5月25日に「GO!GO!GO!デッキ」が発売されました。
過去の構築済みストラクが1セット555円で再登場。バトルに必要なデッキに加え、コインカードとプレイシートが同梱されている、お買い得な商品です。
この構築済みデッキがあれば、すぐにウィクロスを始められます。まさに「ウィクロスを始めるなら今!」なデッキ。「にじさんじ」コラボなどでウィクロスが気になった方は、このデッキからウィクロスに触れてみるのがオススメです!
とはいえだんだん慣れると、555円デッキだけでは物足りなくなるかもしれません。
というわけで今回は、この555円デッキを改造する記事をお届けします。「カードを始めたばかりで、高いカードを買うのはまだ早いかなあ......」という方にもご安心。お財布と相談しながらデッキを改造するポイントや、デッキ改造のちょっとしたコツをご紹介します。
改造するデッキは「リル」です。それでは、いってみましょう!!
デッキのコンセプトをおさらい!
リルデッキのコンセプトは「進化して勝つ!」です。シグニを進化させるギミック「ライズ」を駆使し、強力なライズシグニたちで相手を追い詰めていく、パワフルなデッキです。555円デッキでは<ハイメイル>が該当します。
また、もうひとつのコンセプトが「手札回転」です。手札を捨てては引き、捨てては引きを繰り返し、手札を入れ替えながら戦っていきます。デッキの中にも<ハイメイル><トンファー>のように、手札交換にまつわる効果を持ったシグニが多く収録されています。
デッキ改造では「そのデッキの強みを伸ばす」ことが、考え方のひとつになります。
軸が決まったら、その動きができそうなカードを探し、デッキに組み込んでいきます。お財布と相談したり、自分の好みに合わせたりしながら整えていきましょう。
今回は「高いカードはあまり使わない」がコンセプトですので、このようになりました。
デッキレシピ
コンセプトは「ライズ」と「手札回転」でしたね。
「ライズ」のシグニはいくつかありますが、今回は<オニマル>を軸に添えました。「手札回転」からは、第一線で活躍する優秀なシグニを多く採用。デッキの回転力を底上げしています。
それでは、カードを見ながら、採用の理由や改造の方向性を紹介していきましょう。
メインデッキ
なお、<ハイメイル>の説明は割愛させていただきます。555円デッキのエースは、こちらのデッキでも、八面六臂の大活躍です。
<ランベルジェ>はわかりやすい手札回転です。<トンファー>と異なり発動に条件がなく、「まずは<ランベルジェ>でドローしてから」が基本になります。1枚で「手札を捨てる」「カードを引く」が両立するため、とても使い勝手の良いシグニです。
<ハナヤリ>は序盤の手札回転に役立ちます。手札でだぶついた上級シグニを捨て、どんどんドローしておきましょう。終盤もいざという時に使います。
<キジンマル>はライズの素材になればドローできます。ドロー力は高いとはいえ、手札消費が激しいリル。ガス欠を防いでくれる、縁の下の力持ちです。
<キジンマル>はレベル4以降で、<ハナヤリ>はゲーム全般を通して役立つので4枚の採用です。<ランベルジェ>は強いのですが、レベル4であることから2枚のみです。<トンファー>の枚数とあわせて、検討してください。
<サンガンソウ>は「ダブルクラッシュ」を、<カンショウ・バクヤ>はシグニ除去を持っており、どちらも後攻で真価を発揮します。先攻に比べて攻めが遅くなりがちな後攻ですが、この2枚を使って立ち回っていきましょう。
枚数はどちらも2枚ずつです。<オニマル>のライズ素材にもなるので、足りないと思った方は増やしてもいいでしょう。自分のじゃんけんの強さともご相談かな?
自由枠でもありますので、お好みで調整してください。
<サーバント O2>は、ウィクロスを楽しむにあたって必須カードです。<D2><O4>もあると便利です。各4枚ずつ、揃えておきましょう。
サーバントは色々なイラストがありますので、お好きなものを探して下さいね。
というわけで、リルのコンセプトである「ライズ」「手札回転」を軸にメインデッキを作りました。<ハナヤリ><ランベルジェ><キジンマル>で手札を回しつつ、<ハイメイル><オニマル>で攻めていくというデッキです。
採用枚数は「4枚or2枚」に絞りました。「1回のゲームに何度も使いたい」「デッキの中核」「いち早く手札に欲しい」カードは4枚、「あればいいな」は2枚、というイメージです。枚数はお好みで調整していきましょう。
ルリグデッキ
メインデッキができたら、ルリグデッキを作っていきます。まずはルリグカード。レベル0から4までの5枚を選んでいきます。
この「コイン技」は、LRのレベル4ルリグが持っており、どれも強力です。555円デッキを購入する際は、一緒にLRのレベル4ルリグをお迎えしておくことをオススメします。
その後はレベル1から3を選びます。
いよいよ、アーツや"キー"カードを決めていきます。
デッキの防御力やコンセプトを左右する、ウィクロスの心臓部といってもいい箇所です。
今回は「使いやすさ」を軸に、以下の5枚を採用しました。
ルリグが「リル」であれば2つのモードを選ぶことができます。多くは1と2を選び、2面バニッシュして防御することになると思いますが、ライフクロスが0枚で手札にサーバントがない時は、4のライフ回復効果でしのぐこともあります。臨機応変にいきましょう。
コストの緑エナは、原則「マルチエナ」を持つサーバントで支払います。ライフクロスからサーバントがめくれた場合、最低1枚はエナゾーンに残しましょう。グロウやその他のアーツのコストの支払いでは、そのこと忘れずに。
6月にキーセレに参戦するメルも、このアーツをフルパワーで使えます。メルが気になる方はなおさらマストバイ、です。
試合では<鎮護国禍>を先に使うことが多いでしょう。相手のシグニを1体バニッシュしながら、トラッシュから赤のシグニを回収し、盤面を作ります。<ヌアザ><カンショウ・バクヤ>で序盤からガンガン攻めたいですね。
使い終わった<鎮護国禍>は<ハッピー5>のアンコールコスト(後述)にし、そのあと<華代キー>を発動します。エクシード2で1面バニッシュはシンプルにして強力。相手のアタックフェイズに効果を使って、次の自分のターンにその穴を狙います。
特に<華代キー>は他のデッキでもお呼びがかかることがあるので、"キー"カードの入門としては最高です。どちらも使い勝手が良く、便利ですよ。
「シグニに『アタックできない』を付与する」「トラッシュからシグニを回収する」など、防御に優れた効果を持っていますが、強さの秘訣は「アンコール」にあります。
自分の場の"キー"カードをルリグトラッシュに置くことで、このカードをルリグデッキに戻すことができる能力で、何度もこのアーツを利用できます。使い終わった<鎮護国禍><華代キー>をルリグトラッシュに置きながら、<ハッピー5>を繰り返し使いましょう。
ちなみに、キーセレのウィクロスセレモニーで上位入賞しているデッキで、<ハッピー5>を採用しているデッキは8割をゆうに超えます。オールスターでもお呼びがかかることの多いアーツですので、555円デッキを2つ購入し、必ず手に入れておきましょう。
小回りの効く防御アーツですが、<ハッピー5>とそこまで差はないので、構築次第では入れ替え枠になります。
ちなみに5枚のコインは「<鎮護国禍>で1枚、コイン技『オーネスト』で1枚、<火朝月夕>のベットで1枚、<華代キー>で2枚」と使っていきます。「オーネスト」は必須ではないので、<火朝月夕>をコインが2枚必要な別のアーツに変えるという選択肢もあります。
さらなる改造のヒント
さて、いかがでしょうか。ここからは入れ替え候補のカードを紹介していきます。今回は「使いやすさ」「お財布事情」が軸に来ているため、「強いけど高い」カードはあまり採用していません。
ですが、「もっとリルを強くしたい!」「強いデッキで戦いたい!」と思う方もいらっしゃると思いますので、ご紹介させていただきます。
一方の<オニマル>は<ロンギンス>に比べ場に出しづらいですが、エナの消費がないことや、ルリグ耐性を持つという意味ではあちらより強力です。<ハイメイル>を含む3種類のライズを使い分け、臨機応変に戦えるようになれば理想ですね。
<火朝月夕>の枠に採用してみるのがオススメ。1枚持っておくと、デッキ構築の幅がかなり広がります。
ただ、キーセレクションには<カーニバル †MAIS†>という、「マルチエナ」を失わせるルリグがいます。<落華流粋>の緑エナも払えなくなるので、緑色や青色のシグニを採用するなどして対策しておくのも手です。
入手方法は簡単で、555円のピルルクデッキを購入するだけです。<ハッピー5>もセットで手に入るので、リルデッキと合わせて購入するのもひとつの手でしょう。
発動に3エナかかりますが、出現時にサルベージや除去ができたり、エクシードでのバニッシュにエナチャージのオマケがついていたりと、かなりパワフルな"キー"カードになっています。以前のウィクロスマガジン付属カードですので、ちょっと入手困難ですが、手に入ったらぜひ使ってみてくださいね。
アーツや"キー"カードは、他にもたくさんあります。
自分の好みやプレースタイル、参加する大会の環境などに合わせて、色々入れ替えてみてください。必要なコインの枚数が変わったら、レベル1から3のリルを別のルリグにして調整しましょう。
レベル0で楽しもう!
ウィクロスの醍醐味の1つが、「レベル0ルリグ」です。サーバント同様、多種多様なイラストのが存在しているので、お気に入りの1枚を探してみましょう。中には、セレモニーで上位入賞しなければ手に入らないものや、数百パックに1枚しか入っていないとされるものなど、とても貴重なレベル0ルリグも存在しています。特に効果は変わらないのですが、ここにこだわるセレクターはたくさんいます。あなたの愛を込めましょう!
長くなってしまいましたが、いかがでしたか?
採用されるカードは、時期によっても変わってきます。ツイッターやデッキまとめサイト「WIXOSSBOX」などを活用し、デッキ作りの参考にしてくださいね。WIXOSSBOXは私が運営しているので、ぜひ使ってやってください・・・・!
デッキの改造はカードゲームの醍醐味です。試行錯誤を繰り返し、自分だけのパーフェクトなデッキを目指してくださいね!
それでは、また次回の更新で!