスラッシュ>による除去が通じないシグニしか並んでいない場合に後半までマキナをグロウしないプレイの出来る後者の方が私は好きです。
    レイ*月華>→<無我斬>までグロウすると3ドロー3ハンデスで、<一之瀬アスナ(バニーガール)>までグロウした際の2ドロー2ハンデスと比べるとその強さが分かると思います。1ランク上のドローとハンデスをぜひお楽しみください。


    終わりに
    新弾発売から今までずっとお世話になったアズサデッキを一人でも多くの人に触って頂きたく思い急ピッチではありますが紹介させて頂きました。もしカードがあれば是非組んでその安定感を楽しんで頂けたらと思います。
    そんな事をしているうちにもうDIVISIONS DIVAの発売まで1週間を切りましたね。各派閥どれも今までと1ランク上のそれでいて正統派なカードパワー強化だと感じました。ブルーアーカイブDIVAから入った新規セレクターの皆さんにも最初は見た目で選んで全然問題ありませんので是非WIXOSS DIVA(A)LIVEの世界に飛び込んで来てみて下さい。飽きっぽい私がかれこれ8年以上楽しんでいるゲームです、後悔はさせませんので。

    最後まで読んで頂きありがとうございました。いいねRPブックマーク等是非ご協力をよろしくお願いします。

初めてでも分かるデッキの組み方講座〜ブルーアーカイブDIVA編

    posted

    by デッキレシピ

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    初めてでも分かるデッキの組み方講座〜ブルーアーカイブDIVA編
    はいこんにちは、からばこです。
    ブルーアーカイブ DIVA」が発売されて1か月が経ちますが、先生、セレクターの皆様、ウィクロス遊んでますか?
    夢限少女杯の予選で激闘が繰り広げられている一方、各地の「先生セレクターお店で交流会」は、満員御礼を超えて定員オーバー大人気だと聞いております。この勢いが続いてほしいですねえ。

    というわけで遊々亭では引き続き、ブルアカからウィクロスを始めてくださった皆様に向けて、もっともっとウィクロスを楽しめるようになる、チュートリアルな記事をたくさん発信していきます。第1回は「ブルーアーカイブで学ぶ、アシストルリグの使い方!」でしたね。

    今回は「初めてでも分かるデッキの組み方講座〜ブルーアーカイブDIVA編」と題して、ブルアカのカードを使って、イチからディーセレのデッキを作る際の、考え方やポイントなどを紹介していきます。
    約2年前に書いた「ざっくり分かるデッキの組み方講座〜ディーセレ編」のリライト版になります。前回の記事を読んでくださった方も、今回が初めての方も、ぜひお楽しみください。それでは、レッツゴー!

    ステップ0:デッキ作りの超基本
    デッキを作る前に、ウィクロスのデッキ構築について復習しましょう。
    基本中の基本ですが、まずはここから。ディーヴァセレクションのルールになります。
    前回から変更があったので、そこは要注意です。

    超基本
    ・ルリグデッキは12枚。センタールリグはレベル0〜3、アシストルリグはレベル0〜2を2人ずつ、ピースは2枚。
    ・ルリグデッキに同名カードは入れられない。
    ・「ドリームチームピース」はデッキに1枚まで。チームピースとドリームチームピースは両立できない。
    ・メインデッキは40枚。ライフバーストは20枚まで。同名カードは最大4枚。
    ・サーバントは<サーバント #>を4枚。
    ・ピースや一部のカードには使用条件がある。(場に黒のルリグ、場に3色のルリグなど)
    ・センタールリグのレベルより大きいシグニは場に出せず、ルリグの「リミット」を守る必要がある。

    基本
    ・基本的にはセンタールリグのカードを中心にデッキを作る
    ・アシストルリグやピースなどで、センタールリグ以外の色のコストを求められる場合がある
    ・事故(序盤に高レベルのシグニばかり引いて場に出せない)は避けたい。
    ・使うなら「エクシード」「コイン」のことも考える。

    応用
    ・デッキの「コンセプト」「やりたいこと」を決める(デッキの動き、と言います)
    ・デッキの動きを実現できるカードを選ぶ
    ・デッキの動きを実現できるため、ターンごとに何をするかを決める(ここまでできたらすごい!)

    とはいえ、いきなり「デッキのやりたいことを決めましょう!」と言われても、戸惑う先生方は多いでしょう。
    ブルアカからウィクロスを知ってくださった方は、「ブルアカは知ってるけど、ウィクロスはまだまだわからない」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

    なので今回の記事では、「センタールリグができることを知って、そこからデッキを組む」を目標にします。
    アズサ、シロコ、ネル、ヒナの4人のうち、私が最初に組んだヒナ委員長を例に挙げながら、実際にデッキを組んでいきます。
    デッキを作る際は、自分の使いたいルリグや、作りたいデッキに置き換えてお読み下さい。
    採用するカードの枚数や種類も、お手持ちのカードと照らし合わせながらで大丈夫です。
    「推しの生徒がシグニだから、このシグニでデッキを作りたい!」という方は、とりあえず、その生徒さんと同じ色のセンタールリグでデッキを作ると仮定して、読み進めてくださいね。

    ステップ1:センタールリグの「得意なこと」を見つけよう!
    デッキを作るうえで最も重要なのが、センタールリグの得意なことを知り、それを活かすことです。
    「このルリグは何が得意なんだろう?」という視点でルリグの能力を読み、その長所や特技を伸ばす方向でデッキを作るのが基本になります。
    「ルリグができること」は、能力はもちろん、ルリグの色や所属するチームやカテゴリ、コインの有無なども含まれます。

    それでは、ヒナ委員長の能力を見てみましょう。
    黒は「パワーマイナス・デッキ破壊・トラッシュ利用」が得意な色ですので、それが戦略の軸になっていくと予想できます。
    「No Limit」や「ディソナ」などのチーム所属はありませんが、ブルアカルリグということで、「絆ギミック」に関する能力を持っています。

    では、ヒナの具体的な能力を見ていきましょう。
    トラッシュ送りをトリガーにしたパワーマイナス、ゲーム1の2体蘇生、絆起動で2エナで1体蘇生、の3種類です。
    重要そうなのが最初の能力ですね。ヒナ自身がトラッシュ送りの能力を持たないため、シグニやピース、アシストルリグなどで、相手か自分のデッキをトラッシュに送る仕組みを整えてあげる必要がある、とわかります。

    デッキ破壊ができるということで、「リフレッシュ戦略」も組み込めますね。
    リフレッシュとは、デッキが0枚になって、トラッシュを新しいデッキにする際、ライフクロスを1枚減らすルールです(ざっくり)。リフレッシュでライフクロスを減らせるので、これが戦略になると考えられます。
    また、自動能力で全てのシグニのパワーを下げられるので、他の黒カードのマイナスをサポートしたりできるな、とイメージできます。

    加えて、自分のデッキをトラッシュに置くことでも、自動能力が発動します。
    トラッシュを増やせば、ゲーム1能力や絆能力で場に出せるシグニの選択肢が増えますね。

    ここまで見れば、ヒナは「相手のデッキを削りつつ、パワーマイナスをバラまき、状況にあったシグニをトラッシュから蘇生していく」ことが得意だとわかるでしょう。この「得意なこと」をバトルの中で実現できるカードを選んで、デッキを作ります。
    黒にはこの戦略を得意とするルリグは多くいて、差別化が必要だったりもしますが、それは応用編ということで。


    ウィクロスのカードの色には、それぞれ得意なことがあります。大まかに言えば、

    赤:バニッシュ・【ダブルクラッシュ】【アサシン】などでの速攻・エナ破壊
    白:バウンス(相手のシグニを手札に戻す)・【シャドウ】などでの耐久・能力無効・サーバント確保
    青:ドロー・ハンデス(相手の手札を捨てさせる)・ダウン・ダウン凍結
    緑:エナチャージやエナ利用・【ランサー】【Sランサー】・シグニのパワーをプラス
    黒:シグニのパワーをマイナス・トラッシュ利用・デッキ破壊

    です。色ごとの傾向として、「赤は速攻の攻撃型、白・青は耐久の防御型、緑・黒はバランス型」という具合です。
    細かくできることはセンタールリグによって異なりますし、例外もありますが、最初は色の長所や傾向に合った構築や戦術を目指すと分かりやすいです。
    「速攻の白」「耐久の赤」もできないことはありませんが、ちぐはぐになりがちなので、色やルリグに沿った戦術を選ぶのがオススメです。(にじさんじの<アンジュ>のように、速攻ができる白ルリグもいたりします)

    ステップ2:「得意なこと」を実現しよう
    では、ヒナの構築に戻ります。
    「相手のデッキを削りつつ、パワーマイナスをバラまき、状況にあったシグニをトラッシュから蘇生」ですね。
    そのためには

    ・相手のデッキを削る
    ・パワーマイナスで戦う
    ・自分のデッキもそれなりに減らす

    ができるカードが必要です。1つずつ考えていきます。
    今回は「ブルーアーカイブ DIVA」のカードに絞って見ていきます。

    「相手のデッキを削る」が戦略になるのであれば、それができるカードを選んでいきます。
    序盤は<獅子堂イズミ>、中盤以降は<黒舘ハルナ>が、単体でデッキ破壊を行ってくれます。とりあえずデッキに入れましょう。
    また、<天雨アコ>も、他のブルアカシグニにデッキ破壊を付与してくれるので、戦略にマッチしています。
    ピースでは<ゲヘナ学園風紀委員会>がデッキ破壊をこなしてくれます。採用しましょう。
    その使用条件となる<連邦生徒会>か<クロノス報道部>も必須となります。今回はどちらでもいいです。
    ブルアカ以外でも<ウルトラスーパーヒーローズ><カオス!chaos!混沌!>などのデッキ破壊ピースがあるので、ブルアカにとらわれないのであれば検討できます。
    次は「パワーマイナスで戦う」です。
    デッキ破壊のリフレッシュだけでは、追加で1〜2枚のライフクロスしか減らせないので、きちんとシグニを除去して、シグニアタックでライフクロスをクラッシュしなければいけません。
    除去要員として、レベル1は<牛牧ジュリ>、レベル2は<鰐渕アカリ><浅黄ムツキ>などがいます。
    また、レベル3は<棗イロハ><陸八魔アル>がいます。どれをどれだけ入れるかはわかりませんので、とりあえずピックアップです。
    最後に「自分のデッキもそれなりに減らす」です。「トラッシュ利用戦術」ですね。
    トラッシュからシグニを回収できる<氷室セナ>や、場に出せる<棗イロハ>が該当します。自分のトラッシュを増やせる<伊草ハルカ>も良さそうです。
    棗イロハ>はパワーマイナスと両方の役割を1人でこなせそうです。
    おっと、もちろん<サーバント #>も忘れずに。


    ここまで来たら、とりあえずデッキの形にしてみましょう。
    デッキの特に軸になりそうなカードは4枚で、後は適当で大丈夫です。

    ルリグデッキ
    LC空崎ヒナ
    LC空崎ヒナ[徹頭徹尾]
    LC空崎ヒナ[リロードアンドデストロイ]
    LR空崎ヒナ[終幕イシュ・ボシェテ]
    クロノス報道部
    ゲヘナ学園風紀委員会
    アシストルリグ未定

    メインデッキ
    ライフバーストあり
    天雨アコ
    棗イロハ>4枚
    伊草ハルカ
    氷室セナ
    サーバント #>4枚

    ライフバーストなし
    黒舘ハルナ>4枚
    陸八魔アル
    浅黄ムツキ
    鰐渕アカリ
    牛牧ジュリ>4枚
    獅子堂イズミ>4枚

    ステップ3:「それぞれのターンで何をするか」を考えよう
    デッキに採用するカードが揃ってきたら、並べて眺めてみてください。
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    眺めながら「それぞれのターンで何ができるかな」と、ぽやんと考えます。

    例えば先攻だったとして。
    「レベル1は<獅子堂イズミ>とか<伊草ハルカ>を場に出してエンドでしょ。相手のターンでバニッシュされてアタックされるでしょ」
    「レベル2は相手のシグニが2体いるから<牛牧ジュリ>とかで除去したいね。パワー高いシグニ用に<浅黄ムツキ>とか<鰐渕アカリ>とか入れてもいいね」
    「レベル3にグロウしたターンは、相手のシグニのパワーも低いだろうし、<黒舘ハルナ><棗イロハ>と、センター<空崎ヒナ>の自動で除去したいね」
    「その後は相手のレベル3シグニも増えるし、ピースとか<陸八魔アル>でなんとか......」

    後攻だったとして
    「エナチャージしてレベル1にグロウして、相手のシグニを<牛牧ジュリ>で除去して2枚のライフクロスをクラッシュするでしょ」
    「レベル2は相手のシグニを3枚バニッシュしなきゃだから、アシストルリグも使ってなんとか。<浅黄ムツキ>とか欲しいなあ。<鰐渕アカリ>用に手札は足りるかな?」
    「レベル3は大型シグニを相手にするから、絆の<黒舘ハルナ>でなんとか......」

    みたいな、ぽやんとしたものでいいです。
    ルリグの「得意なこと」「やりたいこと」ができるかな?を軸に、デッキの動きをイメージしています。
    それぞれのターンに何をするかを考えると、そのためにどのカードをどれくらい採用すればいいかが見えてきます。

    で、これで誕生したデッキがこちらになります。

    LB
    20
    非LB
    20
    ステップ4:デッキを回して、調整していこう
    というわけでこのデッキを試してみます。
    何度かの対戦を経て出てきた「もやっと」がこちら。

    デッキ破壊しかできない
    獅子堂イズミ><黒舘ハルナ>は強力だけれど、今のところデッキ破壊しか攻める手段がない。
    せっかくブルアカシグニは他の色もあるので、もう1つか2つ戦略が欲しい。

    パワーの高いシグニが大変
    パワーの高いシグニを、パワーマイナスだけで処理するのはしんどい。
    絆<黒舘ハルナ>はいるけれど、それだけだと心もとない?


    などでしょうか。
    特に「デッキ破壊しかできない」が大きな課題で、<ヒナ>のゲーム1や<ゲヘナ学園風紀委員会>で、シグニを自由にトラッシュから回収できるのに、戦略が「デッキ破壊1本」というのは勿体ないです。
    ここで何を足すかは迷うところですが、ブルアカのカードプールや流行のデッキを見ると、<猫塚ヒビキ>などでの手札破壊が強そうです。試しに採用してみましょう。
    パワーマイナスやデッキ破壊戦術には十分枠が割けているので、多かった枚数の箇所を削れば、入れることができそうです。
    パワーの高いシグニも、場に出てくる前に捨てさせられればなんとかなりそうですね。
    デッキを変えたらまたバトルして、使い勝手を確認してみましょう。また新しい発見があったり、環境の変化で強力なカードが変わったりするので、どんどんデッキを調整していきましょう。

    おわりに
    最後にまとめると

    1.ルリグの「得意なこと」を見つける
    2.「得意なこと」が実現できるカードを探して、デッキを組む
    3.対戦を繰り返して調整する

    となります。
    これはあくまで一例で、プレイヤーが目指すところによって、デッキづくりの基準や、ルリグ・カードの選び方は変わります。

    例えば、セレモニーでの優勝や夢限少女杯予選突破などを目指すとすれば、デッキ選択は「環境に合ったルリグ」「メタゲームで活躍しているルリグ」になりますし、選ぶカードの選び方もそれに準じます。公式サイトの「ウィクロスアカデミー」などで、環境の最先端のルリグは追えますね。
    他にも「好きなシグニを活躍させたい!」であれば、そのシグニを中心に、ルリグ・ピースを選んでいくことになります。私は<レイン・パターソン>の能力が好きで、それを最も活躍できるルリグは何だろうといろいろ考え、あれこれ構築しています。模索の軌跡は個人ブログにありますので、お時間あればどうぞ。
    カードゲームに慣れている方は「速攻がしたい!」「手札破壊でコントロール」と、戦略からデッキを選ぶかもしれません。「それができるルリグは誰だろう」という基準で、カードを探していくことになるのでしょうか。

    一番大切なのは、自分の「やりたい!」に素直になって、ウィクロスを楽しむことです。
    始めたばかりの段階であれこれ考えると大変ですから、まずは自分の「やりたい!」に素直になるのがオススメです。

    というわけで本当にざっくりですが、デッキの組み方講座でした。
    デッキづくりはカードゲームの醍醐味ですから、色々と試していただければ幸いです。

    ではまた次回の更新で。

【ディーヴァ】ブルアカシグニはやっぱり強い!ブルアカシグニを使った相性の良いルリグ紹介

    posted

    by デッキレシピ

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    ブルアカシグニはやっぱり強い!ブルアカシグニを使った相性の良いルリグ紹介
    ブルーアーカイブ環境、楽しんでいますでしょうか。
    ブルアカルリグも環境に存在感を示しており、やはりブルアカのパワーは強力だったことがうかがえます。

    そんな中で、メインデッキはブルアカを使用しているのにセンタールリグはブルアカではないデッキも徐々に環境に姿を現してきました。

    今回はブルアカからウィクロスを始めた方に向けて、ブルアカ以外のルリグでブルアカのシグニたちはこんな活躍をするんだよ!ということを知って頂くための記事となります。
    ブルアカルリグ以外でもこんな動きができるんだ!面白そう!と感じてもらうことでこのままウィクロスにのめりこんでもらう算段です。そのまま12月23日発売のDIVISIONS DIVA買ってね。(ダイマ)

    というのは冗談としても、ブルアカルリグ以外のルリグがどのような動きをしたいのかを知っていて損はしないはずです。以下に相性の良いルリグとその理由を列挙していきますので、お付き合いいただければと思います。

    ...ここまで見ておや?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実は公式でも先輩ブロガーのからばこ先輩が執筆された同様の記事が上がりました。


    内容が被ってはいるのですが、こちらの記事で紹介された以外にも相性のよいルリグがまだまだ存在するので以下に紹介していきたいと思います。


    まずは発売日の次の日に開催した、僕を含めた6つの白窓が主催したガチばとるイベントで優勝した方の構築を紹介させていただきます。
    アイヤイ★ショーダウン
    非LB
    20

    注目すべきは<久田イズナ>との相性。<アイヤイ>の「あなたのエナゾーンからシグニ1枚が手札に加わるか場に出たとき、【エナチャージ1】をする」という効果との相性が抜群です。
    久田イズナ>が絆を得ると、起動でエナゾーンから場に出てくる効果を使うことができます。この効果でアイヤイの効果がトリガーしてエナチャージができます。

    普段ならエナから<イズナ>が出て、そのままアサシンを得ると合計3枚のカードがエナゾーンから消えてしまいますが、アイヤイであれば1枚エナに返ってくるのでエナゾーンから消えるカードが実質2枚で抑えることができます。

    また、ゲーム1効果が「シグニがバトルによってシグニ1体をバニッシュしたとき、あなたのエナゾーンからレベル2以下のシグニを1枚まで対象とし、それとこのシグニの場所を入れ替える」という効果です。これはすべてのシグニを点数要求のシグニとして扱うことができる効果として優秀です。

    ヒビキ>がハンデスしてきた後にエナゾーンのシグニと入れ替わって点数要求してくるのちょっと嫌じゃないですか?僕は嫌です。

    また、ゲーム1を使って<黒見セリカ>がランサーを得れば、相手のシグニをバニッシュしたのでランサーで1点とりながらエナゾーンのシグニと入れ替わると追加でもう1点取ることができます。他の2体のシグニも点数要求ができていれば夢の4点要求の出来上がりです。
    サクラコ>がアタック時効果のアップで2点取れるようになっていればなんと5点要求になります。相手のライフクロスを詰める性能があまりにも高いので、相手のアシストを乗ってもらうタイミングを早めることができるのが本デッキの魅力の一つでしょう。


    次にセレモニーで入賞された方の構築を紹介させていただきます。
    まほまほ☆さ〜ん
    LB
    20
    非LB
    20

    まほまほ>はとにかく相手のデッキを落とす力が強いルリグです。
    アタックフェイズ開始時に山を4枚落とすかシグニを回収させるかの選択を迫ってきます。基本的にはサーバントを回収されたくないので4枚落とすことを選択することがほとんどです。

    さらにゲーム1効果で手札1枚捨てる or 1エナを払うをしない限りデッキを4枚落とす、という効果を3回要求してきます。何もしなければ12枚もデッキが落ちていきます。

    このように元々相手のデッキを落とす力が強いルリグでしたが、<獅子堂イズミ>や<天雨アコ>の登場によりさらに相手のデッキを落とす力を上げています。
    獅子堂イズミ>は、アタック時に場のブルアカのシグニ1体につき1枚相手のデッキを落とせるので最大3枚デッキを落とせます。また、絆を得ていればアタックフェイズ開始時に2枚落とすことができるので、序盤から1人で最大5枚落とせるスーパーシグニです。

    天雨アコ>は、他のブルアカがアタックしたときに相手のデッキを5枚落とします。<イズミ>も合わせるとこの2人だけで10枚もデッキが落ちていきます。あまりにも落としすぎ。

    これらのカードで相手のデッキを落としながら、ブルアカの青シグニを利用してハンドも落としていくことでゲーム1効果の手札を1枚捨てる、が行いにくくなるため、4枚落としが通りやすくなるという算段であろうと予想されます。エナ払ってもいいけど次のターンエナが足りないってなっても知らないよーの構えですね。

    相手の山の減り方によっては2回リフレッシュを狙うことができるのではないでしょうか。
    ブルアカのパワーの高さを使い、ルリグの良さを伸ばした好例だと感じました。


    同じくセレモニーで入賞された方の構築を紹介させていただきます。
    アロス・ピルルク kl
    LB
    20
    非LB
    20

    通称<フェゾーネピルルク>。
    前環境では原子のシグニたちと手を組み力を示したルリグですが、ブルアカ環境でも力を示しました。

    こちらで注目するのは<フェゾーネピルルク>の「コストか効果によってあなたが手札を1枚捨てたとき、カードを1枚引く」という効果です。この効果により、ブルアカシグニの手札を1枚捨てる行為が実質無かったことになります。

    上記のレシピで言えば、<コユキ>のランダムハンデスする効果、<チヒロ>の3000マイナス効果、<アリス>の下敷きを入れる効果、<ツルギ>のサーバントを回収する効果のように手札を捨てるシグニがたくさん採用されており、ピルルクの効果が使いやすくなっています。
    手札を捨てるということは、<ヒビキ>のアタック時ハンデス効果も使いやすいということですね。

    フェゾーネマジックもあるため、点数要求も赤黒で最大2点が約束されていたり、サーバントが足りなければ白を回収したりと状況に応じて必要な動きを取ることができます。

    ピースは<カオス>と<ゼノクラ>であり、絆を得るスペルも入っていないのでこちらの構築では絆を得ずに戦う構築となっています。
    絆がなくても十分戦える力を持っていることから、やはりブルアカのシグニたちのパワーが高いことがうかがえますね。


    ということで3デッキ紹介させて頂きました。
    まだまだ色んなルリグが研究されており、今後もブルアカ以外のルリグで結果を出す方が現れるかもしれません。
    僕も個人的に、以前こちらのブログで紹介したムジカの弱点であった<エクシア>を<スズミ>の能力消しのおかげで解消できるかもしれないので形にできたらなと思っております。
    ヒビキ>はびこるハンデス環境にも刺さりそうですしね。


    色んなルリグが強くなる可能性を秘めています。次はあなたがそのルリグを見つける番かも?
    それではまた次の記事でお会いしましょう!

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